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2025-05-30 05:25

【1092】2025/05/30 「ピアノ」は略語 #ことば

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2025/05/30

サマリー

今日は音楽についてお話しし、ピアノの正式名称やその歴史を詳しく紹介します。特に、ピアノが強さを示す楽器であることや、日本におけるピアノ製造の始まりについて触れています。

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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 毎朝更新している声の日記です。今日も最後までお付き合いください。
ピアノの歴史と正式名称
今日は音楽に関するお話です。 ピアノって実は略語だってご存知でしたか?
私は大学を卒業するまでピアノを続けていたんですが、子供の頃ピアノって弱くという意味なのに、
なんで楽器の名前なんだろうって不思議に思ったことがありました。 でもそれを誰に尋ねることもなく、そのまま弾き続けているうちに、そういうことは考えなくなってしまったんですね。
ピアノはピアノだと。そして譜面上にあるPの文字。 これは弱くっていう意味はピアノって言うんですけど、それはそれだというふうになっていました。
でも調べてみますと、ピアノの正式名称はとても長いんですね。 クラビチェンバロコルピアノエホルテ。これが正式名称です。
ちょっと口が回らないぐらいの感じですよね。クラビチェンバロコルピアノエホルテ。 イタリア語なんです。弱くも強くも音が出せるチェンバロという意味です。
この楽器を発明したのはイタリアのクリストフォリー、1709年のことでした。 それまでのチェンバロでは音の強弱がつけられませんでした。
でもこの新しい楽器では鍵盤の押し方によって音の強さが変えられる。 そこが革命的だったんですね。
なのでピアノとホルテ、弱くと強くの両方の言葉が入った名前になったんです。 でもいつしかピアノだけが残りました。
弱くという意味の言葉の方が残るってちょっと不思議で面白いなと思いました。 ここまでピアノとホルテ、弱くと強くなんですが他の記号も見てみますと
楽譜の最初のトーン記号、実はこれは筆記体のGから来ています。 譜面の中でG、ソの音が位置を示す記号です。
だから英語ではGクレフと呼ばれます。 日本語はラから始まってイロハニホヘトなんですね。
なのでトーン記号はソの音を表します。 ヘ音記号も同じで筆記体のFが元になっています。
ファの位置を示します。なのでこちらはFクレフと英語では言います。 日本語ではイロハニホヘ、このヘがファの位置を表します。
ヘ音記号ってひらがなの2に2つ点がついたみたいなそんな記号なんですけど この2つの点があるその真ん中の線がFの場所、ファの場所なんですね。
なので楽譜古先史に書く時のトーン記号とヘ音記号って厳密に場所が決まっているんですね。
小さい頃すごくあれを上手に書きたくていっぱい練習した覚えがあります。 そして音楽の表現に欠かせない記号が
クレッシェンドとデクレッシェンドです。 クレッシェンドがだんだん強く、デクレッシェンドがだんだん弱くという意味です。
これは数学の大なり小なりの記号と同じなので楽譜自体は読めなくても ここがちょっと強くなっていくんだなとか弱くなっていくんだなっていうところは読み取れるかなって思います。
あと指番号ですよね。親指が1番で1、2、3、4、5、小指が5番なんですね。
でドレミファソと弾こうとすると左手の方は5番からスタートします。 小指からスタートしてソを弾く指は親指なので1番です。
右手の方はどうかっていうとドは1番の指、親指で弾きます。 1番から5番に向かって弾きますよね。
ソが5番の指になります。 これがピアノを習い始めた時の第一関門なんですよね。
両手で弾こうとする時に親指と親指を一緒に弾きたくなるんですね。 それがやがて別々に弾けるようになるんですから、稽古を続けるってすごいことだなって思います。
今はもう私の指ももう錆びついていますけれども、本当にこのピアノをやっていたことで高校時代から、そうですね、当時はワープロ専用機でしたけれどもブラインドタッチができたんですね。
楽器のピアノを弾く指っていうのはもうピアノ弱いんですが、パソコンのキーボードはこの後もフォルテでいきたい、強くありたいなと思います。
日本におけるピアノの製造
ちなみに日本で最初にピアノが製造されたのは1900年、明治33年のことです。
ヤマハの前身だったり可愛い楽器の創設者たちによってアップライトピアノが作られたのが最初です。
イタリアで最初に発明されてから実に200年後、やっと日本で作られたというわけなんですね。
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それではまた明日。
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