その辺の13年何でかかったのかみたいなところはちょっと後で話していきたいなっていうところなんですけど、
まずはこのアルバムが全体的にどんなアルバムなのかみたいなことの印象とか、
そういうのを全体的なところとして話していきたいなって感じですけど、
どうですか?フィアイノキランってアルバムは。
いきなり難しいテーマをぶち込んできましたね。
でもこれ、全体的にどういう感じかっていうと、
音はやっぱり10,000 Daysの時はちょっと気になったなっていう、
ギターの音結構大きいなっていう印象があったりとか、
全体的なそのミックス具合が気になったところが。
10,000 Days回でもね、そういう話は。
結構メタル的な音作りとかそういう話はその回でも出てましたけど。
そこが気にならなくなったなっていうところが。
うまく馴染んでるというかまとまってる感じというか。
そうですね。10,000 Daysはちょっとそのギターに寄りすぎたというか、
なんかヘビメタルアルバムだなみたいな印象があったんですけど、
フィアイノキランはなんかもっと前のラタララスとか、
アニマとかの印象に戻った感じはありますね。
そうですね。
何か特定のパートが出るわけじゃなくて、
バンドとしてすごく重層的な音作りがなされてるなっていう、
サウンドプロダクションになったんじゃないかなと思って。
そこがすごい好印象だったなっていうのは一つありますね。
ですね。
あとは全体的にはもうめちゃくちゃ深い、深いですよね。
深淵というか。
それまでもトゥールって複雑でダークでディープで感じでしたけど、
それで理解不能みたいな感じでしたけど、
その度合いがなんかもう2段階ぐらい下がったなっていうか。
深くね。
深く。
きましたね。
これでもかくぐらいなんかもう。
何回になりましたね。曲の全体的な複雑さみたいな。
複雑さ、表紙とかもそうだし。
リズムに関して言うと、変拍子とポリリズムを多用しすぎて、
もはや理解するのを結構諦めた感じに。
諦めるよね。
このアルバムはもうそうなります。
ラタランスとか10,000 Daysはまだね。
そうだね。
乗れるよね。
まだ乗れるし、まだ解読して、何て言うか、理解できる。
ちゃんと分解して理解できるんだけど、
これはね、その複雑さがめちゃくちゃ増して、
もうもはやこれをコピーしようなんていう気は一切起きないみたいなレベルに達してきてますね。
これまではそのトゥールって変拍子とか言われてますけど、
その音楽理論的に理解しようとするとすごい複雑なんだけど、
言うて歌えるんですよね、パート。
口で終えるんですよ、なんだかんだ言って。
変拍子と言っても終えるんですよ、頭の中で。
難しいよなって思いつつも聞いてるうちに体に馴染んでくるから、
聞いてるうちにそれをちゃんと歌えるし、ついていけるんですよね。
フィエイノキュラムは本当今秀木くんが言った通り、
フォリリズムがすごい多用されてるんで、
変拍子プラスフォリリズムになってるんで、
フォリリズムってもうパートごとで違うリズムを奏でてるんですよね。
それがもうね、このアルバムすさまじいんですよね。
変拍子とフォリリズムの嵐になっちゃってるんで、
もう口でも終えなくなってるんです。
散々聞いてももう終えないと。
たまにユニゾンしてるところぐらいが、おーっていう。
今まではなんだかんだ変拍子だっつっても、
デンデンズデレンデレンデレンデレンとか、
デレデデデデレデデデレデデデレデデって終えてたのが、
もうここからはもう終えねえわっていう。
諦めるっていう。
アルペジオも口で再現できねえみたいな。
口再現が封じられるっていうか。
そのアルペジオとかも、
単純にリフレインしてるようで、
してないんですよね。
もう一応ずれてるとか。
さっきのとおんなじように見えて違うことやってるじゃんっていうのが、
非常に多いんですよね、このアルバム。
やーばいっすよね。
そこがもうやっぱ、
もう一個、二個進化しちゃったなというか、
進化、進む進化と深くなる進化としちゃったなっていうのが、
このアルバムじゃないかなっていう。
これ聴いた後だと、
ラタララスですら、
あ、シンプルなロックアルバムだねって。
そう思います。
ほんとに。
メタルアルバムだなっていう感じてしまうという。
分かりやすいって。
分かりやすいってなるんだよね。
あんな分かんねえ、なんだこれってなってたのに、
今聴くと、ラタララスメタルじゃんとか。
それぐらいなんか、行っちゃったなっていう。
そうですね。
この前作の10,000 Daysがすごくなんか、
TOOLにしては、
メイナードのパーソナリティが強く出てるとか、
なんかパーソナルなアルバムだなとか、
そういう印象があったので、
そこから13年経って、
どういうところにTOOLが行ってるんだろうっていうのは、
当時分かんなかったんですけどね。
同じように行くのかどうなんだろうって、
蓋を開けてみたら、
もうなんかもっと化け物になっちゃったなっていう。
そうですね。
アニマにしても、
ラタララスにしても、
10,000 Daysにしても、
ギリギリなんか人の形を保ってたものが、
ヒアイノキラムに至ってはもうなんか爬虫類みたいな。
そうです。
全然違う異形の形になってしまった。
異形のもの。
っていう印象が、
このアルバム聴いたときすごい強かったですね。
そうですね。
今までも異形だったが、
これもっといっちゃったなっていう感じがしたね。
10,000 DAYSからの流れをいきますか。
10,000 DAYSが出たのが2006年の5月ですね。
2006年はそのサマソニで日本にも来てると。
2007年にも来てるんですよね。
13年かかったってことですけど、その間にいくつかポイントがあるなって感じなんですけど、
まずその一つが、メンバーのそれぞれの活動っていう、特にメイナードかなってとこですけど、
プッシュファーその間にやっていて、3枚アルバム出してますよとか、
パーフェクトサークルもやってたり、2018年にアルバムが出てますね。
あとはメイナードさんといえば、ワイナリーの事業とかね、やってますけど、
その辺も結構お忙しかったみたいで。
ワイナリーに精を出してたんですね。
そういう個人活動とか、あとはこれは結構ピンポイントですけど、
2013年にはダニーがバイク事故で、結構除骨数本骨折したりとか、そういうのもあったりとか。
おー、何をやっとんねんお前。
ダニー怒ってたんですね。
その辺もあったっぽいですね。
それで何年も別に遅れてたわけじゃないですけど。
あとはやっぱり、あんまり語られてないけど、昔よりは個人個人プライベートを大切にしたりとか、そういうのもあったみたいですね。
それはあれでしょうね。
年齢的なものとかも。
ずっとツアーとかね、世界中飛び回ったりとか。
20代30代とは違うよって感じですよね。
経済的にもね、そこまでやらなくてもっていう状態にはなってるでしょうし。
っていうのが割と前提にある感じで。
で、結構大きかったのが、訴訟問題があって。
なんか揉めてたんだよね、確かに。
そうなんですよね。これがね、2007年から2015年まで結構長引いたやつがあったらしくて。
8年間。
そう。で2007年、なんかアートワーク系の話なんだけど、
そのアートワークを、トゥールのアートワークをなんか手伝ってたデザイナーの友人みたいな人から訴訟されて。
そうなんだ。
そこでなんかトラブって、そういうののための保険に入ってて、トゥールは。
なんだけど、それで保険適用しようみたいな感じで言ったんだと思うんですけど、
それはなんか保険適用外ですみたいな感じになって。
いやいやそれは契約違反だろうみたいな感じで。
保険会社とまたトラブルになって。
めっちゃアメリカっぽいな。
なんかそういう訴訟が訴訟を呼ぶみたいな。
訴訟社会だね、これぞ。
感じになって。
まああんま詳しいことはわかんないですけど、それがすごいなんかね、泥沼化したというか長引いて、いろいろね大変だったらしいですね。
割と簡単に終わると思ってたのが、すごい長引いて、疲弊して。
いろんな資料提出したりとか、法廷行ったりとか。
嫌ですよね、普通に想像して。
結構なんかトゥール多いですよね、その訴訟問題みたいな。
ありましたよね、前もありましたよね。
っていうのがあって。
最終的には2015年で、ほぼトゥールの焦燥みたいな感じで終わるんですけど。
これがね、その時にメンバーが言ってた言葉が、呪いが解けた気分だとか、やっと未来に進めるとか言ってたらしいんで。
だから結構重かったんだなっていう。
呪いだよね、でも本当に。
最終的焦燥ってことは、悪くなかったってことであれば、なんだったんだろうってなるよね。
なんだったんだろうってなるよね。
溶けてやっと。
それが2015年だから。
もちろんその間もいろいろやってはいたんだろうけど、なかなか嫌だろうね、それ抱えたままやるのも。っていうところなんで。
抱えたままね、ライブの演奏してるときちょっと狂いそうだよね。
そうだね。
あの複雑な曲をやってる最中に、訴訟のことが頭をよぎるって。
なので13年かかったっていうところですけど、その間の8年ぐらいはそういう期間だったし。
割と本当次の年からなんで、2007年って。
そうするとやっぱ5年ぐらいでできてるってことなのかね。
そんなシンプルなのかちょっとわかんないけど。
その間もやってるしね。
わかんないけど。
そういうのも含めて13年なんかフルに、フルフルかかって長引いてたわけではないっていうか、理由はある程度あるよっていうことですかね。
どういうジャンルでもすごく道なき道を行くアーティストに対しては、やっぱりツッコミどころが多いというか、つけこもうとするやからが多いというか。
つけこもうと思うとね。
そういうところでも戦わなければいけないっていう、そういう大変さが会話見えるなと思うんですよね。
なんていうか。
委託者の悩みというか、つらいところとか。
それもどのジャンルでも道を切り開くアーティストは、そういうところでも戦って道を切り開いてるんだよっていうね。
そこがやっぱすごいなと思うし。
そこがやっぱフォロワーとは違うよなって思うんですよ。
確かに確かに。
道があるところ行く人と道なき道を行く人は違うんだよなっていうのが。
トゥールはやっぱ道なき道を行ってる人たちだったんで、そういうところでつけこまれるし、そこでも戦わなきゃいけないしっていう。
そこはあったんでしょうね。だからこんな時間かかっちゃうんでしょうねっていうね。
測り知れない苦労があったんでしょうねって思いますけども。
あともう一つ時間かかったみたいな点でいくと、これは全然我々的にも支持したい部分ですけど、やっぱりそこの妥協しない完璧主義みたいなところですよね。
完成するまではリリースしないっていう。
曲作りにはもう。
納得できるものをしっかり作るっていう。
なので締め切りがあってそこに間に合わせるとかでもないんだろうし。
そこはね、本当我々的にはそれであってほしいなって思います。
あとは結構その作り方的に、これ多分それまでもそうなんだと思うんですけど、
トゥールはボーカルのメイナードの歌詞とかメロディーはバンドとしてのオケっていうんですかね。
オケって言い方がちょっとあれですけど、インストみたいなのができてからじゃないと手をつけないっていう。
そういうプロセスでやってるんで。
なのでそこの3人がまずは作り込まないといけないっていうところも。
そのプロセスもなかなかこれだけのクオリティの深さの世界に挑んでいく中では相当やっぱりかかるよなっていう。
ポンとできるもんじゃないですかね。
どうやって作ってんだろうっていうところがすごい。
基本的にあの3人が作ったもので最終的にメイナードがボーカル乗せるみたいな方法論だって聞いてるんですけど、
それが一番見えるのがフィア・イーノ・キラムですよねっていう。
このアルバムボーカル異常に少ないし、その辺すげえ難航してたんだろうなっていうのが見えるんですよねこのアルバム。
メイナードがそのTOOLのアルバム出ないじゃないですかみたいなインタビュアに、
なんでこんな出ないんですかみたいに言われて、俺のせいじゃねえよみたいな。
あいつらがこだわりすぎるからこうなってんだみたいな。そんなことも言ってて。
それはなんかこのフィア・イーノ・キラムを聞くとすごく納得いくなっていうのはあるんですよね。
アンダー・トゥとかアニマとかだとボーカル、ある程度その楽曲制作にも関わってるんじゃないですかみたいなのが見えるんですけど、
後の作品になるほどこの楽器隊の3人で作ってからボーカルに渡してんだなっていうのがはっきりしてくるよねっていうのも見えますよね。
その辺の受け渡しすごい興味深いですよね。3人はここが歌だって想定してやってるんですかね。
これがね、それが本当わかんないんですよ。そこがすげえ面白い部分なんですよ。
想定しないとこの感じは出せないよなって思うんだけど。
ここAメロ歌ってもらおうみたいな感じのとか、ここサビだよねみたいな。
でも多分全く気にしてないよねっていう部分も見えるんですよ。
部分もありますよね。
そのバランスがね、わかんないんですよこのバンドって。
でもたまに明らかにここAメロだよなみたいなところはありますもんね。
それはそう。
示してる部分はあるけど。
そこ面白そうですよね。楽器隊的にはここ歌ってほしいんだけど、逆にあえてメイナード歌わなかったりとかさ。
あとここに乗っけてくるんだみたいな。そういうのをお互い結構楽しんでそうな気がする。
それがどこまで相互のコミュニケーションを取った上で作ってるのかがわかんないんですよね。
わかんないですね。
取らなきゃ、相互のコミュニケーションを取らなきゃこの形ではならないだろうって思うんですけど。
でもたぶん取ってねえのかな。取ってなさそうではある。
なさそうですよね。
フィアイノキュラムは特にそういう感じなんですよ。
もう完全に3人で作った上で、これできたからメイナードちょっと歌乗せて。
メイナードが味付けするみたいな、この辺に歌乗っけようかなみたいな。
でもそれを、これちょっとできたから聴いてって。じゃあ歌乗っけてって。
普通のボーカルがそれ聞いたら、これ聞いたら、お前ふざけんじゃねえよってなるんですよ。
これどこにボーカル乗っけるんじゃないの?
どうすんのって。
どこにどういうボーカル乗っけたらいいと思ってんだおめえって聞きたくなるよねっていうオケじゃないですか。
ですね。
ここがわかんないんですよ、このバンド。
インスト劇として成り立ってる感じですもんね。
いやもう俺歌わなくていいよねっていう。
お互いの信頼感すごくないですか。たぶんメイナードだったら、これ渡せばやってくれるって。
やってくれるって思ってるのかな。あの3人考えてねえ気がするんですよね。
なんか好きかってやって。
気持ちいいの。
それを渡されて、俺たちが気持ちいいことやって、うわすごいかっこいいのできた。じゃあ歌乗っけてって丸渡して。
信頼感じゃなくて無責任みたいな。
それを渡されたメイナードが、これに歌乗っけるってどういうことだと。
お前ちょっとどういうつもりで作ったのか聞かせろよって。
一回言ってみろって。
アダム・シャウスお前俺言ってみろって。
一回言ってる気がするんですよね。
いやー。
引き合いのキュラムは特に性格が強いというか、ボーカルないなっていう。
そうですね。
ずっとないなみたいな。
ずっとないなありますよね。
後半半分なかったわみたいなありますもんね。
気がついたらスーパーアウトロだったんだみたいなのあるじゃないですか。
歌戻ってこないんだっていう。
そういうのが結構あるから、引き合いのキュラムはすごい相談だろうなって感じするんですよね。
まさにまさに。
アタララスぐらいまでは歌のボーカルみたいな。
ここメイナード入れてねっていう。
気遣ってたと思うんですけどお互い。
引き合いのキュラムなんかそういうのないよなみたいなのが。
そこに歌をねじ込むメイナードの技量というか。
俺お前しか歌えないよねみたいな。
よく乗っけたなあっていう。
よく乗っけたよね。
このアルバムの歌全部よく乗っけたよなって思いますもん。
そういうところの攻め合いが面白いなっていう。
パワーバランスというか。
あとはこのアルバムはアートワーク的な話もしていきたいですけど。
ジャケットはね、あんな感じですけど。
これもなんていうんですかね。
目玉なのかなこれ。目玉がいっぱいみたいな。螺旋状に。
リリース形態もね、これは。
衝撃のCD限定製作というか。
CDのやつが。
ビデオ映像を映し出す4インチスクリーン。
ディスプレイ付き。
ディスプレイ付き。
スクリーン。
どういうことですかっていう話ですよね。
あれすごいよね。
CDのパッケージにディスプレイが付いてるって。
ディスプレイが付いて音が鳴るんだよ。
あれ、CDを開くと音を勝手にいきなり再生されるんだよね。
映像がすごい。
4インチだから結構ちっちゃいんだよね。
モニター自体はディスプレイ。
YouTubeでそれ見たけど、そのパッケージ開いてるところ。
見た見た。俺も多分同じような感じのやつかもしれない。
CDなのにさ、充電の端子。
差し込み口みたいなのがあるっていう。
あの辺の電池なのかな。
そういう系のやつが引っかかって結構日本に持ってくるのは結構大変みたいな。
輸入するのか。
そんな噂があったけどね。
実際どうかわかんないけど。
買ってるのかな?もう買えないのかな?
結構高いんじゃないの?
めちゃくちゃ高そうだね。
欲しいな。
ピア・イヌケルはデジタル版しか持ってないっていうか。
物は買わなかった。
買おうと思っても普通のCDパッケージで売ってないからね。
相変わらず凝ってるなって感じですけどね、その辺のやつ。
ウルは毎回凝ってますもんね。
毎回。
あの物理アルバムの方は。
アダム・ジョーンズがね、ギターのアダムがその辺のアートディレクションやってますけど、
実際そのデザインとかをやってるのがアレックス・グレイっていう人で、
この人がやっぱすごいキーパーソンですよね、その辺のツールの世界観も。
そうですね。
この人は独特のグロテスクな。
ラタララスぐらいからやってるんだと思うんですけど、
この人がもともとそういう医学系の解剖学の現場で人体解剖を補助したりとか、
医療イラストレーターとして働いたりっていうバックグラウンドを持ってるらしいんで、
なのでああいう人体系のやつはもうプロというかね。
もう本物のって感じですね。
本物。本物なんですよね。
ラタララスの完全に人体の骨とか筋肉とかね、見えちゃってるやつが。
あれとかはもう本当この人の世界観なんだろうなっていうところですね。
あとはすごい宇宙的な感じとか神秘的な感じ。
で、もともとそういう世界観のアーティストで、
いろいろ世界で古典とか展覧会とか開いてたらしいんですけど、
1999年に古典にアダム・ジョーンズが行って、
そこですごい惹かれて交流ができてっていうところが出発点。
そっから次のアルバムラタララスですけど、そっから全部やってるというところなんで。
あの世界観を作ってるキーパーソンって感じですね。
すごくダークでシュールレアリズムの系譜に連なるアーティストですよね、アレックスグレイは。
そうですね。
ファマイ検索すると本当いろいろ出ますけど、
トゥールの世界観だって我々からすると思うのがこの人の世界観であると。
ダリとかベクシンスキーとか、あの辺に連なるダークでシュールな、
そういう世界観を現代に表現してるアーティストですよね、アレックスグレイは。
そこにトゥールがシンパシーを覚えて、アートディレクションに向かえたって感じですよね。
そうですね。
めっちゃ馴染みますよね。
馴染むね。
本当に音だけじゃなくて、やっぱアートワークも含めてトゥールの体験って感じなんで。
欠かせないですよね、本当に。
欠かせないですね。
という意味で言うとやっぱビジュアル系なんですよね。
はいはいはい。
視覚効果合わせてのっていうか。
視覚効果も音と同じくらい重要だよねっていう表現をしてるバンドですよね、トゥールって。
そうですね。ステージの演出とかもそうだし、相当重要ですよね。
ちなみに今回の来日とかでも、メインでビジュアルに使われてる黄金の骨みたいな、手がいっぱいある骨みたいなやつ。
はいはいはい。
あれはフィアイノキラムのブックレットのデザインですね。
あそこで使われてるやつがフィーチャーされてるっていう。
気持ち悪いよね。
気持ち悪いね。
なんなんだろうっていう。そこが癖になっちゃうんですよね。
トゥールの音楽とか表現するものって単純に音楽では収まらないんですよねっていうのがやっぱりアートワークとか、
そこにアレックス・グレイっていう現代芸術のアーティストを使ってることからもわかるように。
でもアダム・ジョーンズ自身がそういうところに身を置いてる人っていうとこからもわかるように、
やっぱりトゥールの表現したいものは音だけじゃないっていう。
ビジュアル的にもすごい衝撃を与えたいっていうのはありますよね。
ほんとすごい世界観ですもんね。
今に始まったことではないですけど。
もともとハリウッドで働いてた人だもんね、アダム・ジョーンズって。
そうですね。
視覚効果と同時に衝撃を与えたいっていう。
総合芸術的な表現したいものがあるっていうのがトゥールというバンドの特徴であって。
それって90年代の日本のムーブメントであったビジュアル系とすごく通ずるところがあって。
そこの神話性は結構あるんじゃないかなとか思ったりするんですけどね。
そうですね。方向性とか方法論は多少違えど、
結局世界観を視覚的に伝えたいとか、
そういうところの大きな部分では共通性あるし、
それが我々の響くんでしょうね。
互換に訴えたいっていう。
特に分かりやすい楽と聴覚と、そこに強い刺激を与えて、
自分たちの世界観に引き込みたいっていうのは、
90年代のビジュアル系と90年代の洋楽勢の特に視覚系の表現に鋭かったバンドと、
すごく神話性は高いんじゃないかなと思うんですよね。
ざっくり言うと、Xとかルナシーとか好きな人は、
トゥール好きじゃないですか?みたいなのも思いますし、
ディル・アングレーとかにハマる人は、
トゥール聞いたら結構ハマるんじゃないですか?みたいなのもあるんで。
結構ビジュアルショック受けますからね、このトゥールは。
確かにね。メイナードさんとかもね。
あとPVとか見ても衝撃的じゃないですか。
夢に出てきちゃうような忘れられない強い衝撃を受けるビジュアル面での。
そういうところを含めて。
なんか良くも悪くも、人の心に爪痕を残そうとする表現。
トラウマを与えてやろうみたいな表現をしてるアーティストっていうところで、
なんか共通点あると思うんですよね。
90年代のビジュアル系アーティストと、90年代の洋楽系のアーティストとっていうのは。
そういうところで、Xルナシーとかディル&グレイが好きな人がトゥール聞いたら結構ハマるんじゃないですか?とか。
逆に洋楽のトゥールとかナインチネイルズとか好きな人がXとかルナシーとか聞いたら結構ハマるんじゃないですか?みたいなのも思ったりするんで。
結構そこ食わず嫌いするじゃないですか?みたいな。
そうですね。
そういうのを一旦リセットして、ちょっと味わってみたら面白いしよみたいなのをお互いに双方にプレゼンしたいなっていうのはちょっとありますけどね。
面白い表現してるし読みますよみたいな。
そうですね。
ちょっと沼っちゃいますよみたいな。どうですか?っていうのを、邦楽ファンと洋楽ファンと結構別れてたりするんで、その垣根を壊すきっかけになるんじゃないですか?トゥールが。
トゥールにしてもこのアルバムじゃないかもしれない。
このアルバムはお勧めしづらいかもしれないけど。
難しいですけど。
そうですね。
明板ラジオを聴いてるリスナーの方には、その垣根を壊すきっかけがあってもいいんじゃないかなというか。
ぜひどうぞって双方にお勧めしたいなと思うんですけどね。
まあそのねこだわりとかっていうのは、やっぱあの90年代の日本のバンドたちも相当すごかったし、そういうところみんな好きだよねっていうところは、
トゥールのこだわりもそこは一緒、いやそれ以上っていう感じだと思うんで、その辺もたぶん気に入ると思うんだよな。
そうですね。なんかこだわってるアーティストに対するリスペクトっていうか、そこに引かれる部分って同じだと思いますよね。
そうですね。トゥール沼はいいよっていう。