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あまりにも長く喋りすぎたため、一人の放送会であるにも関わらず、
前代未聞の前編後編に分けるというムーブをしている
スナッククラゲのトリックスターこと、
イラスト講師でイラストレーター、NFTクリエイターのみやけんです。
日曜日は基本的に歌企画ということで歌配信をしているんですが、
今週は子どものコンモリ感病等のため、全くそういうことができなかったので、
昨日の話を前後編に分けて、今日は後編となっております。
前編聞かれてない方はぜひ昨日の放送を聞かれてから、こちら続きとして聞いてください。
アート展に行って衝撃を受けたという話。
NFTいらないんじゃね?と思ってしまったお話の続きとなっております。
さざまなまにの耳どくラジオ、よろしくお願いします。
ハンガーって小学校の時にやりましたよね。彫刻刀で削って。
インクしてペタッて。
これをたくさんのレイヤーというか、原版を作って、各色ごとに原版を作って、
ペタペタペタペタってやっていけば、何色ずりとかのハンガーとかできるんですけど、
ハンガーってするんですよね。
ハンガーっていうことらしくて、たまらず僕もそこの、ちょっと暇そうにしてないんですけど、
若かりの人にすいません聞いていいですかって話しかけて、
詳しく聞いたんですけど。
要は、ハンガーだと。
どういう売り方をしているのかっていうと、もちろん原画というのがありますよね。
当時のものであれば原画っていうのはやっぱり紙に変えたりとかしてると思うんですけど、
それをデジタルで取り込んで、色指定を天野由貴本人がもう一回やり直して、
データとして改めて、デジタルデータに取り込んで改めて、
色指定とかを細かく細かく監修した上で、
ハンガーという形で擦り出してるんですよ。
これが、いろんな技法はあるらしいんですけど、
僕が目についたそのファイナルファンタジー6のやつなんかは、
鉄板みたいなやつを研磨して、
それにハンガーでカラーを乗せてて、
っていうやつだったんですけど、
それ何年値段がないかっていうと、
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それオーダーらしくて、
買いますって言って、注文が入った時点で鉄板削って、
ハンガーを当てていって製作してお渡しするっていうオーダー製らしくて、
しかもその完成まで1年くらいかかるらしいんですよ。
だから、そのハンガーなんですけど、
めちゃめちゃ綺麗なんです、絵自体は。
だから元の絵よりも綺麗なんですよ。
後々デジタルに取り込んで、
天野さんが本人がちゃんとまた色を、
自分のイメージする色をしっかり指定してる。
そのハンガーの技術がすごくて、
専門的な話になりますけど、
通常印刷物ってCMYKっていうインクの形式で印刷するんで、
デジタルでイラストとか書くと、
RGBっていう形式で、
これは光の三原則を元にした色形式で、
ちなみに最初のCMYKっていうのは色の三原則っていうやつ、
色の絵の具の世界の話みたいな感じなんですけど、
RGBで描くとデジタルってのは結局光で色を表してるんで、
めちゃめちゃ発色が綺麗なんですよね。
で、足せば足すほど明るくなるっていうね。
ちなみに絵の具とかのアナログのやつって、
足せば足すほど色って暗くなっていくんですけど、
このハンガーで作るやつ、
しかも元のキャンパスが鉄板なんで、
ほぼリアル画像で展示する絵なんだけど、
ほぼデジタルと同じレベルの発色というか見え方をするんですよ。
だからデジタル作品って本当に作者が意図して作った色で、
出来たものを見ようと思うと、
どうしてもディスプレイに映さないと見れなかったんです。
見れないと思ってたんですけど、
そこの技術を使うと、
画面に映し出したくらいの発色を持った、
デジタルを元にしたイラストが、
壁にガンって飾れる形になるんですよ。
そういう技術でそういう仕上げをしてて、
そのハンガーで作るって、1年かかるって何でって言うと、
それだけの発色数を現場につけるからだと思うんですよ。
まあこれは僕の予想ですけどね。
すげえと思って。
で、他のイラスト、値段が書いてあるイラストっていうのは、
まるいは廉価版品みたいな感じで、
まあでもとはいえですね、
これ50万とか70万とかついてるやつって、
ドット数を最初に決めてるんですよ。
だからよく見るとそのキャプチャーに、説明書きに、
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これは300個ありますと書いてあるんですよ。
なんかNFTっぽくなってきましたね。
300個限定で吸ってますっていうことですよね。
だからそれはもう多分300個なら300個あるんでしょう、
現物が。吸われているんでしょう。
で、もし買うっていう人がいたら、
そのうちの1枚にドットナンバーを打って、
300分の何って打って、
で、お渡しすると。
楽層までしてね。
で、もちろん仕上がりはそういう仕上がりなんですよね。
そういう風な感じで、
デジタルのものを、
版画という形でコピーして、
300ロットなら300ロット作ったら、
その原版を破棄するらしいんです。破壊するらしいんです。
だから同じものは二度と作れないという状態にして、
世界に300個しかないものという形を作って、
そして50万円とかで売るんだけど、
300個ありますからね。
全部売れたらどえらいことですよ。
一つの作品でですよ。
それがずらーっと並んでるわけです。
そしてその展示会のパッケージを持って、
全国を回ってるんですよ。
はーって、
デジタル作品をこういう風にして、
リアルグッズというかリアルの絵にして、
売るっていう手法かと思って、
びっくりして、
で、どうやら、
これね、
多分僕言うても、
美術会のこと知らないんで、
美術会のこと知ってる人は多分、
あーって思うぐらいの話かもしれないですけど、
あの、
えーと、
なんだ、
えっと、ごめんなさい。
あ、アールビバンっていう会社がね、
創業40周年の老舗のこの会社なんですが、
この会社がそれやってるらしくて、
版画作りして、
展示を回してっていうね。
で、これ、この会社が要はそのパッケージ化して
こういう風に動かしてるんだなっていうのが分かって、
デジタルの作品をこうやって、
希少価値にして売るんだと。
そしてその根底に、
本当にデジタルの、
なんだろう、
モニターで見るぐらいの、
あるいはもしかしたらそれ以上の、
だって現物ですからね。
サイズもでかいですからね。
にして、
これ何十万って言ってもコレクター買うよなって思いましたよ。
で、
ちなみに最初に見たその
ファイナルファンタジー6のパッケージ化の
オーダーっていうやつ。
金額は係員に聞いてくださいっていうやつ。
ちなみにおいくらなんですかって聞いたら、
その係員の人は、
あ、ちょっと聞いてきますみたいな感じで言って、
あ、いいです。そこまでしなくていいですって。
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だからそこの現場の人じゃなくて、
奥にですね、ちゃんと商談ルームみたいなのがあったんですよ。
そこに、
おそらくディーラーみたいな人がいて、
ちゃんと鑑定書とかも含めてやり取りしてると思うんですよね。
もし購入を決定した場合。
だからその係員の人は、
そこの人に聞きに行こうとしたんですよ。
っていうぐらいの値段。
で、ざっと、
今もパッと見て、
50万、70万で120万とかありましたけど、
おそらくそれより高いっていうのは間違いないんでしょうね。
って係員の人に言ったら。
あ、まあもう100万からはって言ってましたけど。
いや、そんなもんじゃないだろうなと思いましたけどね。
でもね、これね、
会社のそのRB版っていうのは、
アート美版って書いてRB版って呼ぶんですけど、
これね、見る限り、
版画なので安く提供できてますって書いてあるんで。
僕本当にアートのこと知らないんですけど、
やっぱ油絵とかまだ高いらしいっすね。
これがね、やっぱ感動しですね。
でですね、僕は天野義太香ですから。
世界的、世界の天野ですから。
わかりますよ。
で、広角機動隊のやつは、
ちょっと僕時間がなかったんで行けなかったんですけど、
そのこっち側にはですね、
いわゆる今のSNS関係とかでバズったりとかした、
有名絵師さん。
いわゆる紙絵師と言われるレベルの人たちも、
本とか画集とかも出して売れてるような、
ああいうレベルの、
ちょっと僕は存じ上げない方が多かったんですが、
僕もそんなに二次創作、
二次創作じゃねえや。
サブカルチャーのそっちのガッツリの方に入ってないんで。
の方々のやつが、
同じ7、8名分のやつがまとまったブースがあって。
そこに飾られてる絵は、
本当に今言ったようにSNSとかでたまに見る、
本当萌え系の女の子の綺麗な、背景綺麗な絵みたいな。
なんだろう、
最近のAI、アートでパッと出てくるような、
ああいうめっちゃ綺麗みたいなのの女の子の絵とか。
もちろんこれは手描きの、デジタルの手描きのものですけど。
の絵が、
同じようなハンガー技術でバーって並んでるブースがあって。
いやそれを見ると改めて、
うわこれ、
本当スマホとかの画面で、
モニターで見るのと同じ発色してやがるっていうのが、
現物としてそこにあって。
しかもサイズも、
もうテレビ並みの大きさというかね。
ちょっとデカいんですよ。
なんか本当SNSとかで見るような感じの絵だと。
もちろんレベルはね、
僕なんかよりめちゃめちゃ上の方々のやつですけど。
でもこれがこうやって現物として、
目の前にあって、
でこれ家に飾ったら、
すげえ綺麗だなと思ってね。
ライティングをパッと一発当てれば、
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本当に下が鉄板だからだと思うんですけど、
めっちゃ反射の発色するんですよ。
光の表現とか、
あとぼかしの表現とか、
なんかキラキラみたいな表現が、
やっぱデジタルの強みなんですけど。
でもこれ紙に印刷するとほぼ出ないんですけど、
出てるんですよ、その絵。
その作品には。
で、そういう人たちのイラストも、
やっぱり100個限定とかになってて、
金額が40万とかね。
ついてるんですよ。
デジタルも極めて、
デジタル紙絵師になっても、
こういう形で現物になって、
この価格にして売れるんだっていうのが、
発見して。
だから王道というかね、
もともとの美術の流れから、
デジタルをどう売ろうかってした時に、
一つの答えだったんだろうなと思って。
これってやっぱNFTって結局、
デジタル上の技術でこれを実現してるものなんですけど、
いやこれ申し訳ない。ただただですね、
本当にあのクオリティが、
そのまま現物として壁に飾れるっていうのは、
めちゃくちゃデカいと思いました。
僕もNFTクリエイターとしてね、
名乗ってるものとしてね。
これ実際ウォレットに入ってるのを見るだけのNFTでは、
勝てんなって思いましたね。
うーん、衝撃。
でもこの辺りやっぱ、
自分が何か売ろうと思った時に、
すごくヒントになるなと思ったので、
やっぱりリアル展示。
リアル展示物は、
デジタルのイラストをリアル展示にするには、
いかに綺麗に出すかはすごく重要だなと。
印刷とかその版画というものに、
僕すごく興味が湧いてきました。
ここはね、ちょっとデジタルの将来に、
なんか新しいなんかね、
もちろんやってるのが老舗の大きなところであるんですけど、
これ知らなかったんで、
多分僕の周りのイラストレーターとかにも知らないと思うんですよね。
だっていまだに紙に印刷して、
古典とかやってますからね。
いまだにって言い方したらいけないけど、
それが多分標準ですから、今までと。
でもデジタルの印刷した絵じゃ売れないんですよね。
はっきり言って。
だってコピーし放題なので。
だからそういう絵を飾って、
そこで来てくれた企業とかの人に、
うちのところで写真絵描いてくれませんか?
で企業案件をもらうって。
こういうのが古典とかする人の流れで、
やっぱ絵をそのもの売るのは難しいなと。
どうしても手描きで原価にしないと値段つけて売れないよなっていうのは、
まだまだ今でも一般的な流れ。
僕の身の回りは動きなんですけど。
これデジタルの絵を売れるんだっていうのは。
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いや、ますますNFTの意味ってちょっと思ったりもしたけど。
衝撃でした。
ちょっと本当に感動して、
勉強になって、
ちょっと未来を感じたものだったので、
長く話してしまいました。
ということでね。
じゃあもう終わりましょう。
とにかく驚いたということです。
朝なんかぶっ飛ぶくらいの衝撃を受けたというお話でございました。
まだまだね、ほんと短い時間でチラッと見て、
観察してこういうことかって思ったくらいで、
細胞を全然調べてないんで、
ちょっとこの辺りもまた追ってみたいと思います。
では今日のところは終わります。
それではまたね。バイバイ。