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2024-10-19 10:00

#みんラジ 3 地域枠推薦で起きている問題について

地域枠推薦は発展途上の制度ですね。

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今日は、地域枠推薦という入試制度について話をしてみようと思います。
医療界ではこの地域枠推薦問題になっていて、知っている人は知っていると思いますが、
まず地域枠推薦ってどんなものかというと、
医学部って入るの難しいじゃないですか。学力高くないと入れないみたいな感じがあったり、
あとは入った後の資金的なところもサポートしてくれる制度で、
もうちょっと具体的に言うと、普通の入試って言ったら最初センター試験を受けて、
それでその点数プラス二次試験の点数で合格判定が決まるのが一般入試だと思うんですけれど、
地域枠推薦っていうのはセンター試験を受けて、その後に二次試験というか地域枠推薦用の試験があって、
僕の時は小論文と面接だったかなと思います。
だから試験じゃないんですよ。試験じゃない。テストじゃない。
小論文もテストなんですけどね。ちょっと普通のテストと違って、
パズルを解かされる的な、学校で習う勉強ってよりかは、ちょっとどうやって解くのかなみたいな、
いうのを解かされる問題です。
ちなみに私も地域枠推薦で入って、それで卒業して、今医者10年目になるので、
地域枠推薦を取ってきたものとしての話をしていこうと思っていて、
地域枠推薦、何が問題かというと、結構帰らない人が多いと言われています。
地域枠推薦、そうやって普通の入試と違う形式で入っていくので、
それで入ったからには、そこの推薦してもらった地域に帰っていきましょうというのが、
地域枠推薦が求めているところで、
自分のところだと、入学して6年間資金的な援助もするので、
そしたらその3倍の18年のうちに6年間働きましょうという決まりだったかなと思いますけど、
そんな感じで、その6年間は地元に帰って働きましょうという決まりになっています。
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私としては地域枠推薦を受けたからには、
そうやって帰っていくのが普通なんじゃないかと思うんですけれど、
どうですかね、皆さんどう思われるかわからないですけれど、
この推薦を受けて、医学部に入って、
だけど実際に医者になったら全然地域、地元に帰らないみたいな人って山ほどいたんですよ、
蓋を開けたら、それが結構問題になって、
結局何のためにその入試制度があったんだっていうところにまでなっていて、
なので、悪い見方をすれば制度を悪用して、
そうやって医学部に入るだけ入って、
その後は勝手に過ごしていってしまうっていうふうな見方をされているので、
それがいろんな面で問題視されています。
どう思いますかね、皆さん。
地域枠推薦で入ったからには、地元帰れよって思いますかね、思わないですかね。
私は帰れよって思うし、実際帰って働いてますしなんですけれど、
でもすごい自分みたいな人がいないので、地域枠推薦で入った人の会とかあったりするんですけど、
そういうのを出席すると、他に入った子とかはそこの会出席してなくて、
だから自分だけそこの地域枠推薦の会に行って、
で、なぜか何で他のやついないんだって自分が怒られるっていう謎の現象があったりとか、
あとはやっぱり、今医者になって働いてても、
そうやって地域枠推薦で入った人が帰ってないって叩かれるのを見ると、
なんかすごい自分が悪いことした気分になったりとかしてて、
なんていうか、そういう世界になっちゃってるんですよね、今。
で、いろいろと問題はあって、
一つは、やっぱりそうやって抜けられるように制度的になっているっていうのは問題ではあるのかもしれません。
そうやって帰って働くっていう前提で入学してるんで、
なので、本当はそれを守るのが当然だろうってなると思うんですけど、
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そこはモラルに委ねられちゃってて、実際制度としてはいっぱい抜け穴があったっていうことですね。
あとは、結構医者のキャリアって、なかなか難しいというか、
みんな働いていく上でどういう道を進んでいくか、何かの医者になるかっていうのは、
結構その人の性格とかで決まったりするんです。
部活のノリに近くって、サークルで勧誘されるときの感じ。
うち楽しいからおいでよって言ってついてって、なんとなく惰性でそこの課に入るみたいなのが結構多かったりとかして、
そんな感じで結構適当に決まるんですけれど、
その課が決まったときに、実際地元帰ろうとしたら、そこの自分の課の病院が全くないみたいなこともあったりして、
自分と結構仲いい地域枠で入った子も帰ってない子がいるんですけれど、
やっぱりその子の言い分としては、自分のなった課がなくて帰れないって言ってて、
確かにそれはそうだよなっていうふうに思ったりもします。
地域になればなるほど、そこのいろいろ専門家で働ける分野が狭まっていくので、
なんでも見れるお医者さんが求められてて、
その専門家になっていけばいくほど地域に帰れなくなるっていう問題もあったりするので、
必ずしも悪い人ばっかりじゃないっていうのもわかります。
その仲いい友達がどういうつもりで、本当にそういうつもりで言ってるのがちょっとどうなんかなって思っちゃうところはあるんですけど、
そういうパターンもあります。
なかなか難しい問題だったなと思ってて、
結構最近はそこの制度もだんだん厳しくなってきたりとか、ルールがちゃんと固まり直していたりとかするので、
今後そういう人減っていくんじゃないかなとは思うんですけれど、
でもそういうふうなことで問題になっています。
あとは学力問題もあって、結構頭悪くても入れちゃいます。
入れちゃいました、昔は。
自分がまさにそれで、ちょっとセンターの試験何点だったか覚えてないですけれど、
すごい低かったです。
あの時、同じ高校から入った友達とセンターの点数聞かれて答えて、
マジで?ってめっちゃびっくりされました。
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そんなんで入れちゃうんだって言われました。
ってぐらいすごい学力低くても入れちゃう問題もありましたね。
実際でも医学部入って思うのは、学力低いからって医学ができないかって言ったら全くそんなことないので、
なんか最近の医療界見てるとあれですよね、
頭の良さとかテストで点数取れるかっていう話よりも、
結構モラルとか大切にしてもらいたいなって個人的には思うんですけど、
まあでもそれ入試で測れるかって言ったらなかなか難しいですよね。
その辺は人選びって世の中難しいですもんね。
ということで、今日はこれで以上になります。
またちょっと別の角度で話せたらと思うので、
もう1回機会があればやろうと思います。
どうもありがとうございました。
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