イランとアメリカの対面協議の開始と焦点
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で 多様な視点を提案するCatch Up
毎週火曜日のこの時間は国際政治学者の三牧聖子さんです
三牧さん、おはようございます
おはようございます
よろしくお願いします
いよいよイランとアメリカによる 戦闘集結に向けた対面競技がスイスでね
始まって行われたわけですけども
今回のその対面競技、三牧さんはどう捉えてますか?
そうですね、まずこの対面競技自体が 若干危ぶまれたんですね
というのもですね、今回の覚書14項目から なっているんですが
これはアメリカもイランも署名したと
ただ、戦闘停止はですね、イランだけではなく レバノンでも停止しなきゃいけないとあって
イスラエルがまだ軍事行動を続けていて
私たちはアメリカに支援されなくても アメリカが戦闘をやめてもですね
やめないみたいなことを言ってるんですね
イランが怒ってですね、じゃあそしたら ホルムズ海峡を再封鎖するとか
トランプ大統領もですね、それに刺激されて また再攻撃するみたいなことを
まあ一昨日から昨日にかけてみたいな 応酬があったので
こうやって無事にですね、実務者の競技に入ったこと自体
とりあえず胸を撫で下ろす感じですね
60日間の工程表を踏みながら
これから話を進めていくっていうことだと思うんですが
その中でやっぱり中心になるのは 核をどうするかっていうところなんでしょうか
そうですね、そして今回のですね お絵描きの内容は
極めてイランにとって好ましい
ほとんどイランが主張してきたことが 入ってるじゃないかというふうに言われてるんですね
トランプ大統領は国内向けにはですね
これは私の完全勝利だと言っているんですが
国内の多くの人がですね、これはむしろ イランにとって完全勝利と
イランにとってはやはり長年かけられてきた 制裁を解除してもらって
そして凍結されてきた資産等もですね 凍結を解除してもらって
国を復興したいという強い思いもありますので
アメリカ側が割とそのあたりに関してですね 情報を見せて
そしてイランが石油を売るのもですね 容認するという姿勢ですので
このあたりがうまくいけば
ホルムズ海峡もまた政治家に向けて解放されて
イランの方も核差札等ですね 核兵器の開発をしない
そしてそのしないということを どういうふうにですね証明していくか
これに関して柔軟な姿勢を見せる可能性は 十分あるとは思いますね
今回その対面競技に臨んだのが
交渉の鍵を握る人物と政治的思惑
代表団のトップはバンス副大統領
あと水戸副中東徳氏
そして串名氏も入っていたということですけど
バンス氏がやっぱり今後 鍵を握ってくるってことなんですかね
今バンス副大統領なんですが
ずっとですねもうトランプ大統領の次は
バンス副大統領が共和党の次の大統領候補
2028年に再び大統領選があって
もう決まりだろうとも言われていたんですね
2番手としては今国務長官をやっているルビオ氏が
すごくバンス氏と離れて
まあでもやっぱりバンス氏かなっていうのが
このイラン戦争前までの状況だったんですが
このイラン戦争でバンスさんは何回か
この以前にもですねイランとの交渉を任されて
決裂してみたいなことで
イランのこの交渉の顔になって
今までうまくいってこなかったんですね
国民はこのイラン戦争に反対していて
バンスさんはもともと軍事介入に反対してたのに
どうしてイラン戦争を容認して
トランプ大統領に何も言わないんだっていう
国民の不満もあるので
韓国大統領としてはもう大統領選を見越して
最近ルビオさんに追いかけられてるんですね
なのでここでうまくこの交渉をまとめて
平和をもたらした大統領候補として
2028年に臨みたいという思惑がありますので
今回もイスラエルが軍事行動をやめないことに関して
もうかなり強い言葉で
どちらがアメリカの方が上なんだと
私たちが武器と支援してるんだとですね
かなり踏み込んだイスラエル批判もしていて
今回バンス副大統領は
うまくまとめたいという思惑は個人的なですね
政治的な野心もあってかなりあると思いますね
イスラエルの軍事行動と交渉への影響
なるほど
そういう2年後を見据えてっていうことだ
ということですけれどもね
ただその60日間うまくいくのかどうかっていうのは
常にイスラエルの影が気になるところなんですけど
ここをきちんとアメリカとしては
コントロールできるんですかね
それがもうアメリカ国内でも
トランプ大統領とかバンス副大統領は
そうやって強硬なこと言ってるけど
抑えられてないじゃないかと
やっぱりかつてなく高まっていて
なのでトランプ大統領自身もですね
私たちアメリカがいなければ
イスラエルは存在しないんだと
身の程をわきまえるみたいな形でですね
数日前にかなり強いイスラエルの批判をしたんですが
ネタニア首相の方はネタニア首相の方で
彼自身も選挙があって絶対に勝ちたいと
もし落選してしまっては
彼の場合いろんな汚職を巡る裁判等を待っていますので
そうするとこのイラン戦争に関しては
もうイランを叩きのめしたというですね
そういう結果を携えて選挙を臨みたいと
こんなですね交渉して制裁とか解除して
イランがまた豊かに強くなってしまう
みたいなことになれば
これは国民は納得しませんので
イスラエルはイスラエルの模範があって
まだまだ戦闘集結を妨げたいという
なのでこれにやっぱり騙される可能性は十分ありますし
それをちゃんとトランプ大統領以下がですね
トランプ政権が跳ねのけられるかということも
注目だと思いますね
G7サミットとマクロン大統領の戦略
そしてこの対面競技の場はスイスでしたけど
そのすぐ近くのフランスのエビアンで
G7が行われましたけど
ずいぶんとマクロン大統領を中心に
トランプ大統領を引き止めよう
つなぎ止めようということで
やっきになってましたね
もう今ですね
やはりトランプ大統領は
アメリカとの関係が悪化しているんですね
イラン戦争でホルムズ海峡が封鎖されたと
同盟国だったら感染遅れみたいなことを言ってですね
同盟国はさすがにそれできませんというようなことでですね
なんでってことで関係が悪化していて
そもそもトランプ大統領は
2国間のビールが好きなんですね
こんな多国間で話し合って
みんなでこう何かやりましょうって言ったって
しょうがないじゃないかみたいなですね
考えですので
そもそもG7に来るかどうかみたいなところから
議論されてたんですが
来てくれたと
そうならばですね
マクロン大統領としては
ベルサイユ宮殿ですね
トランプ大統領はやっぱり
絢爛豪華な宮殿大好きですので
ベルサイユに連れてってですね
実際にトランプ大統領も本当に金がたくさんあって
素晴らしいみたいな感じで
かなり上機嫌になってたんですね
でも歴史を紐解けばですね
ベルサイユ宮殿っていうのは
例えば第一次世界大戦で負けたドイツが
自分たちにとって屈辱的な
コア条約結ばされたとこなんですが
そこで今回トランプ大統領は
イランとの覚書にサインしてるんですね
なのでこれは高度なですね
マクロン大統領の復讐なんではないかと
トランプ大統領は喜んでるんですが
実は歴史を見れば負けた
あの敗北の象徴でもあるということで
このあたりもいろいろ復讐があったんじゃないか
みたいな議論もありましたが
まあみんな晴れ物を触るような感じではありましたね
ウクライナ支援継続への道筋
前回はカナダで行われた時は
初日でトランプさん帰っちゃったっていうのがあったので
何とかずっと最終日までいてくださいね
っていうことで
ヨーロッパとしては特にウクライナへの関心を
関与をアメリカにはしてほしいっていうところが
大事なんですかね
まさにそうでそういう前回のサミットのですね
苦い経験もあって
しかしねまあ
そうしてトランプ大統領の個性をよく理解して
とにかくお立てでですね
今回実は久々にウクライナの武器支援を続けようとかね
やっぱりロシアに対してちゃんと制裁しようという
あの共同声明ですね
全体の包括的な声明は出せなかったんですが
その案件に関しては出せて
ウクライナ支援に関してもですね
トランプ大統領もちゃんと含める形で
あの共同声明出してるんですね
なのでヨーロッパ諸国も単にですね
あの接待したわけじゃなくて
トランプ大統領うまくですね
あのこう乗せて
でウクライナもそれを理解して
そのサミットの直前あたりですね
まあロシアに対する猛攻勢をして
私たちウクライナにはまだまだ将棋がありますと
武器支援してくれれば勝てるんですと
そうしたウクライナの戦場での奮闘と
まあヨーロッパ諸国のですね
実はこう意図がある接待によって
トランプ大統領ウクライナ支援
あの継続に巻き込むことができたというところです
は決してですね
そういう意味では単にこう
みんながトランプ大統領を張り物を触るようにして
終わったというわけではなかったですね
なるほどその性格をうまくつきながら
自分たちの方に引き寄せるっていうね
その辺がG7で行われたということですね
わかりました
美牧さんありがとうございました
ありがとうございました
この時間は国際政治学者の美牧聖子さんでした