大人の生徒の憧れ
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬智樹です。今日は夢中になれる大人ってかっこいいというお話をさせてもらいます。
音楽教室で大人の生徒さんが増えてきているっていうお話、これまでも何度かしてきてるんですけども、今日もそんなお話です。
ちょっと印象深いお話があったんで、ちょっとだけ紹介したいなというふうに思います。
この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のちょっといい話を毎朝ちょっとずつお話ししています。
朝の支度とか通勤のお供に耳だけご参加ください。 というわけで、今日は火曜日。
教室の舞台裏ということで音楽教室の話をさせていただくんですけれども、タイトル通り大人の生徒さんのお話なんです。
実際の話ですね、今の子供さんたちを全然ディスる気はないんですけども、ある意味ピアノとか音楽教室っていう習い事がねすごくポピュラーになっているような気はします。
一方で大人の人たちっていうのは本当は小さい頃に習いたかったけどもできなかったっていう時代背景を持っていらっしゃる方がほとんどなんですよね。
だからこそ今でもそのピアノとか音楽っていうものに対して憧れの気持ちを本当に持っていらっしゃってそれを本当に大切な雑に持ってくれているんです。
それをねめちゃめちゃ感じるんですよ。実際の話、体験レッスンとかに来られた方に聞いてみると、やっぱり小さい頃子供さんの時にピアノに憧れてたけども、そんなものを習わせてもらえなかったわとかね。
ずっとやってみたかったけども仕事とか家事で時間がなかなか取れなくてって、そんな思いを持って今やっとピアノに向き合っている方がたくさんいらっしゃるんです。
その始める理由がねみんなが習っているからとかただ単に音楽練習したいからとかじゃなくて憧れが根っこにあるんですよね。だからこそ本当に熱量がすごいそんな感じがします。
この間ある先生が話してくれたエピソードがあるんですけども、私は今ピアノに夢中だからご飯は後回ししようって、そんな風にご家族に言ってらっしゃる大人の生徒さんがいたそうです。
完全に趣味に前振りしてるんですよね。でもねその夢中さって本当に素敵やなぁと思うんです。何かに打ち込めるってめっちゃいいことなんですけども、なかなか大人になったらそんなこと多くはないと思うんですよ。
だからそういうふうなことがあるっていうことがもちろん羨ましいなと思いますし、それが音楽屋っていうのがね、僕らがまあ提供というかねその場所を提供させていただいているというのが本当に嬉しいなというふうに思うんです。
そんなことを話してくれた教室の講師、ピアノの講師もですねこんなこと言ってました。そんなにこう熱心な生徒さんの姿を見てね自分の方が刺激をもらってるっていうふうに言うんですよ。
だから教えるのはもちろん仕事なんで教えるんですけども、その教えてる相手の学ぶ姿勢に学ぶっていうなんかこう相互関係みたいなのがあるんですよね。
でまぁ先ほど言いました通り、ピアノに対しての憧れの気持ちを持ってらっしゃる方のほとんどは、ピアノっていうもの自体にもちろん憧れがあるんですけども、
グランドピアノという楽器に対してものすごい憧れを持ってらっしゃるんですって。
なのでさっきのその先生はできる限りグランドピアノの部屋が空いてたらレッスンをグランドピアノでさせてあげたいっていうふうにわざわざ自分の時間も調整してね。
そういうふうにグランドピアノを触る時間っていうのを作るようにしてるんですって。
そしたらやっぱその大人の生徒さんの多くはグランドピアノっていうのはその発表会とかね、大きなホールで置いてあるピアノっていうイメージで、当然自分の家にはないですし、やっぱり自分たちの憧れの最上位互換みたいな感じなんですよね。
それに対してそれが触れるっていうのがもうすごいテンション上がるそうなんです。
そうなるともう一つまた熱心になってくれると。その熱心さでまた先生もまた心を打たれるみたいなね、いいスパイラルが生まれている。
音楽教室の一番いい関係性なんかなというふうに思うわけなんですよね。
習慣と意思
子供さんっていうのはやっぱその決まった曜日、例えば火曜日の4時であったら火曜日の4時に習慣で習い続けることがやっぱり大事なんです。
ピアノが上手になるっていうのはもちろん目的ではあるんですけれども、この習慣を身につけることが何より大事で、続けるっていうのがやっぱりすごい大事です。
これって他の勉強であったりね、スポーツであったりなんでも生きてくるんですよ。
この習慣化っていうのがつける力がないといろいろしんどいんです。やっぱ成長していくに従ってやっぱりいろいろしんどくなってしまう。
だから子供さんはなるべく小さいうちに定期的なレッスンとかで習慣を身につけるっていうのをやってほしいなっていうふうに言っています。
でもね、大人はこの習慣ではなく意思で続けるっていうのがめちゃめちゃ大事なんですよ。
もしかしたらその練習が全然できてなくってまた今週レッスンに来てしまった、そんなこともあるかもしれないです。
でもやっぱり決まった時間にはレッスン行こうって意思で続けるっていうのが大人らしい続け方かなというふうに思います。
子供さんなりの習慣で続けることも大人の意思で続けるってどっちも素晴らしいんですけれども、大人の方のやりたくて仕方がないその気持ちっていうのはやっぱりめちゃめちゃ大事なことですし、
やっぱりその習い事のベースになる一番大事な気持ちかなというふうに思うんですね。
で、それってやっぱり教える側には火をつけるわけなんです。
で、よくこれは感じていることなんですけれども、音楽教室、我々がやっている音楽教室の価値って何だろうなって思うんですよ。
もちろんピアノのレッスンとかねギターのレッスンフルートのレッスンっていろんなレッスンあるんですけれども、そこで上手になることだけが目的なのかなって価値なのかなって思うとそうではないような気がするんです。
もちろん目標の一つであっていいと思うんですけどもね。
でもそうじゃなくて、やっぱその楽器とか音楽に夢中になって毎日の生活がちょっとこう彩られること。
で、その時間っていうのがその音楽が人を豊かにするこの瞬間だと思うんですね。
たぶんこれこそがその音楽教室の価値なのかなというふうに思います。
で、平成楽器の経営指針書っていうのがあるんですけどね。
そこの中の一節にピアノが上手に弾けることは目的ではありません。
コンクールに勝つことも目的ではありません。
大切なのは上達のスキルだけじゃなくて人間として成長するスキルっていうのを上げていくことですよみたいなことが書いてある一節があるんですね。
これ本当にその通りやなぁと僕が書いてるんで当たり前なんですけどもほんまその通りやなぁと思うんです。
子供さんであれば定期的に練習に来ることとかレッスンに来ることプラス挨拶ができるとかね。
そんなのがめっちゃ大事ですよってことで子供さんにももちろん声かけするんですけども。
大人の方はレッスンが終わった後にどうでしたかみたいな話をするようにしています。
そしたら本当にこう明るい顔でね楽しかったよって言ってくれるんですよね。
その時にやっぱ我々が何かしらの価値を提供できているなっていうふうなことを感じるんです。
上達もすごく大事です。
もちろん上達していただければいいと思うんですけどもその中で夢中になってもらうこのコンテンツがあるっていうのが本当に嬉しいですし。
その夢中になっていることこそが尊いことだなぁというふうに思うわけなんですよね。
そんな生徒さんを見てて本当にいいなぁと。
なんかこう他人事みたいであれなんですけどいいなぁと思ってしまうわけなんです。
今日はそんなちょっと大人の生徒さんの本気に心を歌えたっていうお話をさせていただきました。
何歳からでも音楽っていうのは始められます。
夢中になれる自分っていうのに出会えるっていうのがやっぱ音楽の一番の魅力なんかなというふうに思うんですよね。
先生たちも実はそんな夢中になっている生徒さんからたくさんの刺激をもらって日々成長していっているわけなんです。
その相互関係っていうのももちろん素敵ですし音楽っていうのがやっぱり素敵やなぁと改めて感じたこのお話でした。
どこまで伝わったかどうかわかんないですけどもいい話やなぁと思って共有させていただきました。
はいというわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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音楽でこの街の笑顔を増やします。ひらせ楽器の平瀬智樹でした。
