2026-01-09 09:15

第4回中国経済「なぜ“黒字なのに危ない”のか──内需を失った国家が外部に支配される構造」

この回は、特定の国や体制を批判・擁護するものではありません。
歴史・政治・経済を横断しながら、**「危機が起きやすくなる構造」**を整理する回です。

2026年1月時点、**中国**は貿易黒字を維持しています。
一見すると「まだ強い経済」に見えますが、内側を見ると、内需(国内消費)が極端に弱いという深刻な問題を抱えています。

なぜ、

  • 外需が強いのに危険なのか

  • 内需が弱いことが、なぜ決定的なのか

  • そして、なぜ国家は外部要因に“コントロールされやすく”なるのか

この回では、感覚論ではなく、構造としてその理由を解説します。

内需とは、単なる「消費」ではありません。
それは、税収・雇用・国民の納得感、そして統治の安定性を支える内蔵エンジンです。
このエンジンが回らなくなると、国家は外需に依存せざるを得ず、
関税・制裁・規制・地政学といった自分では制御できない要因に左右されやすくなります。

さらに、内需をコントロールできない状態が続くと、
統治は制度よりも「配分」と「抑制」に傾き、
腐敗や不透明さが結果として広がりやすくなる。

この構造は、体制や規模は違っても、
**ベネズエラ**などで見られた病理と重なる部分があります。
これは「同じになる」という話ではなく、
**内需を失った国家が辿りやすい“共通の坂道”**の話です。

この回の結論はシンプルです。
中国経済のリスクは「いつ崩壊するか」ではありません。

内需を失った国家が、
どこまで外部に左右される構造になっているか。

それを正しく理解することが、
日本の企業・地域・防災・BCPにとって不可欠です。

サマリー

中国経済の現状は、黒字を維持しつつも内需が弱く、外部からの影響を受けやすい危険性を抱えています。特に、内需の低迷は国内の不満を緩和できない状況を生み出し、政治的腐敗や統治の不安定さを引き起こす可能性があると指摘されています。

中国経済の危険性
どうも、みのる防災のみのるです。それでは始めていきたいと思います。
今回は、中国経済です。なぜ黒字なのに危ないのか──内需を失った国家が外部に支配される構造というテーマでお送りします。
この番組は、特定の国や体制を批判・擁護することを目的にしていません。
歴史・政治・経済・思想・そして自然災害という複数の視点から危機が起きやすくなる構造を整理するポッドキャストです。
今回は、2026年1月時点の中国経済を扱います。一見すると、中国は防疫黒字を維持し、外から見るとまだ強いように見えます。
しかし、内側を見ると非常に危うい状況が揃っているのです。
今日は、その理由を感覚論ではなくて構造的に見ていきたいと思います。私も勉強するつもりです。
まず、現状の整理です。外は黒字で、内は全くといった状況です。
事実として、中国の輸出は非常に大きな黒字を出しているのですが、同時に国内消費が極めて弱いのです。
人がまず物を買わない、企業が国内に投資しない、若年層の将来不安が非常に強い、そして不動産の下落ですね。
つまり、中国経済は今、外に売らないと回らない状態です。
内需が弱いと、国家が外部にコントロールされてしまうということです。これが今日の一番のポイントです。
内需は単なる消費だけでもないのです。内需は国家にとっては税収の安定であったり、雇用の継続であったり、持続ですね。
国民の納得感、この国にいてよかったなと思うことであったり、あと統治の正当性です。
ここが非常に大きいと思うのですが、こういった形での内部のエンジンともいえる状況です。
この内需の状態が弱いと何が起きるか、まず景気対策が効かなくなります。国民生活が全く改善しない状況が続きます。
そして国内での不満を全く吸収できないという状況になります。外側でしか稼げなくなります。
しかしここが問題です。外需というのは、関税、制裁、規制、為替、あと知性額、こうした全て自分では決められない要因で左右されていきます。
つまり内需を失った国家は、経済の主権の一部を外部に委ねていくということになります。
これはもう弱さの問題なく、制御不能なんですよね、事実上。この状態に陥っています。
内需を制御できない国家は、統治が腐敗しやすいです。
次の深掘りなんですけど、内需が弱い状態が続くと国民の生活は良くならないですよね。
すると制度で回すよりも、配分とか抑制とかそういったものに傾きやすくなります。
補助金であったり、優遇するとか、利権の拡大とか、あと情報の統制や監視の強化とか、そういった問題に陥っていきます。
ここで重要なのは、腐敗が原因とかというレベルじゃなくて、実際に結果として出てくるということですね。
内需がこのようにして回らないと、成果で正当性を示せないですし、統治がどんどんどんどん締め付けられていくんですね。
そして公開される情報もどんどんどんどん少なくなって、不透明さが増していきます。
これはどの国でも起きる構造現象なんですけれども、この状態が本当に今一番わかりやすい状況だと思うんですけど、
これが比較的に見える構造として、ベネゼラが挙げられると思います。
もちろん中国とベネゼラは規模も体制も全く違うんですけれども、病状といいますか、かかっている病気は本当に全く同じといえるかもしれないですね。
内需が壊れて外貨と輸出だけにも依存していく。そして国民生活がどんどん破綻していく。そして統治と分配と統制にも偏っていきます。
本当に似てますよね。腐敗が拡大します。
中国では、いざ戦争とかそういった場合に、以前の中国の歴史でも扱いましたけど、大砲を撃とうと思ったら中身が火薬じゃなくてただ砂が詰まっていたという状況で戦争を負けたという歴史がありますから、本当にこれと同じような状況になるということですよね。
国家が陥りやすい共通の坂がこのように設定されているんですね。
ですから外需が強いのになぜ危険なのか。これをもう一度整理しますと、一見中国は輸出って順調です。黒字もあります。外貨も稼げています。
しかし国内でお金が回っていないということ、そして国民の生活が良くなっていないということ、そして不満の解消するものが全くないという、この状態はもう本当に慢性的な疾患を抱えた組織であるという、そうした状況であるということです。
日本への影響
ですから黒字イコール安全ではないと言います。
では最終的な結論なんですけれども、日本が見るべきものとして、日本が見るべきものは中国が強いか弱いかという状況であって、今中国は内側で耐えられる構造を持っていないということです。
外圧によって動かされやすいという状況です。ですから日本に対する制裁であったり、あとアメリカとの関税であったり、さまざまな要因が起きていますけれども、これ全部外からの影響で中国の国自体がコントロールされている状態にあるということです。
ですから言ってみれば、いつその不満に着火するかもわかりませんし、統制する統治機構が極端な方向に走ってしまうということもあるかもしれません。コントロールできませんから。
そのようにして中国の経済のリスクがいつ崩壊するかという部分もあるんですけれども、再度そういった慢性疾患の状態にあるということを整理して見ておくことが必要だと思います。
この隣国の状況がいわば私たちにどのような影響を及ぼすのかということですね。本当に経済についても国民性についても本当にいろいろと理解しておかないと、実際に私たち影響を及ぼされていますので、そのようにして整理して、
そうした部分も防災やBCP、サプライチェーンの確保とか、国全体にも今行っていますけれども、レイアースなどでサプライチェーンを確保していますけれども、それと同じように私たちの生活も依存することなく設計していくようにしていきたいと思いますね。
では、今日はここまでです。ありがとうございます。
09:15

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