今日はですね、また引き続きゲストなしでストイックにやるんですけど。
ストイックな回。
ストイックなんですね。ゲストなしは。
そうですね。
やりつつ、夏はまたちょっといくつかゲストも後で話すんですけど、
イベントとかいろんな予定が決まってきていて、
ゲストも出てくれるかなと思いますが、
その手前で今日はどんな感じでやりましょうか。
そうですね。
ちょっといただいたメッセージ先に読んでみますか。
そうですね。
読者のお手紙紹介というところで。
読者のお手紙紹介いただいたものを見たいと思います。
じゃあちょっと代表的なやつを一つだけご紹介しましょうか。
そうですね。
吉麦さんからいただいたお手紙。
まず読んでみたいと思います。
吉麦さんから。
こんにちは。先日のクーさんでの読書会で紹介されていた
Like the Windの4号を講読し始めました。
あ、講読し始めました。
朝の時間があるタイミングで2、3ページをゆっくり読んでいます。
思い出したのが、昔学生の時に熱中していたスケートボードの雑誌で、
スケートボードだけでなく、音楽やファッションなどのカルチャーがつながる感覚を
また今Like the Windに感じて嬉しくなりました。
次号も楽しみです。これからも応援しています。吉麦。
ありがとうございます。
ありがとうございます。お手紙。嬉しいですね。
嬉しいですね。5月末に南端市のクーで読書会をやって、
そこに自転車で来ていただいていましたね。神戸の方から。
どれくらいかかったって言ったっけな。7時間?4時間?
4時間か。
4時間くらい。
4時間でしたっけ。
電車、電車じゃないや。自転車で来いで。
キャンプ道具を。
持って。
持って。
いい休日の過ごし方ですよね。
前白伏していただいてたんですよね。クーの近くに。
そうですね。ダムがあって、ダムの近くに大きなお風呂とキャンプができるところがあるんですかね。
そこに泊まられて、読書会やって、また自転車で帰って。
自転車で帰られてるっていう。
来ていただいてありがとうございます。
スケートボードの雑誌を昔読んでて、それを思い出したよということも言ってくれていて。
読んでましたか?
スケートボードの雑誌は僕読んでなかったんですけど、サッカーの雑誌読んでましたね。
でもなんかこう、いろんな雑誌がいろんな時代にあって、それぞれいろんなことが紙面に乗っかってると思うんですけど、
そういうのも思い出してくれたということで、つながるものがあるのかもしれないですね。
私はあんまり雑誌を読むっていう時代を経験してなくて、小学校からみんな携帯持ってたりだとか、
iPhoneとかも出てきちゃってるんで、そこまで雑誌っていうと小学校の頃の少女漫画ぐらいなんですけど、
スケートボードとかサッカーの雑誌とかって、ちょっと憧れがあるんですよ。
みんなその雑誌を読んで、かっこいいものを雑誌の中で見つけて、それを真似してみるとか、みんな同じ雑誌読んでるとか、
そういうかっこよさの憧れがあるんですけど、そんなイメージですか?
そうですね。毎月出るのが楽しみで、本屋さんで買ったりして読んでましたね。
結構何回も読むんですよね。
そうなんですね。
一回読んでももう一回読んでとか、なのでずっと読んでましたね。
今でも好きですけどね。
なので、そういうのがいいのかもしれないですね。
大人になってから古本屋さんで雑誌とか見つけて、確かに映画雑誌でも映画だけのことじゃないとか、
ちょっとファッションが載ってたり、かっこいい大人ってこういうライフスタイル持ってるよ、みたいなのが全部詰まってるような感じもしたんで、
吉麦さんはLike the Windにいろんなものがつながるところを感じてくださってるのかなって思って。
よかったですね。スケートボードの雑誌以外にもいろんな雑誌を読んでる人がいっぱいいろんなところにいると思うので、
ぜひぜひこんな雑誌があったとか、
皆さんが読んでた雑誌とかね。
こういうのがあるよとか、教えてもらえるといいですね。
最近だと海外の雑誌、Like the Windとかいろんな雑誌も含めて、ビールだとこれとか、インテリアだとこれとか、
すごくいっぱいいろんなタイトルが、もしかしたら日本よりもすごく細分化されて多いような印象もあるんですけど、
この間見つけたのが、ニューマウンテンマガジンっていう、
新しい山マガジン?
そうそう。UKのやつだと思うんですけど、すごく写真とエッセイというかストーリーがたぶん載ってるやつで、
すごく美しいというと足りないんですけど、
山の雑誌、山が大好きで、その時に着ていくものとか食べるものとか、そういうのを作ってる人がいて、
女性の方だと思うんですけど、作ってるのが、すごく実際の実物を手に取ってみたいなと思って、
海外しかたぶんないので、日本にまだないので、
機会があったら海外で手に取ってみたいなと思ってるんですけど、
タイトルも素敵ですね。
いいですよね。
ニューマウンテン。何がニューなんだ。
読むとわかるかもしれないですね。
なので、なんか好きなことがあれば、雑誌を作ってみるというのはいいかもしれないですね。
ジンとかも今作ってるんですけど、
ライクザミンドの01号ですごく好評だったコラム、若林さんのコラムでも、
新しいことを始めようと思うと、時に新しい雑誌を自分たちで作ってみればいいっていうような、そういう文章もあるんですけど、
なんかいいですよね。
そういう雑誌を自分たちで作ってみるというのは、
自分の好きな形で、好きなように作れるので、いいですよね、きっと。
どうもありがとうございました。
ありがとうございます。素敵なお手紙を本当に。
なんかいろいろまた作りたくなってきますね、他にも。
こうやっていただくとね、いろいろ思っちゃいますよね。
そう、なんかね、作りたいやつがあって、今ちょっとね、計画してるやつがあるんですけど、
まだちょっとだいぶ先なので、フニャフニャの状態だからあれなんですけど、
ちょっとまたそういう新しい雑誌も作ろうかなと思っているので、
またちょっと、もうちょっとフニャフニャが固まってきたら。
フニャフニャ以外にも言えることが増えたらお伝えします、みたいな。
そう、今フニャフニャとしか言えないんですけどね。
今フニャフニャみたいですね、じゃあ。
でも結構、面白いものを作りたいなと思っているので、
そちらもこうご期待ということだけ、フニャフニャと言っておきます。
じゃあ皆さんフニャフニャですよ。
フニャフニャです。
まだ。
吉麦さんお手紙ありがとうございました。
はい、ありがとうございます。
今日はどんな感じでいきましょう、ここから。
ちなみに今日も音楽をまたかけながら話しているんですけど、
ちょっと爽やかな今日は曲がいっぱい多いですね。
Like the Wind日本版の04号ですね。
去年の冬ですね、冬に出たときに
渚さんが作ってくれたプレイリストで、
なんとなく冬の冷たい空気の感じを出したくて、
今日蒸し暑いので、
そういうことか。
あえて冬のプレイリストをかけながら。
でもすごい私はマッチしているような気がしてて、
ちょっと朝来たときにやる気がというか、元気が出なかったんですけど、
この音楽かかった瞬間、ちょっと涼しげな感じがして。
涼しげな気持ちになっていいですよね。
なのであえて冬の風景をテーマに作ってくれたプレイリストなんですけど、
それを夏というか梅雨にかけるというのも一ついいなと改めて思いましたね。
なんかあれ思い出しました。
私こないだ山永湖にグランピング行ってきて、
結構オシャレなところで、
使っている材木が全部リサイクルなものですとか、
森に帰るものですみたいな感じのところで、
内装もオシャレだったんで、
いいスピーカーが中に入ってあって、
プレイリストもここのコテージ用のプレイリストも季節に合わせて、
今月はこのプレイリストを用意しましたみたいな感じであったんですけど、
なんかその風景とか時期に合わせたプレイリストって、
すごい心に響くなって単純に思ったんですけど。
そうですね。
プレイリストを自分の好きなプレイリストを作っておくっていうのも、
好きなものばっか集められるからいいけど、
誰かが作ったやつとかそこにあったプレイリストって、
全然自分と違う知らないものが入っているから面白いですよね。
そうなんです。
自分が知らない人がどこかで作ってくれて、
この場所に置いてある曲たちにたまたま出会えたので、
しかもなんか空間もいつもいる空間じゃない?
そうですよね。
いいので、自分が作ったもの以外の、
自分が知っている曲以外のプレイリストめちゃくちゃいいなって。
いいですよね。
という感じでプレイリストも。
プレイリストの話になっちゃいました。
ちょうどスポティファイもCMが入っていますね。
なのでプレイリストはそんな感じです。
スポティファイにずっとありますので、
引き続き聞いてくださいという。
この季節に冬の04号のプレイリスト、
聞いていただくのいいかもしれないですね。
いいですね。
何で検索したら出てくるんですか?
Like the Wind Japanってやると、
渚さんのプレイリストがいくつかいっぱい出てくるので、
01号から05号までLike the Windの表紙が、
ジャケ写みたいに掲載してくれてるんですけど、
Like the Wind Japanでスポティファイで検索。
と出てきます。
是非是非。
どの曲が好きだったよとか、
そういうのも聞かせてもらえると、
渚さんも喜ぶかも。
確かに。
すごいタウンワークの曲が。
流れてますね。
ちなみに04号で渚さんが紹介してくれたコラムの方は、
レイベイっていうアイスランドのアーティストのことで、
彼女の曲もすごく涼しげで、
なんかどこか懐かしい、
すごく若い方だと思うんですけど、
すごくいい曲ですね。
すごいクリスマスっぽい雰囲気でしたけど、
当時、去年聞いてたら。
なのでそれも是非またレイベイも。
来日するといいですけどね、実際に聞きに行きたいですね。
ライブですか?
来日情報もチェックということで。
はい。
ソニーミュージックですね。
そうですね。
では次行きますか。
行きましょう行きましょう。
今月の読書の話しますかね。
しましょうか。
1日1個ずつ読んでも面白いと思うという、
そういうものですね。
20、
ちくま文庫で買って読んだんですけど、
奥づきを見ると2024年3月10日に発行ということで、
2024年9月に第4釣りですね。
増撮されてっていう感じなので、結構やっぱり
皆さん読んでる人が多いのかなというやつですね。
今2025年なので去年か、
出たばかりということで割と新しい小説ですね。
柴崎さんは本当に調べるとたくさん本当に作品を書いているので、
詳しくは調べていただくとして、
どうでしたでしょうか。今回の小説。
なんかすごく新しい感覚で、
なんかちょっと、
どこから話したらいいのかわかんないんですけど、
感覚としたら、本当に何も起こらないことを描いている。
描いているというか、
鏡とかフィルムみたいにただ映し出している、
みたいな感覚がすごく強くて、
例えばなんですけど、
一つのお話が始まる前に、
これは引っ越した男がこうしてまた戻って働き始めたお話、
今適当に言いましたけど、一文でまとまる、
まとめを書いてくれたりするじゃないですか。この話は、
ある娘がこうしている話とか、
本当に一行ぐらいでまとめを書いてからお話が始まるっていう構成があったと思うんですけど。
面白いですよね。なんか日常の記憶とか、
人のこととか場所のことを延々描いているだけっていう。
でもすごいシンプルに短く、その人の人生を、
とか一場面を描いているっていう。
それがこういっぱい集まっている。
全部登場人物も、時代も、
場所も、やってることも見てるものも、
おそらく全部違うんだけど、
写真を集めたような感じですかね。
本当にそうですよね。
なかなか面白いですよね。
ページ表紙を開くと、普通小説のタイトルがあるんだけど、
それが一文がずらっと並んでるんですよね。
これが実はもしかしたら、小説のタイトルなのかもしれない、
まとめみたいなのが書いてあって、長いタイトルというか、
ようやくみたいなのがいきなり書いてあって、
ちょっと面白いやつですね。
たとえば、1年1組1番と2組1番は、
これ長雨って読むんですかね。
長雨の夏に渡り廊下のそばの植え込みでキノコを発見し、
卒業して2年後に再開した後、
10年経って20年経ってまだ会えていない話。
そういうのがようやくそのエピソードのタイトルになっている。
面白いですよね。
そういうのが延々書いてあって、
一個一個物語が始まるというか、読むことができるというやつですね。
なんか面白かったですね。
駅のコンコースに噴水があった頃、
男は一日中そこにいてパーカーと呼ばれていて、
知らない女にいきなり怒られたっていうタイトルがあったりとか。
だから何?みたいなことを。
だから何?っていう、本当何も起こらない。
もう本当時代も出てくる人も場所も様々で、
いろんなところでいろんなことがあったよっていうことがいっぱい書いてあるっていう。
なんか人がやってきて人が去っていった丸みたいな。
そういう感じですよね。だから淡々と書いてあるけど、
逆に言うとすごいいっぱいいろんなことが起こり続けてるっていうことなのかもしれないから、
なんかすごいなって思いますよね。
一つを読んだだけだと、私はその初めの文章とかいくつか読んだときに、
あれ何も起こらないし、あれ今終わった?みたいな。
もしかしてこれ終わった?っていう感じで、
その一人一人の物語の人生の一場面の時の流れをちょっと知っていく、
みたいな感覚で、何も起こらないじゃんって思ってたんですけど、
逆にこの一個一個読んで、また10個ぐらい読んだ後に、
なんかその一人一人の時が流れていったとか、
ある人はこういう人生を歩んだっていうこの重みがだんだん増えてくるような感覚があって読み進めていくうちに、
その一人一人の誰も知らない私は知らない人の物語が増えていくたびに、
なんかこうちょっとずつ内容量が満たされていくっていうか、
物語の中のちょっと重みが重みがかかってきて、
それが意味を持ち始めるような感覚にはなりました。
そっかそっか、なんか落ち葉みたいですよね。
いっぱいちっちゃな落ち葉がたくさんカサカサっと重なっていって、
ちょっと道とか山の膨らみができて、
なんか世界が出来上がっていくような、
本当にそんな感じです。
一個一個の話が落ち葉みたいに、
いっぱい重なり合っているようで、
また飛んでいっちゃいそうな、そんな感じはしますよね。
そうですよね、落ち葉とか花びらとかも、
一枚落ちちゃったところで気にも止めなかったり、あるっていうだけなんですけど、
重なったときに初めてそれを世界として認識するみたいな、
そういう感覚です。
あと、すごい面白いなって思ったのが、
名前がないこと多くないですか。
そうですね、なんとかの女はとか、女学生はとか、老人はとか、
大名詞というか、具体的な名前で書いてあるやつの方が少ないですよね。
後からたまに名前も出てきたりはするんですけど、
一番最初の物語も、一年一組一番、番号で呼ばれているっていうところが、
誰かの物語を読んでいるというよりも、
私たちが経験してきた中の、私のクラスにいた、
あの一年一組一番に置き換えられたり、
みたいな、そういう感覚にさせてくれるのかなって思いました。
確かにね、そういうふうな方が逆に、
自分の想像にすごく浮かびやすくなるのかもしれないですね。
そうですよね。
一番好きなエピソードとか印象に残ったのってありますか。
今考えていいですか。
どれもやっぱりすごいなって思ったんですけどね。
僕が一つ例えばあげると、
172ページのやつなんですけど、
空港のシーンが書いてある小説で、
国際空港には出発を待つ女学生たちがいて、
子供を連れた夫婦がいて、
父親に見送られる娘がいて、
国際空港になる前にもそこから飛行機で飛び立った男がいたって、
タイトルになってるやつ。
これもなんかすごい面白いなと思ったんですけど、
最初のシーンで、
空港で10日間の旅行から帰国するシーンで、
女性の学生たちが帰るときに、
国際空港で自分の国に帰るために待ってるシーンから始まるんですよね。
楽しかったねとか言いながら。
そうすると横で赤ちゃんが隣のゲートで泣き始めて、
ワイワイワイワイこう泣き始めて、
それをさらに横で見てるおばあちゃんが、
赤ちゃんは泣くのが仕事だから大丈夫よっていうような声をかけるって、
今度おばあちゃんの話になって、
そのおばあちゃんは、
懐かしく滑走路と空を懐かしく眺めていて、
その人が初めて40年前に空港から飛び立った時のエピソードが、
今度どんどんどんどん出てきて、
そう思うと、
そのおばあちゃんの父親なのかな、
が戦争中に実は空港から戦闘機じゃなくて輸送機だったけど、
飛び立ったっていうような話が出てきて、
最後にまた女子学生たちが、
待ってるっていうシーンにまた戻ってくるんですけど、
単に空港で飛行機待ってるだけなのに、
どんどん人が入れ替わっていくというか、
いろんな人の記憶がバーッと交差して語られていくとか、
すごく主人公は誰かわかんないんだけど、
どんどんくるくるくるくる、
今と過去と人が入れ替わっていくっていう、
その感じがすごく面白いなと思って、
空港っていう場所の中で、
いろんな人の今と記憶も含めて、
こんなにこう、
本当に短い5ページぐらいのお話なんですけど、
その中でこんな風な、
くるくるくるくる、
入れ替わっていくのが面白いなっていう風に思いましたね。
それが空港っていうのも面白いですよね。
空港って飛び立つところでもあるじゃないですか。
普段私たちも多分いろんな場所、
すべての場所でいろんな人が入れ替わっているんだけど、
特にそれが空港っていう、
ある行事があって飛び立つとか、
ある決意があって飛び立つとか、
っていう場所で人が入れ替わっていくっていうのが、
人生の入れ替わり、時の流れとかっていうのを、
より象徴的に見せてくれてるのかなという感じもしますね。
すごい感じますよね。
あと出てくる人もおじいちゃんとか赤ちゃんとか、
いろんな世代の人がここに一箇所にギュッと入っていて、
赤ちゃんもいますもんね。
それでも時間の流れっていうのがすごく感じさせることもあるし、
終わり方がいいですよねこれ。
最後何ですかね。
過去の戦争の記憶とか、
いろんな記憶っていうことも語られるんだけど、
女子学生たちが旅行から終わって帰った後に、
登場時刻、女子学生たちが帰るための登場時刻がやってくるっていうシーンで、
終わるんですけど、
その登場時刻がやってきて、
飛行機に乗って旅行が終わって、
学生生活も旅行ももうすぐ終わりだと。
だけど、来月から新しい生活が始まるって書いてあるんですよね。
新しい生活ってなんだろうって、
そういうふうに感じさせるっていうのが、
すごくいいなと思いましたけどね。
一つが終わってまた次が始まりますもんね。
そう。すごく、
次のいろんなことを踏まえて、
新しい生活が始まるっていうのだけ書いてある。
それがどういうものなのかは語られないんだけど、
ちょっと期待ができるような、
そんなような感触にもなって、
いいエピソードだなっていうふうに思って、
印象に残りましたね、これは。
確かに。
なので、
基本的な構造としては、いろんな場所があって、
人がいて、時間が過ぎて、その中で何かが起こったり、
何かが消えたり、何かが生まれたりって、
いろんなことが起きるっていう、そういう構造なんですけど、
それが本当にもういろんなパターンが、
描き尽くされてるような感じがして、
すごく面白かったですね。
なんかそんな感触ですね。何か思い出しましたか?
どれが一番好きだったんだろうって思うと、
ちょっと今迷ってるんですけど、
なんか結構、あとはカフェとかラーメン屋さんとか、
空港とか、
食べ物屋さんとか、
公園とか、
公園の話もいいなとは思ってて、
パーカーっていう男の人と、
カーブでした、広島のカーブ。
そのパーカーって男の人は、
駅の本コースの噴水があったところにずっといて、
そこにカーブっていう帽子をかぶってるから、
カーブさんって呼ばれてる人がやってきて、
確かに。
思いましたね。
あと気軽に読めるのが嬉しいです。
そうですね。
ちょっと読んでみようっていうときに、
一つ5分から10分で読めるっていうのが。
そうですね、これはもう、何て言うんだろう、
文庫本だし、720円でこんな楽しめるって。
お買い得。
素晴らしいですね。
なので、本当にそうですね、これ皆さん読まれると、
自分の知ってるような風景もいっぱい出てくるんですよね。
小学校の頃の話とか。
わかります。小学校の頃の植木鉢の話みたいな。
そう、学校の植木鉢の風景とか、
商店街の風景とか、いろんなことが本当にたくさん出てくるので、
どっかこれは自分のいた町の話じゃないかって思うことも、
もしかしたらあるかもしれませんね。
という感じで、それぞれの人に一気につながるようなこともあると思うので。
100年と1日。
どんな1日を皆さんお過ごしでしょうかということで、
ぜひ読んでみるといいと思います。
これはもう大おすすめですね。
大おすすめ。台がつきました。
大おすすめですね。
幻想文学のようなところもあり、
だけど日本の小説だし、すごいなって思いますね。
本当に面白い。
おすすめです。
というのが今月の読書ですね。
そうですね。
なので柴崎さんは本当に他にもたくさん小説いっぱい書いているので、
ぜひ他のも読んだよとかあれば感想もぜひ教えてください。
ということでしたね。
次は、先に告知しますか。
それとも。
じゃあ告知しましょうか。
インスタグラムでも上げているものと、
今ここで初めて言うものと両方あるんですけど、
7月5日ですね。
土曜日の朝、読書とランニングの時間の第2回目ということで、
ネイバーズスポーツクラブ、東京の池尻大橋ですね。
読書をして、ランニングをして、
朗読もあると、あとコーヒーもあるというのを
ネイバーズスポーツクラブと、ランボイズ、ランガールズ、
桑原さんと一緒に皆さんとやりますので、ぜひ来てください。
申し込みはもうやっていて、
木星ブッククラブのストアーズのウェブサイトがあるんですけど、
インスタグラムにその情報が書いてあるので、そこから申し込んでいただければ
いけます。
わかりました。
インスタグラムからストアーズに行って。
そうですね。
朝10時半かな、7月の5日は。
10時半からだいたいお昼過ぎぐらいですかね。
やりますので、またみんなでいろいろ読んで、コーヒー飲んで、走るという。
走るって言ってもお散歩みたいな感じですね。
どのぐらい走るんですか?走れない方も来れるんですか?
そうですね。もう2キロとか3キロぐらい。
20〜30分かけてゆっくり行くので、
本当に徒歩よりちょっと早いぐらい。
お散歩。
お散歩という感じで、体をちょっと動かすぐらいの感じですね。
前回の第1回の模様はネイバーズスポーツクラブのノートですね。
ノートにイベントレポートが写真とともに桑原さんが書いているので、
ちょっと雰囲気はそちらでわかるかなと思いますので。
今回第2回目、7月の5日の土曜日の朝10時半から。
はるちゃんの朗読もあります。
そうですね。
ということで、お楽しみに。
お楽しみに。
もう1個が、今度は8月ですね。
今年はもう本当に読書会を、今年の前半はもう本当に毎月毎月、
いろんなところでやってるんですけど、
8月の1日2日、金曜日土曜日は京都ですね。
成功者。
いつもやってますが、成功者で読書とランニングの時間をやりますと。
ゲストが1人来てくれることになっていて、
金曜日から実はやることになってて、金曜日は何するかというと、
ピラティスとランニングの時間ということで、
ランナーのためのピラティスってことで、ピラティスもやられる方なので、
京都のなりきさんの方で、
ピラティスとランニングの時間をやります。
ランナーのためのピラティスってことで、ピラティスもやられる方なので、
京都のなりきた山の皆さんと一緒に、
ピラティスをやって走るっていうのを金曜日にやると。
その後に土曜日に、土曜日は土曜日でランニングをして銭湯に入ってから、
成功者のトークセッションと読書をやるんですけど、
銭湯挟むんですね。
夏が暑いから。
夕方ぐらいちょっと涼しくなるのかな、わかんないですけど。
これもなりきた山の佐藤さんと一緒に京都の街を走って、
その後読書会をやって、いっぱい飲むというのをやりますので、
申し込みは成功者のウェブサイトとか、
金曜日のピラティスの方は、なりきた山か木星社のウェブサイトで申し込めるようにするので、
インスタグラムの方で引き続き見てもらえれば、情報がわかると思います。
高橋さんの紹介とかは、また改めて載せるんですけど、
熊本を拠点にMCとか、熊本城マラソンのPRランナーとか、
面白そう。
いろんなことをされていて、
テレビのパーソナリティとか、ラジオの番組の楽曲の制作とか、
音楽の楽曲制作とか。
楽曲の制作とか、ラジオにも出られることもあると思うんですけど、
いろんな形で伝えるということをお仕事にされている方で、
ランニングもピラティスもやられていて、
しゃべるし走るし、
体動かすし、
全身で動かれている方ですね。
全身でいろんなことを表現して伝えていくということをやられている方で、
熊本で地震があったりとか、熊川っていう川があるんですけど、
鴨川みたいなのが氾濫して溢れたときに、
当時いろいろ復旧復興が大変で、
だけどやっぱり全国のニュースとか、いろんなことは最初は取り上げるんだけど、
みんなやっぱり忘れ去られていくっていう。
さっきの柴崎さんの小説じゃないんですけど、
大平 思い出しちゃいましたね、本当に。
熊本 いろんなことが本当にあったこととか、どういうふうに現実がなっているのかっていうのを、
やっぱり風化させたくないということで、熊川沿いを100キロ走ってライブ配信しながら、
大平 ライブ配信で100キロ?
熊本 そうそうそう。
大平 すごーい!
熊本 やったりとか、そういういろんな形で走ったり伝えたりするっていうことをやられてる方で、
木星社も本雑誌を作って、いろいろ皆さんといつもお話をしたりしてるんですけど、
また別の形でそういう表現をやられてるのが面白くて、ちょっとお話を聞いてみたいなと。
お話を聞くだけだともったいないので、走ったりピラティスもやろうやってことで、
京都でやりますので、ぜひ来てもらえると。
大平 面白そう。
熊本 面白そうですね。
あとは、その回で詳しくはお話いろいろまた出ると思うんですけど、
実は音楽の方もすごく面白い方で、
へーって思った共通のワードがいっぱいあって、また改めて紹介します。
大平 ちょっとここだと溢れすぎちゃうので、皆さん来ていただいて音楽の話聞いていただければですね。
熊本 そうですね。キーワードだけ言っておくと、
大平 キーワード聞きたいです。
熊本 デトロイトテクノとかですね、結構すごいそうだったんだっていう、
なかなかアンダーグラウンドな音楽の話もされる方で、非常に面白かったですね。
大平 世代ですか、そういう音楽が。
熊本 今でもあるんですけど、テクノとかハウスのデトロイトのいろいろアーティストがいて、
いろんなDJとかトラックメーカーがいっぱいいるんですけど、昔いっぱいレコードを出してて、
これこれ聞いたよねみたいな話を初めて会ったときに、初めてお話したときにそういう話をしたりとかして、
結構そういうふうなこともすごく詳しい方だったんだなと思って、面白いなと思って、
全然活動されてる様子だと、そういう感じじゃないイメージを勝手に持ってたんですけど、
意外とそういうのがすごい詳しくて面白い方だなっていう、そんな話もありますね。
大平 出されてる音楽がそういう系ではなくて。
熊本 出されてる音楽は多分もうちょっと違うものを作られたり、いろいろされてるんだと思うんですけど、
昔若かりし頃、そういうクラブミュージックのキーワードがいろいろ共通のものがあって面白かったですね。
大平 音楽好きな方はね、特に話題が広がりそう。
8月の1日2日、金曜日土曜日。
熊本 そんな感じでやります。もう一個だけ、これはこれからまた発表なんですけど、8月の16ですね。
また東京の池尻で読書とラーニングの回、時間を3回目になりますがやりますので、こちらも春ちゃんの朗読と、
プラスさらにゲストを今呼ぼうと思ってますので、お楽しみにということで。
毎月、本当に毎月やってますね、読書会というか。
大平 真夏ですね、ここは。
熊本 真夏の夜の読書会。夜じゃない、朝の。
大平 夏の朝の夢。
熊本 夏の朝の夢ですね。
真夏の夜のジャズっていう映画が、名作があったのを思い出したな。まだどこかで見れるのかな。
大平 真夏の夜の夢。
熊本 真夏の夜のジャズ。
大平 ジャズか。
熊本 確か。ニューポートジャズフェスティバルかな。1900何年だろう。50年代とか60年代ぐらいですかね。
大平 1959年のドキュメンタリー、ミュージカル映画。
熊本 すごくよくて、この映画が。
大平 かっこいい。ルイ・アームストロング。
熊本 そう、ルイ・アームストロングとか、マヘリア・ジャクソンとか歌ってるんですけど。
大平 チャック・ベリー・バーツ。
熊本 チャック・ベリーとかね、すごく夏の音楽の映画の話を、この回でちょっとだけ触れられてよかったです。
夏に見る映画としてはすごくリラックスして見れますけどね。
今それを突然思い出したんですけど、なかなかもう一回見返してみようかなと。
大平 面白いですね。この監督さんバート・スターンさんは、スタンリン・キューブリック監督のロリータやマリリン・モーローの死去6週間前の姿を撮った著名な写真家でもあるんですね。
大平 そうですね。映画の撮り方というか、映像もすごく雰囲気がいいですね。そういうのも関係しているのかもしれないですけれども、すごく本当にいいですね。
要は夏のフェスティバルっていうやつですね。ニューポットジャズフェスティバルの。すごく本当に、映像を流しながら音楽を聴いているだけでもすごくいいですし、じっくり見るといろんな人が本当に出てくるので、いいですね。セロニア・スモンクとかも載ってますね。
大平 これが知らせですかね。
清水 出せましたが、読書会も引き続きやりますので。
大平 8月もやりますということで。
清水 年間通じてやりましょう。
大平 それでは次、金沢の話。
清水 金沢に行ってまいりまして。
大平 清さんから。
清水 最近見たもの、読んだもの、聞いたものみたいな話に関連するんですけど、最近行った場所ということで、6月は結構実はいろんなところに行っていて、金沢と八ヶ岳の方にもその前の週に行って、八ヶ岳は八ヶ岳スリーピークスっていうレースがあって、今年第10回目だったんですかね。
残念ながらちょっと雨だったんですけど、すごく蒸し暑くて森の中が結構大変な思いをして、久々にマウントフジ以来久々に長い距離を走って大変だったんですけど、昔、ランナーズインタビューって映像の木製車で一緒にいろんな人にインタビューしたときに、
小山田さんと松井さんにインタビューしたと思うんですけど、その2人が。
夏香しい。
そう、オレンジ色の画面の映像がまだ木製車のインスタグラムに残ってるんですけど、春ちゃんがインタビューしてくれたときにお話を聞いたお2人が小山田さんと松井さんなんですけど、その2人がやってるレースなんですね。
コロナの時にはちょっとレースができなかったりとか、いろいろそういう年もあったんですけど、今年めでたく第10回ということで、本当にいろんなトレールランニングを楽しんでる皆さんとか、あとドッグレースとかもあって。
ドッグレースですか。
犬と一緒に走るっていうのもあったりとか、それも実は短い部と長い部と、犬のレースもショートとロングみたいな2つあったりとかして面白いんですけど、本当にいろんな人が来て、やっぱりそういう手作りでみんなでやってるっていうのがずっと続いていく雰囲気ってすごくいいなっていうのはすごく思いましたね。
天気は悪かったけど、いろいろと良かったですという。
ワンちゃんまで楽しめる。
人間じゃない。
モノまで。
そう、動物も含めてみんなで走るっていうのが良かったですね。
ちなみにコースの最後、前半と最後で同じ晴れてれば綺麗なトレールを走るんですけど、そこは乗馬もやってましたね。
で、馬に乗って何人かがパカパカとずっと歩いてる横を走りましたね。
本当ですか。私乗馬の方で参加したいですね。走る方じゃなくて。
パカパカチームがいいな。
それもいいかも。なので馬もいたりしながら、馬の方が当然速いので、本当に優雅にゆっくり歩いてるんだなって思いましたね、馬って。
すごく美しい歩き方。歩いてこっちはもう必死に走って、最後大変な思いして何とか全力で走ってるんですけど、馬が横で本当に優雅に歩いてて美しいなって思いましたね。
だから犬は犬で速いし。
大変そうに見えないですね、動物ってね。
見えないですね。
なんかそういうのも面白いなって思って。
犬は特にね、走ってるのすごい気持ちよさそうに走ってるように見えますよね。
そうですよね。だからなんか馬とかがゆったり歩いてる姿をずっと見てるのってなんか飽きないなと思いました。
ずっと見てたいなって思いましたね。
それを見ながら走れるレース。
人が走ってる姿もね、すごくいろんな意味で印象的でずっと見てたいなと思うんですけど、馬も良かったですね。
来年も八ヶ岳スリーピークスは開催されると思いますし、本当に手作りで本当に良いレースだし、あとはその長い分に参加するにはトレイルワークをやってこう1日何時間かとかやってトータルで4時間かな。
トレイルのゴミ拾いとか、そういう自然をみんなで維持をしていこうというか、そういう活動をしないとエントリーできないようになってて。
年間通じてみんなでレースがない日もそういうふうにやってるっていうのがまたいいなと思うので、1年後にまた開催されると思うのでまた出たいなと思いましたね。
インスタグラムとかでもまたリンクも含めて紹介するので、見てみてもらえると良いかもということで。
そうですね。
引き続き日本全国いっぱいいろんなところでいろんなことやってる人がいるなと思って。
また夏は夏でいろんなところに行っていろんな人に会いたいなと思います。
夏も暑い夏もいろんな人に会って。
そうですね。
素敵。いろんな本屋さんがあるんですね。本当に。
ですね。いろいろ読んでいろんな人に会って、いろんな人と話すというのが基本活動というかそれしかできないんですけど。
いろんな人のお話を聞きに引き続きいろんなところに行きたいなと思ってますので。
来てねとか言うのがあったらまた。
そうですね。来てねっていうメッセージとかお便りとかいただけたら嬉しいですね。
そうなんですよ。福島の前話してた西郷村でしたっけ。
行ってみたいなと思いつつ、これからまたスケジュールしたいなと思いますので、いろいろ教えてください。
皆さんお願いします。
というのが僕の見たもの、読んだもの、聞いたものいったところの話ですが、逆に今月というか最近は。
私はもっぱら東京にはいるんですけども、一番最近見た映画の国宝っていう映画を見て、
歌舞伎についての映画で、リサイル監督、主演に吉澤亮さん、横浜流星さん。
渡辺健さんがお父さん役で出たり、お母さん役で寺島忍さんとか。
あと田中みんさんが人間国宝の役なのかな。
すごい豪華キャストなんですけども、もともと国宝が出るよ、こういう映画が作られるよっていうのは知ってたんですよ、情報として。
でも、いつ見に行こうかなみたいな感じでいたら、結構SNSとか口コミで国宝っていう言葉をすごく見かけるようになって。
ウェブの広告でとかで大ヒットしたってよりも、見た人がすごくいいってなって、何回も見に行ってるっていう噂を聞いて、
私もこれは見に行かなきゃな、すぐにと思って、この間見に行ってきたんですけども。
お話としては、渡辺健さん歌舞伎役者で、その息子さんが横浜流星さんで、その歌舞伎の一家。
横浜流星さんはその次の後継ぎみたいな感じで歌舞伎屋の名門に生まれたっていう感じなんですけど、
そこに吉田龍さんはもともと極童のせがれ、息子さん役で、ただお父さんが亡くなっちゃって、
なぜかひょんなことに歌舞伎の家に引き取られて、横浜流星さんと吉田龍さんの二人が小さい頃から歌舞伎の女方を二人で一緒に踊っていって、
どんどん歌舞伎の中での歌舞伎街道とか役者の道を進んでいくっていう物語で、
横浜流星さんはその自分の地、親から引き継いでて、この歌舞伎の一家に生まれたっていう家があるし、
でも吉田龍さんの方はその地はないんだけども芸があるんですよね。
芸が上手いって評価されちゃう。だから渡辺健さんが怪我しちゃった時に、
どっちが踊るかってなった時に自分の息子じゃなくて吉田龍さん選ぶ。
みたいな感じで地を選ぶのか芸を選ぶのか、みたいな中で葛藤して入れていくっていう、
歌舞伎自体を見せたいって映画よりも歌舞伎の世界に身を置いた人たちの人生とか苦悩とかっていうものを描いていく作品で。
結構実際にそういうことってあるんですかね。
やっぱりそういう血統を大事にするっていうのと、実力だという世界とって、
やっぱりいろんな意味でありそうですよね。
血じゃなかったとしても、例えばコネクションとかということに置き換えられたりだとか、
その実力と他のものを照らし合わせて苦悩する方ってすごく多いんじゃないかなと思って。
私もなんでこの作品がこんなに話題を呼んでるのかなって思った時に、
歌舞伎自体に興味を持ってる方がすごくいるっていう感じじゃないと思うんですよ。
正直歌舞伎を見る方もいるけども、
歌舞伎以外でのみんなが共感できることがあるからこそかなって思ってて。
だから血なのか、実力なのか、それ以外の要因なのかってやっぱり人生の中でも結構迷ったりするじゃないですか。
人に好かれて昇進する人もいる。
実力を見せて昇進する人もいるとか、
自分がどの道に進むのか、自分はどういうことが得意なのかみたいなことって結構あると思ってて。
それがたまたま今回は歌舞伎のっていう世界の物語だったんだろうなっていうふうに思ってて。
確かに確かに。
好きなだけでやってられるのかっていう問題ですよね。
そうなんですよ。本当にそう。
これはでも本当に状況とか人によって違いそうだけど、どうなんでしょうね実際ね。
身につまされるかも、こういうのを見ると。
好きでやってるだけじゃダメだったんだって思うような苦悩もあるかもしれないし。
逆にそういうコネクションとかがあるからできたとしても、自分にもしかしたら実力はないんだけどって分かって。
分かりながらもやる苦しみみたいな。
っていうのもあるかもしれないし。
だけどその構造を手放しちゃうと自分ができなくなっちゃうしとか、
そういう苦悩と寂しさの中で滲み出てくるものもあるかもしれないし、なかなか深いですね。
自力とかテクニックとかやりたいこととか自分なりのなんかがあるんだけど、
それがうまく発揮されないんだけど、それをずっとやってることによって何か突き抜ける瞬間があることもあるかもしれないし、
それで終わっちゃうかもしれないしね。
その時の切なさとか、それでいいんだって、自分でそれを咀嚼して思うようになるっていうのがある意味成熟なのかもしれないし、
諦めなのかもしれないし、どう捉えるかとか、そういうことってありますもんね。
そうなんです。ちょっとネタバレになっちゃうので、この映画見たい方はあまり聞かないで欲しいんですけど、
二人とも、吉澤亮さんも芸が評価されて、一回すごい注目を浴びるんですけども、ある日突然その評価がなくなっちゃう。
本当に一つの小さい車に荷物積んで、自分でお化粧も着物も全部着て、地域周り、誰も会場でお酒飲んでて、見もしないような2,3人しかいないような会場で踊り続ける。
肥前煮を稼ぐ、みたいな、そういう時期も経験している描写があって、だから自分はこっちしかないんだって選んだ道だとしても、ある日それを失うっていうそういうところもすごく描かれてたりするので、
多分不安定な状況とかとか、ある日コロッと何か意見が変わってしまう。それが良い意見に変わったとしても、悪い意見に変わったとしてもっていうことって、多分大小差はある皆さん感じている部分でもあるのかなっていうふうには思ったり。
本当にどうそれを思うかっていうのは難しいけど、それぞれ折り合いをつけてやっていかないといけないんでしょうけどね。
例えば、どっか全然もう見てくれる、ちゃんと見てくれてる人も本当にいない中で踊るっていう方が実は自由だって思うこともあるかもしれないし、逆に見てくれてない人が、見てくれてる人がいないから、それって結局自分だけでやってても成立してなくて、
ゲイとしては自分でやってるだけで良くないよねっていうふうにも見えるかもしれないし、だけど全てから離れて自分でやり続けてるから楽しいのかもしれないし、それもどう解釈するかってすごくいろいろありそうですね。
あともう一つ思い出したのがヘンリー・ダーガーっていうアーティストがいて、アウトサイダーアートの代表的な作家っていうふうに言われてるんですけど、
この人なんだっけな。郵便配達人とかだったのかな。
人知れずずっと自分の部屋でアメリカのニューヨークかな。
ずっと何十年も一人だけでひたすら絵を描いてた。
よくわからない凶器のような絵をずっと描いてた人がいて、それが何十年も経って見つかってそれがものすごく評価されたっていう。
で、そのアートの技法とかそういうところから全く外れて自分で好きかっていうのは描き続けてきただけなんですけど、
それってこう血統でもないし、悪魔に魂を売り渡したわけでもないんだけど、やり続けててそれが見つからないかったら何にも誰にも知られないんだけど、
それが発見されたからものすごくすごいことになったっていう、そういうお話なんですけど。
だから何かを作り続けるとか、そういう表現しながら生きるっていうのっていろんな意味でどういうことなんだろうって映画を見てないのに。
いろいろ今思い出したり考えたりしましたけどね。
本とかはポッドキャストでも言ったかもしれないんですけど、片思いじゃなくて両思いになるといいなって思って作ってたりするんですけど、
どうなんでしょうね、そういう芸を磨く世界とかだったらね、またこういろんなそういう要素がありそうですね。
思いました。そういう映画のお話を聞いて。
そうですね、特にアウトサイダーアートとかって難しいなって私は思ってて、そのアウトサイダーアートっていうカテゴリーの中だからこそ評価されるのか、
例えば歌舞伎とかってある程度正解が決まってると思うんですよ、長く続いてきたものって。
その正解の中でその正解のクオリティが高い人が評価されるとかってあるのかなっていうふうに思ってるんですけど、
何もない枠組みでの評価って、本当に誰かの影響力だったり、その時代の物事の捉え方であったり、っていうもので全て変わるなっていうふうに思ってて、
だから発見されたからこそ100%評価されたわけではなく、その時の人々の見方とか、それを発見した人がどう伝えたかによって、
この人の評価のされ方というか、変わったんだろうなってすごく思いました。
そうですね。世に出され方はありますよね。本にする時もやっぱり、この時代にこういう順番でこういうふうにストーリーを並べようってやって、
それが伝わったらそういうことだっただろうし。
伝わりやすいですよね。
作るってことと、どう世に出すかっていうことって、両方あって初めてどういうふうになっていくかっていうことになるのかもしれないなって思うと。
本当にそう思いますよね。
国宝っていう映画の元に、どう表現していったらいいのだろうっていう悩みと、
あとそれをどう世の中に出していけばいいんだろうっていう悩みと、両方あるんだなって話を聞いただけでも、すごい考えちゃいましたね。
という、2人で悩んで今日はポッドキャストが終わるっていう。
まっつゆらしく。
どういうふうに表現したり、やっていこうかって悩むという。
そういう、いつも悩んでますもんね。
基本ねって言っていいですかね。
基本が悩んでるっていいのかわかんないんですけど。
悩みながら。
楽しく悩んでますね。
楽しく悩む、正しく悩む。
正しく楽しく悩みながら、そういうもんだということで、やっておりますというふうに。
まとめて。
まとめて。
はい。
つゆの時期のポッドキャストになりますかね。
なので今日も結構また長くなって、いろいろと見たもの読んだもの聞いたものとか、いろいろとお話をしましたけれども、
同じものを読んだ方がいたりとか、同じものを見た人がいたらこう思ったよとか、またいつものお便りをいただければと思いますし。
皆さんの意見をぜひ教えてください。
あとは読書会もいっぱいまたやりますので、お会いした時に教えてくれるでもいいですし、いろんなお話をまたしましょう。
読書会は引き続きやっていくのと、7月8月まではさっきお伝えした通りなんですけど、9月以降も実はいろいろと今計画している読書会とかもありますので、
順次またご案内していければと思いますので、いろんなとこ行きます。もう最初に行っちゃいます。いろんなとこ行って。
宣言しました。
やります。
先生。
はい。
甲子園の夏もやってくるし。
そうですね。CMだけで泣いちゃうから嫌なんですよね。泣かせないでって思う。
スポーツをやるということで引き続きいきましょうかね。
はい。
じゃあまた読書会やった後にまたポッドキャストやったり、今度は熊本の高橋よしえさんもゲストでポッドキャストにも出てくれますし、別のゲストも呼びたいと思いますのでまた教えてください。
あれか、高橋よしえさんへの質問とか聞いてみたいこととか、そういうのもあれば言ってもらえればと思いますし、我々もまたポッドキャスト読書会の紹介する本も何読むか決めないとですね。
そうですね。
はい、ということで、あとは夏になるので皆さんも宿題をやってもらうという。
そうですそうです。夏休みは宿題がつきもの。大人になってもやるぞ。
我々はいつも宿題と締め切りに追われて生きておりますが、どうしましょうか。どういうふうに言うのがいいですかね。
大人の自由研究やりますか。
ここまでだいぶ長くはなったんですけど、夏に我々もポッドキャスト読書会とか、いろんなとこ行って実際に行こう読書会とか、いろんなことやるんですけど、みんなもせっかく夏休みなので、子供の頃を思い出して、自由研究みんなしてみるといいんじゃないかと。
そうですね。
ということですかね。本を読んでもいいし、別のことをしてもいいし、どっか行ってもいいし、行かなくてもいいし、考えただけでもいいんだけど、何かやったとか何かやらなくてもいいんだけど、夏の間にこういうことをやりましたとか、こういうふうに思いましたとか、なればぜひ送ってください。
そうですね。今年の夏、こんなことを考えてみました、やってみました。何をやってみたいですか、みたいなのが一つと、あとちっちゃい頃にやったこんな自由研究小学校でやってました、僕とか、こんなことを小学校で作ってました、みたいな思い出があれば、それでもいいので、SNSのメッセージかコメントか何かで教えていただけると嬉しいです。
そうですね。せっかく夏だから、柴崎とも加算じゃないですけど、昔の記憶を思い出したり、その記憶を思い出して、さらに別のことを思い出したり、いろんなことがまた蘇ってくると、面白いこともあるだろうし、ビタースイートな思い出もあるかもしれないし、美しい思い出もあるかもしれないし、いろいろだと思うんですけど、そういうのをみんなで共有できると面白いかもしれないということで、
ということで、題して木星社の夏休み自由研究。夏休み自由研究。みんなでやりましょう。我々も本に加えて何かあればやりましょうか。そうですね。何かやらないって言っちゃったから。歌うたうとか。
ピラティスだな。高橋佑星さんにピラティスを教えてもらって、やったことないからピラティスやろうかな。夏に。素晴らしい。よりよく走れるようになるためにやってみようかなと思います。はい。
ということで、何か最後に他にありますか。大丈夫ですか。大丈夫です。カラッと過ごしましょう。そうですね。カラッといきましょう。はい。はい。ということで、じゃあまたお会いしましょう。またねー。またねー。