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じゃあ、第2回目やっていきます。
今日は、がんについての捉え方のお話ししてみようかなと思います。
がんって結構イメージしやすいような、しづらいような、がんって何かよくわかんない人が多いと思います。
細かいところは自分ももちろんよくわかってはないんですけど、どういうイメージで考えているかっていうところの話をしていきたいなと思います。
がんって結局体の中からできてくるので、自分が原因になっています。
タバコだったりとか、お酒だったりとか、そういう嗜好品のせいで悪くなってたりとか、脂肪肝のせいでなったり、糖尿病でなったり、いろんな理由でなりやすくなるとは言われているんですけれど、
結局大元としては自分の体が生きていく上でできてくるものになります。
細胞分裂って理科で習ったことあるんじゃないかなと思うんですけれど、人間の体って全部いろんな細胞が集まってできていて、
しかもどういうふうに生きているかって言ったら、その細胞がちょっとずつ入れ替わりながら分裂してそれで増えていって、時間が経ったら死んでいく細胞がいくつもいくつもあって、
なので常に分裂し続けて、体として生きて、使われて、亡くなってというのをどんどんどんどん繰り返しています。
細胞分裂しては亡くなってというのを繰り返していくのが普通の細胞の働きで、それは本当にどこでもそういう感じでなっています。
なんですけど、その細胞分裂していって亡くなっていく過程で、亡くなれないやつがたまに出てきてしまいます。
亡くなれないって考えると無敵な感じがすると思うんですけれど、実際それも普通の制御が効かなくなってしまっているので、どんどんどんどん増えていってしまうんですね。
増えていってしまうし、しかもそれはちゃんと自分の体として機能してくれればいいんですけれど、そうじゃなくてコントロールできない、勝手に勝手なことをしてどんどん増えていってしまうので、本来の細胞の働きをしてくれないわけです。
ってなると、どこかで増えてきたのが正常のちゃんと働いてくれているやつを物理的に押し出してしまう。
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抑えてしまったりとか、潰してしまったり、場合によってはそっちに行かないといけない栄養を取ってしまったり、っていうことが起こってきます。
それがやっぱりどんどんどんどん増えていってしまうので、それが最終的にもともとの自分以上に強くなってしまうと、もうそのがんに負けてしまう状態、がんに体が乗っ取られてしまって、やっぱり生きられなくなってくるっていうのががんです。
大元自分の体からできているので、結構治療も難しくて、いわゆる普通の細菌、培菌系のやつだったら抗生物質を使ったりとかして退治できるんですけれど、がんに関しては自分の体なので、お薬を効かせようと思ったら、自分の体を狙ってお薬を使わないといけないわけで、
結局ですね、それが他の正常な体も傷つけてしまうことになるっていうのが、もともとの抗がん剤の出来方ですね。
最近は悪くなったやつに対してだけ効くようにみたいなお薬もちょっとずつできてきているので、そういうので副作用が出づらいというか、もともとの副作用とは違った副作用が出てくる抗がん剤っていうのがいろいろ開発されてきてはいます。
何の話がしたかったかというと、がん細胞ってイメージとしては蚊に似ているなと思って血を吸う蚊ですね。蚊が自分の血を吸ってくるの嫌じゃないですか。
蚊に血吸われないために例えば家に頑張って網戸ちゃんとやったりとか、あるいは虫除けスプレー使ったりとか、蚊取り線香使ったりとかでやりますけど、限界があるじゃないですか。
さっきの網戸するとしても家の中でしか効かないので、ずっと家の中で生活してられるかって言ったらそうじゃないですよね。出かけないといけないので。出かけたときにはやっぱり噛まれてしまうし、虫除けスプレーとか使って多少は抑えれるだろうけど、ゼロにはならないですよね。
例えばゼロにするぐらいしっかり蚊の対策しようと思ったら、ここからちょっと非現実的な話ですけど、例えば自分の体の周り全部炎で覆ってしまうとか、そうすれば蚊は近づけないですよね。
近づけないんですけど、でもそれ生きられないじゃないですか。
水中で一生生きますみたいな感じでやれば、網戸よりもはるかに蚊を防ぐ力が強いんですけど、でもやっぱりそれじゃ生きられないですよね。
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蚊の対策って人間として生きる前提で考えるじゃないですか。そんなん当たり前なんですけど。
がんの対策も一緒で、まず生きられる前提が必要なんです。お薬使ってもちゃんと生きてられるかっていうのが一番大前提にあって、その上でがんをやっつけたいんです。
なので抗がん剤っていうのもなんでもかんでもできるわけじゃなくて、やっぱり体への毒が強いので、その辺生きられるぐらいの量までしか使えないんですね。
っていうのが今日話したかったところで、伝わりますかね。
何でもやりすぎることはできないんだよっていう話はしたかったです。
なかなかがんってどうなんですかね。
治るもの、治らないもの、がんの種類によっても結構違うので、自分主に胃がんとか大腸がんっていう腸のがんだったりとか、あと肝臓だったりとか、消化器が専門ではあるので、
そういうところのがんがメインで見てきてて、なかなかですね、消化器系のがんっていうのはあんまり抗がん剤とか効かないんですよね。
なので手術でちゃんと取り切れる、胃カメラ内視鏡で取り切れるっていうものじゃないと基本的に治しきれなくて、やっぱりちょっとちっちゃいのが残ってしまう。
ちっちゃいのが残っているとどんどんどんどん増えていってしまうっていうものなので、ステージ4で治るとかっていうがんとはちょっと違います。
ステージ4で治るがんっていうのは、血液のがんとかっていうのは結構抗がん剤効きやすかったりするので、物によるんですけれど、
がんの種類によってもですね、全然対応の仕方が違ってきます。
全立腺がんとかは、ちょっと私もあんまり専門じゃないのでわからないですけど、全立腺がんなんかは結構がん持ってても5年10年生きられるっていうのもあったりするみたいで、
なのでですね、そこはちょっとそのがんの種類によっていろいろ対応が変わるんですけれど、
でもなかなか一度になってしまうと不安もつきまといますしね、なるにならないに越したことはないですけれど、
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まあそういうところで、ちょっと今日話したかったがんの対策と蚊の対策って似てるなってふと思ったので、ちょっと今日はテーマにしてみました。
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ということで、今日のみんラジ、みんなの医療のラジオということでみんラジにしてますので、引き続きよければお付き合いください。
どうもありがとうございました。