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おっすおっす、おはようございます。
こんにちは、こんばんは、地球元気食堂、開店でございます。
僕の名前は、モーチャリと申します。
薬膳師をしたり、森林活動ガイドをしております。
本日も、よろしくお願いいたします。
2024年のキーワードは、分かち合いだと思います。
分かち合う、英語にすると、シェアをする、そうなりますよね。
僕たちの世界では、このシェアっていうイメージは、分けても減らないものだと思っていると思います。
例えば、SNSの情報、この情報、動画を誰かにシェアをする、これ減らないですよね。
むしろ、シェアをすることで、どんどん増えていく、そのようなイメージが僕たちの中にあると思います。
自然界の中でも、分かち合うということが行われているんです。
ただ、人間が思っているシェアとは、ちょっとイメージが違うかもしれません。
人間は、シェアをしても減らない、むしろ増えると思っている。
しかし、自然界の中では、限りある資源をみんなで文字通り分けて、それを使わせていただく、これが分かち合うというイメージなんです。
例えば、そこに土地がありますね。
そうですね、ちょっと広めのね、教室ぐらいの、学校の教室ぐらいの庭だったとしましょうか。
その庭に木が生えたとしますね。草が生えたとしますね。花が生えたとしますね。
こんな風に、自然たちはその決められた空間の中を、まるでお好み焼きやピザやパイ、ケーキを切り分けるかのように分けていくんですね。
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また、水や風や太陽の光に至るまで、すべてを分かち合っています。
木が葉っぱを広げて伸びていくとき、一本の木からは、できる限り葉っぱと葉っぱが重なり合わないように芽吹いていきます。
それはなぜなのかというと、太陽の光を全部で浴びたいからです。
もし、他の葉っぱに遮られてしまって影の部分ができたとしたら、その葉っぱはそこで仕事をすることができないですよね。
太陽の光に至るまで分かち合うということをしているんです。
ただ、なぜそれができるのか。
人間だったらもしかしたら、現代人だったら、今の現代人だったとしたら、ストレスを感じてしまうかもしれませんよね。
限り合うものを分かち合うということ、それはもしかしたらストレスを感じることかもしれません。
でも、自然にとってはそれが自然なんですよね。
自分一人では生きていくことができないと、それを知っているからです。
いや、自然の中は助け合いでできているので、木も花も何もかもです。
何もかも、そもそも相手の陣地を奪ってやろうなんていう考え方すらもないんですね。
もちろん、自分が育ちやすい場所というものを探していきます。
山、想像してください。
その山の中には、いろんな木が植わっていきます。
杉の木、花粉症で有名な杉の木ですけれども、本来は山のどのあたりに住むのが自分が一番心地よいと思っているかご存知でしょうか。
本来は山の麓、一番下の斜面に生えるのが生きやすいのだそうです。
それは杉という種が水を必要とするものだからです。
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山から水が流れてきて、その水が少し溜まるような場所、水溜まりができるわけではなかったとしても、肥沃な土地ですね。
そういったところで、栄養がいっぱいある土地で育ちたいと思っているからなんですね。
しかし、自然の山を見ていると、そうではない場面によく出くわすんです。
それは、日の木との戦い、これは僕たち人間が見てみると戦いだと思ってしまうんですよ。
日の木がやってくるとすると、杉は日の木に追いやられてしまって、どんどん自分が育つ場所が斜面の上の方に追いやられていくように見えるんですね。
そして、麓の方を日の木が接見をする、そのように見えてしまうんですね。
日の木はもともと斜面の中腹に育ちたい、そんな種族なんですが、
もともと標高が高いところであれば、麓の方から始まっていって、そしてその斜面の中腹あたりまで日の木がうわっと展開をしていく。
杉はさらにその上に追いやられていくように思えます。
僕たち人間は戦争をしたり、昔から自分の土地、ここは自分の土地なんだ、みたいにですね、線を引く。
本当は誰の土地でもない、地球そのもののものなのに、自分の権利を主張して、
ここは俺のものだ、ここは俺のものだ、ということをやってきて、それが常識だと指していますよね。
僕はこれを否定するものではありません。
それがあるから、僕たちは安心立命、安心をしてそこに暮らすことができて、自分の役目、使命を果たすことができるんです。
しかし、それはそもそもですね、そもそも誰かから襲われるかもしれないという、誰かから泥棒が入ってくるかもしれないとか、土地が奪われてしまうかもしれないとか、そういった前提が働いているから、
僕たちは木を見た時にも同じように思うんです。
ああ、あの杉は本当に自分が育ちたいと思っていたところを追いやられてしまって、山のあんな上のところに生えているぞ。
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そのような思考が働いて、木のことをそのような思いで見てしまうんですね。
ですから植物を見てみると、僕たちは専門用語では戦略という言葉を使って表すんです。
どのようなタイミングで芽を出すか、どのようなタイミングで自分が水を吸い上げていくのか、種を飛ばすのか、いろんなことが戦略という言葉で語られてしまうんです。
でも僕が植物と話をした時、森と話をした時、そんな言葉は一切出なかった。
戦略という言葉は人間が作り出したものであって、戦いというものを知っている人間から見た自然の生活の仕方に過ぎなかった。
本当は自然界では分かち合いが生まれている。杉もヒノキも一本では生きていくことができない。
根っこを伸ばしてネットワークを紡いでいるんですね。
この土地、あなたに譲るよ。僕はちょっと上でいいからさ。そういう会話が行われているようにすら思える。
自然界の中ではどこか土地を取ろうとか、そういうことではない。
ただただ自分も生きる、相手も生きる、その分かち合い、協力関係がそこに生まれているんだと。
僕には感じるのです。
先日、森の中、崖の中を歩いていた時に、木がボコッと斜めに突き出ているんですね。
その木はまるで太陽に向かっていく槍のようにも見えました。
急な斜面でした。斜めにグーッと突き出ているんですね。
その木に大きなカズラが巻きついていました。
カズラというのはツル製の植物です。
木みたいにどっしりと幹があるわけではなく、木や他の動物、いや失礼しました、他の植物、他の建物とか、
そういったものに結びつき、絡みついて、自分自身も木の光を上げていくんですね。
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僕たち人間がそれを見た時、
あ、あのカズラっていう奴は、あの木にまとわりついて、
あの木の悪さをしているな、邪魔をしているな、と思ってしまいます。
実際にこれは木が弱った場合なんですけれども、
そのカズラが育ちすぎて死ね殺してしまうという現象があります。
これは専門用語で死ね殺しっていうものがあるんですけれども、
蛇が巻きつくように木にまとわりついてギューッと締め付けてしまって、
木の生命活動を止めてしまっているように見える。
でもそれは木自体が弱ってしまったから、そうなっただけであって、
だけどカズラのことを何とか生かそうと、その場で踏みとどまろうとするんですね。
共同関係なんですね。僕にはそのように見えます。
そして不安定な木、斜面の不安定な木であればあるほどカズラは巻きつき、
安くなっていきます。巻きつくようになっていきます。
それは不安定な木をしっかりとカズラが巻きつくことで固定をしてあげる。
カズラも自分の体を保持することができるし、木自体も自分と体を固定することができる。
そのような意味で非常に共同関係にあるんですよね。
自然界の中では奪い合いとか、そういうのはない。
昔から弱肉強食だ、自然界は弱肉強食なんだって言われているけれども、
それは動物の世界の話。動物の世界では確かにそういう関係性がある。
でも動物だとしても縄張りは譲り合っているように僕は思います。
その動物の同じ種族の中では色々な関係があるのかもしれません。
でも種族を超えていくと、この鳥は木の上に進む。
この鳥は木に穴を開けて進む。
この鳥は木の麓の方に巣を作る。
そのように棲み分けがなされているんですね。
自然界ではしっかりとこの自然の限りあるものを分かち合うというものができているように僕には思います。
非常に優しい世界ですよね。
ただ僕は先ほどこう言いました。
自然は有限である、有限なものを分かち合っているとそのように伝えました。
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しかしこれも一つ誤解があるようにも思います。
自然界では土地、自分の住処、水、風、日の光、土、すべてに至るまで循環をしているんですね。
すべてがずっとずっと流れ続けているんです。
流れ続けているからこそ分かち合ってもまた次に新しいものが届き、古いものは流しということができてくるんですよね。
これが有限が無限になった瞬間です。
水が木に吸い上げられます。
するとその水は葉っぱから水蒸気となって空気中へ飛び立っていくんですね。
そしてその水蒸気はまた雲となり雨となりまた降ってくる。
この循環が起こることで有が無になる、有限が無限になる、そんな瞬間があります。
僕たち人がこれから生きていくにあたってヒントとなるのがこの自然界の考え方です。
営みです。
自分の限りあるものを分かち合っていく。
そしてまた必要な時にまた必要な分だけ自分のもとにやってくる。
だからこれが循環をしていくことによって持続可能なエネルギーの交換、エネルギーのやり取りというものができてくるんです。
先日NHKのクローズアップ現代という番組において森林火災の問題が発表されていました。
この森林火災と言いますのは人が森に火をつけるパターンもあります。
これは人為的という意味であって放火という意味ではないです。
自分が農業をするために森に火をつけるというパターンもあります。
また自然に乾燥をしてどこからかの火がそこについて発火をしてしまうというものもあります。
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それによってどんどん森林が減っています。
なんと毎分東京ドーム2個分の森林が亡くなっていると。
10分ごとにでしたっけね。
そんな風に言われています。
すごいですよね。
10分で東京ドーム2つ分の森林が亡くなっているよと。
世界ではどこから亡くなっているよと。
すごい話だなと思いました。
ギリシャでハワイで先日非常に大きな火災がありました。
森が燃え尽きてしまったそんな木もたくさんありました。
その森林火災において専門家がこんな話を残していたんですね。
それは大量の二酸化炭素が空気中に放出されてしまった。
僕はえ?って思いました。
気にするとこそこなの?って思ったんです。
本来であれば人だとか動物だとかそこに住んでいた生きていた命のことを心配するはずにもかかわらず
専門家は専門家の知見として二酸化炭素のことを話をしていました。
僕はこれ二晩三晩考えてようやく意味がわかったんですね。
木はそこにあるだけで炭素を蓄える働きがあります。
しかしこの炭素は燃やされることによって酸素と結びつき二酸化炭素として空気中に放出されていくのです。
つまり森が森としてそこにあるということは空気中に二酸化炭素が出ない状態で
自分自身のその体に二酸化炭素になる元である炭素を大量に蓄えておくことができる。
空気中に放出されてしまうのか自分の体の中に溜め込んでいるのかでは大きな違いがあるということなんですね。
二酸化炭素の量というもの、炭素の量というものはこの地球上はあまり変化がないと思います。
どんなに人が使ったとしてもどんなに燃やされたとしても炭素が二酸化炭素というものに形を変え姿を変え地球上にはある。
これは質量保存の法則です。
だけどそれが個体としてあるのか空気中に出ていってしまうものなのかで環境が左右されてしまうと思います。
さあなぜ僕たちはその二酸化炭素の放出されてしまう現象を有油式自体だと思うのかです。
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これは二酸化炭素が温室硬化ガスと言われている機体の一種だからなんですね。
二酸化炭素が放出をされると温室のように見えない膜でその場所が覆われてしまう。
するとそこは二酸化炭素で包まれた一つの部屋のようになってしまい気温が上昇しやすくなってしまう。
気温が上昇しやすくなるとそこにいた自然が同じ形では生きていけなくなってしまう。
動物も生きていけなくなる。草や木も枯れていってしまう。
人間もですね40度や45度のような猛暑極暑を超えたもうすっごい暑い場所では自分自身を保っていくことができなくなってしまい
熱中症などで意識を失ってしまったりまた命を脅かされる事態にもなっていきます。
これは実際に起こっていることで人にとっては生存の危機、この気候変動は生存の危機なんだと言っています。
ただ地球規模で見た時に僕はおやっと気がついたことがありました。
それは地球規模で見た時に必ずしも必ずしもですよ、この二酸化炭素の放出と言われているものが大問題だという風には決して取れなかった。
人間が生きていくためにはこれは有識事態なんです。
でも地球全土で見た時には実はこんな力が働いている。
僕は第一からそれを学んだ。第一に聞いてみたらこんな話をしてくれた。
自然界には凍圧凍息の原理というものが働いているんだよ。
それの原理というのはどこでも同じスピードになるように動くし、どこでも同じ圧力がかかるように原理が働いていくんだよ。
また濃度などもそうです。川の流れを見てみてください。
カーブに差し掛かった時に内側と外側ではスピードが差が生まれるんですね。
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このスピードに差が生まれることによって水たちは全部が同じスピード同じタイミングでゴール地点へたどり着くようになっている。
これは凍息の法則です。
滝から水が落ちてきた時、滝壺現象というものが起こります。
それは滝の下のところがくぼむんですね。
これは水が落ちる勢いによって掘られたものでもありますが、それは水が溜まってからもずっとずっとこの滝壺というものはできてあります。
この滝壺があることによって、そこが一段深くなっていることによって水の勢いをクッションさせるんですね。
そして川に流れていく。
これが滝壺現象です。
つまり圧力が均等にかかるように深くなってクッションを生み出しているという現象なんですよね。
二酸化炭素も同じような原理が働きます。
例えば東京、日本で一番人口がある場所です。
ここで出された二酸化炭素というものは、そのまま関東地方を覆い尽くしヒートアイランド現象というものを生み出します。
ヒートアイランド現象とは、局所的にその一箇所だけがグーッと気温が上がっていくものです。
ご存知ですよね。
埼玉県の熊谷市では、あそこに人がいっぱい住んでいるというわけでもないのに、あそこが日本で一番熱い場所になってしまっている。
これはすぐ近くに工場、人がいっぱい住む場所、たくさんそういうものがあって、
その二酸化炭素というものが熊谷というところまで行っているということだと僕は思っています。
この二酸化炭素というものは、今はその場所が局所的に熱くなっていますが、
少しずつ少しずつ人が少ないところに移動をしていくものだと僕は考えています。
それはいろんな気流に乗ってかもしれません。
けれども二酸化炭素というものの比重が少ない場所に自然と流れていくんですね。
これは何をしているのか。
人が住んでいる場所、人がいっぱいいる場所では、実は木は育つことが難しかったりします。
それは灰ガスなどがいっぱい排出されて、木はその灰ガスを吸わなくてはならない、そんな役目を持っているんですね。
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覆されていると言ってもいいかもしれません。
だから街路樹、高速道路や一般道などのところに生えている木たちには本当に感謝をしなくてはならないんですよ。
だけど僕たちは木のことを感謝をあまりしていかなかったりすると、木たちは何を思うかというと、
この場所は人間たちに譲ろうというふうになります。
そして自分たちは枯れていったり朽ちていったり、また火事で燃えたりとかした時に、
もうそこに入るということはせずにですね、
機体となって二酸化炭素の濃度が少ない場所へと移動していくんですね。
そしてその場所というものは、実は人が少ないから過ごしやすいんですよ、木たちにとっては。
切る人もいないし、むやみやたらに汚されることもないからそこは快適なんですよ。
でも元々木が少ない場所だから二酸化炭素濃度が少ない、低い、そんな場所に移動していきます。
まず機体として移動していくんですね。物質はやはり重いですから、目に見えない機体となってそちらの方に行くんです。
そしてそこでできれば、ああよくば種が運ばれてきた時に、
自分自身が二酸化炭素となった木たちはその木に、種から芽生えた芽に吸ってもらって、
そして新しい命となっていくということをしようとしているんです。
だから南極の氷が溶けるとかそういう話があるんですよ。南極には人が住んでないですよ。
人が住んでないっていうことは何を意味しているかというと、二酸化炭素濃度が低いということです。
だからそちらの方に木たちが、自然が新しい場所を開拓しようと移動をしているんですよね。
自然界の中では木たちは植物たちは特に誰かを出し抜こうとか、その場所を奪おうとかそういったことはありません。
分かち合おうとしています。
二酸化炭素として自分の命をまた別の場所に使ってもらおうというふうに移動もすることができます。
住む場所を変えることができるこれが実は木たちなんですよね。
このことを僕は自然や大地から教えていただきました。
自然たちはとことん分かち合おうとしています。
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僕たちは今日は何を分かち合いますか。
僕は今日このラジオを通じてこの知見を分かち合うことができたということがまず一つです。
しかしこれは目には見えないものを分かち合うということです。
目に見えないものの分かち合いは減ることがありません。
もともと無限です。
ぜひですね、目に見えるものも分かち合っていただきたいんですね。
自分が食べようと思っていたお菓子を誰かに分かち合う。
自分が貯めていたお金を誰かクリスマスも近いので誰かに渡してみる。
そのように形あるもの目に見えるものを分かち合ってみましょう。
するとそこに分かち合いのネットワークが生まれてきます。
自分たち自身も恩恵を受けることが必ずあります。
僕は高知県に移住をしてきた。
そして1年半前から今日に至るまでものすごくたくさんのお裾分けをいただいた。
自分の畑で採れた野菜だから、お隣さんからもらったパンだから。
これをですね、自分の中だけで収めておかないで誰かに誰かに渡していく。
助け合う分かち合うということをずっとずっとしてもらって
今日まで生きてくることができました。
本当に本当に感謝です。
この感謝のネットワーク分かち合いのネットワーク
自分のものを分けても減らないんだよ。
循環をしているから無限なんだよ。
有限は無限になるんだ。
この有限が無限になるこの転換というものを
ぜひ皆さん、あなたに経験をしていただけたら
そして自分が経験してきたことを思い出していただきたい。
そんな2023年の締めくくりとしていただきたい。
2024年はさらに分かち合いの年にしていきたい。
していっていただきたい。
そんなことを僕は自然から学ばせていただき
あなた様にシェアをさせていただきました。
お時間をいただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
最後まで聞いてくださったあなた、ぜひいいねやフォローで足跡を残していってくださいね。
今日は有限から無限への転換。
シェアをすること、分かち合うことで実現するお話。
そんなテーマでお話をさせていただきました。
いかがだったでしょうか。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
お相手は薬膳師であり森林インストラクターであるもうちゃりがお送りいたしました。
またお会いできることを楽しみにしております。
今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ。