1. 耳で旅する「みみ三重ラジオ」
  2. #21-3「いつかは自家製レモン..
2025-12-12 19:52

#21-3「いつかは自家製レモンビールで乾杯! 30代農家が描く、人が集まる未来の紀北町」Guest: 氏原 翔平さん・美砂さん (伊勢路レモン農園 / まちライブラリー)

「みみ三重ラジオ」は、三重県の伊勢から熊野をみなさんといっしょに旅するように巡り、ゆく先々で出会う人や地域の声をお届けするポッドキャスト番組です。
2025年7月からのSeason2は(ほぼ)毎週金曜日20時に、Spotify、Apple Podcast、YoutubeMusicなどの音声配信プラットフォームで最新の番組を配信しています。
リスナーのみなさんからのお便りをお待ちしております。

▼お便りはこちらから
⁠https://mimimie-radio.studio.site

サマリー

このエピソードでは、氏原翔平さんと美砂さんが紀北町でのレモン農業や地域振興についてお話しします。彼らの経験を通じて、30代の人々が地域で活躍する道を探し、コミュニティに戻ることの意義が示されています。30代の農家である氏原翔平さんと美砂さんが、紀北町の人が集まる未来や地域の活性化、自家製レモンビールの製作に対する夢について語ります。また、地域の人々とのつながりや新しい働き方の重要性についても触れています。

紀北町での再生
耳見えラジオ!
今回も始まりました。私、耳見えラジオパーソナリティの玉置 優里子と、西川 茂です。
この耳見えラジオですが、毎月4回、大体毎週金曜日にSpotify、Apple Podcast、YouTube Musicなど音声配信プラットフォームで最新の番組を配信しております。
ということで、今回も紀北町に来ております。
先週も、氏原さん・美砂さんに色々聞いてきましたけれども、今週も引き続き話を伺いたいと思います。
まちライブラリー、あっと記憶。
そうです。覚えました。
3回目にして覚えましたけれども、やってきております。
前回から引き続き話してることやけど、氏原さんの話が面白いやん。
お得な仕事の話とか、人生の転機っていうのかな、ガラッと仕事変えたりとか、こっちにUターンしてきたりとかっていう話がすごく面白かったから。
ちょうど田中も同世代?
そうなんです。同い年。
そういう話をさっきも休憩時間にやっててるけど、すごく面白いなと思って。
本人淡々と喋られますけど、結構な決断とか転機をくぐり抜けてきてらっしゃると思うんで。
ちょうどこれぐらいの30代、前半中半ぐらいの人って、結構そういうことに当たる年代なんかなと思って。
役年だから。
役もあるのか。
女の人は役もあるよね。
役年って、厄災が降りかかるという意味じゃなくて、人生において社会から何らかのお役目をいただく役年という考え方があるらしく、私はそれを採用してるんですけど。
そう考えた時に、自分の意味って何だろうと考えるお年頃なんです。
そういうお年頃ですよね。
そうなんです。
だから、ちょっとその話もね、ちょっと深掘りしたいなって。年代の違う私は。
もうちょっと人生相談じゃないですけれども、ちょっといろいろその話を聞きたいなと。
きっと同じような世代の人とか、入団しようかなって思ってる人とか、そういう人にぜひ聞いてもらえたらいいんじゃないかなと思います。
本当にちょっと悩んでる、いろんな人に聞いてもらえたらなってことで、今週も迎えをしております。ゲストのお二人です。
レモン農家の挑戦
伊勢寺レモン農園の宇治原翔平と。
今野美沙です。
よろしくお願いします。
お願いします。
先週の話を簡単に振り返ると、翔平さんはもともと貴北町のご出身だったんですが、
大学で名古屋に行かれて、ちょっとあるきっかけで、地元のことをもっと自分は知るべきだというふうに思われ、地元で就職をし、
7年間ホテルマンを務めた後、4年前ですかね、レモン農家さんとして起業をなさって、今に至るということですけれども。
いろんな仕事。やっぱりね、いろんな仕事したんですってね。レモン農家さんになるまでに、町のいろんな仕事されたんやって。
さっきも草刈りやりましたとかって言ってたけど、山小屋とか。
ねえ、山小屋?
まあ、ちらっと、私学施設の手伝いとか。
管理みたいなこと。
他にどんなことやりますか。
あとは、この辺で牡蠣、海の方の渡り牡蠣っていうのがあるんですけど、それの養殖の手伝いとか、
ワセヒノキの生剤、柱作っていうところの生剤所の手伝いだったりとか、
あと本当、キャンプ場の立ち上げのとことか、いろいろ携わりました。
すごいよね。全部こう町のお仕事っていうかね、地元のお仕事。
翔平さんは、いろいろやってみた末に、今にたどり着いたみたいな感覚なんですか。
そうですね。はい。
いろいろやってみた結果、自分が一番やってみたいとか好きだと思うのが、レモンの仕事だとか。
自分の中の軸としては、紀北町っていうか、地元っていうところが一番の軸ですね。
レモンはたまたま流れ着いたっていうか、入り着いた一つっていう感じです。
さっきも、わりとドキドキして、本当に仕事をこれで食べていけるんやろうかみたいなことも思いながら、いろいろやってたって。
そういう仕事って結構、自分から探しに、わりと積極的に探しに行ったんですか。
そうですね。いろんな人に、自分の思いとかやりたいことを言ってて、言ってたら声かかったりすると思うんで。
すごく、人がポイントになってる感じがする。
本当ですよね。
人とつながることで、お仕事がつながったり、自分のレモンにつながっていったりとかっていうのがあるから、
それってすごく大事っていうか、特にこういう地域では、
都会みたいにネット上でいろんな仕事がいっぱい流れてるわけでもなくて、
そういうのって、やっぱり人伝えが一番つながるっていうか、信頼感ももちろんあるし。
それは、2回ともの天気でそうでしたもんね。
大学で就職先探す時も居酒屋でたまたま隣に座ってた人が副支配人で、その場で合格とかレモンのことにしてもきっと地元の人にいろいろ話を聞いてそこにたどり着いたと。
そのやり方って、結構世の中の就職市場ではストレートのやり方ではないじゃないですか。
地域の未来を考える
普通は今や大きな転職サイトみたいなやつを登録して、どこの誰かもわからない人に応募フォームで送り書類を。
いろいろ経てようやく会うみたいなのが主流の中で、ものすごくアナログであり、でもだからこそ本質的でもありみたいな。
そこは結構珍しかったんじゃないですか。周りの語学友とかと比べても。
そうですね、僕の周りでも名古屋で大学の同級生とかいたんですけど、やっぱり地元帰りたいって人いたんですけど、実際に地元でなんか就活とかしてる人もいなくて、やっぱり大手の転職サイトとかやって、手段で応募したりとかっていうのが多かったですね。
で、何社エントリーしたら達成度とか出てきて、これって違うんじゃないかなって思って、就活。
で、その時たまたま別のインターンNPOでも3ヶ月ぐらい当時インターンしてた時があって、そこで逆指名型求人っていうののプロジェクトもやってて、
その時は学生が自分の魅力を伝えて、そこに来てた企業の人が逆指名で面接するみたいなのもやってて、そういったのもあって、いろんな就活の方法があるんだなと思って、
自分はちょっと人と違うけど、それもちょっと不安だったけど、人と違う就活しようかなって思いました。
すごくいいね。
本当。周りの反応とかはどうでした?
そうですね。周りの話についていけなくて、エントリーしたとか、面接行ったって言ってるけど、まだ行こうないし、人と会って話をしてるだけやし。
本当、周りがみんな西に向かって走ってる時に、自分は東に行くようなぐらいの。
本当ですね。
勇気のいることですけれども。
でも手応えはありますよね。大手転職サイトより、実際自分が大手、自分が喋って、その人らとお手してるから。
そうですね。
どの感じでつながってるかなと。
大手サイトの面接とかで、そういう仕組みの中では、第一次面接とかあるかわからへんけど、どのレベルぐらいでつながるか。
行けそうかなみたいなさ。
だって自分も直接喋っとるわけやから、ここの雰囲気こうやなっていうのもわかるし、行きたいとこなんか、行きたくないとこなんかっていうのもわかるし。
そういう方向に切り替えるといいかわからないですね。
確かにね。
こっちで働くとき、働く場所を探す。
さっきも休みのとき話ししとったんやけど、正平さんの同世代30代ぐらいの方って、あんまり少ないんですって、やっぱりこのエリア。
そんなに。
あんまり同年代いないんですね。
そうですね。大体高校卒業して、隣町とか高校卒業して、9割はよその地域行くので、ほとんどいなくて、役場とか公務員でちょっと戻ってくる人がいるぐらいですね。
でもやっぱりうちも南瀬町もそうなんですよ。やっぱりその世代っていうかがやっぱり外に出ちゃう。
でもうちの場合結構40代ぐらいがちょこちょこ戻ってきてる人とか、あとUターンだけじゃなくてIターンで来てくれる人っていうのも結構増えてきてて、30代40代ぐらいは結構今増えてきてて、何かやろうか、街で何かやろうかなっていう人ちょこちょこ増えてきてるけど、
その時にやっぱり場所がその人たちが南瀬行きたいんですけど、どういうとこありますかって言えるような場所とか、ちょっとふらっと訪れてどういう活動されてるんですかっていうような場所があるのとないので全然やっぱり違って、だからこの街ライブラリなんかやったら本当にこうそういう人が来てくれて、
30代の教育長出身の方がこういう活動してる、ちょっと話聞きに行こうかなとか、それこそ学校卒業して大学卒業したぐらいの子がこっちで就職探そうかなという時に参考に聞きに来るとか、どうやって仕事見つけたんですかとか、もしかしたらここに誰か繋いでもらえるかもしれないし、
なってくると、こういう場所があると、そのぐらいの層の方らがまた寄りやすいというか、戻ってきやすかったり、まだ完全に戻れへんくってもたまに帰ってきて、物理のお手伝いしてくれるとか、そういう人たちにつながっていけるんじゃないかなと。
結構ね、都会の、私ほら、移住フェアとかしても行くけど、やっぱり同じぐらいの年代の人が、やっぱり地域で帰りたい、遊観したい、あいかんしたい、でも仕事どうやって探したらいいのとか、ということで悩むというかね、どうしたらいいんやろって思ってる人がすごくたくさん。
だからそこにつながれると、そういう翔平さんの仕事の仕方というか、仕事の選び方とか探し方みたいなところってすごく参考になるんじゃないかなと思う。
本当に先人としてね、パイオニアじゃないですけど。移住フェア行くと、多分翔平さんが大学の時点で、いやもう僕は反対側に行くって言ってこっちに来た時に、そっちも気になるけど、でもみんなこっち行ってるしこっち行こうって言った人たちは、それでまあとりあえず5年なり10年なり、
会社で頑張るとか、街で家庭を作って頑張るとかいう人生を送られてきたと思うんですけど、しばらく経つと本当にこれでいいのかなみたいな。移住フェアに来る方ってそういう方もいらっしゃいますね。もちろんもちろん。
自分の今までの人生すごい満足してるし、すごい自分なりに頑張ってきたんだけど、本当に自分の人生のやりたいことをできてるのかなって考えた時にその地元が思い浮かぶっていう人結構多くて。
家があったりとかっていうこともあるから、住まいの部分は確保されてるとか、あと遅延っていうか知ってる人もたくさんおるし、始めやすいとかもあるからね。
どうですか、そういう人になんと言ってあげたいですか。
そうですね、なんと。
難しい質問をしちゃいますね。
地域の活性化と人とのつながり
内原さんから見たら、結構このエリアって働くところっていうか、仕事たくさんあるなっていう感覚ですか。
そうですね、あると思います。
だからそれがね、外からはなかなかやっぱり見づらいんですよ。別にネットに上がってるわけでもないもんで。
でも私もそうやけど、こうやって地域で生活してると、すごく人手不足っていうか、やっぱりね、職種は少ないけど、いろんな種類はないけど、すごくやっぱり人手が足りてない。
っていうのはどことも地域側があるから、だから選ばへんかったらというかね、これじゃないとっていうのがなくて、自分ができることをやろうっていうぐらいの感覚で来ると、非常にやることたくさんあるんちゃうかな。
例えば、当時の大学の曽平さんの友達とかが、地元戻りたいんやけどさ、でも難しいよな、みたいな相談をしてきたとしたら、いや、意外と大丈夫だよ、みたいなことを言ってあげたらいいんじゃないですか。
僕でなんとかなっとるんで。
そうか、説得力がそんなに。
でも、いろんなとこに行ける行動力っていうのもやっぱり素晴らしいよね。
でもやっぱり人とのつながりから紹介してもらったりとか、やっぱり多いし、オンラインのやつももともと人とのつながりからオンラインの仕事もらったりもしてるんで、やっぱりそういうご縁というか、大事だなと思います。
ご縁ですよ。
たまゆりちゃんの巡礼だってあれやろ?ご縁の旅なんでしょ?
そうですね。
巡礼に行ったりすると。
確かにね。人に常に助けられて、やっぱそうそうかもしれないですね。
やっぱり人と旅すると、景色を見るためとかもあるんですけど、要するに人と会うためにね、行ってるんだなと思うと、多分地方に移住することもちょっと似ていて、やっぱりそこにいる人たちと生きていきたくなるっていうのがあるんでしょうね。
そういう人が多いから、ここでやっていきたいなとか。
気がする。
どうですか?今、私と同い年とか30代半ばに差し掛かり、これからこういうことをやっていきたいなとか、こんなちょっと人生を思い描いてるぞみたいなところ。
そうです。ちょっとできるかできんかは置いておいて、やってみたいこととしては、いくつかあって、奥さんもやりたいって言ってたカフェとかやりたいけどと、田舎で、僕オンラインの仕事もしてるんで、そういった人たちが集まれるスペース、パーキングスペースじゃないけど、そういった場があって、地域の若い人とかが、こういう働き方もあるんやって、
自家製レモンビールの夢
そういう出会える場があったらいいなって思ってるのと、あとは自分で宿泊しつつも仲良くしていきたいなっていう。
ホテルの経験もあるしね。
あとはレモンでビールを作りたいっていうのが。
レモンビールの?
もうね、急に沸きました、フロアがね。
沸き沸き今。
レモンビールみたいわ。
レモンビールのね、ビアバーみたいな。
どうやって作っていくんですか?ピールのピール?
全く考えてないんですけど、この前ちょっとレモンの工房、自然工房をちょっと研究してる人に会って調べてもらったり、今まだ調査中なんですけど、なんかそんなのからできたら面白いなと思ってたり。
クラフトビールですね。
それを飲みながら人生相談じゃないんだけど。
いいですよね。
カフェもさ、もうこれでできたようなもんじゃないですか、街ライブラリーが。
ここが種になる。
種みたいなものがあるから。
あとはちょっと広げていけば、カフェになっていくような気がして。
それこそかつて、翔平さんが地元の居酒屋さんに行って、副支配人と会った時のように、学生さんとかも来てもらって、翔平さんに会って、
そういう方法ももしかして地元で生きていく方法としてあるのかって気づくきっかけになるかもしれないですもんね。
そういう人らが集まってくるとさ、まだその人ら同士でも何かできたり。
さっきその世代の話で、ももちゃんとかディレクターの宮内さんとかは、私たちよりちょっと上、20年くらい。
20年!?違いますよ。
失礼しました。大変失礼しました。ごめんなさい。
50年生まれっていうのは失礼しました。
ごめんなさい。ちょっと今、信頼関係が揺らいでおります。
15くらい。ひと回りちょっとぐらいかな。
そういうとこ、周期ってあるのかなって思って。
人生の周期みたいなものはあるもんね。
記憶帳の話でもさっき、翔平さんの下が今いないっていう話をしてたけど、今こういう方がいるじゃないですか、こういう場ができつつあって、
今じゃあ迷える大学生たちとかがここに来て、その場とまた受け継いでいくみたいな、
未来が見える気がしますよね。
だから本当に場所があるかどうかっていうのは本当に大きいと思いますよ。
そうですね。
ひと回り上なのか。
ちょうどやっぱりそれぐらいのね、30代前半ぐらいって、本当そういう時期だなって、
私も振り返ってみると本当にそういう人生のちょうど転換期じゃないけど、
仕事どうしていこうかな、これからとかっていうところなんやろうねって思う。
迷ってる人に聞いてくれてたら会いに来てほしいね、ぜひ。
来てほしいですね。すごくいい参考になると思う。
というところでね、しょうへいさんの未来に向けての思いもいろいろ教えていただいて、
求む次世代って感じですよね。
やっぱり地元で多様な生き方ができるってのを知ってもらいたいなって思いがずっとあって、
大学生の時から。
それを伝えれたらいいなと思ってます。
ぜひぜひ聞いてほしいね。
本当に。またちょっと次回もしょうへいさんとみささんのこといろいろ聞いてきたんですけど、
街のことも最後にいろいろお伺いして、
今週最後っていうふうに言ったんですけど、
もう一本撮ります。
わかりました。
なのでまた次回もよろしくお願いします。
ということで、ここまでのお会いでパーソナリティの玉置由里子と
西川大前と
宇治原しょうへいと
みさでした。
またねー。
ご視聴ありがとうございました。
19:52

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