調律は必須ではない?毎年調律を勧める理由
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。今日は、毎年調律をする理由というタイトルでお話をさせていただきます。
はい、あの調律師がね、こういうこと言うとちょっと驚かれるかもしれませんけども、実は調律しなくてもピアノ弾けるんですよね。
まあ皆さんご存知だと思いますけども。でもやっぱりそのチョイスを毎年お勧めする理由、これはもう僕だけじゃなくてどんな調律師もそうですけども、
お勧めするにはちゃんとした理由があるんですよね。今日はそんなお話をしてみたいなというふうに思います。
はいこの番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎回10分ぐらいの音楽トーク番組です。
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はいというわけで7月20日月曜日の朝でございます。おはようございます。月曜日はですね現場の話ということで現場のお話をいろいろするんですけれども今日はもうズバリ調律のお話です。
でテーマは毎年調律をする理由というお話。もうすごくシンプルなお話なんですけれども。
まあねお客さんからよくね言われるんですよね。調律って毎年しないとダメなんですか?とよく言われます。
でもですね実はですね調律はしなくてもピアノは弾けるんですよね。皆さんご存知でしたでしょうか。
まあ皆さんご存知だと思いますけども別に10年調律しなくてもね20年調律しなくても音は出るんですよね。
鍵盤さえ弾けば。じゃあなんで毎年調律するの?と今日はそんなお話をしてみたいなというふうに思うんですけれども、この質問を受けた時に僕はよく車で例えるようにしているんですよね。
車検との比較:予防保全の重要性
まあ法律で決まってるんですけれどもそれをちょっと置いといたとして車ってね車検を受けなくても別に走るじゃないですか。
その車検を受けてない車に乗って別にスーパーに行くこともできるでしょうし、会社に通勤することもできます。
だからまあ大丈夫だろうと思ってしまうこともあると思います。 車検ってね車が動かなくなったから受けるっていうもんじゃないですよね。それはもう修理だと思うんですよ。
でもやっぱそのブレーキの状態とかねブレーキが減ってるかもかもしれない。 タイヤがすり減ってるかもしれない。
オイルが劣化しているかもしれない。そういうものをちゃんと定期的に点検をしておいて、大きな事故とか故障とかそういうのになる前に整えるのが車検なんですよ。
動かなくなってから受けるもんじゃないですし、悪くなってからやるもんじゃないです。 悪くならないようにするためにやるのが車検なんですよね。
皆さんよくご存知だと思います。 わかりやすい例で言うと本当にこうまっすぐ走らないと危ないじゃないですか。
それを未然に防ぐというのが車検なんですよね。 これピアノと全く同じです。
ピアノの経年変化と調律師の役割
さっきも言いましたけども調律しなくても音は出るんですよ。鍵盤を押せば音は出ます。 だからまだ弾けるし大丈夫だと思われる方も多いですし、まあそれが自然かなというふうに思います。
でもね 実際にはこのピーンと張った弦っていうのはどんどんどんどんやっぱ伸びていっているというわけなんです。
伸びているということは音程はちょっとずつ日々ずれていっています。 季節によってやっぱり日本なんかね温度の変化が大きいですし湿気の違いも大きいです。
湿気の時期乾燥の時期もありますからその影響で浮きやすい楽器なんで日々どんどんどんどん受けていっています。
それによって部品の動きっていうのも変わっていくんですよね。 鍵盤が湿気を受けてちょっと重くなっていることもありますし
クロスとかフェルトの繊維の部分もやっぱり湿気でねギュッと広がったり縮まったり広くなったりするわけなんですよ。
そういうのがあって毎日毎日ちょっとずつちょっとずつ変化していっています。 この変化っていうのは弾かない人も弾いてる人も意外と気づきにくいんですよね。
なので僕らみたいなその専門職調律師っていう人が定期的に状態を確認して必要なところを整えていく。
これが調律っていう仕事なんですよ。 なのでねこの調律、音律を調整するって書くんで音を合わせる仕事だと思われがちなんですけどももちろんそれもやってるんですよ。
調律師が見るピアノの全体像
それもやってるんですけれども実際にはピアノ全体の様子を見てるんです。 調律をするとですね全部の鍵盤を触るじゃないですか。
その1本1本の鍵盤の状態を触っていくことで例えばこの鍵盤だけなんか重いなぁとかね なんか音出にくいなぁとかね
連打した時に全然帰ってこーへんぞとかそういうのをチェックしながら調律をしています。 それと同時にですねペダルの状態ペダルなんかキーコキーコ変な音がするとかね
見てたりとかなんかここのこの音色このこっちの音はいいけどこっちの音色だけなんか 変にこもってるなぁみたいなそういうふうなことを聞いています
でこれってなんだろう湿気の影響なんだろうか乾燥の影響なんだろうか もしかしたら空調直接受けてるから変わっていってるんじゃないかとか
そういうことを総合的に見てるんですよね でこれがよく僕らの仕事ってピアノの健康診断て言われたりするんですけどもそれ言われる
ゆえんかなというふうに思います 単純に調律っていうのが音を合わせる仕事っていうだけだったら調律って仕事多分ねここまで
長く続いていないと思います そんなに狂ってても全然弾けるしって言われちゃったらね
調律して仕事なくなるんですよねそうじゃないんです やっぱり弾きやすい状態を作るっていうことあとその車と一緒でね壊れようとして
いるのを未然に防ぐとかねそっちの方向行ったあかんよっていうのがわかるっていう のが僕らの仕事なんですよね
定期的なメンテナンスのメリット
なので一般的に調律っていうのは毎年しましょうっていうふうに言います それは何でかっていうとその音をちゃんと揃えるからっていうだけではなくて
毎年そのピアノの健康状態をチェックしましょう っていう気持ちでお話をさせていただいているわけなんですよね
でこれはもう本当にピアノだけじゃなくて最初に今例で言いましたけども 車もそうですよねお家もそうやと思いますやっぱちゃんと定期的にチェックするからこそ
ここを痛んできてるよって痛んできてるんであればここ直しとかなあかんね タイヤがすり減ってるんであればタイヤのローテーションもしなきゃいけないですし
最悪の場合はタイヤ変えなきゃいけないこともあるかもしれないです エンジンオイルがなんか黒くなってるよって痛んできてるよって言ったらエンジンオイル入れ替えしましょうかって
いうこともあるかもしれないですそうやってやっていくことで問題が起きてから慌てるん じゃなくて問題が起きる前に普段の状態から整えておく
そういうふうな方がね長く安心して付き合えるじゃないですか 車の場合はこれピアノも全く同じなんですよね
この大きな修理が出てきて大きな修理をするっていうこともあるんですけどもそれをやっぱり未然に防ぐ
やらしい話するとね大きな修理すると時間もお金もかかるんですよ それを未然に防ぐことでピアノがより良い状態に保てるっていうのと
あとそのピアノをお持ちの方がやっぱその無駄じゃないですけど負担を低くする 小さくするっていう意味合いもやっぱ往々にしてあると思うんですよね
だからやっぱピアノっていうものっていうのがどうしても中が見えにくいのでこれは車の 整備士さんとかと同じでやっぱ専門職の人がきっちり見るっていうのがやっぱ大事なんじゃない
かなというふうに思います まあなのでね調律という言葉だけ見るとですね
調律の本質:ピアノとの長い付き合い
音律を整えるって書くんでね調律音を合わせるというふうに思われがちなんです けれどもそうじゃないんですよね
調律という仕事を通して僕たちはピアノの中にアクセスしてピアノの中の状態がより良い状態に 整えていく
こういう仕事をさせていただいています なので調律っていうのは音を合わせるためだけではなくてピアノと長く付き合うために
やっている作業だと思っていただけたらいいんじゃないかなと ピアノもきっとその方が幸せなんじゃないかなとそんな風に思う
今日はそんなお話をさせていただきました なんで調律をするかというとこれですよね
ピアノが長生きするように そのピアノの持ち主の方がそのピアノと長く付き合っていただけるようにやってる
っていうのがピアノの調律という作業であるとそういうふうに思っていただけるとなんか シンプルですしねいいんじゃないかなというふうに思います
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平瀬楽器の平瀬智樹でした