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2024-10-29 10:00

早期がん #みんラジ 90

治し切れるがん、ですが…

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はい、始めていきます。今日は、早期がんについての話をしてみようと思います。
早期がん、がんによって、定義はやっぱり違うと思うので、ざっくりとした概念として話をしようと思うんですけど、
一般の方は、だいたいあっているイメージだと思うんですよ。早期がんって言ったら、治せるがんっていうイメージで思っておられる、いいイメージを持っておられると思うんですけど、その理解であっていると思います。
その辺もちょっと詳しく話してみようかなと思います。
治せるがん、治せないがんの違いって言ったら、結局はですね、これ前もちょっと話したかもしれないけど、がんによって若干、悪くなり方とか性質とかがやっぱり違うので、
あくまでも消化器系のがんに限った話として、私の理解を話させてもらいます。
血液のがんとか、不人科のがんとか、治り方が違うタイプのがあるので、ちょっとそのやつは、ごめんなさい、省いてというか、消化器系としての話になっちゃうんですけど、
早期がんっていうのは、基本的に取ったら治るのが早期がんと思ってもらえればいいかなと思います。
がんなんですけど、がんっていうのは、1個の細胞が無限に増殖していってしまって、体をおかしくしてしまうのががんなんですけど、
その増殖する、無限に増殖するっていうのがポイントで、逆に増殖する元をなくしてやればいいんですよね。
だから元をなくすって結局どうするかって言ったら、そのがん細胞を全部体の外に出してしまうとか、がん細胞を全部殺してしまうと、がんはなくなるわけです。
根治の状態になるわけですので、早期がんっていうのは、基本的にまだ全部やっつけられる状態のがんのことを言ってて、
例えば胃がんだったら胃カメラで取れるがんは早期がんだし、もしかしたら先生によっては手術で胃袋を切って取り切れるがんも含めて早期がんっていう先生もいると思います。
その辺ちょっと先生によっても違うかもしれないですね。ちょっとすいません、学会の定義とか確認してなかったですね。
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何か定義あるはずですけど、大切なこととしては結局そこの取り切れるかどうかっていうのがポイントじゃないかなと私は思っているので、
一応ちょっと今回はそういう全部取り切れる、全部退治できるのが早期がんっていう風に話をします。
逆に取り切れないがんが早期じゃないというか、早期じゃないからって進行かって言われるとちょっと答え方迷うんですけど、
早期じゃないがん、結局だから手術しても、例えば手術して大部分取り出しました。
でもまだ無限に増殖できる可能性があるがん細胞が1個2個残ってますっていう状態だと、結局やっぱりそいつがまた増えてくる可能性は十分あって、
逆にですね、がん細胞も例えば自分の免疫に攻撃されてね、やられちゃうことも、退治できることもあるので、
だからすっごい厳密な話、1個2個残った奴がじゃあまた絶対増えるかって言ったら多分絶対とは言えないんじゃないかなと思ってますけど、
とりあえず残ったらまぁいけないんですよね。
残ったら増えるかもしれない。増えなかったら結局いいんだけど、増やさないために手術した後に抗がん剤治療するとか、放射線治療するとか、そういうことがあったりするわけですけど、
そういう感じで、早期のがんじゃないっていうのは、場合によってはやっぱりそこからまたがんが増えてきてしまう可能性があるっていうことですね。
もう一つ注意点として、早期がんやっつけた後、早期がん治したので、よし良くなりました。もう卒業です。
なーっていいかって言うと、それはどうかなと思ってて、早期がん退治した後、そこも臓器が残ってるんだったらまたがんが出てくる可能性はあります。
極端な話、生きてる限りがんは確率的にできちゃうので、自分の細胞が分裂するときに、その分裂がちょっと失敗しちゃって変なコピーができる、無限に増殖できるコピーができちゃうと、それががんになる可能性があって、
無限に増殖できちゃうコピーができる可能性がやっぱりずっとごくごくわずかにあるわけですよね。ずっとそのサイコロは振られ続けているわけで、体の中で生きている限りね。
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特にそのがんができた場所っていうのは、本当にたまたまでできたのか、それかやっぱりそこの確率が上がってるんじゃないかっていう考え方もできるわけですよ。
例えば、肺がんの人とかだったら、タバコ吸ってなる肺がんの場合、肺がんも種類がいろいろあるんですけど、タバコのせいでなる肺がんだった場合には、例えば一箇所取りました。手術でね。
で、その後じゃあ絶対大丈夫かって言ったら、タバコの影響はそこの手術で取った場所以外にも及んでるわけじゃないですか。そこがね、やっぱりダメージ受けてるから、結局そこ、その他の場所、手術で取ってない場所もがんができる確率っていうのはそもそも上がってると思うんですよね。
ということは、やっぱりその治療した後に定期的に検診受けるっていうのは、その再発してないかっていうのをフォローしてるのもあるし、あとはですね、異次性のがん、違うタイミング、異なる時間の異次性ですね、異次性がんっていうのができる可能性があるので、そういうのも含めてチェックしたいっていう部分があるんですよね。
だからその治療した後、定期的に受診いらないんじゃないかっていう方もいらっしゃいますけど、受けなくてもいいですよ、そのがんが治ってそれでいいんだったら。
だけど、ちょっとやっぱり確率上がってるだろうから、定期的に見とった方が安心じゃないかなと僕は思うんですけどね。
そこの安心をどのラインで求めるかはまた人それぞれの話なので、そこも分かった上でね、またどうせがんになるしみたいな。
でもせっかく治療したからな、やっぱりその後もそこのがんはない状態で生きていってほしいけどなって思ったりしますけど、そこは自由ではあるので。
さっきのタバコの話でいうと、タバコは肺だけじゃなくて食道がんとかも増やすんですよ。
だからさっきの維持性がん以外にも重複がんっていうのもあって、その同時に別々のがんが全く関係ないがんが、全く関係ないというかタバコで関係はしてるんですけど、
それぞれの場所で別々のがんができてるのが見つかる場合とかもあったりしますね。
今ちょっと話が変わりますけど、だからその重複がんで言えば、1個のがんが見つかったら一応他のところもしっかり調べておきましょうとかね、
手術前に全身調べましょうっていう風になるんですけど、
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それはですね、結局そこのがんを治して良かった良かったと思ってたら、実は他のところに別のがんがあってそれで命を落としちゃうみたいなパターンがですね、
昔ちょこちょこあったらしいんですよ。
なのでそれをもうなくそうということで、最近の医学では、医療ではもうその1個がんが見つかったら一応基本的に全身調べておきましょうっていうのが基本的な流れになってますね。
というようなことで、今日はだから早期がん、維持性がん、重複がんのいろんながんのパターンの話をさせてもらいました。
やっぱがんってね心配ですけどね、でもその結局はやっぱ確率論なのである程度仕方ないと思わないといけない部分もあるんですよね。
まあ生きてればいずれ最後迎えるので、それまで後悔がないように皆さん生きていきませんか。
ということで今日も終わりです。ありがとうございました。
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