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2024-02-20 10:01

#90 支援者が言う「大丈夫」「安心」の重み

前職の経験を振り返って、いまだからこそ感じることや後悔など

#毒親育ち #アダルトチルドレン #看護師 #保健師 #支援者 #言葉の重み #仕事の後悔 #専門職 #子育て #子育て支援
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こんにちは、みおです。今日は、支援者が言う、「大丈夫、安心の重み」という話をしたいと思います。
これ、昨日のインスタのストーリーで、ちょっと触れた話なんですけど、
今日はそれをね、もう少し言語化してみたいなと思います。
よく子育てをしていると、一人目よりとか、二人目だからっていうのをよく使ったり言われることがあると思うんですけど、
なんかそれをふと思った時に、私の前職の経験からちょっと思うことがあるので、それを話したいと思います。
私は保健師として、行政ですね、市町村で勤めていたことがあります。
ただ、病休とかの期間もあったので、実質6年ぐらいですかね、職員として勤めてました。
市町村に勤めていた時に、保健センターで子育て支援もしていました。
赤ちゃん訪問とか、電話とかでの子育て相談とか、4ヶ月検診、実際6ヶ月検診とか、そういう市で行われる検診なんかも参加していました。
この時に、私がすごく今でも後悔していることがあって、何かというと、
お母さんたちに投げかけていた、二人目だから大丈夫ですねとか、両親に頼れるなら安心ですねとか、そういう言葉なんですよね。
もし今、これを聞いている方の中で、子育て中の方がもしいましたら、こういうセリフを言われたらどう思いますか?
実際に私も、次男の検診の時に、そういったことを言われたことはあります。
その時は、支援者側にいた経験もあったので、悲しい気持ちになってしまったっていうこともあったんですけど、
でもそれと同時に、何かそれよりも、自分が同じことをお母さんにしていたっていう、そっちの悲しさというか後悔の方が先にきましたね。
もちろんその言ってくれた方も別に悪気があってとか、絶対そういうふうに言ってるわけではないと思うし、
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だけど私もそういうことで言ってたことがあったので、それをちょっと今振り返って見てるんですよね。
私の場合は、保健師になるために、もちろん医療のこととか、母子保険のこととか、いろんな知識をつけて勉強してきたつもりです。
それが専門職としての一つの強みであるはずなんですけど、私は現場に出た時にどうしたらいいか全然わかりませんでした。
なぜかというと、現実はほとんど教科書通りではないからです。
その時は私独身で、実際に周りに生で子育ての話を聞くということもほとんどなかったんですね。
もちろんそれが言い訳にはならないんですけど、
あとは保健センターの部署に移動したてで、その分野での経験もない中で、そんな状態だったので、言ってみれば肩書きはほとんどあってないようなものでした。
だから怖かったですね、あの時は。
だから何とか目の前にいるお母さんたちを励ますつもりで言っていたのもすごく覚えています。
でも自分がその後実際に子育てをしてみてすごくわかるんですけど、
2人目だからっていうのは、2人目だろうが3人目だろうがそれぞれの大変さはあるということですね。
悩みもそうだし。
だからそれで大丈夫っていうことはないですよね。
両親に頼れるからっていうようなことも、その頼れる環境にあるのは本当だったとしても、
もし私みたいに毒親で悩んでる人だったらとか、夫に頼れないとかでどうしても親に頼らざるを得ない状況だったらとか、
そういうケースもいろいろありますよね。
だから必ずしも安心ですねって言われたところで、本人にとっては全然安心ではない状況っていうのもあると思う。
絶対に安心とは限らないことも多いわけです。
そういう専門職である支援者が大丈夫とか安心とかって、
そういう言葉を使うっていうのはダメなわけじゃなくて、その人を支える上では大事な言葉だったりはもちろんします。
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必要なことだったり、そういうこともあります。
でも受け取る側にとってはそういう言葉がすごく影響力のあることだっていうことを忘れてはいけないなって、
そういうふうに今は思ってます。
私が何かそういったことで、もしかしたらそういう背景にある思いとか、そういう事情とかを飲み込んでしまっている人もいたのではないかなって思うと、
あの時にはもう戻れないんですけど、それが今私の後悔というか、
もちろん頑張って何かその人のためになりたいと思って言っていたことだったけど、
でもちゃんとそれが振り返ってみると、相手の立場に寄り添った言葉だったのかとか、
安易に言ってしまっていたのではないかとか、そういうのをすごく考えますね。
そう思うと、当時の私は本当に未熟だったなって思います。
だからそれを何か後悔で終わらせるのではなくて、ここから自分が何ができるのか、
こういう重みを改めて知って、これから自分がどうしていくのか、
どういうふうにこれから支えたい人に寄り添っていくのか、改めて考えたいなって思います。
今日はちょっと暗い話になってしまったかもしれませんが、
でもそういう支援する気持ちとか、生活に寄り添った支援をするとか、
そういうお仕事に就いている方は、こういう言葉の投げかけとか、話をする時の姿勢とか、
一言一言とってもどういうふうに言ったらいいのかとか、悩む人も多いのではないかなと思います。
もちろん今回例に挙げた、「大丈夫ですね。」とかいう言葉も、もちろんケースによって違いますし、
そう言われて安心する人もいるし、その言葉が人を助けることもたくさんあると思います。
今回はあくまで私の一例に過ぎないんですけれども、その言葉自体がいけないとかそういうことではないんですけど、
私の状況を振り返った時に、やっぱり100%寄り添えていたわけではなかったのかもしれないっていう、
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そういう反省の意味も込めての、今日はお話でした。
当時は病気になったっていうこともあって、なかなかそのことを振り返るのが今でも辛いことはあるんですけど、
でも私にとっては、その中でも学びになったこととか、そういうこともたくさんあるので、
言えるタイミングで皆さんにお伝えできることがあれば、少しずつそういう経験とか思いとかを話せる範囲でお話できたらなぁと思っています。
はい、では今日も聞いていただいてありがとうございます。
いつもコメント、レター、いいね、フォローなど早めになります。
ありがとうございます。
今日もいい一日をお過ごしください。
またね。
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