1. MORNING NOTE by 平瀬楽器
  2. 30年前のピアノは、まだ青春。
2025-10-27 11:02

30年前のピアノは、まだ青春。

MORNING NOTEは兵庫県三田市にある平瀬楽器がお届けする毎朝10分くらいの音楽トーク番組です
ピアノのこと、教室のこと、イベントづくりや動画制作の裏話まで、音楽とまちのあれこれを、毎朝少しずつゆるっと気軽にしゃべっています。
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サマリー

1990年代のピアノは全く古くないとされており、特に当時の日本製ピアノの質の高さに焦点が当てられています。手入れをすることで、これらの楽器は長持ちし、再び活躍する可能性があることが強調されています。

30年前のピアノの意義
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬智樹です。今日は30年前のピアノは、まだ青春というタイトルでお話をさせていただきます。
30年前、1990年代って聞くと、ちょいと前のような気もしますけれども、 ピアノの時間の流れっていうのはね、人間とはちょっとまた違うんですよね。
全然、青春みたいな感じかなというふうに個人的に思っています。今日はそんなお話をさせていただければと思います。
この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のちょっといい話を毎朝ちょっとずつお話ししています。
朝の支度とか通勤のお供に耳だけご参加ください。
というわけで、今日月曜日はピアノの耳頼りということで、ピアノのお話をする日なんですけれども、年代のお話を今日はさせていただこうかなというふうに思います。
結構ね、私の使ってた古いピアノを娘に使わせたいということで、お家にね、行かせていただいて、これなんですって言って、
うちのピアノ古いんでって言われる方が結構多いんですよ。
うちのピアノ新しいでしょって話は、まあ聞かないんですよね。
で、古いんでって言われて、どれくらい古いかなと思ってみると、20年前とか30年前とかのピアノになります。
ピアノの世界ではですね、30年前っていうのは全然古くないんですよね。
50年前、60年前ってなると、ちょっと古いかなというふうに思うんですけども、30年前は全然なんです。
例えば1995年生、これちょうど30年前ですよね。
人間で言えばちょうど30歳の歳です。
まあ大人ですし、働き盛りですよね。体力めちゃめちゃあります。
で、ピアノもこれと一緒でですね、構造的にもやっぱり素材的にも全然現役なんですよね。
むしろこの頃の日本のピアノっていうのはキーが良くてですね、質がとっても高いんです。
今でもやっぱり中古の市場では高い値段で売買されているピアノですし、今中古ピアノを探されている方にお勧めするのも大体この辺りの年代のものが多いです。
なので全然古くないんですよね。
ピアノのメンテナンスの重要性
で、なんで30年前のピアノを古いと思われているかという話なんですけども、
おそらくなんですけども、お家にずっと置いてあるのがあるので古く感じられているというのもあると思うんですけど、
テレビとか冷蔵庫とか洗濯機とか、電化製品と同じように思われているのかなというふうに思うんですよ。
電化製品というのはやっぱり大体イメージ的に10年ぐらいという寿命を皆さん感じられていると思うんです。
買って、一番最初に買って5年ぐらいでその品番が廃盤になって、あと5年ぐらいでパーツがなくなっても廃盤、完全に無理ですよ、修理もできませんよというのが電化製品のサイクルなんですけども、
ピアノというのはそういうものではなくて、パーツがなくなることもないですし、人間みたいに手をかけたら長く生きてくれる楽器なんですよね。
だから電化製品とはちょっと違うんです。その代わり手をかけないといけない。調律とかね、成長とか、静音とかのメンテナンスに時間とお金をかけていただかないといけないんですけども、
それさえやっていただければ30年どころか50年60年としっかりなっていただくような、なってもらえるような楽器なんですけども、物って言うと良くないですけどね、そういう感じです。
古い車好きな人いるじゃないですか、それに近いのかなというふうに思うんですけども、古い車好きな人はどんどんどんどん手を入れて乗ってはるじゃないですか、あんな感じかなというふうに思います。
ちょっとさっきもちらっと言いましたけども、やっぱりその木材が良い木材が取れたということで、昔のピアノの方が良かったという方が本当に多いんですよね。
実際どうだったかは分からないですけれども、やっぱり今のピアノよりも手をかけて作ってるなっていうのは感じるので、30年前50年前のピアノっていうのはしっかりできている感じはします。
最近のピアノはあんまり良くないなっていうのは正直思うので、新品で安いピアノを買われるのであれば、状態の良いピアノ、状態の良い中古ピアノを買っていただくっていうのが良いかなというふうに思います。
なのでやっぱり古いっていうのは一概に悪いというわけではなくて、うちのピアノ古いでしょっていうんじゃなくて、全然古くてもちゃんと使っていただいていたらいいんじゃないかなと思うんですよね。
ここで問題になってくるのは、ちゃんと使っていただいているかどうかっていう話なんですよ。
ただ単に例えば30年前の今日を買ったピアノがそのまま30年間置いてあるっていうのはやっぱり良くないんです。
使われ方と環境によって全然左右されるんですよね。
ちゃんと30年前の今日に買われて毎年1回ぐらいは調律をずっとされていて、今日にやってきましたっていう30年間の歴史があるピアノと、最初2年ぐらいはちゃんと調律してたけどそこから全然調律もしてません。
そもそも弾いてもいませんみたいな。
そんなピアノとでは今のこの時点、30年後の時点のピアノの状態っていうのは全然違うんですよ。
同じ30年あったとしても。
やっぱり調律っていうのは定期検診みたいなもんなんで、やっぱり1年に1回ちゃんと手入れしていると30年後の今のピアノの状態めちゃめちゃいいんですよね。
普通なんですよ。
全然調律してないピアノっていうのは全然ダメダメなんですよね。
これ多分人間と一緒だと思います。
僕もあんま病院行く方じゃないので人のこと言えないんですけども、きちんとメンテナンスしてたら体も元気な人多いじゃないですか。
やっぱり年いっても背筋ちゃんと伸びてめっちゃ元気な人いるのと同じで、やっぱり全然若い頃から不節制してたら全然ダメダメなんと同じで、ピアノもそういうのあるんですよね。
やっぱり弾いていただいているか、放置されていないか。
あともっと言うと環境っていうのもあると思います。
湿気が多い環境でずっと育ってきたピアノっていうのはやっぱりどうしてもそういう感じのピアノに育っています。
なんとなくタッチも重いですし、音もなんか曇ってますし、ベチャーとした感じのピアノになっちゃうんですよね。
これはもう仕方がないんですけども、やっぱりその積み重ねた30年と30年という歴史がそこに凝縮されているわけなんです。
うちのピアノも古いから使えるかどうかわかんないです。
古いから電子ピアノに買い替えようかなと思いますみたいな話をよく聞くんですけども、
古いからっていうよりも今どういう状態なんかなっていうのを考えていただいて、次の身の振り方を考えていただくのがいいんじゃないかなと思うんですね。
ある程度ちゃんと手入れしていた30年を経ているピアノっていうのは、今今回ピアンと手入れをすればまた復活するんですよ。
これが同じ30年前でもさっき言いましたように全然調律してないとか、環境が良くないところで育っているとか、そういうピアノをやった場合はちょっとしんどいかなというふうに思うわけなんです。
再活用の提案
例えば電子ピアノを買い替えよう考えであれば、今電子ピアノだったら10万とか15万とかするじゃないですか。
そこらへんの料金と比較して調律をするのに、このピアノが次普通に使えるように復活するにはどれくらいお金かかりますかって聞いていただいて、
10万かかります、15万かかりますってなったら電子ピアノ買い替えてもいいかなみたいに思っていただいてもいいかもしれないですね。
あとはそこのピアノに対する思い入れっていうのがあるんですけども、思い入れは正直お金にできないので持ち主の方の思いやと思うんです。
でもやっぱり僕らは古くても手入れさえすれば使えるものであれば使っていただければいいかなと思うんですよね。
変な話、毎年のように調律をしていて古いピアノっていうのはある程度はちゃんとしてますので全然使えます。
だからそういうのは古いと思わずに活躍していただくのがいいんじゃないかなというふうに思うんですよね。
調律師の多くは、僕だけじゃなくて調律師の多くは30年くらい前のピアノは古いとは思っていません。
古くないというお話を多分ほとんどの人がすると思うんですよね。
なので1990年代のピアノイコール古いではなくて全然現役だと思っていただいてこれからもぜひ活躍していただけたらなというふうに思います。
お家に30年前のピアノが眠っていたら一度そのピアノをまた弾いてみてください。
全然鳴ると思うんですよ。その状態はどうかわかんないんですけども鳴ると思いますのでぜひ復活させていただいて、
手入れ次第でまたそこから20年30年全然使えますので使っていただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。
今日の結論は1990年代のピアノは全然古くないと。
全然使ってください。
あともう1個言うのはピアノというのは手入れ次第でずっと持つ楽器なので買い替えというのもそんなに考えていただかなくても大丈夫かなと。
そんなふうに思います。
はいというわけで今日も最後まで聴いていただきましてありがとうございました。
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それでは明日の朝もまたモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。ひらせ楽器の平瀬智樹でした。
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