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おっすおっす、おはようございます。こんにちは、こんばんは。
今日も、ブリコラのサラダ仕立ての時間がやってまいりました。
僕の名前は、もおちゃんと申します。役前司をしたり、心理インストラクターをしております。
この番組は、すぐには役立たないけど、なんだか無駄ではなさそうだから、
時間があるときにでも聞き流すくらいがちょうどいい、そんな自然派エッセイをお送りしております。
今日のお話はですね、前に長野県で聞いた話をお送りしたいと思っております。
長野県のとある町、いえ、とある村に
小さな、そして素敵な
宿があるんですね。 その宿のオーナーさんが
こんな話をしてくれました。 風になるタイミングと
土になるタイミングがある。 風のとき、旅をする、
自分から出会いに行く、 そよそよしていることもあるし、
時に全速力で飛んでいくこともある。 土のとき、腰を据える、腹を決める、
出会いを受け入れる、じっくりどっしり、ゆったりと落ち着いて、
風と土が出会うとき、そこに風土が生まれる。 新しい命が生まれる。
風の人と土の人が出会うと、風土が生まれる。 そんな話をしてくださったんですね。
僕たち一人一人は、元々の性質からじっくり積み上げるタイプの人もいれば、
何をやるにも早い、即断即決でやってのける人もおりますよね。
どちらもとても大切な人なんです。 言うなれば、
土の人であり、風の人であると。
風っていうのは、栄養のある、
適度な湿度を含んだ風、これが吹いてくると、 自然たちもとってもありがたいんですね。
しかし、栄養がない寒い風だったり、 空風と言いますけれども、
様々なものを乾燥させてしまうような風だと、 そこの生態系は
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存続していくことがなかなか難しくなってくるものです。 ですから、
適度に湿り気のあって、 適度に栄養を含んだ、そんな風であることが望ましいんですね。
どうすればそんな風になることができるのか。 それは、
良い土の上を通っていくことです。 様々な景色を見ること、
様々な空気を感じることで、 風の中に様々なエネルギーが蓄えられていくんですね。
一方で、どうすれば 栄養のたっぷり含んだ土になることができるのか。
風の人が土になるパターンもありますし、 土の人がそのまま土であり続けるパターンもありますが、
できる限り柔らかくいたいものですよね。 固い土の上では、せっかく種がまかれたとしても、
植物が根を生やすことができません。 ですから、自分自身がどんな種が飛んでこようとも、
どんな風がやってこようとも、それを活かせるような、 そんな深みのある土壌を作り上げておく必要があるんですね。
様々なものを受け入れていくという姿勢を作っておくことが大切でしょう。 この土と風、両方が合わさって風土となる。
風土というのは、風の土と書きます。 その風土はいわば文化であったり、
それから新しい環境とも訳せるかもしれません。 新たな命が芽生える場所ですね。
土と風、その両方があって、そして僕たちは
風土を作り上げることができるんだよ、というお話を今日はさせていただきました。 いかがだったでしょうか?
最後まで聞いてくださったあなた、ぜひいいねやフォローで足跡を残していってくださいね。 ということでですね、いかがだったでしょうか?
今日は風と土が出会う時、そんなテーマでお話をさせていただきましたけれども、 この風土というものはそうやって作られていくんですね。
昨今ですね、即断即決であれとか、とにかく様々な経験をしろだとか言われております。
それは正しいことだとも思います。 けれど一方で、土の生き方というものもあり、土がなければ風は生かされることがないんだよということです。
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世の中のみんなが風になってしまってもですね、困るわけで、 やはり土の人も大切、土の生き方も大事なんだよということを僕は学びました。
僕はこれまで風として生きてきた時間も長かったんですけれども、 今土としてですね、生きていくこと、これもこの重要さにも気が付き始めたのです。
お時間が来てしまいましたので、今日はこの辺でお相手は薬膳師であり森林インスタラクターである 毛ちゃんがお送りいたしました。
またお会いできることを楽しみにしております。 今日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。