SWCの雰囲気
こんにちは、midoriです。
今日のテーマは、「いいコミュニティ」は、いい人が集まっているからできるのか、ということについて考えたいと思います。
これはですね、SWCの中で、たびたび考えられていることなんですけれども、
SWCってやっぱりすごく雰囲気が良くて、お互いがお互いをリスペクトしていて、
多様性を認め合って、挑戦を応援し合えるっていうのが自然とみんなできてるよねっていうのを、
結構、皆さん言っていることかなぁと感じます。
私自身、SWCに入ったのは2ヶ月半前ぐらいなので、まだ全然新山ものなんですけれども、
そういうSWCのコアな文化というか、そういう部分に関しては、割と早い段階で、
このSWCっていうコミュニティは、そういういい人たちが集まっているコミュニティなんだなっていうのは、とても感じました。
それに、そういうコミュニティだからこそ、自分もそうであろうとしているっていうのは、すごく自分でも感じています。
SWCメンバーの方々と話していると、やっぱりいい人が集まったからなのかなっていうふうにおっしゃられているんですけれども、
それはもちろんあると思うんですね。
そういう文化に対してその共感をしたりとか、そういう価値観をもともと持っている方々が集まっているからこそ、
この文化が守られてきてて浸透しているんだと思うんですけれども、
職場環境の影響
もう一方で、その人の性格とか価値観っていうものって、環境によっていくらでも変わってしまうものだなというふうにも自分では思っています。
その理由としてはですね、他の方のライブ配信とかで、たびたび私の過去の話を聞いてもらっているんですけれども、
私自身以前いた職場が結構ブラックでして、その中でハラスメントが割と普通だったという感じで、
人格を否定されたりとか、あとはもう常日頃周りの人の足を引っ張るような言動が当たり前のようになっていて、
自分を守るためには周りを攻撃しなきゃいけないみたいな、そんな価値観を植え付けられる中で仕事をしていたっていうのが、今振り返るとすごく思います。
なので、自分自身がいい人になったっていうことではないと思うんですけれども、
今の自分と過去の自分を比較すると、以前の自分は周りの敵だと思っていて、周りに対して攻撃的な言動がとても多かったんですけれども、
今の自分は職場を変えて、結構今の職場も心理的安全性の高い職場で、皆さんがその挑戦を応援してくれたり、
いろんな意見を承認してくれたりとか、否定せずに聞いてくれるっていうのを名文化して、そういうふうにしようっていう文化をずっと作ってきているような職場なんですね。
さらに、失敗を絶対に責めない。失敗はもちろん検証はして、次に生かそうねっていうことはするんですけれども、
失敗をしたからといって、その人の責任をむやみに追求したりであったり、その人が反省をさせるようにずっと説教するとか、
嫌な思いをさせ続けるみたいなことは絶対にしないっていう職場で働いているので、そのおかげもあってですね、周りに対して今まではネガティブな思いの方が先行してしまって、
言葉の裏を読んだりとか、自分を守るためにちょっと攻撃的な言動をしてしまうところがあったんですけれども、
今の職場に移ってきてからは、周りに対してポジティブな目で人を見られるようにもなったし、ポジティブな言動が自分でも増えてきたなというふうに感じているので、
どちらかというと、人の性格がそのコミュニティや組織の文化を作るというよりは、組織やコミュニティの中で培われてきた文化がそこにいる人たちの性格も変えてしまうということの方が力としては大きいのではないかと考えています。
ではですね、良いコミュニティや組織と、そうではない組織やコミュニティの違いというのはどこにあるのかということなんですけれども、ちょっと調べたのも含めてですね、このような共通点があるなと思います。
その共通点というのが、まず変化を嫌い、前例を重視しすぎる。また次に失敗を許さずプレッシャーや責任の押し付けが多い。そして多様性が受け入れられず過度な造質化が求められる。
このような文化があると、だんだん人は守りに入っていって本音を言えなくなっていきます。
そういう組織の中だと挑戦する人は去っていき、空気を黙って読む人だけが残っていきます。
挑戦をしないので、周りが新しいことをしようとすると冷ややかな目で見たり足を引っ張ったりする。こういうことは組織ではよく言われていることなんですけれども、コミュニティでも同じように言えるんじゃないのっていうのがチャットGPTに聞いたときの回答としてありました。
こういうときに思い出すのが成功の循環モデルという組織論の考え方なんですけれども、これは成果を先に求めてしまうと組織は疲弊するよっていう組織論の考え方です。
逆に成功の循環モデルにしていくためには関係の質を起点にするということが良い循環を生み出すということが言われています。
どういうことかというと、関係を良くしてそれを起点にすると関係の質が良くなり、そして思考の質が良くなり、そして行動の質に現れていって結果として成果の質が良くなっていくという循環が生まれます。
逆にしてしまうと、成果の質ばかりを追い求めると行動の質が下がっていきます。
その数字を求めるがために余計なことをするなと言われて、本当だったら例えば改善するためにちょっとした行動が必要だったのが叩かれたりして、行動の質がだんだん狭まっていって質が下がっていく。
そうするとそこにいる人たちが新しいことを考えたりとか改善提案をするようなことをしなくなっていって、思考の質が下がっていく。
そうなっていくとだんだん関係の質も悪くなっていって組織が疲弊しギズギズしていくというようなことを成功の循環モデルという組織論の考え方の中で言っていました。
コミュニティの構築
利害関係のある組織だからこそそういうことが起きるんじゃないかと私は思っていたんですけれども、利害関係のないコミュニティでもそのまま当てはまるところがあるそうです。
チャットGPTによるとですね、そのコミュニティの中であっても、例えばもっと盛り上げなきゃいけないとか、あとはもっと例えばお金を稼ぐためのコミュニティとか何かを学ぶためのコミュニティってなってくると、
稼げる人をどれだけ出したかとか、あとは例えばですね、勉強だとしたら何かの資格を取る人がどれだけ出たかみたいな、そういう指標があってそれを追い求めすぎてしまうとやっぱりギズギズしてきてしまって、数字を上げるためにはどういうことが必要なのかみたいなところにばかりフォーカスしてしまって、
この場所が安心できる場所かどうかっていうところが軽視されてしまい、どんどんコミュニティから人が離れていくっていうことが起きてしまいます。
逆にまずはここが安心できる場所かどうかっていうことを大切にすることで、人は本音を話し合って挑戦してみようっていう気持ちが生まれる。
それによっていろんなものが出てきて、コミュニティを良くしたりとか周りの人たちに良い影響を与えるっていう循環が生まれますよということをGPTは教えてくれました。
じゃあこの空気感っていうのはどうやって再現できるのかっていう話なんですけれども、いくつか大事なポイントがあると思っています。
まず一つはですね、文化は言葉よりも最初にいた人たちの振る舞いから伝わっていくっていうことです。
ここは私自身はSWCに関してはあまりよく知らないところではあるんですけれども、おそらくケンスーさんを中心として最初の数人の方々がどんなふうに人と関わるかであったりとか、
それがどういう文化になっていくかっていうことを多分真摯に考えて作ってきた文化なんだと思います。
それが応援するとか、意見を否定しないとか、お互いの違いを面白がろうみたいな、そういう文化が名文化はされていなくても、
その最初の数人からしっかり伝わっていって、今ケンスーさんが不在の状態ではあるんですけれども、それでも文化として定着しているというのが今のSWCの現状なのかなと思っています。
次にですね、関係性を耕すことを優先する。
これはコミュニティにとって何を成し遂げたかよりも、どんな空気でいられるかっていうことを重視することがコミュニティの持続性を決めるということです。
なので、はじめに関係性の安心があれば、後から行動も成果も自然とついていくよということがあるので、成果にこだわりすぎず、
どんな空気でみんながここにいられるのかっていうことを大切にし続けることで、これからもいろんなイノベーションが起きていったりとか、いろんな挑戦がここから生まれていくよということを言っています。
最後にですね、多様性を受け入れる、ゆるさを残すっていうことですね。
これはお互い違っていてもいいし、沈黙していてもいいし、ちょっとお互いずれててもそれでもいいよねって、そういう違いがあることが楽しいよね、面白いよねって思えるようなゆるさを残しておくっていうことが大事だということです。
そういう余白があるからこそ、私はここにいていいんだっていう安心感にもつながりますし、その余白からまた新しい発見も生まれると思うので、
過度に同質性を求めて、このコミュニティにいる人っていうのはこういう考えでなければいけないんだとか、これだけが正しくて他の意見は違うんだっていうふうに排除してしまうと、そこからの広がりがなくなってしまうので、
そういうことをせずにSWCの方々はお互い意見が違ってたりとか解釈がちょっとずつ違ってたとしても、別にそれを真正面から否定したりとか、それをバカにするようなことはもちろんせずに、
そういうこともあるんだね、そういう視点もあるんだねとか、ここは違うけど、でもあなたの意見も尊重するよっていう空気感があるからこそ、お互いに意見を言い合えるんだなと思ってます。
まとめますと、いい組織やいいコミュニティを作るには、いい人を集めてくるっていうよりは、最初の数人でどのようにいい文化を作っていくかっていうことが大切なんだろうなと思います。
多様性とイノベーション
こういう時に、組織とかだと、結構ビジョンをどれだけ明確にして、それをどれだけ分かりやすい言葉にするかみたいなことに終始しがちなんですけれども、
もちろんそれはね、一つあっても悪いことじゃないとは思うんですけれども、後から来た人でも分かりやすいし、それはそれとしてやる意味がないわけではないんですが、
どちらかといえば、行動の積み重ね、やり取りの積み重ねっていうのが、この場所はこういうふうに振る舞うことが普通なんですっていうふうに見せていくことで、だんだんと文化として定着して浸透していくものなんだと思います。
これ組織論の世界で言うと、文化は行動の集合によって形成されるっていう話があるそうで、本当にそれはその通りだなと思っています。
やっぱり、前の会社でも今の会社でも掲げているビジョンっていうのはそんなに大きく変わらないんですよ。
人を大事にしようとか、挑戦を応援しようとか、そういうことはどっちの会社でも言っているんですけれども、結局周りの人がどういう行動をしているか、人に対してどんなふうに接しているかっていうのを見た結果で、その会社の文化っていうのは定着しているなっていうのが私の経験上あります。
なので、挑戦を応援しようって前の会社でも言っていたけど、新しいことを何か提案したりとか、何か取り組んでいることに対して周りが冷ややかな目で見てるっていうのを見てたら、そっちの方がやっぱり文化としては定着してしまうし、それが正しいと思ってしまうっていうのがあると思うので、
本当に周りを尊重して、周りの挑戦を応援しようとか、多様性を受け入れようねっていうことを文化として定着させるのであれば、まずは中心にいる人たちが背中を見せるじゃないですけど、そういうやりとりを自分たちで実践していくことが大切なんだなと思います。
これって言うのは簡単だけど、実際やるのって結構難しいことなんだなとは思っているんですが、ただSWCでも、また今いる組織、会社の中でも、それはちゃんとできていることだなと私は少なくとも思っているので、これからどこかで新しいコミュニティを立ち上げたいとか、
あとは例えば会社の中でリーダーになったりとか、新しい部署を立ち上げたりとか、そういう挑戦をしている人たちも参考にしていただければなと思います。
今日はこんなところで終わりにしたいと思います。聞いていただきありがとうございました。スロスロスロース。