舞台監督の役割の重要性
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
今日は、舞台監督不要論というタイトルでお話をさせていただきます。
ちょっとね、挑発的なテーマなんですけども、実際にね、いらないんじゃない?って言われたこともありまして、
果たして、その舞台監督っていうのが不要なのか、その本当のところをお話ししたいなと思います。
このMORNING NOTEは、兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
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はい、というわけで今日金曜日はイベントラボフライデーということで、
イベントの運営ノウハウとかそんな話をさせていただいている曜日なんですけれども、
舞台監督不要論というちょっと挑発的なタイトルでお話をさせていただきます。
舞台監督っていう職業、職業というか役割ですね、皆さん名前は聞かれたことあると思うんです。
音楽のイベントでは実はあんまり馴染みがない言葉かもしれないんです。
音楽の場合はねステージマネージャー、ステマネって呼ばれることが多いかなと思うんですけども、
どっちもね舞台監督もステージマネージャーも役割ほぼ一緒なんで、今回はもう同じ意味で使わせてもらいますね。
で、どっちもとってもとっても大事な役割なんです。
実はねちょっと最近なんですけども、あるホールで行われる大きなイベントで舞台監督をやってくれへんかというふうにお願いされたんですね。
で、はいはいって言って引き受けてそうですね、まだ全然イベントは随分先なんですけども、
2ヶ月ぐらい経ったぐらいかな、主催事務局の人から会場のスタッフはみんなプロなんで、
舞台監督は不要ですよと言われて、僕平津さんは違う役割をしてくださいみたいなことをね言われたんですね。
で、まあびっくりしたんですねショックやったんですよ。
問題解決能力の必要性
もちろん会場のスタッフさん、音響も照明ももちろんプロです。
でもねそのイベントのことは知らないんですよ。
もちろん打ち合わせはします。
でも結局打ち合わせして、はい本番なんで、その積み重ねてきているイベントの中身っていうことは深く知らないんですね。
プロですけど。なので舞台監督の役割って何かと言いますと、
イベントの全体の流れを把握して、なんかトラブルが起こった時に判断を下す最後の取り出みたいなもんやと思ってます。
例えばね、出演者が遅れてるとか、なんか曲が飛んでしまったとかね、予定外のアンコールが来たとかね、
例えば指揮者がお腹痛いとかね。いろいろあるじゃないですか。
お客さんが思ったよりも来てて受付周りがもうてんてこまいやとか。
そういう時に、じゃあどうやって進めるのかっていうのを決める人がやっぱりイベントには絶対必要なんです。
その人が不在であれば、出演者とその日だけ関わる音響さん、照明さんで誰が判断するんですかっていう話なんですよね。
要は、舞台監督っていうのは決める人、意思決定をする人だと僕は思っています。
過去にもね、ステマネ業務、ステージマネージャーの仕事も僕よくやるんですけども、ある時、僕がずっとステージマネージャーをしているからだと思うんですけども、
気を使ってくれてたと思うんですけどね、私ステマネ変わりますよーって、扉の開き閉めくらいしますよーって言われたことがあって、
これはこれでショックだったんですね。僕はステマネやってるんですけど、扉の開き閉め係をしてるんだと、そういう風に思えてたんだなと思ってショックだったんですけども、
もちろん扉の開き閉めも仕事の一部なんですけども、それは本質ではないんですよね。
ステマネ音楽のイベントでのこのステージマネージャーの仕事っていうのは、先ほどの舞台監督と一緒で、何かあった時にどう判断するかどう対処するかを決めることが一番の仕事なわけです。
出演者にとってもお客様にとっても、安心安全な舞台を作ることっていうのが本業なわけで、扉の開き閉めっていうのはね、それに伴うサブの仕事なんですよ。
だから扉の開き閉めぐらいしますよって言われるのはちょっと違うなぁと、その時も思ったわけなんですよね。
舞台監督とかステマネっていう仕事は基本的に目立たない仕事なんですよ。
なぜかというと何もないのが当たり前でイベントは進行していきますよね。だから表からは外からは見えないんです。
なので誤解されるというか、わからないというかね。だからわからないのが良いことなんですよ。
何かあって目立つということはそのイベントは問題だらけで、何かすごいトラブってるなということなので、目立たないのが当たり前です。
会場のスタッフさん、ホールのスタッフさんと混同たれやすい、今回の主催者事務局の方と混同たれやすいのは、
彼らは音響とか照明の専門家であって、そのイベントの進行の判断はできないんです。
誰かからの指示がないと、じゃあライトつけてください、やっぱり消してください、とかね、司会者出ますんでスポット当ててください、みたいな判断は誰もできないんですよ。
これは舞台監督の仕事になります。
だからどっちかというと裏方さん、音響とか照明とかが裏方さんと呼ばれる仕事じゃないですか。
その裏方の裏方なのでどうしても見えにくいですし、役割自体が軽く見られるのかなというふうに思います。
確かに舞台監督は照明触らないですよね。音響も触らないですよね。でも僕ら一通り知ってるんですよ。
ルールとかやり方はね。だから文句言うというわけではないですけど、意見を言えるのも舞台監督です。
逆に何もできない舞台監督が照明とか音響に対して文句言ったところで、やっぱりそこのパワーバランスみたいなのがあるんで、
最近の舞台さん、照明さんとか音響さんとかそんな舐めてかかってね、舐めてかかって働かへんよってことはないと思うんですけども、
舞台監督の必要性の再認識
やっぱりそこの力関係みたいなのもあるので、この人の言うことはちゃんと聞いとこうって思ってもらえるような経験値であったりとかね、知識の量っていうのは多分必要だと思うんですけども、
そういうのがあるからこそ音響さん照明さんもちゃんと動いてくれる。変なこと言わないっていうのが暗黙の了解なのかなというふうに思います。
舞台監督、ステージマネージャーっていうのは、要はその会場にいらっしゃるスタッフ、プロのスタッフさんと主催者さんとの橋渡し役になる存在です。
主催者の中で舞台監督とかステージマネージャーという役割を置ければ一番いいんですけども、それができないんであれば別に僕らみたいな人をお願いしていただいてね、
間に入らせていただいたらいいんじゃないかなというふうに思います。多分それがスムーズに進みます。何のために必要なのかっていうと、お客様に安心して楽しんでもらうため。
出演する人も主催者側も安心して進行させるための保険みたいなもんかなというふうに思うんですよね。
だからこの間、数日前の話なんですけど、舞台監督いりませんって言われたのが結構ショッキングだったんで、ずっとそれが頭の中にあったんですけども、舞台監督不要論なんて言葉は絶対なくて、実際はいて当たり前。いないと困る存在なんです。
不要と思っていらっしゃる方で、これまでにイベントにたくさん関わっていらっしゃる方は、おそらく裏側で舞台監督さんがいろんな苦労してイベントを動かしていると思います。
もしくは音響さんとか照明さんとかが何かしら工夫されて動いてたりとか、舞台監督的な人が間に入ってうまくセッションをしてくださったりしていたんだと思います。
見えないところで動くので不要なのかなと思われるんですが、そんなこと言わずに置いておいた方が絶対安心安全ですよというのが舞台監督という業務であります。
不要って言わないでねっていうショックな出来事がありましたとさっていうお話を今日はさせていただきました。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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ぜひぜひチェックをお願いいたします。あと今日お話ししました舞台監督ですね。今日のお話で必要だなと思ったのであれば、一度公式ラインから相談していただきましたら、舞台監督だけという引き受けもさせていただいておりますので、
そんなんでもお役に立てると思いますので、ぜひぜひご利用いただければと思います。はい今日のお話が何か一つでもあなたのヒントになっていたら嬉しいです。また明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智樹でした。ではでは。