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アメリカとイランの戦闘終結に向けて合意
2026-06-16 10:40

アメリカとイランの戦闘終結に向けて合意

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授で国際政治学者の三牧聖子さんによるニュース解説です。日々の国際情勢を分かりやすくお伝えします。

※RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で毎週火曜日に放送したものです。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

アメリカとイランの間で、ホルムズ海峡の航行問題に関する合意が成立しそうである。核開発問題は後回しにされたが、アメリカ国内では軍事行動による成果への疑問も出ている。一方、トランプ大統領の誕生日と重なった合意発表は、大統領の自己顕示欲との関連も指摘されている。また、AI技術が国家安全保障に関わるとして輸出規制の対象となり、日本も最先端技術への依存を見直す必要性に迫られている。

米イラン間の電撃合意の可能性
日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Up
毎週火曜日は国際政治学者の三牧聖子さんです。
三牧さん、おはようございます。
おはようございます。
この週末にびっくりした電撃合意の報道が入ってきましたけれども、
この覚書の合意について三牧さんはどういうふうに感じられました?
イラン戦争はもう100日を超えたんですね。
今までトランプ大統領がイランとの間に合意が近いと言った回数は40回近くなっていて、
ちょっと世間の反応としては、また合意が近いと言っていて成立しない、
いつものパターンだなという向きもあったんですけれども、
今回はイラン側からも合意が近いんだという発表もあって、
いつもとは違う感じ。
やはり結局どうして合意が成立しそうかというと、
核の問題に関してはなかなかイランとアメリカが折り合えない。
なのでまずは世界経済も混乱させているホルムズ海峡の問題に関して何らかの合意を取り付けて、
核の問題は後で合意が成立した後60日間で議論しましょうと。
この二段階になったことが今回合意が成立しそうな一つのポイントになっているようですね。
なるほど。ホルムズ海峡というのがまず第一段階の注目点ということになるわけですけど、
イランとしては管理してそこで航行料、通行料をもらおうというようなコンタもあったみたいですけど、
本当にアメリカが言うように無料で通れるような解放になるんですかね。
トランプ大統領としてはですね、やはり勝利と歌いたいところですので通行料は認めないと、
無料で通行するんだと言っていますが、イランの方としても国土も破壊されていますので通行料は取りたいと。
なのでそこで通行料じゃなくてサービス料、しかもイランだけではなくて両岸でおまんと協力してやってきますよという形で、
どうやらサービス料といったような名前で取るのではないかと。
そこでトランプ大統領が結局それ通行料じゃないかと言い出すと。
まだ合意が成立しませんので、今アメリカの方も国内でもうそろそろ戦争をやめてほしいと。
ホルムズ海峡を通行できるようにしてほしいという声も大きいですので、
トランプ大統領としても名義が違うんであればサービス料であればというような感じなのかもしれないですね。
でもそこでこだわり出すとまた合意が成立しなくなる可能性もありますね。
ただ開かれた海のはずの場所を勝手にこうやって通行料を取るってことは国際社会からするとそれはどうなのって思うんですけど、
これはまかり通ることですかね。
はい、通りですね。今アメリカでもですね、結局この軍事行動に出て何を得たんだと。
結局イラン戦争前はホルムズ海峡空いてた。無料で通行できたわけですので、
イランももちろん問題だと。
やはりですね、まかり通る軍事行動が非常にアメリカ国内でも詰まってますね。
今ちょっと回線が乱れてしまったのでもう一回ちょっとお尋ねしたいと思うんですけども、
イランが通行料を取るっていうことの是非ですね。
そうですね。やはりイランとしても問題なんですけれども、
そもそもこのホルムズ海峡、戦争する前は空いていた無料で通行できたわけですので、
やはりアメリカ国内としてはイランが通行料を取るイランも問題なんですけれども、
しかしですね、そうした何も考えずに軍事行動に出たアメリカ・イスラエルに対する批判というものも非常に詰まってますね。
結局軍事行動に出た果てに通行料も取られるようになって、
アメリカはこの戦争で何も得ていないという国内的な評価が支配的なところですね。
19日、スイスのジュネーブで合意の書面が交わされるということですけども、
本当にこのまま核問題などは棚上げされてますけども、
このまま戦闘終結ってなるのかどうかっていうのは、
まだまだ予断は許さないと見た方がいいんでしょうか。
そうですね。核の問題に関してはイランのすでに濃縮してしまったウランをどうするのかとか、
イランとしては核開発をしない見返りにいろいろ凍結されてる資産の開放とか、
いろいろ制裁解除してほしいとか、いろんな要求があって核問題を議論しだすと、
いろいろ多分折り合えないところが出てくるんですね。
トランプ大統領としてもあんまり情報しちゃうと、結局戦争した挙句、
負けてるじゃないかと、イランにいろいろ押し切られてるじゃないかと言われてしまうので、
実は核の問題を60日間で議論すると言ってますけれども、
本当にアメリカとイラン折り合えるのかという懸念は本当にあるところだと思いますね。
トランプ大統領の自己顕示欲と建国250周年
その合意の、お前がきの合意の発表が、
偶然にもトランプ大統領の誕生日と一緒だったんですけど、
これ本当偶然なのか、狙ってるのか、この辺りどうなんでしょう?
アメリカでもやはりトランプ大統領としては勝利した大統領という形で
お誕生日を迎えたいというのもあったかもしれませんが、
一番今トランプ大統領がおそらく意識しているのは、
7月4日にですね、アメリカは独立してから250年目を迎えるんですね。
なのでトランプ大統領としては、自分は非常に歴史的な大統領で、
250周年に立ち会うということで、
この250周年の記念事業の一環として、
誕生日にホワイトハウスでですね、総合格闘技の試合をやったりとか、
あくまでこれは個人の問題じゃなくて、
アメリカという国家の非常に独立してから250周年の事業なんだということで、
今いろいろやっているという状況なんですね。
とはいえですね、その建国250年、アメリカ全体を祝うと言いながらも、
お札に自分の肖像をとか、
自分の自己堅持欲というものがどんどん出している向きもありますよね。
それは非常に健全な反応だと思うんですね。
民主主義の国で現職の大統領が自分の顔をお札に乗せちゃうというのは、
やっぱりアメリカというのは、そもそも独立した時は、
王様がいないんだと、ヨーロッパみたいに庶民のことを考えない、
選ぶっている王様がいないんだということを誇りにしてきた国ですので、
その国が250年経った今、あたかも王様のように振る舞うですね。
自分の顔をいろんなところに乗せようとか、
自分が好きな総合格闘技をホワイトホースでやろうとかですね。
今、トランプ大統領に対しては、王様のように振る舞っているのではないかという、
そういう批判も出てきていますね。
それが今後の中間選挙などにどう影響するのかということも気になるところですが、
AI技術の輸出規制と日本の課題
あともう一点、ちょっと時間が迫ってきましたけれども、
アンソロピックのフェイブルファイブとミュートスの5.5が、
突如、輸出規制などの対象となって、提供停止というのがありましたよね。
これはどういうふうにご覧になっています?
ついにAIというものが、今回国家安全保障に関わるということで、
しかも国籍で分けたわけですね。
アメリカ人はアクセスできるけれども、その他の国の人たちはアクセスできないと。
実はアンソロピックの従業員でも、高度のモデルにアクセスできなくなったりしたわけなんですね。
そこで我々日本も問われるところで、便利だということで、
アメリカの企業が開発したAIを使っていたと。
非常に重要な部分、金融とか医療とか重要な部分で使っていたと。
ある日突然、アメリカ政府が安全保障上の懸念があるということで、
そういった上位モデルを使えなくする。そうすると大混乱になってしまいますよね。
ですので、今までもそういう懸念はささやかれていたんですけども、
現実に今回、モデルがいきなり使えなくなるということが起きたことで、
本当にこのまま我々アメリカの企業、最先端のものを外国の企業に頼っていていいのかという問題も浮上しているんですね。
なるほど。ただそのAI、頭脳に当たる部分というのは、
日本はかなり中国、アメリカに送りを取っている部分がありますけど、
今から開発ってなると相当な時間も要してしまうわけですけど、
それでもやっぱり自前で何とかできる体制というのは、
ある程度は確保しておかないと、今後厳しくなっていくということですかね。
このAIが国家の主権、安全保障が非常に絡む、今やはり戦争の現場でもAI使われていて、
どんどんどんどん国家の安全保障に関わる問題になっていますので、
実際に日本でどれだけできるのかという問題とともに課題として、
全部が全部、アメリカ同盟国でも今回日本の人が使えなくなったわけですので、
やはり今回のことを恐怖に、今からでも始めなければならないことはたくさん出てきそうな感じですね。
わかりました。美牧さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は国際政治学者の美牧聖子さんでした。
途中回線未だるで聞きづらいところがありました。大変失礼いたしました。
10:40

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