緊張と声の震えについて
どうも、声を聞けば猫背がわかる、ボイストレーナーみかです。
今日は、人前で緊張して声が震えてしまうんだよ、という方に試して欲しいことをお伝えしてまいります。
今日もね、ちょっと職場で撮っておりまして、後ろから楽器の音とか聞こえてきていると思うんですが、どうぞご了承いただけたらと思います。
あ、ボイトレしてるわ、という風に思いながら聞いてもらえたらと思います。
さてさて、人前で話すと緊張しますよね。これはね、します。緊張しないようにするは考えなくていいかなと思います。
緊張はするものです。緊張してしまう、ダメや、ダメや、ダメやって思っている、それでまた緊張するので、緊張はするぞと。
緊張するものなんだよね、という風に思っていただいていた方が、わりと緊張対策になるんじゃないかなと思います。
でもね、それだけじゃということなので、声に関することをお伝えしていきます。
人前で話すときに、緊張とかで声が震えちゃう、不安でとかね、声が震えちゃうということはあると思います。
これはね、信じてもらえないかもしれませんが、私もあります。
めっちゃ緊張する。だいたいね、本番の5分前とか3分前にグーって緊張するんです。
思われないけどね。緊張しているように見えないとか言われるんですけど、めちゃくちゃ心臓ギューなるぐらい緊張したりします。
そうすると、やっぱりね、そのままでていってしまうと、どうしても声が震えたり、上ずったりということがあります。
じゃあどうしているのかなんですが、実はですね、声を出す前というか、私の場合だったら本番に出ていく前にやっていることがあるんですね。
それをぜひぜひ一緒にやってもらえたら、声も変わっていって震えも減る人が増えるんじゃないかと思っております。
何をしているかというと、結構シンプルなんですが、お腹。お腹のいわゆる支えというやつを意識しております。
緊張するとどうしても呼吸が浅くなってしまって、胸の方、さっきまた心臓の話しましたけど、上半身の、しかも上の方に意識が行きがちなので、
そうではなくて、お腹、おへその下、下っぱらのところ、あそこにちょっと自分の重心があるんだという風に意識を無理やり持っていってね。
緊張しているときはなかなか難しいですけど、「いや、そうやねん。」って無理やりにでも思っていただいて、自分の重心、体の重心をお腹の下の方に持っていきます。
重心が下がるだけでどっしりするので、それだけで少し、ほんの少しですけど、心がちょっと落ち着いたりします。
私はもうそれだけじゃ全然足りませんので、ここで深呼吸をします。
お腹を吸ったときにお腹が膨らむ、吐くときに元に戻っていく。
この時に変に凹ませないです。私は。ただただなくなっていくので、元に戻っていくような感じ。
ゼロが10になって膨らむ。またゼロに戻る。マイナス10とかにしないで、ゼロからお腹膨らんで10。
息を吐いたらまたゼロに戻るという感じで、無理のない呼吸を意識して、これ腹式呼吸なんですけど、
息を吸ったときにお腹が膨らむ、吐くときに元に戻る。この時、ずっとずっとお腹の下っ腹の方、ここに重心があるし、私の意識はもうそこにだけ持っていくという感じで、ゆったり、しっかり、どっしり呼吸をします。
そうすると、肺が大きく広がりやすくなって、浅い呼吸だったのが深い呼吸に変わっていきます。結構力技ではあるんですけど、心は緊張しちゃってしょうがないので、
体だけでもリラックスさせられるように、体のリラックス状態を無理矢理作り出す。そんなイメージで、お腹の下っ腹の方に重心を持っていくような感じで、
しっかり深呼吸、腹式呼吸をしています。そうすると、声が震えたりとかっていうのは減ります。この状態の深い呼吸をしているので、声も安定して出せるようになるんですよね。
司会の仕事だったりすると、「さあ始まりました!」みたいな風に始まるときに、「さあ始まりました!」ってならないんです。呼吸を深くして準備が整っている状態で、息を吸って、「さあ始まりました!」っていう風にできるので、どっしりした声が出せるようになります。
人前は緊張します。緊張はするので、声が震えちゃうどうしようはもう考えない。そういうこともありますよ。緊張するもん。そうではなくて、緊張していることはもう受け入れつつ、体だけでも整えておく。そうすると意外と声が震えるかもって思ってた時よりも震えない。そんなことがあると思うので、ぜひぜひ試してみてください。
声を安定させるための方法
今日もあなたの声のアウトプットを応援してまいります。ボイストレーナー 美香でした。またね。バイバイ。