これまで僕はポッドキャストの中で、自由の上に成り立つ不安、恋人がいない前提で将来を考えること、
カミングアウトした後にも残るもの、そして一人でも大丈夫と誰もいらないは違うというお話をしてきました。
その中で感想やお便りも少しずついただいております。
すぐに全部を番組で紹介できているというわけではないんですけれど、毎回毎回ほんまにめっちゃ読んでます。めちゃくちゃ読んでます。
ちょっとした言葉とかでも、あ、ここが届いたんやって思うこともあるし、逆に僕が言葉に仕切れなかったものを聞いてくださった方の感想とかお便りで気づかされるということもあります。
今回はそういう届いた声を直接紹介する回ではないんですけれども、でもそれらを読んで考えたことをもとに、
幸せなロールモデルってそもそも何なんでしょうという話をしてみたいと思っています。
というわけでね、本題に入る前に少しだけ、一通だけですね、見ていく便りを紹介させてください。
ラジオネームフカさんからのお便りです。
こんにちは。いつも楽しみに拝聴しております。
一人でも大丈夫、と誰もいらない、は多分違う。このテーマ染みました。
DVから離婚、やっと解放された、と思ったら一生付き合う病気となり、親族とも疎遠となりました。
正確的に人にも頼れず、まあ煩わしい人間関係がミニマムになるからいいか、と本当に仕事以外人と話さない生活を送っています。
一人でいいわ、と考えていましたが、今回のテーマを聞いて人を遠ざけていたのかもな、と感じています。
強がっている方が楽な時期は過ぎたのかもね、とも思いました。
良いとしながら気づきとなりました。寄り添ってくださり、勝手に感謝しております。
今回の配信を聞いて、亀の歩みより遅いかもしれませんが、人に頼ることをしてもいいのかしら、と感じています。
急に熱くなってきました。お体ご自愛くださいませ。
まずはフカさん、お便りありがとうございます。
このお便りを読んでですね、僕はですね、しばらくフリーズしてました。
パソコンの前でしばらくフリーズをしてました。
なんでかっていうと、良かったですね、で簡単に完結するお話ではないと思ったんですね。
前にも言いましたけど、人に頼れないのにはその人が頼れなかっただけの理由があるし、
一人でいいと思うようになったのは、そう思わないとやってこられなかった時間があるからなんですよ。
だから、人に頼りましょうなんて僕は外側から簡単には言われへんっていう話をしましたね。
でもですよ、このフカさんが人に頼ることをしてもいいのかしらと思えたこと、
この一文がですね、僕にとってはすごく大きい気がしていて、
なんて言うんでしょうか、まだ頼れてなくてもいいんですよ。
急に誰かに自分の心を明け渡さなくたっていいんですよ。
明日から人間関係をめちゃくちゃ増やそうとかそういうこともしなくていいんですよ。
でも、もしかしたら頼ってもいいのかもしれないと少しだけ思えた。
この小さな変化って外から見える結果としては何にも変わってないからさ、
誰も気づけへんような変化なのかもしれへんけど、
でもこれ内側からフカさんから見るとすごく大きな変化なんじゃないかなというふうに僕は思うんです。
亀の歩みより遅いかもしれないというふうにフカさんは書いてくださってますが、
亀ちゃんと進んでますからね。その亀ちゃんと歩いてますから。だったらええやん。
しかも亀って意外と強いですからね。甲羅もあるし。
なんか急に動物豆知識みたいになってきてるけど。
でもほんまに早く変わることだけというのが変化というわけではないと思います。
誰かに頼ってもいいのかもしれない。
そう思えたこと自体がもうすでに一歩踏み出してる一つの動きと言ってもいいのかもしれない。
そんなふうに僕は思いました。お便り本当にありがとうございます。
で、他にもですね、番組内での紹介はNGとなっているので紹介は省くんですけれども、
ちょっとどうしても僕、皆さんに紹介NGのお便りの中で伝えたい言葉っていうのがあったので、
ようやくさせていただくと、僕より年上の方でも同じようにモヤモヤを抱えることはある。
でもそれを言語化していくことで見える景色が変わる。
その景色がとてもいいんだよって僕に教えてくださった方もいらっしゃったんでしょう。
ほんまにありがとうございます。
めっちゃこのお便り素敵やなと思って僕めちゃくちゃ大切にしてるんです。
でね、こういったお二方のお便りを読むと、改めてロールモデルってなんなんやろうって思うんです。
ロールモデルって言うと、なんか少し立派な人を思い浮かべちゃいません?
仕事で成功している人やったり、家庭を持っている人やったり、
パートナーと穏やかに暮らしている人やったり、
友達に囲まれている人やったり、
自分のペースでちゃんと生きているように見える人やったり、
まあいろんな人いますよね。
で、もちろんそういう人を見て、素敵やな憧れって思うことはあるんです。
でも同時に心の中で仕分けしてしまうこともあるんですよ。
あの人は例外。
あの人は条件が違う。
あの人は運がいい。
あの人はだってちゃんとしてるもん。
あの人はもともとそういう人やから。
そうやって気づいたら、幸せそうな人が全員、
自分にはなれない例外フォルダみたいなとこに入ってるんですよ。
パソコンの中にないですか、皆さん。
僕は結構やるんですけど、とりあえず仮置きするためにいらないものを放り込むためだけのフォルダ。
あとで整理するみたいな名前をつけたまま二度と開かへんフォルダ。
僕の心の中には多分それがあるんですよ。
仮置きして二度と開けへんフォルダ。
幸せそうな人を見つける。
でもすぐにこれは僕とは違うケース。
僕はあんな風にはなられへんという風に処理をしてしまう。
でもそれは僕にはなれないという諦めでそういうことをやっているわけじゃない気がしてるんです。
どっちかというとね、多分それはね、僕を守ってるんですよ。
また出た鎧。僕を守る鎧ですね。
自分にもチャンスがあると信じてしまうと、途端にそのチャンスが欲しくなるんですよ。
でもそれが実現しなかったりとか、欲しいものが手に入らなかった時にやっぱり傷つくんですよね。
だから先にあれは僕とは関係のない世界の人っていう風に思っちゃう。
そうするとちょっと楽ですもんね。
なんか心の中に幸せ査定師みたいなのがおるんですよ。
こちらの幸せ一見綺麗に見えますが裏側に生活疲れがある可能性がありますね。
なのであなた向きの幸せではありませんねみたいなことを言ってくるんですよ。
うるせーっていう話を。
こっちはただちょっといいな憧れるなって思いたかっただけやのに。
そもそも人の人生ってそんな風に簡単に真似できるものではないんですよね。
その人の家族、その人の仕事、その人の収入、その人の体力、その人の性格、その人が生きた時代、その人の運、その人が見せていない苦しさ。
全部違う。当たり前やけど僕とは全部違う。
だからあの人を見本にしたらいいって言われてもどこか思うんですよ。
いやその人と僕で初期設定違いすぎません?
ゲームで言うなら向こうはもう初期装備から強いんですよ。
もうこっちはヒノキの棒と布の服。
しかも説明書なし。
最初の村から出た瞬間になんか強めのモンスターがおる。
それであの勇者を目指しましょうって言われてもいやいやいやまず薬草をください。
ロールモデルという言葉がしんどいのはその人を丸ごと参考にしようとしてしまうからかもしれませんね。
でも本間は誰かの人生を丸ごと真似する必要なんてない。
というよりもできなくて当たり前なんですよ。
だって初期設定ちゃうのよ。
その人もその人の人生の途中を生きてるだけなんです。
なので、ここでね、聞いてくださっている皆さんにも聞いてみたいです。
あなたにとってロールモデルって何ですか?
あの人みたいになりたいって思える人でしょうか?
それとも、自分にもそういう未来があっていいのかもって思わせてくれる人なんでしょうか?
幸せそうな人を見た時に、あの人は特別だから、みたいな感じで例外フォルダに入れてしまうことはありますか?
あるいは、完成された見本ではないけれど、自分が行こうとしている道をすでに歩いてくれている人や、そういった言葉はあるでしょうか?
綺麗にまとまってなくても大丈夫です。
これは感想なのか、疑問なのか、ただのモヤモヤなのかわからへん。
それでも大丈夫です。だってこの番組は未定で結構ですから。
ということで、今回は幸せなロールモデルがわからないという話をしてみました。
どうでした?幸せなロールモデルの結論は何にも出ませんでしたね。
こんなにふわっとして終わるとは思っていなかったので、今喋りながらね。
根本的にある僕の白黒をはっきりつけたいという性格がね、今すごいムズムズしてるんですけど。
わからん。もうふわっと終わりました。
ロールモデルがいない。そんな風に思っていましたけれどね。
やっぱりそもそもロールモデルってなんなんでしょうね。まだ僕も模索中です。
でも仮の結論として僕が思っているのは、誰かを丸ごと真似することではない。
誰かの人生を完成見本として飾ることでもない。
もしかするとロールモデルというのは、自分の中で閉じていた可能性を少しだけ開けてくれるような、
そのドアを開いてくれるような存在なのかもしれません。
あの人みたいにならなくちゃ。じゃなくて、自分にもそういう未来があってもいいのかもしれないねっていう可能性を信じられること。
そう思えること。それだけで少し息がしやすくなる日があります。
そして完成された見本じゃなくても、途中の声が誰かの生存確認になることがある。
この道を行く人にもちゃんと未来があるんやって信じさせてくれる力になることがある。
迷ってる、揺れてる、人生なんてわからんことだらけ、でもとりあえず今日も生きてる。
その声にきっと意味がある。そんな風に僕は思っています。
もし今回の話を聞いて、この番組また聞いてみたいかもと思ってくださった方は、ぜひ番組のフォローをしておいてください。
フォローしておくと最新回を簡単に追うことができますし、
ふとあの番組で何か言ってたの何やっけ、もう一回聞きたいな、あの番組また聞きたいなって思い出してくれた時に、
またこの場所にすぐ戻ってくれるというか、戻ってきやすくなると思います。
そして僕にとってもフォローをしていただけるということは、
未定で結構また聞きたいと思ってくれた人がおるんやっていうすごく大切な指標、モチベーションにもつながっております。
感想については未定のままの気持ちを話す番組なので、毎回すぐに感想を書けなくたって大丈夫です。
実際ね、あの4話、前回の回を聞いてくださった方は、思考の森を彷徨って書いては消して書いては消してを繰り返しているなんていうお声もいただいております。
なので、まずはフォローという形で、また聞くよ、また聞きたいと思ってるよという意思表示を置いていただけたら、僕はとても嬉しいです。
とりあえず最後まで聞いてくださって、今回もありがとうございました。
では今回のお相手は、あなただけの芸人も豆腐でウルフでした。
じゃあね、さいちーん。