-
-
江川さとみ
防御したくなったりするものですよね。
どうですか?クラケンさんとかは、ご家族とかに関して。
クラケン
子供が今、うち娘5歳なんですけど、子供に対しては、なるべくアイメッセージを使うようにしてますね。
アイメッセージを使うようにしているというか、なんだろうな、あんまり怒らないようにしようと思っていて、
なんか褒めポイントを探すんですけど、なんだっけな、なんかの本で、無駄にというか、むやみに褒めてもダメなんだみたいな、褒め方難しいみたいな感じがします。
だから、そこでなんか使って、無意識、無意識でもないな、意識して使ってたのは知らずに、アイメッセージという言葉はあんまり知らなかったですけども、
あ、○○ちゃんはこれができて、すごいと思うよとかっていうのは言ってましたね。
江川さとみ
素晴らしい。お子様の成長が楽しみですね。楽しみです。
親御さんがアサーティブでアイメッセージを使っていると、子供もアサーティブな子供に成長するんです。
クラケン
なるほど。
江川さとみ
例えばね、うちの娘さんが、私もこのコミュニケーションスキルはずいぶん前に勉強したので、いろいろと、旦那さんと喧嘩するとき以外は使うようにもしてたりとか。
クラケン
旦那さんと喧嘩するときは使わない(笑)
江川さとみ
アイメッセージを使うようにはしてるんだけど、でもやっぱり子供にはと思ってやってきたら、娘はアイメッセージのやっぱり達人なんですね。
もしかしたら私よりも上手なのかもしれないけど。
クラケン
なるほど、ネイティブなんですね。
江川さとみ
そうそう、高校時代にバスで通学をしていましたら、一番初め始発のバスだったので座れるらしいんですよね。
そしたら途中で別の他校の女子高生とか乗り込んできて、だいたいバスが満杯になるんですけど、
その時に女子高生が数人で乗り込んできて、うちの娘の座っている隣に立ったわけですね。
そしたらお話しするのに、おしゃべりするのに夢中になって、持っていたカバンが座っている娘の頬にガンガン当たっていたのに気がつかなかったらしいんですよ。
ガンガン娘は顔に当たってて。
クラケン
なるほど、肩に下げてたりするカバンが顔に当たってたんですね。
なかなか痛いやつ。
江川さとみ
そしたら、でも朝から言うメッセージを使って、当たってるでしょ、当たってますとか、避けてくださいとか言うのがすごい嫌だったそうなんですよ。
自分も注意した感覚になると朝から嫌な感じがするし、
クラケン
確かにね。
江川さとみ
なんて言おうかって考えたらしいんですけど、なんて言ったと思うんですよ。
クラケン
なんだろう、痛いとか悲しいっていう感情を表現するわけだから、すいませんちょっとカバンが当たって痛いんですけど、でもあんまりこれだと注意してると変わらないのかな。
江川さとみ
でもね、ちょっと痛いんですって言うのは別にアイメッセージだから、別に間違いではないんですけど、
すごい面白かったのが、美しいなと思ったのが、カバン持ってあげようかって言ったんです。
クラケン
はっ、すご!
なるほどね。
江川さとみ
美しいなと思って、ちょっと私そこで見習ったんですよね。
そこで持ってあげようかって言ったら、その女子高生は最初「はっ?」てなったらしいんですよ。
えっ、みたいになったけど、自分のカバンが顔に当たってたんだって気がついて、ごめんなさいって言って引っ込めた。
なので、全然誰も嫌な感じは味わってないんです。
クラケン
めちゃめちゃいいですね、これ。
江川さとみ
そういう風に考えるっていうこともできるんですよね、なんか。
すごい、これ慣れでそういうのが思い浮かんだってことなんですか?
うん、やっぱり訓練かな。
アイメッセージを意識するっていうことをちっちゃい時からやったので。
クラケン
すごい。
江川さとみ
うちの旦那さん、転勤族、全国転勤の人なんですね。
江川さとみ
はい。
で、ある日、K県、アルファベットのK県に、
クラケン
Kで始まる県は…そんなないですけど。
江川さとみ
に、引っ越しましたときに、小学校2年生かな、2年生で引っ越したのかな、娘が。
引っ越しましたときに、某K県の寺の娘さんにいじめられた。
クラケン
なるほど、転校生がいじめられると結構テンプレですよね。
江川さとみ
で、その時に、みんなと仲良くなってきたなっていう時に、
その寺の娘さんってボス的な感じの人。
ボス?ボスザル?
ボス的な感じの人。
みんなに、うちの娘さん、英子ちゃんとしますね。
と、運動場で放課後待ち合わせして、みんな別のとこで遊ぼうよ、みたいな。
だから、うちの娘は一人にされて、1時間ぐらい雨が降ってくる中、待っていたらしいの。
クラケン
泣きながら帰ってきて、私はもう、うちの娘に何してくれるんじゃと、
江川さとみ
すごい思ったわけですよ。怒ってたけど、
でも、やっぱここが成長する時、彼女の成長の時かもしれないって。
なるほど。
怒りを一旦ね、沈めて、
彼女にかけてみようとか、彼女の成長のためと思って、
クラケン
自分で電話できるって言ったの、その子たち。
江川さとみ
で、電話を、まだ今帰ってきてないと思うから、
電話をかけて、自分の今の気持ちを言おうか。
その時に、一つだけ、自分の気持ちをアイメッセージ使って、
彼女は言ってみよう、私はこう思ったよとか、こうだったよって。
言えるって言ったら、うん言えるって言って。
その後に、ただ一つ、
A子ちゃんがね、A子ちゃんが、
そのことを表現したとしても、
受け取られない可能性もあるよ。
向こう側がね。
そのことも可能性としてあるけど、
言うって聞いたら、言うって言ったんですよ。
で、電話してたね、4人ぐらい。
クラケン
はい。
江川さとみ
で、3人の子たちは、
本当に娘が、本当にずっと待ってたんだよって、
みんなが来ると思ってずっと待ってたんだよって言って、
本当に悲しかったっていうのを、アイメッセージ使って言ってました。
一生懸命。
で、最後には、こんなことをされるんだったら、
友達としてはいられませんっていうことも言ってた。
で、そしたら、その3人の子たちは謝ったのね。
ごめんなさいっていうのを。
謝ってるのをたぶん通じたんだと。
クラケン
はい。
江川さとみ
で、最後のやっぱり、ボスザルさんでした。
クラケン
ボスザルね。
江川さとみ
あの、寺の娘さんは、謝らなかったんですけれども、
それでも何も答えなかった。
それでも彼女は、泣いて泣き寝りして、
学校行きたくないっていうより、
私は自分の意見を本当に主張できたっていうところから、
クラケン
翌日もきちっと学校行けましたね。
すっきりして。
江川さとみ
なるほどね。
クラケン
アイメッセージっていうのは、ある意味すごいなっていうふうに思いました。
江川さとみ
なるほどな。
これって今だとね、高校生だとLINEでやり取りしてることの方が。
クラケン
よく聞くのは、グループ作られてるんだけど、
例えば10人ぐらいのグループでやり取りしているように見えるんだけど、
実は1人だけハブにされたグループがあって、
そこで本音を言っているみたいな、なんだろうな。
ちょっと似たようなシチュエーションなのかなって思えるようなことが結構。
江川さとみ
10人のグループに入っています。
ですが1人だけ入っているけれども、
クラケン
あそこ10人のグループに入っているんだけど、別に9人のグループが。
江川さとみ
で、そっちで、
あれなわけね、その女の子の悪口を言ってるっていう。
クラケン
悪口を言ったり、いや悪口を言ったり、
悪口を言うためのグループだったらそうかもしれないですけれども、
別になんだろう、ハブにする的な。
江川さとみ
そのことを知っているの、9人のグループがいるっていうのは、
そのグループだと自体を知っているっていうことなんだ。
クラケン
いや、普通は気づかないんじゃないですか。
江川さとみ
あるいは匂わせたりするんですかね、なんか頭悪い人が。
クラケン
わかんないですけど。
江川さとみ
なるほどね。
クラケン
僕も高校生の、
男子女子の別がやっぱりあるのかなと思うんですけど、
多分女性の方がそういうことはありそうだなとは思います。
高校生の女の子の知り合いは僕にはいないのでわかりません。
江川さとみ
これあと、今回はお話ししないですけど、
コミュニケーションのパターンっていうのがあって、
いろいろあるんですけど、
こういうことをする子たちっていうのは、
作為型の人が多いんですね。
クラケン
作為型。
江川さとみ
受け身型、攻撃型、作為型、アサーティブ型っていうのが、
4つあるとすると、
クラケン
作為。
作為ってどの…
江川さとみ
作為っていうのは作るという字に、