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それでは、今からラジオ動画ということで、しゃべっていこうかなと思います。
今回は、ピロリ菌についての話をしてみようかなと思います。
先日、母親から連絡があって、今度ピロリ菌の治療をするんだけど、いろいろ教えてくださいっていう感じの連絡があって、
その時に、やっぱり知ってほしいことが結構あるなと思って、
あんまり母親にいっぱいLINEしないんですけど、この時はかなり長文のメッセージを送ってしまいました。
それぐらい、ちょっと伝えないといけないことが多いかなと思ってます。
まずピロリ菌なんで治療するかっていうところなんですけれど、
皆さん、なんでピロリ菌治療しようって思い始めるんですかね?
今この動画を見始めている理由が、多分何かしらあるんじゃないかなと思います。
そもそもピロリ菌の存在を知っている人もいれば、全く知らない人もいるわけで、
どこでピロリ菌を知るかですけれど、
よくあるのは検診とか人間ドックとかのオプションについてて、ピロリ菌チェックしませんか?っていうのだったり、
あるいはテレビとかでやってたりとか、ので知られるんじゃないかなと思います。
多分イメージとしては、胃カメラしたらピロリ菌で胃が汚くなっているみたいな悪者っていうイメージじゃないかなと思います。
その悪者っていうイメージは間違ってはないかなと、私もある程度そういう認識ではいるんですけれど、
ただそれを絶対治療した方がいいかって言ったらそうじゃないかなと思っています。
というのは治療することでいろいろと良くない方向に行ってしまう場合もあるからですね。
特にピロリ菌やっぱり治療して一番困るパターンとしては、胃酸逆流が増えてしまう、胸焼けの症状が出てしまう、
それがしかも治療したせいで胸焼けの症状が出てしまうっていうのが一番困りどころかなと思っています。
そんなに多くはないので、治療した人がみんながみんなそういう自覚があるわけじゃないと思うんですけれど、
やっぱりそうやって困る人っていうのは一定数いて、
治療したがために胃酸が増えてしまうから結局そこから胃薬を飲み始めないといけなくなるっていうパターンがあってですね。
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それって何してるのかなって、治療をしてそれのせいで治療が必要になるっていうのがすごい自分としては嫌だなと思って、
それは別に副作用なので仕方ないと言ってしまえばそれまでなんですけど、
でも何でも悪者を倒したから絶対良くなるみたいなヒーローものの話ではないんですよ。
そこでピロリ菌がいることでバランスを保っている部分も実際はあるわけで、
そこのバランスを崩すことによって人によっては今までよりも悪くなってしまうということがあるんです。
人間の体ってそういうところがいろいろと不思議で難しいところってからまだAIに取り替わってない仕事ですし、
これから取り替わっていくんじゃないかっていう風に言われてますけれど、
なかなかそういうですね、みんながみんなこうすればいいっていう正解があるわけじゃないので、
やっぱりその人に応じてやらないといけない、その人がどうやったら幸せになるかっていうのを考えなければいけないので、
なかなかそこの基準がまちまちです。
そこの基準がまちまちなことに対してAIが責任を取れるかって言ったら、なかなかちょっとまだ難しいんじゃないかなと思います。
そこはあくまでもやっぱり医者が一人の人間としてあなたの生活を良くするために責任を持ってやりますっていうスタイルがなかなかまだ変わっていかないと思うので、
AIもまだちょっと医者には丸がわりはできないかなとは思いながらやってます。
話がだいぶそれましたが、ピロリ菌の治療して悪いところはそういうのもあります。
あとは治療中に下痢する場合もあるので、これも中にはあんまりひどくってちょっと薬やめないといけないこともなくはないです。
ある程度ですね、若い方というか、私の中で若い方っていうのは50代から70代くらいまで入れちゃいますかね、そこくらいまでは若い方に入るんですけど、
80代90代になってくるとちょっと下痢してご飯食べれなくなって体力落ちてみたいな感じの心配になってくるので、
そこまでいってしまう方については本当に無理して治療する必要ないかなと思っていたりします。
治療していいこととしては、がんの発生がちょっと抑えられますので、やっぱり胃がんになりたくないなっていう人は治療したらいいんですけれど、
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ただこの胃がんになりたくないなっていう気持ちって結構難しくて、胃がんになりたくなかったらじゃあ他のがんはいいんですかみたいな、
例えば大腸がんはいいんですか、肺がんはいいんですか、膵臓がんはいいんですかって聞かれたら多分そうじゃないと思うんですね、そういう人って。
多分がんになりたくないからできることやりますみたいなところだと思うので、それでピロリ菌の治療をするっていうのは全然別にいいことなんですけれど、
でもそれやったからって言って絶対防げるわけじゃないので、ピロリ菌いなくなっても胃がんはできるので、治療して多少確率を下げられるぐらいのところだと思っていただきたいです。
結局ピロリ菌の治療をした後、胃カメラしなくていいかって言ったら胃カメラした方がいいって言われてます。
でもピロリ菌いた方ともともといない方と比べてですね、やっぱり胃がんの発生数を見るとピロリ菌いた方の方が圧倒的に多いので、なのでピロリ菌の治療をしたからって言って胃カメラの検診をやめていいわけではないです。
なのでピロリ菌治療しても胃カメラの検査を受けませんみたいな方もたまにおられて、それでもいいのかもしれないけど、個人的にはお勧めしないですし、
結局胃カメラを受けるんだったら、わざわざさっき言ったような副作用が起こるかもしれないピロリ菌の治療をしないといけないかなっていうところはですね、ちょっと考えてほしいなと思いながらやってます。
あとはピロリ菌胃肺用とか、他にも血液の病気とかいろんな原因になっていると言われていて、必ずしも胃がんだけで治療するわけではないので、
今話したのはあくまでも人間ドックとか、検診でピロリ菌をわかった人に対してのメッセージとして話してますけれど、
他の原因でピロリ菌治療しましょうって話になっている場合はですね、それぞれちょっと事情が異なると思いますので、
なのでちょっとこの話を参考にはしないで、主治医の先生の話を参考にしてやってもらいたいなとは思います。
ということで、今回はピロリ菌についてラジオ動画として話してみました。
今後もですね、こういう形でラジオ動画として動画を作っていってみようかなと思ってますので、
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もしよろしければですね、また他の動画も追って見ていっていただけますと幸いです。
ということで今日は以上で終わりになります。
どうもご静聴ありがとうございました。