イラン情勢と停戦交渉の現状
この時間はキャッチアップ。日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案していきます。
毎週火曜日のこの時間は国際政治学者の三牧聖子さんです。三牧さんおはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。さてイラン情勢ですけども和平協議が行われるのかどうかっていうところ
一方で外交封鎖、逆封鎖、再封鎖みたいな状況でちょっと混沌してますね。
本当ですね。17日にイランの荒口外相が停戦期間中は全ての船舶が通れるよというふうに表明して
私たちの間にも期待が高まったんですが、その後アメリカのトランプ大統領がイヤイヤアメリカの方の封鎖は解除しないよと
まず発表して、それはやはり停戦交渉に向けてイランにできるだけ圧力をかけておくという狙いがあったと思いますが
私たちとしては結局船舶は通ることができないと。その後さらにこの辺りがこじれて
アメリカがイランの大型貨物船を打砲するというようなこともあって、今ホルムズ海峡の緊張はむしろ高まっていると
ただもう停戦協議が始まるのではというところで、ここに期待したいところですよね
停戦を望む双方の国内事情
そうですね。アメリカもイランもそれぞれ国内の事情を見るともういい加減やめたいというのが本音としてはあるのかなと思うんですが
この辺りはどうですか?
おっしゃる通り、まずイランの方は攻め込まれているわけですので、攻め込んでいる人たちが出てってくれるんだったらもうやめたいと
やはり国内の疲弊は相当なものになっていて、犠牲も3000人に迫っているのではとも伝えられていますね
他方でアメリカ、そして一緒に戦っているイスラエルは軍事的には圧倒しているんですが
やはりアメリカ国内で、そもそもこの戦争の目的は何なんだと
この戦争の先に何が得られるのかということでかなり批判が高まっているんですね
このままでは11月にある中間選挙でトランプ大統領の党、共和党は敗敗するのではと言われていて
実は共和党議員もそろそろやめてほしいと思っているんですが
やっぱりトランプ大統領としては、今この問題の根本にあるのは
2015年に当時は民主党のバラク・オバマ大統領でしたが、白人初の大統領ですね
この時に一回イランと核開発を制限する協定を結んでるんですね
それをトランプ大統領が破棄して今回の軍事行動に至っているので
トランプ大統領としてはオバマ大統領が作った核合意よりイランに厳しい良い合意を作りたい
アメリカが勝ったといえる合意を作りたいというこだわりがあって
一方で戦争はやめたいんですが他方でオバマ以上の合意を作らなきゃいけないという
トランプ大統領のこだわりが定戦を遠ざけているような面もありますね
交渉の難航要因とキーパーソン
なるほど、なんか自ら自分でこじらせてるっていうところがありますけれども
となると条件としてはもう核開発の放棄とかあるいは年数にしても
オバマ政権の時は15年でしたけど20年とかそれ以上っていうところが目標なんですかね
はいでもやはりイランとしてはですね核を濃縮する権利
平和的な利用だったら我々もやっているわけですよね
ですのでやはりその権利まで手放せないとやっぱりイランにはイランのメンツがありますので
本当は交渉ってこれ国だけじゃなくて人間同士でも相手のメンツを立てて
そして自分も主張するところは主張してでも妥協はしてっていうふうにやはり双方織り合って
双方メンツを立てないとなかなか交渉ってまとまらないですよね
でもトランプ大統領はやっぱり自分のそうしたオバマ大統領を超える大統領になりたいというですね
そうした思惑もあってイランのメンツを立てるということをしていないので
イランとしてもなかなか折れることができないと本当は訂正したいんですけども
あまりにトランプ大統領の要求が今のところはイランにとって屈辱的すぎるというところなんですよね
だとするとこの和平協議2回目っていうのはどれくらい現実味あるんですかね
そうですねただまあ本当になかなか今のところはその交渉はするでしょうけれども
これが本当にまとまるかどうかっていうところは本当になかなかそんなに楽観的な見通しは
勝てられないというところですが一人キーパーソンはですね今回の交渉に副大統領のバンスが加わっているんですね
バンス副大統領は当然2028年大統領選に向けて野心があるんですが
ここのところ支持率が急落してるんですね
かつて支持してた人たちも支持しなくなっている
なぜかというとやはりですねトランプ大統領もバンス副大統領も
2020年大統領選の時は平和大統領になりますよと国外で戦争とかしないで
アメリカ国内の再建に注力しますよと言って大統領になって副大統領になってますが
全く真逆のことをやってるわけですね支持者からも生活も苦しいとバンス副大統領どういうことだと
トランプ大統領はもう2期目でこれ以上立候補はできませんが
バンス副大統領まだ40代前半でこれからまだまだ政治キャリアありますので
今回バンス副大統領が定戦に向けて強くトランプ大統領を後押ししてくれるのではという
期待はアメリカ国内でも支えられてますね
ヨーロッパとアジア諸国の動き
まあただそのアメリカイランの協議の行方というのが不透明ということもあって
とはいえホルムズ海峡というのは早く自由に航行できるような状態に戻したいということで
ヨーロッパ側では動きが出てるんですよね
はい先日も数十カ国でですねホルムズ海峡どうするかというですね
オンライン会議が開かれたりですね
まあ本当に今は2ヶ月になってきて我々もエネルギーの調達どうするのかと
とりわけアジア諸国はホルムズ海峡由来のエネルギーに依存している国も多いので
本当に困っているわけですよね
まあしかしなかなか現実的な見通しが立たない中
例えばお隣の韓国はですね
つい先日タンカーがホルムズ海峡を通過したと韓国向けのですね
タンカーがそうしたニュースもあって
我々は一方でイランそしてアメリカを封鎖している現状っていうのはこれいけないと
航行の自由を求めなきゃいけないんですが
しかし今のようにホルムズ海峡の封鎖の状況がずっと続くかもしれないとなると
やはり現実的な方法としてやはりイランと交渉して
なんとかタンカーを通すと
これに正面でやはり行かなきゃいけないんではないかなという感じにはなってきましたね
日本が果たすべき役割
日本としてはそのイランと友好な関係を築いてきた関係制度を持っているから
そこを生かすっていうのは大事ですよね
おっしゃる通りですね
イランの荒口外務大臣はもともとは駐日大使されてた方で
イランと日本という日本語の著作もあるようなですね
大変な親日課であり
もちろん荒口外相の意見だけではないですが
やはり歴史的に友好関係があって
イランの方は常に交渉にはオープンというふうな姿勢を崩していないんですね
しかしやはり日本としてはアメリカとイランが今戦っていると
アメリカは同盟国ですので
アメリカの視線が気になってイランと交渉して
タンカーを通すということはどうかと
やはりそうした対米配慮はあったと思うんですね
しかし今党のアメリカがむしろ封鎖して
ホルムズ海峡を封鎖の状況を悪化させている状況であり
さらにもう同盟国はそれぞれ自分たちでやってくるみたいなことを
とらったタイトルも言っているわけですので
ここはやはりアメリカとの関係は大事ですが
やはり国民生活が最も大事ですので
そのあたりはぜひ柔軟にですね
さらに高滑に外交を展開してアメリカとの関係を維持しながら
しかし国民のためにイランと交渉してエネルギーを直近分はですね
確保するというのもやはり政府として考えなければいけない段階になっていると思いますね
そうですねその日本の出方というのも他の国々も見てると思いますのでね
そこに日本の政治主導でイランとのね
チャンネルっていうのをしっかりこう開いていけるように期待したいなと思います
美増さんありがとうございました
ありがとうございましたどうも