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2023-11-09 24:15

自然に優しい農法-協生農法マニュアルを読んでみる-


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オスオス、始まりました。地球元気食堂開店でございます。
僕の名前は、もおちゃりと申します。薬膳師をしたり、森林活動ガイドをさせていただいております。
僕ね、今ね、このライブ配信を目標を掲げてやっているんですね。
プラネタリーヘルス×薬膳のレシピを開発してリリースします、ということでですね、
現在達成率は28.2%でございます。
このライブ配信を聞いている間にですね、コメントをいただくことができれば、
そのあなたのコメント、1コメントが0.1%のポイントとなって、達成率が増えていく仕組みとなっております。
このプラネタリーヘルスって何なのかということを、今日はね、お話をさせていただきたいと思っているんですね。
プラネタリーヘルスというのは、日本語に直訳をすると、地球の健康ということになります。
プラネタリーヘルスは、地球の健康っていう話なんですね。
で、じゃあこれ、地球の健康、地球に環境に良いものっていうことなんですよね。
で、それが実は僕たちの健康、一人一人の健康とつながってますよっていうことが、
このプラネタリーヘルス×薬膳ということになってきます。
で、この一人一人の健康と、それから地球の健康がつながってるんだよって、一体どんなことなのかなーっていうことをちょっとお話をしてみたいと思います。
僕たちが健康について考えた時にですね、例えばサプリメントを取るとか、プロテインを飲んでみるとか、運動をしてみるなんかもそうかもしれませんけれども、
そういったことをするわけですよね。で、そんな時に、例えばサプリメントを取る、それからプロテインを飲むみたいな食品で自分の体を健康にしていこうと思った際には、
ただそれを飲むだけ、いただくだけであって、地球のことっていうのはあまり関係がなかったりします。でもそうではないってことですね。
また運動をすればいいんでしょということで、その運動をするんだけども、地球環境には決して配慮をしない運動方法っていうのもあります。
一体それ何なのかっていうとですね、ペットボトル的な製品をいっぱいこう使って、毎回毎回水を買ってとかっていうこと。
水を買ったりとかペットボトルもリサイクルをすればとか、いろんな見方があるんですけれども、そういったことだったりとかね、するわけですよ。
何が地球にとっていいのかっていうことっていうのは難しいんですけれども、でも僕たちの健康と地球の健康はつながってますよねって思った瞬間にですね、取れる行動が変わってきます。
僕は薬前士ですので、一人一人の心の具合とか体調に合ったですね、食事を提案させていただくっていうことがですね、お仕事の一つなんですけれども、
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そのうちですね、僕が思ったのは人の健康だけを考えていくのではなく、一つ一つの食材の特性とか、どんなふうにして命が芽生えていって、そしてそれが大きくなっていって、僕たちの手元に届くのかなっていうことまで思いを馳せるようになりました。
例えばめちゃくちゃ簡単な話で言うとですね、人参ありますよね、あれどこを切って使いますかっていう話だったりとか、皮も剥きますかっていう話だったりとか、じゃがいもとかもそうなったりしますよね、野菜とか、野菜っていうものはですね、作物は大きくなる部分があって、そこが成長点といってめちゃくちゃ栄養負荷が高いんですよね。
でも、ざっくりと切り落としてしまったりとか、そこを排除してしまうとですね、実は栄養価がですね、グッと落ちてしまう。せっかく野菜を食べているのに、その野菜で取れるはずだった栄養素を捨ててしまっている、なんていうことにもなるかもしれません。
また、皮を剥くとかっていう作業がありますが、その食物の野菜の皮を剥いたりとかするとですね、その皮とかヘタとかをポンと野菜屑として生ゴミとして捨ててしまう、なんていうこともあると思うんですよね。
でも、僕はそれを全部取っておいてあります。捨てずに取ってあるんですね。それを取っておいたものを冷凍とかしてですね、保存してるんですけれども、一定量溜まったら鍋の中にトンと入れてですね、ぐつぐつ煮立ったお湯の中に入れてですね、出汁を取ったりしますね。
野菜屑っていうのは出汁がグワーッと出てきてですね、それを煮出すとですね、琥珀色の美しい色のですね、出汁になるんですよ。これはファイトケミカルっていうものがその中に組み込まれていてですね、野菜たちも自分たちの皮だとかヘタだとかそういうもので自分を外の病気から守るような、そういうですね、働きをしているんです。
そういったものを僕たちは農薬がついてるからとか言っていて、どんどん捨ててしまうんですけれども、そうではなくて、きれいに洗ったりとかね、また農薬を使ってないような作物を買ってきて、そういったものを煮出すことによって、その植物が持っている、本来持っているその病気と戦うような、そんな力もですね、僕たちは体の中に取り込むことができます。
ということをやっているんですね。また、その使い終わったですね、野菜クズとかは、僕はまだできてないですけれども、ポンと捨てるのではなくて、コンポストっていうものに入れて、そして土に返すなんていうことだってできるんですよね。そこまでしてやっていく。その土をまた自分の家庭菜園とかに巻いたりとかして、成長させていくなんていう方法もありますよね。
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そんな形でですね、僕はこうやってどういうふうにしたら地球環境にとって優しいものができるのかなっていうことを考えておりました。
僕は今、家庭菜園というか、ちょっと家庭菜園よりも大きい畑をですね、お借りして山の中、そして自分の自宅の前でやっているんですけれども、いよいよですね、自然に優しい農法っていうものをやっていこうと思っております。
というと、じゃあ自然に優しくない農法があるの?っていう話になっていきますけれども、ここはですね、解釈の仕方によります。
もう農業をやっているということで、自然とつながっているお仕事なので、それはもう自然に環境に良いでしょうと、地球に優しいでしょって、そんなふうに思われる方も大勢いらっしゃいます。
ただですね、この歴史というか、歴史よりももっと広い視点で見て、人間の営みっていう、そういった広い視点で見た人類学という視点で見るとですね、これは実は農業とか、こうやって自然を利用して人間たちが何かを作ろう、作物を作ろうとしたところから、
人間が自然を支配するという、そういう思想が始まってきたんですよっていうことがわかるんです。
わかりやすく言えばですね、畑を作る、田んぼを作る、あれっていうのは、もともとあった自然の土地に手を加えることによって、そこを作物が作られる工場にしているっていうようなイメージです。
どんどんどんどん同じ形の、同じ規格の作物が作られますよね。
スーパーに行くとわかると思うんですけども、茄子、人参、トマト、キャベツ、ほうれん草、いろんなものがある中で、全部が同じぐらいの大きさに揃っていることに気がつきますよね。
あれっていうのは、いろんな工夫があって、そしてそのように揃った形にならない不揃いの野菜たちもあって、不揃いのものたちは他のものに流通されたり、流通もされないのかな、でも捨てられてしまったりとか、売り物にならないとか、そういったものもたくさんあるんですよ。
農家さんの苦労っていうものはめちゃくちゃあるんですよね。そんな中、できる限り規格を揃えて排出しよう、なんていうことになっていくと、もう整然と並べられた作物が畑にワーッと一列になっているわけですよね。
そしてそこには雑草1本生えていないという状態になっています。雑草がそこに生えるということは、土の中の栄養を雑草が持っていってしまうということが考えられるので、そうするとその作物だけちょっと小さくなってしまう感じになってしまいますね。他のと比べると。
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だからその作物を全部維持するために雑草も全部抜いていきましょうとかっていう話になってきます。そうなってくると、それっていうのは本当に自然に優しい農法なのでしょうか、ということが疑問として挙げられていきます。
僕たちは畑をやる。まだやったことがない人たちもいらっしゃると思うので、ちょっと話をしてみたいと思うんですけども、畑をやるときにまず何をするのかというと、まず土作りから始めるんですね。ただ種をまいたりとか苗を植えたりとかすれば育つっていうわけではないんですよ。土作りから始めるんですよね。普通に始めると、その土を深く深く耕すんですね。耕しているところに石灰とかそういったものをまきます。
これ何をするのかっていうと、土をアルカリ性にするっていうことなんですね。野菜っていうのはアルカリ性、酸性アルカリ性ってありましたよね。子供の頃にリトマス試験紙っていうのでありましたけれども。酸性だと育たない作物ってたくさんあるんですよね。アルカリ性だと育つ作物がたくさんあるんですよ。
アジサイも色が青だったり赤だったりありますよね。赤いアジサイっていうのは土がアルカリ性なんですよね。赤いアジサイが咲く場所はそこではおいしいほうれん草とかおいしい作物が育ちやすいというふうに言われております。
ということで、土の性質からガラッと変えなくてはならないという話になっていきます。なので、そこにアルカリ性になるようにぐわっと土を混ぜていくんですよね。でもそれをするっていうことは、外からアルカリ性のものを持ってくるということなので、それは人工的にその土を作り変えるということになりますよね。
本当にそれで良いのでしょうか。自然にその土はアルカリ性にすることはできないのでしょうか。外から持ってくれば一瞬で終わるんだけれども。だけど、それっていうのは自然な形ではないので、ずっとずっと人が今度は消毒をしなきゃいけなかったり、作物の肥料を与えないといけなかったりします。
何なのかというと、急激にアルカリ性にグワッとするということは、その中に住んでいた土壌生物たちにも影響があるんですよね。そうなると、その動物たちが生きていけなくなっていきます。土を耕してくれる動物たちが生き物たちがいるんですよね。そういった子たちがちょっと住みにくくなっちゃっていなくなっちゃうんですよね。
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そうなってくると、栄養肥料も与え続けなくてはならなくなります。
それから、そういったところで育った作物には、上に虫がいっぱい寄ってくるなんていうことも言うんですよね。肥料を与えてくると、その肥料っていうものを求めてなのかわからないんですけれども、たくさんの虫たちが寄ってきます。
そうすると、その虫たちを駆除するために、農薬をまいて消毒をしていくなんていうことがあって、これが本当に自然の形なんでしょうかということで、僕は疑問を持つようになりました。
そこで、自然に優しい農法というものをリサーチしていったら、強制農法というものに出会ったんですね。
この強制農法というのは、協力してこの生物たちとか生態系というものを作っていく農法でございまして、できる限り人間たちの手を加えずに、でも安定的な収穫を目指していくっていう農法でありまして、この方法を使うと、砂漠とかそういったところも人の手によってなんですけれども、
緑になっていく可能性があるというところで、荒れ地とかでもやっていけるんじゃないかと言われている、そんな農法になります。
今日は強制農法マニュアルっていうものがウェブ上に上がっておりまして、それを少しずつ読み進めていくことで、皆さまとこの自然に優しい農法について学ぶことができたらよいなという勉強会をこのライブ配信で開いてみました。
よろしいでしょうか。この強制農法というのはですね、なんとあのソニーコンピューターエンターテイメント、ソニーコンピューターエンターテイメントですかね、がですね、このシネコカルチャーというですね、言葉を使って進めている研究なんですよ。
すごいですよね。あのソニーというコンピューターの会社がやっているということなんですよね。少しそれを読み進めてみたいと思いますね。まず始めにというところです。
このマニュアルは強制農法の理念に賛同し、実践する実践を希望する個人に向けて作成した強制農法の考え方及び施工管理などの具体的実践方法を示す解説書です。
強制農法の理解と実践の手引きとしてご活用ください。このバージョンは2008年から2016年までの主に日本における実践結果に基づいています。
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現在、強制農法は科学的研究とともに構築中であり、今後の成長、発展とともに随時更新していく予定です。
次世代の持続可能な社会の構築に資するために、皆様の住む環境における多様な実践結果、自然観察の知見、経験は貴重なデータとなります。
今後とも実験への参加情報提供をお待ちしております。
ソニーコンピューターサイエンス研究所を指定しました。コンピューターエンターテインメントではなく、コンピューターサイエンス研究所というところがやっているものになります。
まず一つ目は目次を見ていくと、相論というところから始まっています。
強制農法の定義。まずこういうふうに定義されています。
強制農法とは、無工期、無施費、無農薬、種と苗以外一切持ち込まないという制約条件の中で、植物の特性を生かして生態系を構築、制御し、生態学的最適化状態の有用植物を生産する路地作物栽培法ということでございます。
難しい言葉がぐっと並んできたので、少し解説をしてみると、強制農法というのは、まず耕さないということです。
そして、肥料をやらないということです。農薬ももちろん使いません。
人が持ち込んでいいのは、種と苗だけです。
そして、種と苗を持ち込むことだけをして、植物の特性だけで、そこで生態系を作り上げていくということです。
しかもそれも人にとって有用な植物を生産するということなんですね。
だから農法なんですよ。農業なんですよね。
路地作物栽培法。路地栽培とハウス栽培というのがありまして、
ビニールハウスの中で栽培するもの、それから外で栽培するものというふうに2つに分かれるんですけども、路地で栽培するというのは外で栽培しているものということですね。
続けますね。
生態学的最適化状態ってどういうことなのかというと、
生態学的最適化とは、与えられた環境条件で可能な範囲で複数種が競合、共生しながらそれぞれ最大限の成長を達成する状態を言う。
これに対して観光農法が意挙する生理学的最適化とは、一般に単一種の生育条件を最適化するために環境条件を変えることを示すというふうに言われております。
これはどういう話なのかというと、これまでの農業というものは、
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作物一つ、例えば湿ったところ、じめじめしたところで育ちやすい作物があるよねとか、乾燥したところを好む作物もあるよねって、そういう生理学的一つ一つの生まれ持った性質っていうものをしっかりと理解をして、
そして一つの種類に、一つの作物の種類に最適化した環境条件を作ってあげるっていうことをやってきました。
でも、今から僕たちが学んでいくこの共生農法っていうのは、複数の種が混ざり合って、そしてその中で競争をしたり、またはお互いに助け合って生きていったりとかしながら、最大限の成長を達成するっていうことを意図しています。
続けます。共生農法には、大別して、栽培法、活用法、販売法の3分野が存在し、職業農家などで成り割として成立させるには、これら全てが揃うことが必要条件である。
このマニュアルでは、家庭栽園での持久や地産地消規模での実践を想定し、共生農法の栽培法の部分を主に掲載している。活用法は、共生農園を含む、その地域の生態系から資源として利用可能な産物を取り出す方法論と、それらに経済価値を付与する商品開発法を含む領域である。
共生農法の産物とは、補助内に生育する有用植物以外にも、共生農園に派生関連して生じる植物や生活資源、自然環境、景観、教育学習機会、誘引される動物層、昆虫層などの活用を含む。
販売法は、直売モデルを中心に共生農法の産物を販売する方法と、共生農法の狩猟の考え方を含む領域である。活用法、販売法に関しては、共生農法が目指す野生状態の産物の流通を目標として、各地の実践を通じて開発をしていくことが必要であると書かれております。
少し読み進めてみたいと思います。
共生農法の原理。
共生農法は、食料生産するための生態系自体を作り上げてしまう農法である。
生態系を構築するとは、最も端的には、その場所に定着している種、多様性を増やすことを指す。
種の多様性以外にも、同じ種内でも多様な品種があることで、遺伝的多様性が上がり、様々な環境条件とそれに適した食性が定着することで、生態系の多様性が上がる。
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これらの遺伝子、種、生態系の多様性を総称して、生物多様性と呼ばれている。
生物多様性が豊かになると、様々な生態系機能が向上する。
生態系機能は、気温、湿度、日照量、土壌の有機物やミネラルなどの環境条件を、より多くの生き物が住みやすい環境に調整してくれる。
生態系機能が高まると、より豊かな生物多様性を許容できるため、生物多様性と生態系機能は互いに相乗的に高まる仕組みになっている。
生物多様性と生態系機能が高まることで、食料生産をはじめとして、人間が生活していくのに必要な様々な生態系サービスを取り出すことができる。
共生農法は、生態系を多面的に活用する知識により、これら生物多様性、生態系機能、生態系サービスを総合的に向上させ、
持続可能な食料生産と自立的な経済活動を両立することを目指していると書かれています。
こういう持続可能というのはどういうことかというと、とにかく経済的なことも必要なんですよね。
これを度外視して持続可能にならないわけです。
どうすれば安定したそして貴重な作物をゲットすることができるのかということを、非常に頭を悩ませながら考えられた研究になっております。
これはすごい理論ですよね。今までなかなかなかったんですよ、こういうものが。
ずっと話をさせていただいてまいりましたけれども、例えば、作物を育てた時に影が出てきますよね。
影が出てくると、その影の中を求めて、影が好きな植物もいるし、影が好きな動物たちもいるし、そういう動物たちも住むようになってきます。
そういう子たちが来ると、落ちてきた葉っぱとかを食べたりとかするんですよね。
食べた葉っぱとかがどんどん細かくなっていって、排出されていって、そしてそれが今度、ミミズとかダンゴムシとか土壌、土の中にいる生物たちが食べたりとかして、どんどん循環が生まれていく。
そしてそれがまた植物の肥料に勝手になっていくようなことがあります。
ということで、少しお話をしてまいりましたけれども、自然に優しい農法というのをこれからやってまいりたいと思いますので、もしよろしければ、気が向いた時にまたお付き合いいただけたらなと思っております。
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よろしくお願いいたします。お相手は森林活動ガイドであり、薬膳師であるもうちゃりがお送りいたしました。ありがとうございました。
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