なんでしょうね、構造自体を捉えて、構造の中の問題解決をしようとされてる方なんだなってすごい思うんですけど、
もともとなんでそんなことになったんですか?
なんで小林さんはそんな小林さんなの?
なんか得意、多分なんですけど、子供の時に知恵の輪とかマジック、手品ですよね、とか見抜くんめっちゃ得意やったんですよ。
小学生の時の特技がテレビでやってるすごいマジシャンのネタバラシするのが得意やって、
あれって逆算なんですよ、あれマジで。逆算しないと絶対分かんないんですよ。
それをノートに書き留めてやるっていうのがちょっと趣味やったんですよ。
得意なオタクっていうのを発揮してますね。
ほんとですね。
そういう判定じゃないけど、そういうのがただただ好きっていう。
謎解きっていうか、絡まったものをどうほぐしていったら解決。
謎解きフェチ。
すごいフェチ。
そんなにフェチはいないかもなんでね。
特別な存在ですよね。
ほんと特別。私もシーラカンス食堂さんのホームページの中で、
特定のデザインの依頼があっても、その本当の問題点を見つけて大きなビジョンを描いてからでないとデザインというのはできないっていう文言がありまして、
すごい書き記すことができるっていうのは、やっぱりそれが僕はできるんだっていうことを逆に言ってるんだなっていうふうにすごく印象深かったんですね。
書いてあるっていうことがすごいなと思いましたし、
それだけ大きなビジョンが小林さんの頭の中にもうすでにあって、
なおかつこの今自分たちが打ち当たっている問題点を解決していくための視点だとか、
視点とかアプローチ法とかそういうのって何か特別にあります?小林さん。
そうですね、デザイン事務所的に受けよう仕事だと、やっぱりこう、限度も一応やっぱりあるんですけど、
要は自分ごとに仕切れない部分がたくさんあるから、相手の希望感とかにもよるし、
でも、たとえばこれをデザインしてくれて、
例えば晩酎刃物って地元の刃物の依頼なんかは、最初は本当この新しいハサミをデザインしてくれって依頼だったんですよ。
でも、要は何のためにじゃあそれを組合のおじちゃんは言ってきたのかなみたいな話ですよね。
プロダクトデザインしたいだけだったら別にはいはいってやって、ターゲット決めてやりだすと思うんですけど、
でもそうじゃなくて、何か困ってるから外部の僕みたいなやつに何か相談してきたわけじゃないですか。
でもその何か困ってるっていうものが、そのおじちゃんの中で本当に整理されてて、
本当にそれが新しい商品開発することで解決できるなんかは全く別問題っていうか、
だから、そのおじちゃんの中のその何か困ってるをまずは明らかにしないと話って始まらなくて、
だからそこがやっぱり、自分は一番大事にしている部分ですね。
なるほどですね。
なんかデザイナーってリデザインだけ求められるけど、
そのおじさんの抱えている問題はおじさんが思っている以上に根本的で、表面的なデザインの変更によっては解決されないもんね。
はい。全くされないことが多いです。
全くされないですよね。
はい。
なるほどね。
そうだ、去年はモノジャパン展示会の方にはいらっしゃれなかったんですが、
今年は来てくださるんですよね。
お休み。
すみません。すみません。
まあ、ちょっと残念ですよね。
もともと、ごめんなさい、どうぞ。
でも結構ギリギリまで考えてくださったんですよ。
去年ね。
そうですね。
ちょっとね、島根でいろいろ忙しすぎました。
いつも忙しいね。
そうでしょうね。
でもあれですよね、モノジャパンにご出展いただく前から、
もうムジュンという会社をオランダに作っておられたんですよね。
ということであってます?
えっとね、中嬢さんと出会ったというか、
そのモノジャパン構想を中嬢さんがされてたときに出会ってて、
だからモノジャパンが立ち上がる前ですよね。
はいはいはい。
2015年とかじゃないですか。
そうそうそう。
しかもだからモノジャパン前にイベントとかもさせていただいたんですよ。
あ、そうなんですね。
そこからのお付き合いで、最初は連続で出させていただいて、
刃物研ぎのワークショップも最初からかな、させていただいて。
最初からかも。
最初からですね。
久しぶりだなって感覚はめっちゃ今強いですね。
今年も出してくださる作品は商品って言ったらいいのかしら?
万種刃物になるわけなんですか?
お持ちくださる。
そうですね、主に販売しようと思っているのは刃物と、
あと自分たちの工場で作っているナイフとハサミ。
あとは最近この島根の活動をきっかけに、
結構現代アートに挑戦していこうっていう流れが来てて。
へー。
面白い。
それをまだ全然どこにも出したことないんですけど、
売れるかどうかは分からないですけど、
とりあえず自分の中で、
モノジャパンのタイミングがちょうどいい目標になるタイミングだったんですよ。
なるほど、すごい。
それで一応今目指せ3作品を作って持っていこうとしております。
楽しみ。
すごい楽しみですね。何なんだろう。
何とかちゃんとしてみます、形に。
ありがとうございます。
そしてですね。
小林さんって毎回モノジャパンの展示会で、
わりとシーのお客様と会えて、
その人たちからの反応を聞いて、
商品はやっぱりこっちの方がいいかなっていう、
その辺すごい活用いただいてるじゃないですか。
だからアートの方も皆さん見て楽しみですよね。
そう、まさにそうです。
やっぱりただの展示会とかじゃなくて、
B2C、エンドユーザーさんが言うこと、買うこと、買わないとか、
このジャッジって超リアルなわけじゃないですか。
そのものじゃないですか。
これいいな、でもちょっとちっちゃいとか、
めっちゃリアルじゃないですか。
そういうのはやっぱり一、デザイナーとして、
そういう感覚みたいなものを経験してるかしてないかで、
次の商品開発とかにめちゃくちゃ影響してくるんで、
超レアですね、モノジャパンの存在っていうのは。
ありがとうございます。
やっぱりこっちで暮らしてない日本の方々に、
例えばアート作品ってやっぱり投資目的で買われる方もいるが、
パーソナルに買われる方が多いじゃないですか。
そうするとフレームはどんなのを使うのとか、
どういう住居が多いとか、
想定しにくいと落とし込み方が難しいと思うんですよね。
だからそのあたりをものすごい注意深く聞き取ってくださって、
商品開発をしていって、
っていうのを小林さんのところが今まで一番きっちりされてるんだなっていうのはね。
本当に海外輸出をビジネスとしてやりだして、
やっぱり本当にモノジャパンとともにそれを頑張ってきた経験があって、
本当タイミング的にバッチリなんですよね。
モノジャパンができて。
アムステルダムを起点にヨーロッパ圏の販路開拓を結構ずっとやってたんですよ。
やっぱその時にいろんなそういう、
この感じよりこっちの方が受けるようなのかなとか、
感覚的に分かるようになってきて、
でもなぜならこういうふうに売られてるからとか、
こういうふうな家に住んでるからとか、
日本にずっといたら絶対分からへんようなのがもう分かるみたいな。
そうですね。
最初の会場のロイドホテルでやったのってそれ良かったですよね。
なんか重空間的なスペースだったから、
壁こんな感じなんやとか。
リアルですもんね。
なるほどですね。
じゃあそういう日本の地場産業でもって、
それを海外の販路に乗せる戦略としては、
やっぱり足しげく現地にある程度、
一定期間に一度は現地を訪ねて、
その現地の人たちの住まい方を知ることが戦略の一つと言えるって感じかしらね。
そうですね。まさにそうです。
普通の展示会だと、やっぱりバイヤーさんなんで、
結構単純に選ばれるか選ばれないかみたいなジャッジなんですよ。
別にそういうフィードバックとかそんななくて、
ほんま仕入れるか仕入れなかっただけの話なんで、
やっぱりエンドユーザーと話が違うっていうか。
バイヤーさんがメゾンとかアンビエンテみたいな大きい展示会に行くのって、
バーッと一つの機会にできるだけ効率的に仕入れたい商品を探すってことだから、
一個一個にめっちゃ感動して聞き込んでたら時間足りないじゃないですか。
仕入れられへんかったら悪いからあんまり時間かけたい方がいいかなと思われるんで、
商品以外にもね、小林さんがやってることって、
ものづくりっていうことがきっかけとなった、
コミュニティづくりかなっていうふうにも、
今の愛知県までの動きを考えてて、
私たちの今回の展示会のテーマがコミュニティっていうテーマなんですよ。
これも全くそうで、
モノジャパンっていうのも出展者の小林さんとかね、
来場者の皆さんと、ファンの皆さん、来場者の皆さんとの、
ある意味コミュニティみたいな感じで定着していますし、
私たちレジデンシーとかをやって、
ヨナスっていうデザイナーが関州足さんに行ったんだけど、
それも小林さんがつないでくれたご縁が今も続いてて、
ヨナスさん今年もまた来たし、
だからある種のここでもコミュニティできてるしって考えてるんですよね。
そこで小林さんがやってることって、
すごい、さっき言った過去に振り返っていくことを良しとしてるんじゃなくて、
今のこれからの私たちのチョイスの生き方と、
そこでどういうふうなコミュニティ作っていくかってことだと思って、
この辺の話をレクチャーでもぜひしていただけたらなっていうふうに思ってます。
嬉しい。聞けるんですね。嬉しいですね。
頑張って話したいと思います。
小林さんはいろんなところに引っ張り出されて大変。
すみません。
いやでも本当にすごく魅力的な方ですね。
一言で言うとそうなっちゃうんですけど。
だからね、やっぱりヨーロッパの人も分かっちゃうんですよね。
小林さんいいもんね。
みんな分かっちゃうの。小林さんのこと魅力的な人って。
そう思いますね。
お目にかかれるの楽しみにしてます。本物の小林さんに。
リアルで。
なんか恥ずかしいな。
そうですね。デーティングみたいな。
あれ?すみさんいない?とか言ったらすみさんは小林さんのところに。
後ろくっついていってるかもしれない。
何か小林さんのほうから特にリスナーさんにお伝えしたいこととかってあります?
そうですね。
あるとしたら
僕の今活動してる島根の夜の通に遊びに来てほしいなって思います。
ほんと?一番。
なんか私さっきちょっとサイト拝見してたんですけど
誰でもママになれるクラブみたいなのあるんですよね。
それ行きたいよね。
行きたい。
スナックですね。
誰でもスナックやったっけ。
すごい面白いコンセプトやなと思って。
超やりたい。
やってくださいマジで。超嬉しいそれ。
すみさんもやるでしょ。
行こっか中城さんちょっと。
ガチで行きましょうよ。
私たちは飲める口なんで。
そうそうそう。
そういうパワー。
ちょっとお客さんもいっぱい引き連れてやってきてくださいよ。
ほんとそうだよね。
最低でも3泊ぐらいしないと
いろいろアテンドできしきれないですね。
いろいろ教えきれない。
見どころがいろいろあるんですね。
ぜひ来てください。
リスナーの皆さんお聞きくださいましたでしょうか。
島根県の湯ノ津というところにぜひお越しくださいませと。
最低でも3泊以上でお越しくださいませ。
ビーチもあるし温泉もあるしお魚も超おいしいし
小林さんもいるから大丈夫です。
小林さんそのとき湯ノ津に帰ってたらどうするんですか。
湯ノ津に帰りはるときもあるでしょ。
来られたい方はフェイスブックとかで連絡
フェイスブックとかインスタで連絡くだされば
合わせましょうって感じで。
じゃあフェイスブックとインスタグラムの方も
概要欄の方に貼らせていただきますね。小林さんもね。
全然大丈夫です。
会社の方のウェブサイトは合同会社シーラカンス食堂さんと
合同会社里山インストールさん
この2つの記載ということで大丈夫ですか。
一応海外向けには矛盾というページにまとめてはいるんですけど
シーラカンス食堂のウェブサイトは更新してなくてですね。
まだ矛盾の方がちゃんと更新してるんだっていう。
矛盾と里山インストールさんと小林さん自身の
フェイスブックとインスタグラムという形ですかね。
わかりました。そのように表記をさせていただこうと思います。
ありがとうございます。
本当にお話伺いたいこといっぱいあるんですけれども、
たぶん本当にお目にかかったときにきっと楽しいお話をね
たくさん聞かせていただけることと思います。
やっぱり私にとってはデザイナーさんでもあるんですけれども
すごい社会活動家という気がとてもしておりますので
9月お目にかかれるのを楽しみにしています。
今日はこれぐらいで終了という形でよろしいでしょうか。
では先ほどの小林さん関連のURLと
モノジャパンのウェブサイトの方も記載をしておきます。
出展などモノジャパンへのお問い合わせは
info.monojapan.nlまで。
番組の感想などは
monojapan.radio.gmail.comまでお気軽にお寄せください。
それでは小林さん本日は長時間にわたり本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。