何から聞こう?
私最近コミュニティーナースっていう言葉をちょこちょこ聞くんですよ。
何なのか知らないの?
知らないです。
看護師さんのことなのかなとか、
私のイメージでは、例えば壁地とか病院がなくて、
そこで看護師さんみたいな人がいて、
すぐに病院に行けへんけど、この人に聞いたら何か教えてくれるとか、
そういうこと?とか思ってたの。
そうですよね。
ドクターことを診療所、看護師さんみたいな感じかな?
と思ってたんですが、ちょっと違うんですね。
結構イメージとして訪問診療みたいな、訪問看護とか、
そういうイメージを持たれる方もいらっしゃるんですけど、
実はコミュニティーナースって、医療職の縛りは特になくて、
コミュニティーナーシングっていう、やることとか行動とか、
あり方みたいな概念としてある言葉の実践を、
もともとは看護の実践からヒントを得てきた言葉なんですけど、
人とつながって街を元気にするみたいな、そういう考え方なので、
別に看護師でなくても、
私はもともと看護師ではあるんですが、
看護師以外のコミュニティーナースもたくさんいたりします。
【森】じゃあ何か資格があってとかいうよりも、
活動の内容がコミュニティーナースの哲学に合ってれば、
コミュニティーナースっていう感じのイメージなんですか?
【森】今までのその方の資格職、もちろん資格持ってる方もたくさんいるんですが、
そうではなくても、経験だとか、自分の持ってるスキルとか得意とか、
そういうのを持ち寄って、誰かと人と人をつないだり、
人と場所をつないだりみたいな、そういう形で進めていくような実践ですね。
【森】なるほど。そうなるとね、私たちも、
例えば私の南西、それから大安の方もいらっしゃるけど、
コーワーキングスペースみたいなのがあったりとかで、
人つなぎしてたりとかって人も言うたら、
【森】多分無意識にコミュニティーナースをしてる人はいっぱいいると思います。
【森】もうコミュニティーナースですって言えるってことですね。
【森】そうですね。
【森】そのコミュニティーナースの活動の目的としては、
困ってる人に何か届けるとか、そういうことだったりするんですか?
【森】そうですね。困りごとがある人とか、そういうのもあるんですけど、
例えば、一方的に支えるとか支援するとかいう関わり方ではなくて、
お互いに助け合うというか、支え合うみたいな考え方が結構あって、
困ってる人たちばかりじゃなくて、自分の困ってる人も助けてもらったりとかもするような、
なんか共助の関係というか、そういうところも大事にしてるところがありますね。
【森】なるほど。ナースイコール看護師さんって頭の中で翻訳しちゃうんですけど、
ナーシングっていう動詞の意味の、助け合うとか支え合うコミュニティーそのものみたいな。
【森】そうですね。
【森】県内にはそういうコミュニティーナースさんっていらっしゃるんですか?
【森】そうですね。特にこの北部は、コミュニティーナース、養成講座みたいなところもあったりして、
そういうのを就労した方も多いので、クアナだとかにも定期的に活動されてる方もいますね、場をもって。
【森】本当に看護師さんとかじゃないけど、医療関係者じゃないけど、やられてる方もいらっしゃる?
医療関係者じゃないけども、私の仲間だとコーヒーのバリスタとかイラストレーターだとか、
あとアロマセラピストだったり、そういう全然医療じゃない職種の方もいれば、あとは美容師さんとかもいますね。
もちろん看護師の仲間もいますね。リハビリ職だったり、ドクターもいます。
【森】確かにさっき言われてた方だって、確かに人とつながりとか、人とお話ししたりする。
人と関わる仕事だったり、そういう役割を持ってる方とかは、よくある地域の民生員さんとか、
まさに潜在的なコミュニティナースみたいな印象は私はありますね。
【森】なるほど。いわゆるその医療の分野のドクター、ナースの方々とは何が違うんですかね?
【森】よくある白い箱の中にいる。その医療も大事なんです。それは制度の中で、また介護保険だとか医療保険とか使う。
制度の中の医療とはまたちょっと別で、街の中、地域がメインで。
よく私、自分の紹介をするときに、白い箱の中から出てきてとか言うんですけど。
例えば福祉的な部分も、役所の相談窓口とか施設とかではなくて、そうじゃないところで困っている部分を支える。
医療の制度の中でない部分で支えられるようなことは、どちらかというとコミュニティナースの役割ができることかなと思います。
【森】だから病院に行っても、例えばどうしようもないようなものすごく落ち込んじゃってる人とか、その医療の部分だけではどうにもできない領域をケアするみたいな。
【森】そうですね。いわゆるお薬の処方とかではなくて、言い方としては社会的処方なんていう言葉もあったりするんですけど、いわゆる医療の処方とは別で。
【森】例えばお薬、例よくある。国民でなかなか眠れないおじいちゃんとかがいて、お薬買えても全然眠れない。
【森】でもよくよく話を聞いてみたら、昼間の活動が足りてなかった。その方が経験的に庭師さんだったとかすると、園芸のサークルを紹介したらすごい急に元気になって、日常にリズムができて眠れるようになった。
【森】これってお薬だけではどうしようもならない。日々の人だったり場所だったりが繋がることで元気になれるみたいな。
【森】よくこういう本とかにも出てる例があるんですけど、そういうイメージをしてもらうと、白い箱の中じゃないところで行われる、人を元気にするアプローチみたいな。
【森】そう考えると、ちょっと私たちのやってることもある意味ではコミュニティーナース的でもあるし、聞いてくれてる人の中にももしかしたら、超自分ももしかしてそんな感じなのか、コミュニティーナースみたいな感じなのかって思う人もいるかもしれないですね。
【森】自然に家族の中でやってる人たちはいっぱいいると思う。
【森】夏目さんはコミュニティーナースの活動の一環として、例えば筆談カフェとか、アールブリュットっておっしゃいましたっけ?障害者、障害持つ方々のアートみたいなものの支援みたいなことをされてる。
【夏目】そうなんですね。私、もともとは本当に医療側の看護師をやってたり、地域の手話通訳をやってた経緯もあって、今の筆談カフェとか、障害を持った方たちのアートの作品のサポートみたいなのにつながってはいるんですけど、
【夏目】そこも自分としてはコミュニティーナースの活動の一つとして、自分も作品に助けられたりとか、手話とか筆談のコミュニケーションも楽しいなと思えたりもしますし、そこに関わってくださる皆さんもサポートすることで作品が外に出たりとかして、その辺で元気になってもらえたらなみたいなところもあったりします。
【森】その活動に足を踏み入れようと思ったきっかけは何だったんですか?
【夏目】もともとは本当に病院、皆さんがよく思い描く病棟の看護師とか、あと福祉施設の看護師をしてたり、最終的に、最後というかその医療職的なアレでいくと教員をやってたり、看護師の卵を育てていたりとか、看護師としていろいろやってたんですけど、20年ほどぐらい。
今もちょっと副業的には看護師としての役割はあるんですが、メインとしてはコミュニティナンスというか地域のほうに出てきて、一般社団補充を立ち上げて、今この筆談カフェは一部お借りしてる感じなんですけど、東林館喫茶室っていう野望で筆談カフェをやっておりました。
その中でそういうアートを展示したり、モロモロさせていただいてるんですけど。
少し展示してる作品もさっき田村ちゃんと見させてもらったんですけど、すごく素敵っていうかね、柔らかいね。
ホッとするというか、なんでしょうね、ちょっと心の金銭に触れてくるというか、日常でせせこましく生きてると忘れてしまうなんていうか、なんでしょうね。
これ販売もされてて、展示もされてるんですね。
そういった障害を持ちながらアートをされている方々っていうのは、どんな形で出会っていったんですか?
これいろんな形で、地域の稲部で活動されている作家さんも今いるんですけど、一番最初始めた当初は、
それこそ全国各地の福祉施設とかでアートの活動をしているところから商品を取り寄せたりとか、
あとメインで飾っている作品が今2点あるんですけど、
猫ちゃんの作品。猫の作品は全国的にも有名なというか、作家さんとして活動されている安本さんという方の作品で、
この方、聴こえない作家さんなんですね。ロシアの作家さん。でも聴こえるとか聴こえないとか関係なく、ちゃんと関東のギャラリーに所属されて、
ずっと作家さんとして活動されている方の作品だったり、
あとお隣の丸のみつぶつぶごっこつながったり、丸つながるっていうオブジェクトでやっている作品なんですけど、
彼女は私がこのプロジェクト立ち上げた時に、SNSとつながって今に至るというか、
そこで仲良くさせてもらっているんですけど、彼女はヘラルボニーという知的障害の方の作品を主にライセンス契約をして、
商品に落とし込むっていうことをやっている会社があって、そこの契約作家さんとしても今すごく人気で、
いろんなアートなドレスだったりとか。
靴下とかもそうですか?
靴下とかもこの子は作家さん独自、自分で商品開発されて作られているんですけど、
グッズも作ったりとか、バックアップとかもそういうふうに展開をされていますね。
ふと気になったんですけど、いろいろここに置かせてくださいとか、そういうやり取りとかあるわけじゃないですか、
そういう時は公園でのコミュニケーションはしないから、
例えば筆談とか手話とか、そういった感じでやり取りされるんですよ、作家さんと。
そうですね、ここの実は筆談カフェとは言っているんですけど、
筆談カフェって1時から4時までの3時間だけなんです、音声オフの時間は。
そうなんです、音声オフの時間は3時間で、その中は基本的には音声禁止というか、スタッフ同士も絶対しゃべりません。
スタッフであろうが誰であろうが。
ただそれ逆にその以外、やっぱりおしゃべりというか、声でしかコミュニケーションが難しい方もいらっしゃったり、
いろんな事情もあったり、打ち合わせとか、そういうのもあるので、
逆に言うと声がオフでもオンでもいい、声を出さなきゃいけない時間ではなくて、
どっちでもいい時間みたいなのを、東林館自体の館内自体の見学も含めたオープン時間が11時から5時までなんですよ。
なのでその筆談カフェの3時間以外の前後はしゃべってもいい時間があるので、そこを狙ってくる方もやっぱりいます。
しゃべりたい方もいらっしゃる。
いわゆるコミュニティカフェみたいな筆談カフェじゃなくて、普通のカフェとしても使いたい方もいらっしゃるので、
そういう人はおしゃべりしたいよっていう、声でのおしゃべりがしたいよっていう方はそこを狙ってくる方もいたり、
例えばこっちも必要な、声でのやり取りが必要な場合はそこの時間帯をご案内して来てもらったりして、
作品の打ち合わせとかもやったりしてます。
なんかその筆談カフェもさ、行ったことある?筆談カフェって。
いやいや、初めて行きました。
どんな感じなんやろうと思って。
そう、さっきもう100冊以上あるっておっしゃいましたっけ。
筆談やからそこに書かれて、この後で会話をされてる、それがそこに100冊ぐらいあるんですか?
100冊超えてますね。今ちょうど最近6年、まると6年になって、今7年目なんですけど、
5年目ぐらいで100冊超えたかなって感じなので、もう110、120とかなってるかもしれないですが。
皆さん普通に会話するのを文字に書かれて会話してる感じ?
ここ、廊下は喋っていいので、お部屋の中だけが音声オフとかなんです。
廊下で説明をさせてもらうんですけど、ここから先は音声オフです。
筆談、手話、ジェスチャー、だから声以外のおしゃべりは何でもいいって言ってるんですよ。
なので、もちろん手話ができる方とか、ロシアのお客さん、東京のお客さんなんかは手話でお話しされる方もいるんですけど、
大体聞こえるお客さんが多いので、聞こえるお客さん同士は皆さんのおノートに書いて、
秘密の会話というか、ノートに残したくない会話はレジのすぐそばに裏紙が置いてあるんですよ。
持って帰ったり捨ててもいいかもなのですが、秘密の会話はこちらへどうぞという。
実質ノートよりも会話の数はもっとあるというのが面白い一切のところ。
じゃあ、あれはA面なわけですね。
A面ですね。
B面にもっと。
さっきお聞きしたらさ、口でよく喋る人はやっぱり筆談でもよく喋れるみたいな。
そうなんですよ。これ面白いのが、筆談なんて言う人ほど声で喋っちゃいそうだとか、そういう人ほど結構筆談でもめっちゃ喋ってる。
逆に、ちょっと静かな人は文字だとよく喋るみたいな。
どっちも結構喋れるんだっていうのが、やってみた、その筆談カフェをやってみて気づいた部分ではありますね。
しっかり、普通の会話だと、ヤツギマヤに喋る人が、あ、あれが鳴った。
レトロな時計。
柱時計のボンボンっていう学校ですからね。
せいじ式の、ゼンマイ式の古い時計が。
いい音色じゃないですか。
すごい懐かしい、ノスタルジックな気持ちになる。
11時になりましたけど、まだ喋れる人がいます。
大丈夫大丈夫。
何喋ってたっけ。
何喋ってたっけ。
そうそうそうそう。
筆談か。
そうそうそうそう。
あのー、なんて言うんだろう。よく喋る、ヤツギマヤに喋る人が普通の会話だと、有利って言ったらあれですけど、ちょっと無口目な人は入れなかったりするじゃないですか。
でも多分筆談だとターン戦みたいな感じで、お互い行って、パスを投げて、ゆっくり書いて。
書かない感じね。
そのスピード感が良さそうですよね。
誰かお客さんも、喧嘩にならないねって言った。
筆談で喧嘩なんて難しいよ。
ちゃんと相手の書き終えるとか、コメント終わるまで待つみたいな感じがあって。
案外コントロールじゃないですけど、それまでに喧嘩するまでもなく落ち着くというか。
確かに。
それは複数人で連れの人と来る人もいたり、ここで初めましてから会話が始まるみたいなパターンもあるんですか。
そうです。なかなか初めまして同士の人がっていうのはそんな頻度はないんですけど、
ただグループでご家族連れと隣のカップルみたいなのが、たまたまお子さんとかがチラチラ見てたりとか。
そういうのでコミュニケーションが始まったりとか。
絵しり取りとかやるんですよ。
そうなんですね。
絵しり取りすごい多くて。
みなさん結構文字だけじゃないいろんな形の会話があるんですけど、そういう形で違うお客さん同士が会話というかコミュニケーションを取ってたりみたいなのはたまにありますね。
やってみたくなりますね、筆談で。
どうですか、実際来て利用していく人の感想というか、どんなふうに反応でますか。
結構初期の頃に、こっちとしても壁ってやっぱり声でおしゃべりする場所みたいなイメージがあるじゃないですか。
やってけんのかなみたいなこと思った時はあったんですけど、結構その初期の頃に面白い空間ですねみたいな。
不自由が快適ですって書いてくれてた男性のお客さんがいて、
それはすごい、もしかしたらこのルールでやっていけるかもしれないみたいなことは思ったことがあります。
確かに、ないですもんね。こういう場所に来ないと声を発さずに過ごすっていうことがまずない気がするな。
なかなか筆談カフェをやろうって、確かに勇気いるよね。
やっぱり今でこそインスタとかで筆談カフェと分かってくるお客さんが増えたので、
最初知らずに来るお客さんで、ここの廊下で説明すると帰っちゃうから、しゃべれないならじゃあいいですみたいな。
今は本当に体験、そういう説明しても体験していこうかなみたいな感じで、知らないお客さんでも入ってくれる方が増えたなという印象はあります。
今までで言える範囲で印象的だったやりとりとかありますか?
面白いのはカップル多いんです。恋バナじゃないですけど。
ちょっとごめんなさい、すごい詳細あるんですけど、初めに来た時は、次はパートナーさんを連れて行きたいですって書いてくれてた人が、
で、プロポーズがどうのみたいな話をしたので、そしたら何年だか何ヶ月か後かの別の筆談ノートにプロポーズが成功しましたみたいな。
結構奥さんとして連れてきてくれたっていうのが、ログの間の。
何年か越しに。
ログ越しにわかるみたいな。
なんかいいですね。
そういうのがあります。
手紙みたいでもあり、山とか登ると山頂の展望台にノートみたいなの置いてあって、みんな書き起きしていくみたいな、ちょっとあれっぽさもありますよね。
面白いね。
どうですか?今夏目さんがいろいろ活動されてる中で、今後こんな風にしていきたいなとか、今後の夢とかあったら聞きたいです。
そうですね、なんかこう場所もこういうちょっと独特なというか、かつそういうちょっと変わったカフェをやっているというところもあるので、
なんかできるだけ長くというか、聞こえる、もちろん聞こえるお客さんが多いんですけど、中には当事者の方もやっぱり多くて、
労者とか乗車とか、筆談手話を日常に使われている方も安心して使える場所みたいなところもあるので、
なんかそういう方にとっても1日でも長くというか、今何か特別ここからすごいまたこういうことやるぞみたいなことではないんですけど、
この場がこう細く長く継続していけたらいいなというのは思いますね。
優しいね。
本当ですね。どうですか、これ今回の聞いて初めて筆談カフェとか、コミュニティナースという言葉を知ったっていう人もいるかもしれない。
そういう方に向けて何か伝えたいことが最後にあるとすれば教えてください。
ぜひ距離が、先ほど冒頭でも言ったように、うち三重の一番北の端で、いろんなところの県境でもあるので、
なかなか場所によっては、住まわれている場所によっては遠方かもしれないんですけど、
ぜひ一度体験をしに来てもらうと嬉しいなと見たり、やってみるというか体感して、自分ごとにするっていうのがすごく私としてもテーマというかこの場所を作っている。
なんか福祉施設みたいな形にしなかった理由も、いろんな方が来れるカフェっていう場所だと自由に来たりできる、いろんな人が来れる場なので、
ぜひ来て一度体験をしてみてくださいという。
本当にあれですよね、特に自分に不自由な部分はないけどっていう人とか、いきなり初めてなんですけどみたいな人でも全然ふわっと来てもらって大丈夫な感じですよね。
大丈夫です、むしろ医療福祉とか全然関わったことがないみたいな方に来てもらいたいというか、そこで一つ知ってもらうきっかけっていうのもここの場所の意味だと思うので、
ぜひいろんな多様な方にお聞きをお越しいただければと思います。
あと最後にもう一つね、私から質問していいですか。私たち今ラジオやってるんですよ。