ラジオネーム、スイカちゃんから。スイカちゃんさんから。
まなさん、こんばんは。こんばんは。 高校生の時に、まなさんのラジオを初めて聞いてから、もう4年経ちます。
悩みや不安で眠れない夜にラジオを聞くと、心が落ち着いて眠ることができます。
いつもありがとうございます。今日は私の悩みについて、どうしても私のことを全く知らない方に意見やアドバイスをいただきたく、初めてお便りを出します。
自分の思いを綴ると長くなってしまうのですが、相談に乗っていただけると幸いです。 私は現在大学3回生なのですが、
2ヶ月ほど前に1年お付き合いしていた方とお別れにしました。 彼が私とは同じ趣味がなく、
恋人とは同じ趣味を日常生活で共有したいからということと、 私が忙しいせいで週に1回しか会えないので、他の女の子とデートしてみたいと思うようになったし、
私のことをもう愛していると思えないからという理由でした。 お別れする1ヶ月前にも同じ趣味がないことについて話を聞いて、
私は同じ趣味がないなら一緒に楽しめることを探そうと彼に言いました。 私は現在3回生で教職も履修しているので、
いまだに授業も多く就職活動もしなければならないため、 確かに忙しく週に1回程度しか会えていませんでした。
でもお付き合いしているなら私ももっと努力しようと思い、 スケジュールの合間で時間を作って彼にもっと会えるようにしてみたり、
彼、私が様々な場所を調べて、ここ気になるんだけど行ってみないと誘ってみたりしたのですが、
彼は一緒に楽しめることを見つける気がなかったようで、 私は彼のことが大好きなのに彼はどんどん冷たい態度になっていくことに頼られず、
結局振られてしまいお別れすることになりました。 別れ話をしている時に彼に私は何の趣味もないじゃんと言われました。
実際のところ私は趣味があります。 映画を見るのが好きだし、幼い頃から音楽を習ってきたので、
経営音部に入って今は就活でたくさん参加することはできないけれど、 音楽活動を今でも続けています。
夏には高校野球を毎年見るほど野球観戦も好きです。 しかし私の考えでは目標を達成するためには犠牲にしなければならないこともあるため、
今の私にとっては趣味の時間は最優先事項ではありません。 どんな業界でお仕事がしたいか決まっているのだから、何十年と働き続けるかもしれない会社を探す就職活動を一生懸命頑張りたいのです。
だけど、彼の話を聞いて確かに今の私は大学の勉強や就職活動ばかりで面白くない人間になっているのかもしれないと思いました。
そんなことを考えていると、私が普段よく悩んでいることとこの問題は何かつながっている部分があるのではないかと思い始めました。
例えば、私は自分の悩みや母親にしか話せず、自分が考えていること全部は友達に話せない。
かっこある程度のところで止めてしまうのです。 自己開示が乏しいのだと思います。
じゃあ自己開示をもっとすればいいじゃんという話なのですが、過去の経験のトラウマもあり、本当に信頼できる人じゃないと自分の感情も話せないのです。
だけど、どんなに口の堅い人に他の人には話さないようにお願いしたとしても、必ず誰かに話してしまうと思います。
そう考えると、やっぱりどこで誰に伝わるかわからないからやめておこうと思ってしまい、より自分の感情や悩みを伝えるのが難しくなってしまいます。
そんなことを続けていると本当に自己開示ができない、自信のない人間になってしまいました。
それに大学の友達は主に経営音部の友達でよく一緒に遊んではいますが、私の自己開示が乏しいせいで彼らは私の好みを知らないのではないかと思います。
趣味に使う時間が今は少ないということの他に、自己開示の乏しさが自分を面白みのない人間にしてしまっているのではないかと思います。
お付き合いしていた人が今まで生きてきた中で唯一私に告白をしてくれた人だったのに、彼と別れて私は面白みのない人間だし、もう誰からも愛されることはないのではないかとも思ってしまいます。
そんなことを考えていると自分には愛してくれる人も本音で話せる友達もいないのかなとネガティブになってしまいます。
情けない話ですが、どうか私に意見やアドバイスをお聞かせいただきたいです。
とお便りいただきました。 スイカちゃんさんありがとうございます。
お付き合ってた人に、 同じ趣味がないだとかね
スイカちゃんには趣味がないじゃんとかって言われて、忙しくて会えてなかったっていうのもあって、振られてしまって、
自分は自己開示が乏しい、 面白みのない人間
なのでは?って自信を失っているっていうことなんですけれども、
私はスイカちゃんのお便りを読んで、 スイカちゃんがどんなに
豊かな内面を 持っている方か、
努力家で、 資料深くて、
チャーミングな女性かっていうのをね、すごく想像することができました。
特に実際のところ、私には趣味があります。 からの怒涛の
あのメッセージの部分がすごく人間らしくて、かわいいなーって思いました。
きっとスイカちゃんは 真面目で、
努力家で、賢くて、 だからね、正しい選択を選べる人だけど、
でもだからって、かたぶつっていうわけじゃない。 いろんなことを知ってて、いろんなことを考えているからこそ、
自分の芯を持って正しいことを選べる、 それに面白い、面白い人間っていうのは、
しっかり伝わってきました。
幼い頃から音楽をやってて、 今でも
慶応部で音楽を続けてて、 毎年見る高校野球があって、
ずっと続いている趣味があるって、すごく いいですよね。なんかパッと知った、
パッと見た情報とは違う、 長く見ているものがある、長く追い続けているものがある、
長く習っているものがあるっていうのは、 すごく独自の経験だったり美学もあったりして、
スイカちゃんと一緒に高校野球を見たら、 楽しいんじゃないかなって思いますし、
スイカちゃんが楽器を演奏しているところも見てみたいし、 なんか音楽のことも聞いてみたいし、
一緒に見た映画をスイカちゃんが、 どんなふうに感じたか、聞いてみたいとも思いましたね。
絶対話したら面白いというか、
うちに持っているものがすごく豊かな人なんじゃないかなって。
だから絶対自分のことをそんな面白い意味のない人間なんて、 思わないでほしいです。
スイカちゃんはすごくね、面白いというか、
たくさん考えだったりとか、 感性みたいなものがある人だとは思うんですけど、
スイカちゃん自身がこう気づいているように、 ポイントは自己開示なんじゃないかなって思いました。
スイカちゃん紛れもなく面白い人なんだけど、 でもやっぱりそれは、
自分が考えていることとか感じていること、 やっていることっていうのを人に伝えないと、
人にはわからない、伝わらないから。
私も同じで、私も職場では、 めっちゃつまんない人間だと思われていると思うんですよ。
なんか面白いことも言えないし、 人と話すのが苦手なので、
絶対に静かなつまんないネクラな人間だと思われていると思いますよ。
でもここまでラジオを聴いてくださっているリスナーさんは、
ちょっとね、私の話を、私自身をつまらんくはないなと思って、 ここまで聴いてくれてるんじゃないかなって思うので、
それってなんでかっていうと、 職場での私は無難な受け答えしかできなくて、
そしたらやっぱり自分のこと、 自分らしいことっていうのは何にも伝わってないから、
私と話してても味がしないし、 そりゃつまらんだろうなって思うし。
でもラジオではこうやってね自分の思ったことを自由に、 オーディション番組が好きとか、
さっきも白いご飯が食べたかったのに、 炊き込みご飯が出てきたみたいなね、本当にしょうもない話って言ったらあれですけど、
何?っていうわけでもない話を安心して話すことができて、
お便りとかに対しても、 こうやって言っちゃったら、
こう思われるかもしれないなぁとか、 そういうのなしにして、
自分と自分の話す言葉っていうのがすごく一致して、 ラジオでは話せていると思うんですよね。
だからこのラジオを聞くと、 私の考えとか、
私がどんなもの好きかとか、どういうものに心を動かされるかとか、 どういう人間かっていうのがねすごく伝わると思うんですけど、
職場では本当に当たり障りなさすぎて、 何にも伝わってない、味のない感じになっちゃってるんですよね。
職場の自分と、 今話しているラジオの自分というのはもちろん同一人物だけど、
本当にその差っていうのは、 自分のことを話すか話さないか。
自己開示しないと、 自分の面白さ、中身っていうのはやっぱり伝わらないよなぁって思います。
で、ポイントは自己開示なんですけど、 その
悩みを話すとか、 言いづらいこととか、自分の過去を明けすけに話すっていうのが、
自己開示っていうわけでもないなって私は考えていて、
その時会話してて、パッて頭に浮かんだこと、 感じたことをそのまんま言えるっていうのも大事な自己開示なんじゃないかなって思うんですよ。
人と関係を深める上で大事なんじゃないかなって、最近は思ってます。
やっぱり大人になるにつれて、 こうするべきっていうものが増えていくじゃないですか。
礼儀だったりとか、大人の優しさだったりとか、
SNSでも、人のことをこういう人がどうこうみたいな投稿とか目に入っちゃうじゃないですか。
ああこういうのダメなんだとか、こういうのって恥ずかしいんだとか、なんかそういういろんなことを考えすぎちゃって、わかんなくなっちゃう。
小さい時はね、本当に何も考えずに話せていたことも、いつの間にかすごくね、友達との会話でも、なんかこう、
すごく言葉を選びながら話すようになっちゃったりして、
もう気の合う友達と遊ぶとかっていうよりは、気を合わせに行くみたいな、
友達と気を合わせる友達みたいになっちゃったりして、
友達も彼氏も、職場の人とかも、大事にしたいし、失敗したくないから、
こう思われたい、こう思われたくないみたいな、こう意識の中で、どんどんどんどん自分らしさが減っていって、
そがれていって、当たり障りのない、つまんないことしか言えなくなっちゃって、
私もね、ラジオする前までは自分のこと本当につまんない人間だなって思ってました。
昨日聞いたことも言えないし、自分の話って20秒も続けてできないし、
本当にね、人の会話にあいそよく、ちょっと大げさめに合図値を打つのが精一杯みたいな。
私も本当にこのラジオ離れたら、そういうね、すごいつまんない人間なんですよ。
で、私もまさに、自己開示しようって練習中です。
ラジオ離れても、台本がなくても、もうちょっと自分のことを自由に話せるといいなーって。
悩みとか自分のネガティブな感情を誰かに知ってほしい、打ち明けたいっていうよりかは、
もっと自分を人と共有できるようになったら、
生きやすいんだろうなぁと思って。
今までは結構ね、上手く話さなきゃとか、面白い話をしなきゃ、相手にとって意味のある話をしなきゃって思ってたんですけど、
最近は、こう、ただただ別に、
こんなことがあったよとか、 こういうことがあって、私はこう思ったんだよねとかっていう。
特に意味とか特別なことはなくても、話せばいいんだっていうのをね、
思って、ちょっとだけ力を抜いて、話せるようになったかなーっていう感じですかね。
なんか友達同士だと、特に女の子同士って、ちゃんとそれぞれ話すターンみたいなのがあるじゃないですか。
Aちゃんが話したら、じゃあBちゃんは最近どう?とか。
で次、マナは最近彼氏とどうなの?とか仕事どう?とかって、順番が回ってきて聞いてくれるじゃないですか。
で、その時、私はずっと今まではね、結構、いやもう私は普通かなーとか、
いやー私はなんか変わらずだよーとかって、そういう言葉でね、自分のターンをいつも消化しちゃってたんですけど、
最近はね、そういう時に、普通とか安定とか変わらずだよ、みたいな言葉を封印して、
何かはちゃんと話そうって意識してたりとか。
そう、なんか友達はどっかに行ったっていう、誰々のコンサートに行ってねっていう話だったりとか、
北海道に旅行行ってさーみたいな話をしてくれて、自分はそんなどこってほど、何ってほど、
どっか行ってないな、何っていうこともないなーって言う時も、じゃあ例えばここ行きたいんだと思ってるんだよねーとか、
最近だと私はね万博に行きたいなーとかって考えてるんですけど、
いやーなんかゴールデンウィークはどこにも結局行かなかったんだけど、
オボンには万博行きたいなーとか、
周りにも万博行った人いる?とか、万博行く?とかって話したり、
なんかねそういう、どこ行った?どうだった?っていう話だけじゃなくても、
自分がじゃあどこ行きたいと思ってる?とかって話すのも、一個自己開示になるのかもなーと思って、
とか、まあ特に変わったことがなくてもね、
職場でこういう人がいてとか、悩みってほど困ってるわけじゃないけど、悩んでるわけじゃないけど、
だけど、いやなんかちょっと苦手な人いてさーとか、
なんかすごく嫌な人じゃなくて、お互いタイプが似てるのか、ちょっと気使いすぎてて、
なんかその人のこと見るとちょっとうわって思っちゃうんだよねーとか、
なんか本当、別に何っていうわけじゃないことでも話すようになったら、
やっぱりちょっと、あーわかるそういうのとかって言ってもらえるとちょっと心が楽になったりとか、
スイカちゃんもね、こう就活とか大学の勉強で忙しくて、
どこに行ったよとか何をしたよとか、そういうのがなくても、
毎日生きてる中で、何かね、
感じることはあると思うんですね。
落ち着いたらここ行きたいなーとか、
なんか最近これ見て、これしたいと思ってるんだよねーみたいな話でもいいし、
就活で、なんかこういう人いたーとか、
こういうことあってさーって、
本当にね、面白い話じゃなくてもいいし、悩みっていうほどのことじゃなくてもいいし、
本当にこういうことがあって、私はこうしたんだけど、
ナニナニちゃんならこの場合どうやって答えたーとか、
えーこれどう思うーとか、
なんか話の正解を出さなきゃいけないとか、話うまく話さなきゃいけないとかじゃなくて、