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#57ロボットコンテストと共通言語
2026-07-06 08:25

#57ロボットコンテストと共通言語

ロボットコンテストのボランティアに生徒とともに参加してきました。ロボットをつくることが目的なのだがそこから生まれる会話はとても貴重なものになると思いました。会話を進めれるのは共通言語があるからです。ものづくりは共通言語になりうるものだとも感じました。

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サマリー

ロボットコンテストのボランティアに参加した経験から、ものづくりが親子間の共通言語となり得ることを語る。現代では家族が同じ空間にいても別々の世界を見ていることが多いが、共通の課題に取り組むことで自然とコミュニケーションが育まれると指摘。AI時代だからこそ、人と人との対話から生まれる価値の重要性を強調し、工業高校が地域との対話を生み出す場となる可能性を示唆している。

ロボットコンテストへの参加と共通言語の発見
こんにちは、岐阜県の工業高校で教員をしているすみです。 この番組、未来をつなぐものづくりでは、日本の製造業を支える企業の技術や、そこで働く人たちの思い、そして工業高校の教育の魅力をお届けしていきます。
先日、ロボットコンテスト 岐阜テクノプラザ大会のボランティアということで、高校生と一緒に参加してきました。
今回この企画は、今年度から、岐阜工業高校の航空機械工学科の職員の仲間になった河内先生が紹介してくれた企画なんですね。
そもそも、DONGLESという株式会社が、小学生対象にロボットコンテストを企画して、ものづくりの楽しさを親子で味わってもらおうというような企画なんですよね。
そのDONGLESの代表の松岡さんも、もともとは中学校の技術家庭科の先生だったんですけども、もっともっとものづくりを楽しんでもらいたい、知ってもらいたいという熱い気持ちから教員を辞めてですね、自分で会社を立ち上げてやってみる方なんですよね。
すごい情熱だなというふうに、私も尊敬しております。
今回はこのロボット大会の話をするということではなくて、そこで見た光景から感じたことを話したいなというふうに思っています。
このロボット大会は、小学生と保護者がチームとなって、モーターを2つだけ使ってロボットを作ります。
そのロボットがペットボトルの蓋やピンポン玉を運んだりということを、いろんな工夫をしてミッションを達成させるというような内容なんですね。
高校生は競技前の動作確認や制作中の質問に答えたり、一生懸命そのようなサポートをしてくれていました。
その中で今回一番思ったことが会話ということなんですよね。
親子を見てますとずっと話します。どうすれば動くんだろう。もっとこうした方がいいんじゃない。
中には無言で作る場面もありますけれども、その時親は温かい眼差しで見守っていました。
なんかものづくりが一つの共通言語みたいな感じで会話が進んでるんだなというふうに思いました。
過去の経験と共通言語の多様性
思い返せば小さい時、親と年が離れていても共通言語で話すという機会は結構あったと思うんですよね。
例えば私の場合だと野球中継ですね。
父も野球が大好きで私も野球が好きでしたから、ここはどんな作戦かな。
変化球だろう。監督なら交代だろうみたいな何気ない会話を親子でしながら野球を見ていましたね。
今振り返ると野球が親子の共通言語だったのかなというふうに思います。
それは家族によってはいろいろあるかもしれませんよね。
例えば将棋でもいいかもしれません。将棋って結構無言な時間が多いですけれども、
あれも無言ながらコミュニケーションをとっているんですよね。
それが料理かもしれません。釣りかもしれません。
そして今回の大会ではものづくりが親子の共通言語になっていました。
現代におけるコミュニケーションと失われた時間
近年どうでしょうね。コミュニケーション能力が大切だとずっと言われ続けてますけれども、
学校でもコミュニケーション能力を高めるためにこんなことしよう、あんな講師を呼ぼうなんてこともしてますけれども、
実は家庭の中で同じものを見て、同じ課題について考えたり、やってみて失敗したり、
そんな積み重ねで自然とコミュニケーションって育っていくものじゃないかなというふうに思ったんですよね。
今は家族一つの部屋にいてもYouTubeを見たり、インスタグラムを見てたり、子供はTikTokを見てたり、
同じ空間にいて同じ時間を過ごしていても見てる世界は違ったりしますよね。
だから失われているのは会話ではなくて、共通言語を持つ時間じゃないかなというふうに思うんです。
そして親も学んでるんじゃないかなって思ったんです。
子供は知らないことばかりって思うかもわかりませんけれども、
親も親になってから親について子供として学んでいくんじゃないですか。
つい答えを教えたくなったり失敗させたくないと思ったりするかもしれませんけれども、
本当は一緒に考える。どう思う?どうしたい?なんていう問いをしたり、
そんなことを経験しながら親もまた子供と一緒に親として成長していくんじゃないでしょうか。
ものづくりの文化と工業高校の役割
そんなことを思いながら高校生の活動を見てましたら、
小学生にも保護者にもそれぞれの目線に立って丁寧に対応してましたね。
これは本当にいい機会を与えてもらえたなというふうに思いました。
人と人との対話の中から生まれてくるもの、これが今AI時代だからこそ、
より大きな価値になってくるんじゃないかなっていうふうに感じています。
日本のものづくりって擦り合わせのものづくりなんてこと言われるんですよ。
どういうことかっていうと、設計者が考えたことは、
現場でもその設計と擦り合わせてどうしたらいいのか。
そして品質、営業、いろんな人がいろんな立場で話し合いながら、
ダメ出しをしながら一つの製品を完成させるんですよね。
だから日本のものづくりって時間がかかるんですよ。
海外のものづくりっていうのは、もうできたものはもう買えれない。
もうそれでやるしかないみたいな感じなんですけども、
だから日本のものづくりは逆に素晴らしいものができているというところがあるんです。
だからこんだけ話し合いが密に行われているっていうのは、
まさに日本のものづくりの文化の祝日を見たような、そんなような気がしましたね。
だから工業高校っていうのは単に技術を教える学校ではなくて、
地域の対話を生み出す学校でもあるんじゃないかなというふうにも感じています。
だからいろんなイベントを企画して高校生が足を運び、
そして子どもたち、もしくは親とコミュニケーションを取る、
それがまた親と子をつなぐ架け橋にもなれば、そんな最高なことはありませんよね。
自身のコミュニケーション能力と今後の挑戦
今回はロボットコンテストから感じた会話の重要性っていうものを話しました。
みなさん会話してますか?
身近な人になればなるほど、言葉を簡略化してコミュニケーション取れちゃったりしますから、
会話まで行かない場合がありますからね。
ちゃんと自分の気持ちを丁寧に伝えるっていう、そんな余裕がある時間を過ごしたいですよね。
実は私は教員でこんだけ喋ってるからコミュニケーション能力高いんじゃないかと
みなさん思われるかもしれませんけども、自分自身では喋るの苦手なんです。
本当に台本がなければ話せないんですよ。
授業もですね、完璧に授業の準備をしてスライドも作ってないと、
なかなか自分では50分間話しきることできる自信ないです。
だから話すのが苦手だなとか、コミュニケーション取るの苦手だなと思ってる人がいたら、
まあ得意そうに見える人も実は苦手なんだなっていうふうにちょっと思ってくれれば、
気が楽なんじゃないかなっていうふうに思います。
こうやってラジオで話してるのも、ちょっとでも喋るのが上手くならないかななんてことを思って始めたのもあるんです。
自分で思ったことを台本なしに、ちゃんと説得力あるような言葉で話せたらいいなというふうに思ってるんです。
これは私チャレンジです。
まあどこまで成長しているのかわかりませんけども、これを今後も続けて、
少しでもコミュニケーション能力が高められるように、
いろんな人と自分の気持ちを伝えて、そして相手の気持ちを引き出せるようにやっていきたいなというふうに思います。
番組情報とエンディング
未来をつなぐものづくりは毎週月曜日朝7時に放送しています。
皆さんからのコメントもいただけますと大変励みになります。
インスタグラムで航空機械工学科と調べていただけますと、日々の活動の様子がご覧になれます。
ではまた来週。さようなら。
08:25

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