調律中のアクシデント
おはようございます。平瀬楽器の平瀬トモキです。MORNING NOTEにようこそ!
本日は、バーン!弦が外れた!? 本番前の舞台裏アクシデント、というタイトルでお話をさせていただきます。
昨日行いましたティーチャーズコンサートDay2、お越しいただきましたでしょうか?
このコンサート、本番前の調律中に、まさかの出来事が起こったんですよね。
今日はその話、プラス、コロナに起こった舞台裏でのハプニングと、その対応について少しお話をしてみたいなと思います。
このMORNING NOTEは、兵庫県丹田市にありまして、平瀬楽器がお届けする、毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のアレコレを前あたす講師ずつお話しています。
朝の自宅とか、通勤のお供に耳だけご参加ください。
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というわけで、月曜日はピアノの耳だよりというテーマで、ピアノに関するお話をさせていただいているんですけども、
今日はですね、昨日行いましたティーチャーズコンサートでのお話。
本番前にとんでもなく珍しいことが起こったんですね。
昨日は9時にホール入りしまして、そこから機材、楽器やら、スピーカーやら、ミキサーやら、全部どんどん放り込んで、
僕が9時20分くらいかな、手が空いて、さあそろそろ調室始めようかと始めました。
リハーサルは11時30分からだったので、なんとか11時過ぎくらいに調室が終わればなということで始めさせてもらったんですけれども、
だいたいもうあとちょっとで終わるなという時間的にと、おそらく11時ぐらいだったかな、11時前とかそれぐらいだったと思うんですけども、
右端、最高音あたりを調室してた時にね、急にバーンって大きい音が鳴ったんですよ。
うわーってこれ切れた?って思ったんですよね。
昔はね、調室してる時に切ったことももちろんありますし、お客さんが控えてて切ったっていうのももちろんいっぱい経験してるので、
バーンって音は全然よく聞く音ではあったんですが、最近ね、自分の調室中に切ることってまあないんですよね。
さすがにそんなね、キャリアもそこそこいってるんで、自分の調室ではそこまでいうことはないと思ってたんですけども、
実際ね、バーン音が鳴ったんですよ。これはええ?と思って、そこからです。
後ろに控えていたうちの奥さんがね、ちょっと弦取ってくるわーってすぐ店に向かってバーンって行ってくれたんですよ。
助かったなぁと思ったんですけども。見送ってからあれ?と思って見てみるとですね、弦切れてないんです。
弦の切れる場所って大体決まってるんですよね。
専門的なこと言うと、チューニングピンのところで切れるか、ベアリングって言ってね、一瞬曲がってるところで切れるか、
あと向こう側一番遠いところのヒッチピンのところで切れるか、大体この3つぐらいしかないんですよ。
でもどれ見ても別に切れてないんです。よー見たらね、外れてるだけやったんですよ。
チューニングピンからスポット抜けてただけやったんですよね。
なので取り急ぎさせたその弦を、新しい弦貼るみたいに木ペン入れ直して巻き直して行わせていただきました。
やってる最中に近いとこやったんでね、嫁さんが、弦取ってきたでーって言ってくれたんですけど、ごめん、もうやってるよって、なんやーみたいになったんですけども。
そっから一応元の弦を張り替えたんですけど、
一応元々張ってあった弦を使えたので安定は早かったかなと思うんですが、やっぱり弦が外れるということはそこの張力が狂うということなんで、そこの弦は不安定ですし、
その弦を中心にして2、3本は全然不安定になっちゃったんですね。
なので結局11時20分ぐらいまでかかって張り直すと、何回かそこら辺中心に調律をして、
11時半から始まったリハーサルは乗り切りまして、12時40分かな、会場で1時開演やったんですけども、
もう1時開演ギリギリまでもう一回調律させてって言ってそこの部分を調律して、なんとか本番を終えることができました。
1時の本番だけじゃなくて、次の部ですね、夕方の部4時半からやったんですけども、リハーサル本番とそこに関してはもう調律しなくても大丈夫だったんで、
ああ良かったなというふうに思ってます。
まあでもね、ホールのピアノで弦が取れるっていうのはすごい珍しいことだったんで、ちょっと焦りましたね。
まあなんとかなったんで良かったですけどね。
舞台裏のトラブル
まあこんな感じで、舞台のアクシデントっていうのはなきにしもあらずで、これまでにどんな経験をしてきたかと言いますとね、
だいたいね、コンサートの場合、調律っていうのは時間が確保されているもんなんです。
なんでかっていうと、やっぱある程度時間かかるじゃないですか、1時間半とか2時間とかかかるんで、
それをごちゃごちゃしながらやっちゃうと、かえって時間がかかって、皆さん気遣って他の作業がしにくくなるということで、
基本的にはもう作業の時間は確保されているんですね。
ただでもやっぱその時間帯で音響さんも照明さんもバタバタしてて、自分の作業をしたいんです。
そこら辺の攻め合いなんですけども、その日行ったイベントっていうのは、
アマチュアのスタッフさんが運営されるようなイベントをやったんで、
僕らの普段やってるやりとりって当然ご存知ないんですよね。
なので調律してるとね、ステージとか会場全体がバーン真っ暗になって突然。
えーって。普通は今から真っ暗になりますよって声かけがあって、どうぞどうぞみたいなのがあってから暗くされるんですけども、
突然バーン真っ暗になって、それもすぐかなと思ったら結構ずっと暗かったんですよね。
いやいやいや、ほんまに真っ暗で何もできませんけどみたいになっちゃったんですよ。
これは困ったなーって結局5分10分くらい暗かったのかな。
何やってたかちょっとわかんないんですけども、結構大変なこともありました。
で、別のイベントで、とあるピアノの先生の発表会の調律に伺わせてもらったんですけども、
先生はよくご存知なんで、当然調律してる時はもう先生いても仕方がないんでね、どっか行ってはれたんです。
で、会場内には僕一人で調律をしてて、早く終わろうかなと思ってたんですけども、
なぜかそこにですね、出演者の一人おじさまが入って来られて、
鍵盤ハーモニカをね、で出られる方だったみたいなんですけども、
なぜか僕の近くまで来て練習をね、されるんですよ。
鍵盤ハーモニカを結構な音量でブブブブ吹いて張ってね。
さらにね、ちょっとね、ちょっと言っちゃいました。すいません。ちょっとだけ静かにしてもらっていいですかって。
舞台裏のアクシデント
もうお願いします。もうすぐ終わるんでみたいなことを言っちゃいました。
基本的に僕らはプロの舞台さんと仕事をすることが多いので、
やっぱり調律を優先して譲ってくれるんですけども、そうじゃない現場に行くとたまにこういうことが起こります。
やっぱりそのイベントの仕込みの時間っていうのはね、やっぱり戦いなんですよね。
短い時間しかないので、どんだけその自分の作業時間を確保するかっていうのが重要なわけなんです。
で、その中で調律っていうのはやっぱりだいたい2時間ぐらいを確保してくださってるんですね。
これ優先、先も言いましたけども、この2時間っていうのを優先した方が、この調律が2時間が2時間半になっちゃったら、
結局自分たちが気遣いながら作業しないといけない。
大きい声出してね、指示しないといけない人たちなんですよ。
それを他の作業が滞ってしまうので、やっぱり調律は優先した方が楽なんです。
そこはもう本当連携しているとこっちは思ってますし、その与えられた2時間を1分でも短くする方法ないかなっていうのは、
イベントの度思うんですけども、まれに今話したように真っ暗だったりとか、ずっと横で練習されたりとかね、そういうこともあったりします。
だから舞台の仕事ってね、やっぱりいつも大変やなぁと思ったりするんですよね。
僕もやっぱり調律以外にそういった音響の仕事もすることがあるので、気持ちはすごくわかります。
だからいつも通りの舞台を作るために裏方としてね、どうやって連携していくのが大事かなっていうふうなことは考えながらさせていただくようにしています。
昨日はね、ほんまにレアな弦外れ事件やったんですけども、無事に本番を迎えられてほんまに良かったなと思います。
イベント運営の重要性
先ほども言いましたね、暗闇とかね、鍵盤ハーモニカやったりね、舞台裏って結構いろんなことがやっぱり起こるんですよね。
まぁその鍵盤ハーモニカの方に関しては、ちょっと終わってからね、そんなに別に強くは言わないですけども、
他のとこに行ってこれしたらほんまに怒られますよっていうのは、ちょっと言っちゃったんですね。
ご存知ないと思ったんでね。僕は別にそこまで怒らないですけども、ほんまに怒られるんで絶対注意してくださいねっていうふうなことは言っちゃったんですけども、
やっぱりみんな必死にやってるので、そういうのはちょっと意識していただいても、周りの方も意識していただいてもいいんじゃないかなと思いますし、
僕ら現場に関わる者としては、ちゃんと普通にできる舞台を主催者さん、先生方とかにお渡しするのが仕事だと思ってますんで、
そういう意識でやってるんやなーっていうのは少し思って関わっていただけると大変嬉しいなと思ったりします。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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はい、というわけで今日から9月ですね。もう9月ですね。
暑かった夏も終わって秋になってくれたらいいんですが、
まあでも今朝出勤してくるときはちょっとだけ暑くないなぁと思いながら過ごしたんです。
まあお昼はまだ暑いかなと思いますが、早く秋になってね、いいシーズンになってくれたら嬉しいなと思っております。
皆さんの地域いかがでしょうか。またそんな話も聞かせていただければ嬉しいです。
それでは明日もまたモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智樹でした。ではでは。