こんにちは、ナオトです。今回は、既にあるという考え方について深掘りして解説していきたいと思います。
早速ですが、皆さんに質問です。あなたは既にある、既に叶っているという感覚を心の底から理解できているでしょうか?
既にあるという考え方は、潜在意識や引き寄せの法則を学ぶ上で、避けて通れない重要なキーワードです。
既にご存知の方も多いかもしれませんが、既にあるとは、簡単に言えば、自分の願いはもう既に実現していると捉えることで、その現実を引き寄せるという考え方です。
しかし、このシンプルな言葉の裏には、実は奥深い理解が必要とされます。既にあるという概念を完全に理解できていないと感じる方も少なくないのではないでしょうか?
私のところにも、概要は理解できたけど、どうも腑に落ちない。今、現実にないものをあると感じるのは難しい。
実践してみたけど、願いが全く叶わない。といった相談が後を絶ちません。
もしあなたが今、同じような疑問や悩みを抱えているなら、今回の話はきっとあなたの役に立つはずです。
ですので、引き寄せや潜在意識において非常に重要な既にあるという概念について、私が完全に納得し、腑に落ちたロジックを余すところなく解説していきます。
この既にあるという考え方をしっかりと理解し、今日から意識的に生活に取り入れるだけで、これまであなたが抱えていた抽象的な疑問が解消され、驚くほどスムーズに願いが叶っていくでしょう。
少し長くなりますが、ぜひ最後までお付き合いください。
さて、まずは既にあるとは一体どういうことなのか、その基本的な定義から整理していきましょう。
既にあるとは、冒頭でもお話しした通り、自分の願いはもう既に叶っている、自分にはそれが既に存在すると信じることです。
例えば、あなたがプレゼンを成功させたいと考えているとします。
この時既にあるという考え方に基づけば、自分はもう既に素晴らしいプレゼンを負え、周りから称賛されているという姿を鮮明に思い描くんです。
つまりあたかも成功したかのように自信を持って準備に取り組み、本番に臨むということです。
実際にこのように成功した状態をイメージすることで、自信が湧いていい結果につながる可能性は高まりますよね。
少し想像してみてください。
もしあなたが聴衆を魅了するカリスマプレゼンターだとしたら、プレゼンテーションの準備段階で不安に押しつぶされたり、自信なさげに資料を読み上げるようなことはしないはずです。
きっと堂々とした態度で内容を完璧に理解し、聴衆の反応を想像しながら準備を進めていくでしょう。
つまり理想の姿が既にあると捉え、それを日々の行動に取り入れていくことで、思考や行動が自然と変わっていくんです。
このように聞くと、既にあるという概念は意外とシンプルに思えるかもしれません。
しかし、多くの方が一度はこんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。
既にあると言っても、現実はそうなっていないのにどうしてそういうふうに思えるのか。
なんだか直感的に理解できない。
過去の私もまさにそうでした。
これから願望を達成したいのに、なぜ既にあるという感覚が重要なのか。
シンプルに疑問だったのです。
過去に引き寄せや潜在意識について学んできた私も、最初は既にあるという概念がよく理解できませんでした。
むしろ現実にない状態なのに、あると思い込むなんておかしいとさえ思っていたんです。
他の情報発信者の方々が既にあると思えば現実が変わる、
焦る気持ちは手放すべきといった抽象的な説明をしているのを聞いても、完全に納得することはできませんでした。
過去に私に相談してくれた方の中にも、この既にあるという考え方がよくわからないと悩んでいる人がいました。
その人にはいつか自分のカフェを開いて、たくさんの人に笑顔を届けたいという夢があったんです。
その夢を叶えるために既にあるを実践し、日頃から自分がカフェのオーナーであるかのように考え、
お店のコンセプトやメニューについて具体的に調べていたそうです。
しかし現実には全くその兆しは見えず、一体何をどうすればいいのかがわからないと悩んでおられました。
もしかしたらここにたどり着いたあなたも、夢の内容は違えど、既にあるを実践しても何も現実が変わらないと悩んでいるのかもしれません。
しかしここで最も重要なことをお伝えしたいと思います。
それはそもそも悩んでいること自体が既にあるという状態から大きくかけ離れてしまっているということです。
もしその人が心の底から自分のカフェが既に存在すると確信することができていれば、そのような悩みは生まれてこないはずです。
悩みとして相談してきている時点で既にあると自分自身で信じ切ることができていないんです。
既にあるの思考で現実が大きく変わらない人のよくある特徴としては、自分でその既にあるということを心から信じ切れていないという点にあります。
今回の相談者の方は、いきなり大きな目標を立てすぎてしまったことで、自分でもどうせ無理だろうという気持ちがどこかにあったのかもしれません。
ここで誤解しないでいただきたいのは、目標が大きいこと自体は問題ないということです。むしろ私は大きな目標を持つことを推奨しています。
しかし大きな目標のデメリットとして、目標までの距離が遠すぎてなかなか結果が出ず、その結果は次第に嫌になって諦めてしまう可能性があるということです。
その結果、自分は目標を達成できなかったという失敗体験を引きずってしまい、自己肯定感が下がり、今よりもさらに良くない現実を引き寄せてしまうという悪循環に陥ってしまうんです。
このように既にあるを実践しようとする場合には、本質を理解していないと、むしろ今よりも現実が悪くなってしまうこともあります。
ですのでそうならないように、今回は具体的な例を挙げながら、今日から何を実践すればいいのかという具体的なアクションまでお伝えしていきたいと思います。
この話を聞き終わった後には、既にあるというのはこういうことなんだと完全に踏み落ちることはもちろん、これからのあなたの人生が加速していくことでしょう。
実際に私もこの考え方を完全に理解してから、大きく現実を変えることができるようになっています。
次からは私が完全に踏み落ちた既にあるについて順番に解説していきます。
それでは早速始めていきましょう。
既にあるとは、執着を手放すこと。
既にあるがどういう感覚なのか具体的に見ていきましょう。
このパートで既にあるの感覚がつかめるはずです。
そもそもこの既にあるがあまりピンとこないという方は、まずは真逆のことを考えてみると非常にわかりやすいです。
既にいるの対極にある概念としては、まだないとか足りないというような不足感です。
既にあるの逆とは不足の状態なんです。
つまりお金や人間関係などあらゆる物事に対して常に足りていないと考えている状態です。
そしてこの不足感というのは言い換えると執着を感じている状態でもあります。
なぜかというと不足していると感じている人は、その不足しているものを過度に欲しがる傾向があり、それが次第に執着に変わっていくからです。
つまり既にあるという感覚は、わかりやすく言うならば不足感や執着がない状態の感覚を指しているわけなんです。
こう聞くとかなりイメージしやすくなったのではないでしょうか。
既にあるというのは願望に対して執着がなく、今の状態に満たされているという状態なんです。
ただこれを聞いて、なぜ執着をなくして満たされている感覚で日々を過ごしていることが夢や願望を叶えるために大切なのか、と疑問に思う方もいるかもしれません。
執着をなくすことでなぜ願望が叶うのか、そんな疑問を持った方もいるでしょう。
この点は例を出して解説していきます。
これも少し想像してみてください。
今よりもスキルアップしたいと思っている人がいたとします。
そしてその人はどんな手段を使ってでも、例えば周りの同僚を蹴落としてでも、自分だけが昇進すればいいという考えで日々を過ごしていたとします。
これを聞いてどうでしょうか。
この人こそまさにスキルアップに執着している状態ですよね。
スキルを得ることに過度に執着が強いとどうなるかというと、自分の本当にやりたいことや価値観は無視して目先の成果を得るための行動ばかりをしてしまうということです。
こういう人は周りの信頼を失ってしまったり、長期的に成長し続けることができないというのはなんとなく想像できるかと思います。
実際こういう人が大きく成功を収めるのは稀です。
今はスキルの例でしたが、これはあらゆる事象でも同じことなんです。
例えば趣味の活動でもそうです。
自分の作品を認められたいと強く執着している人は、周りの意見に耳を傾けずに自分のやり方ばかりを主張してしまい、結果的に成長が止まってしまうことがあります。
逆に既に満たされている状態の人は、こうした執着が無いので、短期的なメリットを優先せずに長期的な視点を持つことができます。
だから、たとえすぐに成果が出なくても、自分の価値観に合った方法でコツコツと努力を続けることができるんです。
結果的に執着を手放し、既にあると感じている人は、自分自身を守ることができて、逆に執着に縛られている人は、自分を見失ったり、周りからも信頼されなくなってしまうわけなんです。
ですので、執着や不足感から生み出された行動ではなく、自分にはもう既にあるといった、満たされた感覚で行動することが必要なんです。
満たされた感覚で行動していると、当然結果も出てきますし、成果が現れることで自信がつき、将来的にも自分がもっと満たされた状態となる、こうした良い循環が起きていくわけなんです。
いろいろとお話ししましたが、要するに何が言いたいのかというと、既にあるの感覚を理解するということは、言い換えれば執着を手放すという感覚であるということです。
ここはこの後の説明を理解する上で大前提となるお話ですので、必ず押さえておいてほしいポイントとなります。