ドローン国家資格講習の受講
こんにちは。岐阜県の工業高校で教員をしているすみです。 この番組、未来をつなぐものづくりでは、日本の製造業を支える企業の技術や、そこで働く人たちの思い、そして工業高校の教育の魅力をお届けしていきます。
今回はドローンについて話したいなというふうに思っています。 なぜドローンなのか?
それはですね、本日ドローンの国家資格、二島無人航空機操縦士の取得を目指して報酬を受けてきたんですよね。 その内容やドローンについて今日お話しできたらなというふうに思っています。
最近、街中でドローン見かけることも増えましたよね。 オリンピック見てください。ドローンで中継してますよね。非常に臨場感ある映像が撮れてます。
ドローン市場は社会実装のフェーズにだんだん入ってきてるなという感じがしますよね。
物流の2024年問題の解決策や、ノト半島地震でも活躍した災害現場の状況把握、
さらには農薬散布の効率化まで、まさに空の産業革命が私たちのすぐそばまで来ています。
しかしその便利さの裏側には、プロとしての厳しい責任と、ものづくりの深い探求心が隠されています。
今日はその舞台裏をたっぷりとお話ししますよ。 今日の講習の午前中はみっちりと座学でした。
そこで学んだのはドローンの取り巻く法律の厳しさです。 皆さん知ってますか?今ドローンを飛ばすのに非常に緻密な教科申請が必要なんですよ。
もしちょっと公園で飛ばしてみようと、軽い気持ちで法律を犯してしまったら、最悪の場合、懲役権に処されることもあるんです。
知らなかった、では済まされない世界、これは空を飛ぶものが狂気にもなり得るという責任の重さなんですよね。
2022年に国家資格制度が始まりましたが、制度はまだ始まったばかりで、現場の実情にルールが追いついていないグレーゾーンも多く存在します。
非常に分かりにくい資格になっています。 だからこそ私たち教員が正しい知識を身につけ、生徒たちに正しく安全に空を使う方法を伝えていかなければならない。
そう強く感じた午前中の時間でした。 午後は一転してシミュレーターと実機を使った実技講習でした。
ドローン操縦の実技と航空工学
航空工学を教えている私にとって操縦なんて簡単だろうと皆さん思いたいところだと思いますが、私もそう思いたいところなんですけれども。
実際に送信機を握っていて驚いたのはそのレスポンスの独特さですよね。
自動車ならハンドルを切ればスッと曲がります。 しかしドローンは違うんですよ。
機体は常に空気という流帯の中に浮かんでいます。 ドローンが動く原理はプロペラが空気を押し返す反動なんです。
操縦桿を倒してから機体が反応するまでに微妙な間があるんですよ。 一度動き出すと感性の法則でフワーッとそのまま流れていってしまうんです。
授業で教えているこの揚力の式というものがあるんですけれども、まさに空気を掴んで押し戻すという感覚が伝わってくるんですよね。
この思い通りにならないもどかしさこそが航空工学の面白さでもあり難しさでもあると思うんですよね。
高校生との連携とものづくり
ドローンに関係して最近一つお願いということで学校に来たものがあります。
それは岐阜北高校の生徒たちがカンサットという大会があるんです。
カンサットとは空き缶サイズの模擬人工衛星のことなんです。 これをロケットで上空数百メートルまで打ち上げ、パラシュートで降下させながら様々なミッションを競い合う競技なんです。
彼らのアイデアはこうなんです。 落ちてくる缶の中からさらに超小型ドローンが飛び出して
自立飛行するという計画を立てているんですよね。 先日その生徒たちが私に超小型ドローンのプロペラを作ってほしいということで依頼がありました。
ちょっとまだデータは手元にないんですけれども、そういったことが工業高校と普通科でもやり取りしながら
岐阜工業高校のドローン教育構想
ものづくりができるというのは良いことだなというふうに思っています。 今回講習を私以外にも教員は6名を受けているんです。
そして後日3名が加わり総勢9名の教員がドローン操縦士への道を歩み始めたというところですかね。
私たちの目標はただ自分たちがライセンスを取りたいとか ドローン飛ばしたいということだけではなくてギフ工業高校をドローンの指定認定機関にしたいなというふうに思っているんです。
自動車でいうと自動車学校みたいなものですよね。 そこで勉強したら免許がもらえるよというような仕組みを学校で作りたいなというふうに
思っているんです。 なぜならばですねこのドローンの国家資格を取るために高額な費用がかかるんですよね。
何十万とかかるんですよ。それが在学中に当たり前のようにライセンスを手にし卒業していって、そしてドローンのプロとして社会で活躍できたらそんな
良いことはないじゃないですか。なので職員一同なんとかそこにたどり着けるようにまずは資格を持った教員を増やそうということで今回挑戦しているんです。
未来への展望と情熱
なかなか先生も頑張ってますよ。今はまだドローンってちょっとよくわかんないなとか そういったレベルなのかもしれませんけれども
高校生のみんなが社会に出る頃には 空を見上げれば当たり前にドローンが走り回っている時代というのはすぐきますよ。
その未来をつなぐのは今必死に指先で空気を感じ 法律を学んでいる私たちの情熱なんです。
今回講習を終えて1ヶ月ほど自主練習ということで技能に磨きをかけます。 そして本番の試験に臨むということになっています。
またその様子は皆さんにご報告いたします。
今週はドローンについてお話しさせていただきました。どうでしたか? ドローンやりたくなったら一度ギフ工業に来てください。
ドローン飛ばして遊んでみるとその面白さをいかに第三者の喜びにつなげれるのか。 これがエンジニアの仕事です。
ですから私たちは楽しいだけで終わらずに何かこの社会に実装して役に立とうというところを目指していけたらなというふうに思っています。
何かこういうドローンでやりたいということがあればまた教えてください。
番組情報と次回予告
未来をつなぐものづくりは毎週月曜日朝7時から放送しています。
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ではまた来週お会いしましょう。さようなら。