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おっすおっす!おはようございます。こんにちは、こんばんは。
里山暮らしの案内人のもおちゃんでございます。
12月19日金曜日お昼1時30分よりライブ配信にてお届けをしております。
いかがお過ごしでしょうか?
昨日は1回お休みをいただきました。
日本全国森林インストラクター協会というところで、森林インストラクターの皆様に向けて、
木のこと、というかですね、里山暮らしのことをお話をしてきたんですね。
もうね、もうすごい大盛り上がりでした。60名以上の方が多分その時いたのかなぁ。
というようなところでね、アーカイブも含めると大体90名くらいの方にお届けができるのかなぁということでですね、すごくありがたいなと思いました。
はい、そんなこともありましてですね、昨日は1日お休みをいただきました。
この番組はですね、皆様からいただいた樹木や植物、自然の不思議だなぁと思うことをいただいて、
みんなでですね、ああでもない、こうでもない、話し合っていく番組でございます。
そらにゃん、こんにちは。ありがとうございます。ゆっくりしていってくださいね。
お、名前の後のメッセージが変わってますね。
ソーラ、猫と葉っぱを愛する絵描き、いいじゃないですか。
いいですね。猫と葉っぱを愛する絵描きさん、まとめてきましたね。
え、チャンネル名も変えちゃった?どれどれ?
そら隊長、葉っぱ隊長の、あ、ほんとだ。
猫と葉っぱを愛する絵描き、そらの部屋ということになってますね。
ずっとね、チャンネル名変えてなかったのに、ここへ来てリニューアルしていったんですね。
これからの放送も楽しみにしています。
おめでとう。新たな門出ですね。
はい、ではですね、今日は質問をいただいておりました。
たかにゃんからいただいたご質問でした。
植物の性別とその特徴
読み上げさせていただきますね。植物の性別について教えてください。
性別によって、木目の違い、特徴があるのか。
できた種やオスメス、どちらの芽が出るのか。
できた種か、できた種はオスメスどちらの芽が出るのか。
小さな頃から性別は決まっているのか。
もし成長過程で変わるのなら、要因やきっかけを知りたいです。
よろしくお願いします。というご質問いただいておりました。
大変鋭い豊かなご質問ですね。ありがとうございます。
ということで、この質問、今日はみんなで考えていきましょう。
タイトルコールいってみます。
もーちゃんのなぜなに?注目図鑑。大人のための里山寺小屋。
はい、始まりました。
そらにゃん、拍手ありがとうございます。
今日はこのたかにゃんからいただきましたご質問を元にしながら、
この時間を作っていきたいと思います。
まずですね、今日は植物の性別について教えてくださいというテーマなんですけど、
まずですね、これ前提として話さなきゃいけないのは、植物にオスメスあるのかっていうことですね。
そして、オスとメスがなぜあるのかっていうことですね。
これはなんか皆さん聞いたことありますよね、きっとね。
植物にはオスとメスがある。
だって小学校の時、中学校の時にオシベとかメシベっていうのを習ったもんとかオバナとかメバナっていうのを習ったもんってね、多分思うんですよ。
だからなんとなく植物にもオスとメスがあるんでしょうっていうのはご存知いただけているかと思います。
植物の中にはもちろんオスの要素を持っているものもあれば、メスの要素を持っているものもあるのですが、
これがですね、一つの体の中にオスとメスの両方の要素をガッチャンコして持っているものもいれば、
オスとメスがしっかりと分かれているそんな植物もいるということをまずですね、知っておいていただけたらと思うんですね。
もう一回言いますよ。ここはすごく大事なことです。
植物の中にはオスとメスの両方の要素を兼ね備えています。そういうこと子たちもいます。
これをメスとオスが同じ株と書いて、私有同種と言います。
私有同種、メスとオス同じ株ですという意味です。
もう一方は、メスとオスが明らかに分かれているという子たちもいるんですね。
これを私有異種と言います。
メスとオスが異なる株でできているということで、私有異種と言います。
まずこの2つが大きく分けてあるんだということを分かっていただけたでしょうか。
はい、そらにありがとうございます。漢字で書いていただきました。
私有同種、私有異種、この種という字は株という字を使いますね。よろしくお願いいたします。
植物の中にはそのほとんどが80%、いや90%くらいが私有同種なんです。
つまり、メスとオスの要素を両方持っていますっていうのが植物の多くの姿なんですね。
自家受粉とその影響
はい、どうでしょう。まだピンときませんよね。
例えば、杉とかヒノキは、自分1本の体の中にメスとオスの両方の要素を持っている、私有同種と言われているものなんです。特徴を持っている木なんですね。
これはどういうことをしているのかというと、自分の体の中でオスの部分が、オスの機能を持っている部分が花粉を作ります。
杉花粉とかって、僕たちすごく嫌じゃないですか。花粉症を持っている人の大敵ですよね。あれを作ります。オスの部分の人たちがね。
それで、さらにメスの部分があって、このメスの部分にどうにかしてオスの部分から出てきたこの花粉をメスに渡すんです。
このメスが花粉を受け取ると、新しく自分自身で、言えばですね、種を作ることができるというか、実を作ることができるというか、こういうことになってくるんですね。
コメントありがとうございます。そらにゃん。花粉と種が1個の植物にあるやつ。これが私有同種と言われているものですね。そらにゃん、続けてありがとうございます。
杉が尾花と芽花あるの、こないだ初めて知りました。この杉の花っていうのは、いわゆるね、一般的な鮮やかなお花と比べると地味ですよね。だから、杉に花が咲くなんて、花を持っているなんてっていうのを、えー、育ったの?っていう人もいるかもしれません。
そらにゃん、大発見です。素晴らしいです。
はーい。
香りをしてしまいますけれど、あの実をつける木というのは、オスなんでしょうか?メスなんでしょうか?これはですね、そう、皆様も予想をしている通り、メスなんですね。
メスの木が銀杏をつけます。なので、銀杏をつけない、ああいう香りを発しない木もいるんです。その木は男の木です。そうなんです。全然違うんです。
なんかこうね、香りがするっていうのがね、なんか女の子の方なのかっていうとちょっと、えーってなりますけどね。キュウリフルーツなんかもそうなんです。
で、こういう木たちは、オスの木がいて、メスの木がいて、初めて子孫を残すことができます。オスの木がいて、メスの木がいて、初めて胃腸であれば銀杏を作ることができます。メスの木はね。
それからキュウリフルーツはキュウリという実を作ることができるんです。さあ、どうでしょうか?
じゃあ、なんでこのオスとメス、別れちゃっているのがいるのか。そして一緒のなのがいるのかっていう。この子友同種と子友異種のなんでこの2つの種類があるのかっていう話。
気になりませんか?ここからはですね、この子友同種と子友異種、なぜこの2つのものがあるのかっていうのをお話しさせていただきますね。
これには植物の婚活事情っていうのがあるんですよ。婚活です。人間も結婚相手探していきますよね。植物も自分の子孫を残していくためにどこかにパートナーを探していくんですね。
それが植物の婚活事情なわけですけど、もしもですね、男女が一緒だったら、子友同種というオスとメスが一人二役で一緒だったらどんな良いことがあるでしょうか。
これはですね、一人ぼっちでも生きていけるんです。
相手を探す必要がないという、ずっと独身でいられるっていうことなんですね。
これをするということは一人でも生きていけるので、生きていくことのできる確率が高くなりますよね。
だからサバイバル派なんですよ。
例えばですよ。
桜とか、朝顔とか、トマトとか、さっき言ったスギとか、ヒノキとか、ああいった木もですね、一つの花の中に、一つの木の中にオシベとメシベがあったり、オバナとメバナを持っている。
一つの木に両方の花が咲く、同種と言われるものなんですね。
どんな意味があるかっていうと、植物は動くことができないですよね。
もしお隣にパートナーがいなかったら、子孫を残すことができずに、絶滅してしまいます。
だけど、自分の中にオスとメスの両方があれば、最悪の場合、自分と結婚をすることで、確実に種を、種を、次の世代を残すことができるんです。
この自分と結婚をすることを、自家受粉と言います。
自分で作った花粉を自分で浴びるっていう、この自家受粉をすることで、生存することができる可能性が増えていくんですね。
だけど、一方でデメリットもあります。
それは、一人の遺伝子でやっていくので、自分のコピーが増えていくんですね。
つまり、クローンに近いっていうことなんです。
ソラニャン、言ってくれているこのコメントが素晴らしいコメントなので、先に読ませていただきますね。
もしも血が濃くなったらっていう話ですよね。
動物だと血が濃いと病気になりやすいって聞くけど、植物は自分同士の結婚でも種は強いのかなということですけど、これが実は動物と同じことが起こってしまいます。
自分のコピー、クローンに近いものが増えていくので、遺伝子の多様性っていうのがありません。
なので、もし命を脅かすような病気が流行ったら、自分の遺伝子を持っている子たちがいっぱいいるわけですけど、全員同じ弱点を持っているので、全滅してしまう可能性があるんです。
だけど、質より量なんです。確実に量を選択して、そしてたくさんたくさん作ることで、全員が生き残らなかったとしても誰かが生き残っていくでしょうっていう、こういう戦略というか作戦というか、これを取っているのが、
このオスとメスが一つになっている。私有同種というものの役割なんですね。生き方なんですね。一人ぼっちでも生きていくぞっていう、そういう力強さを持っています。
私有異種の進化
一方で、私有異種、男女が別々の子がいますね。こういう子たちはイチョウとかキウイとか、あと皆さんが知っているのはキンモクセイとか、秋になるとオレンジ色の花を咲かせるいい香りの木がありますよね。
ああいう木はですね、わざわざオスメス別れています。これは進化の過程で、あえて自分とは結婚ができない体へと進化した、そんな姿なんですよ。そうです。木、キンモクセイもそうなんですよ。
キンモクセイさんはですね、ほとんど日本にあるものはオスです。メスの木はですね、めちゃくちゃ珍しいです。
あのフローラルな香りをしているキンモクセイを見て、多分多くの人たちはですね、女性の香りだなって、シャンプーの香りだなって、リンスの香りだなって、これ以上言うと変態ですかね。控えときますけど、そんな風に感じるかもしれません。香水とかフレグランスでもさ、このキンモクセイの香りっていうのはありますからね。
僕もこの間、キンモクセイの香りのバスボムっていうのを作りました。入浴剤を作ったし、それから食べ物の中にもね、ちょっとお菓子の風味付けにこのキンモクセイをしらっと花びらを入れるなんていうことをしますね。
気をつけてってことでわかりました。気をつけます。けど、あれほとんどオスなんですよ。オスなんです。どうしてオスしかいないのかっていうと、まあこれはですね、今、そうですね、話がまたちょっと間は急大してしまいますけど、
杉木で、杉木じゃない、差し木で増やしていったものだからなんですね。前にちょっと話をしたと思うんですけど、木って種類にもよるけど、どこからでも根っこを出しますよっていう話をしたの覚えてますか。
木の幹の途中からでも根っこを出すし、それから木の枝からも根っこを出すんですよって。だから以前、ハクちゃんが家でね、外から買ってきたサカキというね、神様にお供えをする木を刺してたら、水に刺してたら根っこが生えてきた。
その根っこを地面に刺したら、その木が枝がゴンゴン太っていって、いつの間にか大きな木になってたっていう、そんな話をしてくれたの覚えてますでしょうか。これと同じ方法で増えているんです。
金木犀は。なので、この金木犀はですね、その男の枝ばっかりが刺さってて、そしてそれで増えていっている。苗が作られていっているっていうことがあるんですね。こんな増やし方をすると何が起こるかというと、さっき言ったことです。
遺伝子が掛け合わされないので、病気になったら全部病気になる可能性が高いです。こういうことが起こってしまうんですけど、金木犀はメスの木よりもオスの木の方が香りが豊か、香りがちょっと強めっていうのをですね、言われてるんですね。
なので、金木犀はわざわざあえてオスの木を選んで、それを差し木にして増やされてるっていうことに言われています。どうだったでしょうか。さあ、今ですね、その遺伝子のお話をしてきていますので、続けさせていただきますね。
もし、メスとオスがバラバラだった場合はですね、これ2つの木の遺伝子を掛け合わせないと生まれてこないじゃないですか。次の子孫が。
イチョウさんもオスとメスがあって、そしてガッチャンコして新しい命が生まれてくる。キウイさんも金木犀さんも本来はそうなんです。わざわざ別れてるんです。これは一言で言うならばリスクを負ってでも最強の子を残したい。
エリート派みたいな感じですよね。リスクを負ってでも強い子を残したい。エリートを育てたいっていう感じなんです。どういうことかというと、いいところはまず必ず他の木と他人と結婚しなければならないということです。
すると違う遺伝子が混ざり合うので、環境の変化や病気に強い優秀な子供が生まれやすくなります。いいですか。そうなんです。環境の変化や病気に強い子たちが生まれてきて優秀エリートたちが生まれてくるんです。最強の子を残したい。どんな環境でも生きていってほしいということなんです。
だけど、だけど、めっちゃ重要なんですよ。これね、パートナーが近くにいないと種が一つもできない。つまり独身のまま終わってしまうという高いリスクを持っています。
これが木にとっては大きな大きな大変なリスクとして背負い続けるわけですね。
植物の性別と分業
なので、リスクを追うか追わないか。病気になったらたくさん自分の子孫が亡くなってしまうかもしれない。私有同種でいくのか。それともリスクを追ってでも本当に少数でもいいから、数少なくてもいいからそれで強い子を残していきたいという私有異種でいくのかという究極の選択をここで迫られています。
あとはですね。
イチョウとかキウイとかこういうものはすごくイメージがしやすいですけど、実を思い浮かべてください。
イチョウの木の実ってまあまあな大きさありませんか。桜んぼよりもちょっとだけ大きいぐらいかなっていうくらいの実をつけますよね。
あとキウイフルーツなんてあのじゅーっと詰まったあの実甘くて水分も豊富であんな大きな実をつけるっていうのはめちゃくちゃ負担があるんですよ。
メスの負担が半端じゃないんですよ。これは人間も同じです。
と月10日かけて出産をするっていうのは女性の負担は半端じゃないはずです。
僕は男なのでこれを経験することができないんですけど、でもこの負担が半端じゃないですよね。
なのでその中でこんな大きな実をつけるっていうことでやるのに花粉まで作ってたら、
もしその樹粉するための花粉まで作ってたらもうね過労で倒れてしまいますよ。やること多すぎてもうてんやまんやです。
だから完全に分業するんですね。
俺が花粉作って花粉をまくから君は出産に専念してくれって。
身をつけることに専念してくれって。そうやって完全分業制にすることで立派な種を残せるようになってるんです。
はい、いかがでしょうか。
まずですね、この植物の性別のこと、これが一番大前提なんですね。
さらなる探求と質問
まずそもそもなんでオスとメスがあるのか。
そしてこのオスとメスがあることのメリットとデメリット、そしてないことのメリットデメリット両方あって、
そうやって植物たちはみんなそれぞれの生き方を決めているというか、進化の過程でそうなっているっていうことなんですね。
はい。
メスとオスが分かれてるってことは先ほどとは逆で量よりも質なんですね。
確実にたくさんの種を巻いて、たくさん受粉してたくさんの種を作って確実に残していくっていうよりも、
一つ一つをもうとにかく強く強くして質を選んでいくっていう、こういう戦略をしているということなんですね。
ここまでで大体もうほとんど30分に近くなってきましたけど、いかがだったでしょうか。
今日はですね、この植物の性別について教えて編の本当に基礎の基礎で、
このね、分業性があるのと、あと両方一緒にやっちゃうよっていう独身性があるのと、
これをですね、ぜひ知っておいていただきたいんです。
そうです。それにはこれまだ基礎なんです。
ここから面白くなっていくところなんですけれど、長くなります。
本当にもうこの話めちゃくちゃ長くなるので、
今週はさ、2回しかまだ寺子がやってないので、
明日もちょっとやらせていただきたいと思います。
お昼ぐらいにね。お昼前かな。ちょっと午前中あたりにやらせていただきたいかなと思いますね。
オープンのライブ。
はいはいはいはいはい。
わかりました。大丈夫ですよ。
なので、ここでも閉じたいと思います。
はい。
はい。それで、この続きはですね、
明日かな。
やっていけたらなぁと思っております。
もうここで終わりって。
で、このね、後のタカニャンの質問。
性別によって目目の違い特徴があるのかとか、
できた種はオスメスどちらの目が出るのかとか、
もうこれってね、あとね、2、3回かけて話せるような内容になっておりますので、
ここからさらにですね、深めていけたらと思います。
オスメスのこのシリーズ、ちょっとずつ続けていきますね。
はい。ということで、今日はこんな感じで終わらせたいと思います。
あ、ありがとうございます。はい。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
いかがだったでしょうか。
タカニャンからご質問をいただいておりまして、
まだ全部答えきってないので、この後もまたですね、やっていきたいと思います。
あ、マツワンこんにちは。ありがとうございます。
ちょうど今終わるところです。
お、ありがとうございます。
はい。ということでですね、今日はこの辺にしたいと思います。
お相手は里山ぐらしの案内人のもうちゃん。
お、来ましたね。
ありがとうございます。
はい。いいんです、いいんです、いいんです。
このタイミングでですね、達成ができました。ありがとうございます。
達成率100になりましたね。
ありがとうございます。嬉しいです。
はい。皆さん、今回ですね、達成率100%を記念して楽しいプレゼント企画とか考えます。
ということでですね。
はい。ありがとうございます。
マツさんとソラニャンに踏んでいただきましたね。
ありがとうございます。
じゃあね、このプレゼント企画のことは日曜日あたりにね、
寺小屋を休耕にして話をしてみたいなと思いますので、お願いいたします。
ということで、今日はこの辺にしたいと思いますね。
30分だ。
お相手は里山ぐらしの案内人のもうちゃんでございました。
コメントをいただいたのはマツワンとソラニャンでございました。
またお会いできることを楽しみにしております。
今日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。
あなたとあなたの大切な人に森の精霊の子が子が訪れますように。
どうもありがとうございました。
またねー。