1. MORNING NOTE by 平瀬楽器
  2. 知られざる“動物素材”の音のひ..
2025-11-26 13:37

知られざる“動物素材”の音のひみつ

MORNING NOTEは兵庫県三田市にある平瀬楽器がお届けする毎朝10分くらいの音楽トーク番組です
ピアノのこと、教室のこと、イベントづくりや動画制作の裏話まで、音楽とまちのあれこれを、毎朝少しずつゆるっと気軽にしゃべっています。
朝の支度や通勤のおともに耳だけご参加ください。


◆配信スケジュール(平日も土日もやってます)

月曜:ピアノの耳だより
火曜:教室の舞台裏
水曜:おんがくミニ豆知識
木曜:平瀬楽器の動画ラボ
金曜:イベントラボ・フライデー
土曜:サタデー・フリートーク
日曜:SANDA Music Guide orモーニングレビュー


———
◆音声だけで聴きたい方はstand.fmでも配信してます  
 https://stand.fm/channels/672e07ae69bc2015d004e0e7
◆お店HPはこちら
 http://hirasemusic.net/
◆YouTube
  http://youtube.com/hirasemusic/
◆Instagram
  https://www.instagram.com/hirasemusic/

◆平瀬楽器公式LINE
 http://hirasemusic.net/LINE


#平瀬楽器
#MORNINGNOTE
#音楽で、この街の笑顔を増やします


---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/672e07ae69bc2015d004e0e7

サマリー

動物由来の素材が楽器に用いられていることについての秘密を探ります。シャミセンや三振、チャランゴ、バイオリン、ピアノなどの多くの楽器には動物素材が含まれており、その音質や機能に影響を与えています。このエピソードでは、動物素材が楽器の音に及ぼす影響を詳しく調査しています。特に、ピアノにおける鹿皮や造芸の使用に焦点を当て、伝統的な素材が楽器文化にどのように貢献しているかを考えます。

動物素材の楽器導入
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。今日は、知られざる動物素材の音の秘密というタイトルでお話をさせていただきます。
皆さん、普段何気なく触っている楽器の中に、実は動物由来の素材が結構たくさん使われているってことをご存知でしたでしょうか。
民族楽器から、皆さんよくご存知の楽器まで、いろんな楽器にいろんな動物由来の素材が今でも使われています。
今日は、そんな楽器の裏側のところを覗いていきたいなと思います。 この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のちょっといい話を毎朝少しずつお話しています。
朝の支度とか通勤のお供に耳だけご参加ください。 というわけで、モーニングノート今日は木曜日、11月26日木曜日ですね。
木曜日、木曜日じゃない、水曜日、11月26日水曜日。 音楽ミニ豆知識ということで、豆知識のお話をさせていただく日です。
今日はタイトル、動物素材の音の秘密ということで、楽器の中に動物の素材が結構あるんですよというお話です。
いくつか楽器の中、楽器をピックアップしまして、どこにどんな素材が使われているかというお話を今日はしていきたいなと思います。
サクサクといきますね、今日はね。 まず一つ目、シャミセンという楽器。皆さんご存知だと思いますシャミセン。
シャミセンはですね、昔ながらのシャミセンは、皮の部分が猫の皮で作られています。 これよくご存知だと思うんですけどもね、猫皮のシャミセン。
音の立ち上がりが良くてですね、あのパリッとした音は、やっぱり猫だから出せるらしいんですけども、 ただ一方でですね、湿気にめちゃめちゃ弱いんですよね、猫の皮って。
なのでちょっと扱いがすごくしづらいっていうのが難点です。 あとですね、猫の皮が若干希少やということで、最近は犬の皮で作られているシャミセンというのも増えてきているっていうのと、
動物愛護の観点で、猫とか犬っていうのはどうしても身近じゃないですか。 ちょっと残酷やという話もあって、人口比較っていうのも増えているそうです。
ただこの人口皮っていうのはね、やっぱ耐久性がすごく良いらしいんですよ。 あの湿気とかにも強くてですね、破れにくいということで、人口比較すごく良くてですね、これでいいんじゃないかっていう話もあるんですけども、
やっぱり猫の皮の方が音が良いということで、やっぱり今でも高級素材は高級なシャミセンに関しては猫の皮を使っているそうです。
2つ目、このシャミセンにそっくりな楽器、沖縄のシャミセンですね。三振という楽器。 三振は皆さん多分ご存知だと思いますけど、ジャミセンって言われるぐらいなんですけども、
ヘビの皮、ニシキヘビの皮でできています。 やっぱりね、響きっていうのはやっぱりあのヘビの皮だからこそ出るもんですし、触った時のこの鱗の感覚とかね、
あれはやっぱりヘビだからこそできるんですけれども、猫の皮よりね、さっきのシャミセンの猫の皮よりもこちらはちょっと厳しくてですね、ワシントン条約というのがあります。
これによる輸入規制っていうのがありまして、本皮でね、なかなか扱いづらくなってきてるんですよね。
それプラス、やっぱりちょっとヘビの皮って、ちょっとね、やっぱりアレルギーというかちょっと気持ち悪いと思われる方もあるようで、人口側っていうのが今ちょっと一般的になってきているのが事実なんですよね。
まあ高いっていうのもありますけどね。先ほど言いましたワシントン条約、個人間の輸入輸出であればそんなに問題はないらしいんですけれども、
ちょっと三振を外に海外に輸出するっていうのはちょっと難しいらしいんですよ。なかなかこう難しいというふうに聞きます。
なので三振という楽器は沖縄で作っているのがほとんどなんですけども、日本の国内であればね、全然持っていただくことはできるんですけども、
なので外に持っていくのは難しいです。だからもしこれから三振買おうかなと思っている方は、ぜひ沖縄で本川の三振を買ってください。
国内であれば全然問題ないんでね。気持ち悪いという方はちょっと別ですけどね。
3つ目、チャランゴという楽器があります。チャランゴってなんじゃっていう話なんですけども、フォルクローレとか民族音楽でよく使われている楽器、アンデス地方の弦楽器になります。
弦はですね10本張ってあってまして、2組5本張ってあるんですね。
ギターとかウクレレみたいにまっすぐ張ってあるのが5本、その横に1本ずつ張ってあるので、2組10本張ってある。
マンドリンみたいな奏法をする楽器です。サイズ的にはウクレレ、マンドリンぐらいのサイズなんですけれども、見た目は本当マンドリンなんですね。
ただちょっと変わっているのはですね、このバックの部分、ボディの後ろの部分がアルマジロの甲羅で作られているんですよ。
ふくら返すとアルマジロなんで、見た目はすごい良いんですけれども、今は動物保護の観点からちょっと作れることが少なくなっていて、木製のチャランゴというのが増えています。
でもやっぱりこのラウンドバックっていうんですかね、甲羅の丸みがあるので、あれが独特の音色、音響効果というふうに言われています。
チャランゴのプロの方ってやっぱり日本ではそんなに多くはないんですけれども、チャランゴを弾かれている方はやっぱりアルマジロじゃないというふうに言われますね。
うちの近所にですね、今はもうちょっと場所がなくなっちゃったんですけれども、クリーニング屋さんがいてて、チャランゴの瞑想者の人がいてたんですよ。
よく店の窓際でクリーニングをやっている様子とか見えるじゃないですか。その人よくチャランゴ弾いてありました?
チャランゴやと思って見てたんですけどね。そんなチャランゴという楽器があります。
これもしかしたら皆さんあんまりご存知ないかもしれないですけどね。
4つ目、バイオリンです。バイオリンって言っても本体じゃなくて、ヴァイオリンの弓の部分ですね。
ヴァイオリンだけじゃなくて、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、あの辺の弓はですね、馬の尻尾でできています。
ピアノの動物素材
馬の尻尾、白馬の毛っていうのが一般的なんですけども、あのヴァイオリンの弓1本でだいたい200本以上の毛があるそうです。
馬の尻尾があれね、1つの馬の尻尾で何本の毛が取れるかわかんないんですけども、
一匹の馬の尻尾から多分何本かしかできないんでしょうね。多分ヴァイオリンの弓ってね。
この毛の質によってやっぱり反応が変わるらしいんですよ。反応っていうのは弦の引っ掛かりですね。
ということは音色が変わるわけなんです。 一般的にヴァイオリンの弓を作る際において、
モンゴルの馬の尻尾、この毛がね、めちゃめちゃ品質がいいということで高級品らしいんですよ。
モンゴルの毛の使ったヴァイオリンの弓っていうのが高級品というふうに言われています。
ご存知でしたでしょうか。 ヴァイオリンの弓に馬の尻尾の毛が使われていること自体あまりご存知ない方も多いんですけども、
それが実はモンゴルが一番いいっていうね、ちょっと面白いなと思います。 5つ目、最後です。これはピアノという楽器ですね。
ピアノはさすがに皆さんご存知だと思うんですけども、ピアノこそ動物素材が実はたっぷり使われていまして、
代表的なところで言うと、ピアノの弦を叩くハンマーと呼ばれている白いやつありますよね。
あれはピアノの音を作っている中心的な部分なんですけども、あれフェルトなんですよ。
フェルトっていうのは羊毛なので、羊毛をギューッとめちゃめちゃ凄く固めた、本当極限まで固めたものがピアノのハンマーというものになっています。
良い羊毛が良い音を作るということで、だいたいドイツ製とかオーストリア製のものが多いですね。
レンナーとか呼ばれているメーカーがすごく多いんですけども、このフェルトの固さとか、ギュッとする密度とか、あと径の種類とかね。
あとあれも実は一個の径でできているわけじゃなくて、フェルトの中にもう一個固いフェルトを入れてたりするんですよ。
そうすることで音が良いと言われています。こういうふうに素材一つで音が変わるわけなんですよね。
動物素材の重要性
羊と鋼の森でしたっけね。上越市の映画がありましたね。あれ本当に羊っていうタイトルあります通り、羊によって本当に音が変わるピアノってそういう楽器なんですね。
他にもですね、鍵盤を押した後にピョコピョコ動くアクション部分というのがピアノにはあります。
ここのアクション部分の一部にですね、鹿の皮が使われています。皆さん鹿皮ってご存知でしょうか。
車好きな方とかでしたらね、セーム皮とかでボディ吹かれたりするんですよ。あと家具吹くときもセーム皮使ったりするんですけども、鹿皮っていうのはしなやかでちょっと強度があって、あと適度な油分があるんですよね。
なのでそういう素材とか掃除に使うのにすごくいいというふうに言われているんですけども、強度がすごくいいのでピアノのアクションの一部に使えています。特に摩擦の強い部分に使われていて、その摩擦のコントロールによくいいというふうに言われていますね。
あとまあ先ほど言いました鍵盤部分。これはもうご存知の方多いと思いますけども、造芸を使われているところがあります。今はもうほとんど人工素材なんですけれども、一部高級品には今でも造芸が使えていますし、僕らも造芸の鍵盤は一応在庫として少しぐらいは持っています。
ただやっぱりこれもワシントン条約で造芸って輸入できないんです基本的にはね。だから今造芸の鍵盤頼もうと思うと、自家ってなってますね。お寿司みたいなことになってるんですけども、
何が造芸がいいかというと、指のスイッチ感がいいとか、指の触った時のタッチがいいとか言うんですけども、あれってね実は造芸って汗を吸ってくれるんですよね。
だから指が滑りにくくなるっていうのがすごくいいポイント。で、吸った造芸って黄色くなっちゃうんですけども、それもまた漂白できるんですよ。
人工素材ならではの息を吸ってるような感じがやっぱりいいんですよね。ピアノの鍵盤の造芸ってすごく高級品で、
もしかすると古い学校の講堂とかに置いてあるグラウンドピアノなんかは造芸かもしれないですね。蓋を開けていただくとマッキッキの鍵盤が出てくる場合はおそらく造芸です。
漂白できるんでね。また先生に言ってみてください。漂白できるよしたらみたいな。そんなのでねやってみたらいいんじゃないかなと思います。
こうして見てみると楽器ってね、もともと身近な生き物の力を借りながら進化していった文化があるんですよね。
今はもう人工造芸、人工素材っていうのも増えてきてて安全ですし、そのために動物を殺すとかそういうこともなくなってきているんですけども、
昔ながらの動物素材っていうのも今でもまだまだ使われています。こんなことを知っているとね、あの楽器を触るときとか、楽器の音を聞くだけでもちょっとね、感覚が変わるかもしれません。
楽器と文化のつながり
今でもたくさん動物素材使われているので、そんな目で見ていただいてもいいんじゃないかなというふうに思います。
はい今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。ただいま平手楽器ではオリジナルガイド pdf
知っておきたい10のことシリーズを無料配布しております。平手楽器の公式LINEをお友達登録していただきますと、中古ピアノ、エレクトーン、電子ピアノ、ライブ配信など気になるテーマの資料をすぐに受け取っていただきます。
LINEの検索画面で平手楽器と入力していただくのを平手楽器サンダーセンターってアカウントが出てきます。それをお友達登録してください。昨日もね、
お友達登録していただいて、資料をゲットしていただいた方ありましたね。そのゲットしていただいている様子は僕ら見れるんでね。ぜひぜひ取りに来てください。
それと今だけのお知らせでございます。平手楽器の音楽教室では11月の10日から初めの1ヶ月、月謝無料キャンペーンというのを行っております。
平手楽器の音楽教室は約30コース、いろんなコースがありますので気になっているレッスンがある方は今が始めるチャンスです。
ぜひこの機会をお見逃しなく。 それと今日の配信、ちょっとでも面白かったなぁとか役に立ったなぁとか思っていただけましたら
いいねとか感想のコメント残していただけると嬉しいです。 感想コメントは別に感想じゃなくて、今日の学びとかね
えーっていうことがあったみたいなのを書いていただくだけでご自身のインプットになりますので、ぜひアウトプットの場として使っていただけると嬉しいです。
それともしまだの方があればフォローボタンポチッと押していただくと励みになります。 どうぞよろしくお願い致します。
それではまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。 音楽でこの街の笑顔を増やします平手楽器の平手智樹でした。
13:37

コメント

スクロール