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2023-04-04 1:21:50

音楽酒場 #01 【祝・ドラムマガジン表紙!】ドラマーYOSHIKIを語り尽くす!~津田さんしか知らないYOSHIKIのドラムエピソード満載!

「名盤ラジオ×津田直士」の音楽酒場スタート!このコーナーでは元エックスの制作ディレクター・共同プロデューサーの津田直士さんと一緒にあらゆる音楽についてお酒を飲みながら語っていきます。

第1回目のテーマは「祝・ドラムマガジン表紙!ドラマーYOSHIKIを語り尽くす!」です。最近のセット変更に関する話や、津田さんしか知らない貴重な過去のYOSHIKIのドラムエピソード満載!


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津田直士さん(元X制作ディレクター・共同プロデューサー)

ニコ生 https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCH_sPE_hqEgr3IDyvjS8Yqw

Twitter https://twitter.com/tsudanaoshi

著書「すべての始まり―エックスという青春」 https://amzn.to/3Kxgcqf

その他のご著書はこちら https://www.tsudamia.jp/tsuda-book


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大注目!「XY×YOSHIKI」を語ろう!~このプロジェクトは何がすごい?どう楽しむ!?【音楽酒場 #02

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■『名盤ラジオ』とは?

3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながら色々と語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:01
名盤ラジオ
音楽酒場へようこそ。このコーナーでは、名盤ラジオの3人と音楽家の津田直さんが、XやYOSHIKIを中心に広く音楽について、お酒を飲みながら色々と語っていきます。
ということで、いきなりタイトルコールから始めたんですけど、以前ゲストで来ていただいた、元Xの制作ディレクター・共同プロデューサーをしていらした津田直さんに、またまた来ていただいています。津田さん、よろしくお願いします。
こんばんは、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
どうもおかえりなさいませ。
どうもおかえりなさいませ。
さっきコーナー名ちょっと言っちゃったんですけど、なんと我々名盤ラジオと津田さんで新コーナーを立ち上げてしまったということで。
いいね、大好きです。
素晴らしい。
これは前回の収録がよほど楽しかったっていう。
間違いないでしょう。
俺が虜になってしまった。
嬉しい。いや嬉しいっすね、ひできくんそれは。
嬉しいっすね、めちゃくちゃ嬉しいっすね。
僕らも相当楽しかったですからね。
楽しかったです、ほんとに。
素晴らしい。
あっという間の時間でしたけどね。
でしたね、気づいたら朝を迎えてたっていう。
そうそう。
俺も気づいて朝を迎えてた。
確かに。
気づいた。
違う意味で気づいた。
確かに。
そんな前回のやつがありつつ、一緒に今後ちょっと継続的に定期的に音楽について当たっていきたいっていう感じで話をさせていただいてですね。
いやーもう僕らからしたら本当に光栄なことで、僕らでいいんですかっていう感じですけどね。
いやでも他だったらやらないね。
他だったらこんな簡単にやらない。
3人のキャラだろうな。
キャラとなったらやっぱり音楽に対する、名番ラジオっていうぐらいだから、いろんな作品とかね。
アーティストに対する思いとか、視点みたいなのはね、僕はすごく。
あとは飲んでて楽しかったっていう。
そうですね。
もうこのコーナー、音楽酒場ですからね。
いいねー。
そうっすねー、いいっすねー。
酒場に。
音楽と酒っていうもうストレートなコーナー名ですから。
今日もじゃあ早速用意していただいたということで。
はいはいはい。
乾杯からいきますかね。
そうですね。
ちゃんとね。
はい。
じゃあ記念すべき1回目、音楽酒場。
03:03
はい。
じゃあ乾杯、よろしくお願いします。
乾杯。
うわっ、うまっ。
うまい。
これ聞いてる人も飲んでくださいね。
そうですね、聞いてる方もね、今もう酒場に集っているっていう。
酒場に集っているっていう。
一緒にね、一緒に飲んでる感じで。
なんか隣のテーブルで楽しそうに話してる4人の話をこうちょっと耳立てて聞いてるみたいな。
なるほど。
そんな感じで聞いていただければという感じですけど。
この今回音楽酒場1回目のテーマですけど。
はい。
で、秀樹くんテーマ、今回のテーマ何でしょう。
発表します。今回のテーマはですね。
ドラムマガジンに吉木登場ということでですね。
それについて語ろうということでいきたいと思います。
はい、いいですね。
結構そうですね、衝撃的な。
もうツイッターでドラムマガジンの出ますっていうのを見た時、衝撃でしたね。
やばい。
ドラマーとしてはね。
そう、もう来たと思って。
なんかもうすごい久しぶりなんだよね、これね。
吉木でちょうど久しぶりですね。
なんか10、そうですよね。
10何年ぶりとか。
10何年ぶりですね。
なんかあれだよね、音楽雑誌じゃないけど音楽的な雑誌に登場するのは結構珍しいよね。
最近の吉木さんね。
確かにそうですね。
いやー、これもうちょうどいろいろ知りたかったところがこれ見れるぞっていう相当期待だったし。
表紙がめちゃくちゃかっこいいっていう。
表紙かっこいいよね、これ。
これライブの時も見てて思ったけどこの羽みたいなの出てる。
羽ね。
あれめちゃくちゃかっこいい。そこ表紙できたかって。
あとドラムのね、セットが変わったタイミングだから。
そうですね。
そこですよね。
本人のコメントほんと聞きたかったので、もうこれはもう聞けるぞと思って。
そこがやっぱ一番大きなポイントですよね。
そうですね。セットに関しては。
もうそっから言っちゃう?
言っちゃう。どうしよう。
おまけに俺が受けたのはさ、これが出てみんなが読みながらいろんなことを考えてる時に、
吉木本人のツイッターでツーバスにしようかなって。
ありましたね、ありましたね。
あれが俺受けちゃって、もうすごい吉木らしいっていうか。
次からツーバスに戻す。
06:03
こっちがね、いろいろワンバスはこういう理由でしたんじゃないかとかいろいろ考えてたら。
いろいろ考えてたら。
あっさり戻そうかなって。
あれがすごく吉木らしくて俺は受けたの。
俺も見た瞬間にツイッターでラブ&ピースって書いちゃった。
多分これは意味が伝わらないと思ったんだけど、
結構ね、ファンの皆さんはやっぱり首のこと心配してる方が多いので、
そういうふうにすごくね。
真剣にいろいろ皆さんがいろいろ意見してるのに、
俺はラブ&ピースで可愛いツイートって書いちゃったんだけど。
何でかっていうと、本当に無邪気に子供みたいになるなと思ったの。
みんなが新しいね、リズム&ドラムマガジンでいろんな気持ちになって読んでる最中に、
ツーバスに戻そうかなどうしようかなみたいな。
しかもそれみんなに聞いてる感じが、
また出た、この自然体で無邪気の塊みたいな。
もうどうするんですかね、あの患者と。
実はそのやりとりにも俺はね、
勝手に綱直し的になんとなくヨシキのことを見てる目線で思ったことがあったんだよ。
それ言っちゃっていいの、いきなり。
なんか俺が喋りすぎてないかな。
このね、俺が可愛いって書いちゃったの、
本当に俺はこのつぶやきっていうか、
またツーバスにしようと思うけど、
みんなどう思うっていうのが、ものすごく無邪気で可愛く見えちゃったんだけど。
可愛いですね。
僕の知ってるヨシキって、
ここがすごくヨシキのすごい人間的な好きなとこなんだけど、
ドラムマガジンの写真を載せて言ってるわけ。
で、このリズム&ドラムズマガジンに登場するヨシキの喋ってる様子とか、
喋ってる内容とかは、
なんて言うんだろう、やっぱり、
ちょっと日本人なのに世界的なところで、
場所で、ドラムズとしてね、
ロッカーっていうか、ロックスターとしてやってるっていう、
やっぱりなんて言うかな、
強さと、ちょっと貫禄。
貫禄は本人は貫禄なんて思ってないけど、
そういうやっぱり滲み出る貫禄みたいなのがあって、
しかもあの人、ほらストイックじゃない?
すごく人間として自分に厳しい。
ドラムになると、特にピアノよりもそれが出るんですよ、
あの人、やっぱりほら、本当に戦ってる。
そういう言葉の端々にそういう強さとか、
エネルギーが入ってるのが、
記事になったのを読んだ時のヨシキの気持ちが、
現れているような気がして、
あの人、ほら、多面性があるから、
いろんな自分がいるから、
それを読んだ時に、やっぱりその自分の発言の厳しさや、
自分に対するストイックなね、
エネルギーみたいなのを感じ取ったんじゃないかなと。
そうすると無邪気に逆に戻りたくなるっていうさ。
09:01
なるほど。
そういう感情を勝手に受けちゃった。
そういう感情を勝手に受けちゃった。
だから変なツイートしちゃったんだよね。
可愛いって。
そのぐらいだから、説得力増し、
かっこいい記事だと思ったの。
内容が。
インタビューでもすごい良かったですよね。
良かったですよね。
いやー、結構本当聞きたかったことを結構、
他の若手のドラマーの方々が聞いてたりして、
いや、そこまさにそこを聞きたかったんだよなみたいな。
例えば?
好きなドラマーとかそういう、
影響されたドラマーみたいなところとかは結構。
これなんかちょっと、
こないだ時間なかったから聞けなかったですけど、
もともと津田さんに聞いてみたいなと思ってたぐらいだったんですけど、
吉木さんってなんかこう、
どんなドラマーが好きとかそういう話してたのかなとか、
そういうのを聞きたいなと思ってたら、
今回のインタビューで結構他のドラマーの方が質問とかしてて、
影響を受けて、
やっぱそこを聞きたいよなって。
ジョン・ボーダムとか出てて意外だったなっていうか。
ジョン・ボーダムって昔から言ってたけど、
言ってました。
言ってたよね。
本当はなんか昔から言ってた。
なるほど。
結構そことか。
あと、ラーズ友達とか言ってたのが結構そう。
メタリカ好きのヒレシさんとか。
自分はめちゃめちゃラーズ大好きなので、
ラーズと吉木ほんとこう、
自分の中ではそういう、
いろんなドラマーが好きだったんですけど、
ラーズと吉木ほんとこう、
自分の中では結構通じてる部分が、
その二人にあるなと思ってたら。
前からほんと言ってたもんね。
そう、自分は前からそれ言ってて。
このインタビューでもね、
似てるとこあるみたいな、
共通点あるみたいな言ってるもんね。
ライブ中にドラム、
ライブ中に立ち上がるドラマーって、
吉木かラーズぐらいじゃないかな、
感じのところは。
その辺が友達っていう発言が出てて、
結構わぁと思いましたね。
沢さんはその辺の部分読まれて、
受けた印象とかってあったりしました?
すごい自然だなと思いましたね。
吉木ってほんとに友達が多いんですけど、
やっぱり音楽って絶対に競争じゃなくて、
競争的なものってないんですよ。
ちょうど今ね、
WBCが、
スポーツは必ず競い合う結果っていうのが必要なんだけど、
音楽って競い合うもんじゃないんで、
っていう本質が、
吉木自身が音楽だと思うぐらい音楽の人なんで、
12:01
そうすると必ずどんなアーティストとか、
どんなミュージシャンとか、
必ずどんなアーティストとかどんなミュージシャンにも、
リスペクトをちゃんと持っていて、
その代わり自分には自分の圧倒的な、
自信というよりは自分らしさっていうのがあるから、
すごくいい関係の友達になりやすいんですね、
いろんなアーティストとね。
だからすごい自然だと思うし。
あとやっぱり、
レコーディング、
レコーディングっていうか、
ドラミングが個性的じゃないですか、
すごく。
なんかミュージシャンとして、
僕ほら20歳の頃からプロミュージシャンになって、
ミュージシャン道みたいなのを歩んでいた時期があるんで、
やっぱりすごいミュージシャンとはっていうのを考えた時期が、
若い頃あったよね。
その時に通設に思ったのは、
その頃のね、
1980年代の若いミュージシャンとして、
通設に感じたのは、
日本はあまり個性は必要とされないけど、
アメリカの本場では、
もう個性が最も大事だし、
個性とかその人のオリジナリティがなかったら、
他のミュージシャンで代用が利くような音楽を出しても
全然喜ばれないっていうのをすごく感じてたんですよ。
いろんなインタビューとか。
そういうところで言うと、
あそこまで個性があってオリジナリティがあるとやっぱり、
アメリカなんかではすごくちゃんと評価されるんだろうな。
って思いますよね。
やっぱり世界的に見ても、
個性的なドラマだと思うんだよね。
あんなに、
いや、本当に個性的だと思いますね。
だっていないもんね。
いないですね。
本当にそれはなんか、
めちゃくちゃ思うんですよね。
だからそのさ、
いろいろXとか、
YouTubeなりのチャンネルを見てると、
必ずいるじゃないですか、
もっと上手いドラマーはいるとかさ、
テクニックがどうとかさ。
うんうんとかいう人いますよね。
そうそう。
はいはいはい。
そこじゃないじゃんみたいな。
いや本当にそれはもう、
小手先のテクニックだけがめちゃくちゃ上手い人なんて、
それこそ山ほどいるけど、
吉木みたいにあんなに厚いドラム叩ける人いますかっていう。
単純にもうあんなにかっこいいドラマーがもう、
いや本当にそうですね。
ロックの歴史を見ていないじゃんっていうところが、
いないんじゃないかっていうレベルだと思います。
そこでしょっていう。
花とね、存在感と。
あんなかっこいいドラマーいないっすよね。
そう思いますね。
いやー。
同じフレーズをなぞって叩ける人は本当に山ほどいるんですけど、
そうそうそうそう。
15:00
あれだけの動きだったりとか、
そういうところを含めて、
同じレベルでできる人は多分いないんじゃないかなっていう。
そうだね。
あの早いパッセージもすごいあって、
それをね、そのフレーズのその早いペースで叩ける人っていると思うんだけど、
それをあの音で叩ける人っていないっていうのがすごい。
あの全力で叩けるって。
いや本当そうなんですよ。
正直自分とかだとこう、
なんていうんですかね、
省エネでやれば同じのはなぞってできるんですけど、
それだと多分全然かっこよくないし、
あの記事見てて思ったのが、
1公演中に何本かスティック折れるって書いてあって、
それも結構ほんと衝撃だったなっていうか、
そんだけすごいめちゃくちゃ強く叩いてんだなっていうのも。
それもなんか昔からすげえよく言ってるでしょ。
ああ、いや。
何本もぶち折ってるみたいな。
いやそれだけ。
折れるかなって思うもんね。
あの勢いで叩いてたらそうですよね。
記事読んでてすごい思ったのが、
音量がすごい大きいっていうところを触れられてましたけど、
すごいドラム全然素人っていうか、
あんまり詳しくないんであれなんですけど、
ドラムの音量って個人差ってそんなあるもんなんですかっていう。
いやあるあるある。
俺が言ってもあれだけど。
あるね。
ある。
ありますよね。
僕は吉木と出会うよりもはるか前に、
本当に若手の、まだスタジオミュージシャンとして頑張ってるけど、
まだスタジオの仕事がそんなに来ないぞみたいな、
本当に若いミュージシャン同士で、
いつも飲んだり喋ったり語り合ったり、
あと一緒にライブをやったりとか、
そういう時期があったんだけど、
それぞれみんなスタジオミュージシャンになりかけてるから上手いんだけど、
やっぱりものすごいキックの音の大きいやつがいたんですよ。
こいつのそのキックバサンっていく時の音が大きいから音が良いんですよね。
やっぱりキックって思いっきり踏むと良い音するんで、
それにしげれてた。
本当に今も元気かな。
確か京平って言って、青巡さんの坊やまやってたって、
めっちゃルックスも良い男だったんだけど、
かなり違いましたよ。
彼のキックだけ全然違って聞こえる。
なるほど。
結構バンドやってて、細かいテクニックがどうより、
ドラム音でかい方が、そこが一番重要だなって気がしてて、自分的に。
なるほど。
音でかいだけでこっちのテンションも上がるし、
18:02
上手く見えるというか聞こえるというか、
それも凄い感じるんですよね。
それをこのインタビューで、
よしき自身が自分の音はでかいっていうのを、
自分で言ってるのが凄い僕的には嬉しかったというか、
そこ自分で分かってくれてるんだみたいなのが凄い嬉しくて、
なるほどなるほど。
そこだよそこ、よしきそこだよっていうのを凄い感じちゃって嬉しかったですね。
なんかちょっと深い芸術論的な言い方になっちゃうんだけど、
やっぱりアーティストとか音楽家とかが、
作品にしてもプレイにしても素晴らしい瞬間を生み出すのは、
背景に必然性があるかどうかだって僕はずっと思ってるんですよ。
はいはいはい。
音楽家としてやっててね。
もうこういう作品を生み出すしかないんだと、自分はみたいな。
それよしきだけ、完全に作品もそうでしょ。
彼なんかはもうその芸術家の塊なんでそうなっちゃうんだけど、
ドラムも同じで、ああいう凄い大きき音ででも早く叩くっていう、
そういう無知のように前進で叩くって言ってたけど、
そういう叩き方をする必然性があるんですよよしき。
そうじゃなきゃ自分にならない、自分の音楽にならないっていうのが、
全てなんですよね、きっとよしきにとってはね。
ダブルの叩き方じゃないと多分意味がないんですよね。
意味がない。その必然性がね、あそこまで叩かせるっていう。
つまりああいう演奏するにはめっちゃ練習しなきゃ大変なんだけど、
それをもうずっとつなぎ通すには、そうじゃなきゃ自分がドラムをする意味がないっていうところまで、
精神性が強くあるからやれるわけですよ。
その狩り首を痛めてしまうぐらいまで追い込むっていうね。
そこにみんな感動するとか、それが音楽って聞いてて伝わってくる。
それに皆さんもやっぱり3人もそれを受け止めてたぶん好きだったり。
そこがもう、そこじゃないですか。
そこにもう痺れるんですよ。
そこに痺れる。
自分もドラム始めた頃、その吉木さんを見て憧れてたから、
ドラムってそういうもんだっていう認識になってて、
自分がドラム始めたばっかりの頃、
もうとにかく全力で叩くことがやっぱり大事っていうのでやってたから、
当時始めたばっかりの頃、本当吉木モデルのスティックをずっと使ってたんですよ。
黒くて結構、結構重いんですよね。結構太くて重いスティックになってて。
21:03
そのモデルもすごいいつも使ってて。
それで思いっきり叩くとめちゃくちゃ手が豆だらけになっちゃう。
始めたばっかりの頃。
でもなんかそれがやっぱりそういうもんだって思ってて、それこそが。
で、学園祭の時に、友達、知り合いのドラムセットを借りて演奏したんですよね。
で、そのセットで思いっきりそういう感じで叩いちゃったら、
そのセットのヘッドのところが結構ボロボロになっちゃってすぐ取られるっていう感じになっちゃう。
でもドラムってだからそうやって全力で叩くものだっていうので、
自分の中では根底が。
なるほどね。
吉木イズムみたいなのが入ってる。
イズムみたいなのが入ってる。
それはもう見に行ってみちゃってるから、だから普通に友達とかとスタジオに入ったりすると、
なんでもっとドラムを思いっきり叩かねえんだみたいな。
もっとぶっ叩け!みたいなのを思ったりしちゃうんですよね。
それも確かにわかるな。
やっぱりやってる人だと小手先のテクニックとか、
上手いんだぞみたいなの見せたがるけど、
いやもう、もっとぶっ叩け!みたいな。
あとは思いっきりぶっ叩くことをやったところで、
それをずっとプレイをちゃんとリズムキープしながら続けるのも大変だし、
まして180とかのテンポで行った。
ですよね。
いろいろな面でほぼ不可能なことをやってるから。
確かに。
Nothing is impossibleって不可能なことはないっていうのは、
彼がドラムを通して確信したんじゃないかなと思うぐらい。
俺現場を見てるからね。何度か本で書いてるけど、
1988年の頃に個人練習っていうか、
それに行って見てるわけですよね。
本当に鼓膜が破れそうなのし、
吉木の言ってる、吉木の自分のドラムの音が大きいっていうのは、
そう考えると確かにその通りなんだけど、
そのドラムの音が大きいから、自分の。
だからクリックを聴きながら練習をするわけですよ、リズム練習を。
すっごい地味な。
それをやる、キープをするたびに出しているビープ音みたいなのが、
ボスのやつだったと思うんだけど、ローランド系のボスっていうね、
名前のついているリズムマシーンみたいなやつでやったと思うんだけど、
それをもうマーシャルのアンプで出すんだけど、
24:00
そのクリック音がピッて鳴る瞬間に、
頭をハンマーで殴られたみたいに、
頭がバーンて下がるんですよ、ショックで。
めまいがするっていう前に頭がバーンて下に下がるんですよ、ショックで。
でも入れないんですね、そのスタジオに入れないんですよ。
で、ヨシキはそれを出しながら、
要するに自分の音が大きいから、外に出る音もそのぐらい大きくなきゃいけないし、
ちゃんとヘッドフォンをして、それをガムテープでぐるぐる巻きにして外れないように。
そこまでして上半身裸で、もうほとんど、
その人はなんなんだろう状態なんだけど。
練習時でも裸なんですよね。
練習は上半身裸で、その状態で、
で、取り憑かれたように練習するのに、
その練習がすごいのは、
っていうリズムのための練習が、
ものすごいゆっくりしたスピードが始まるんですよ。
から始まって、ゆっくりゆっくりスピードを上げてくるんです。
テンポを上げてくるんですよ。
だから、普通だったらゆっくりした
ゆっくりしたその練習って省きたいと思うんですね 多分
めんどくさいしつらいし でもあの人は全部本当に一番最初から完璧にしないとダメな人で
つまりそこが勝負だって分かってるから それをピッタリになるまでやるんですよ
で要するに普通よりもスローなドラムの人みたいなところから始めて でゆっくり上げていくの
ゆっくりでしばらく頭が痛くなるからすぐに出てで外にいて 興味が湧くからまたしばらく経ってからそっと開けるとあんまり
テンポ上がってないみたいな これ何時間かかんのみたいな
なるほど もうね、なんていうかな
ヨシキのことをそばで見ていた経験のある人は全員そう思うんだと思うんだけど ヨシキが自分に対して厳しいから自分に負荷をかけてトレーニングしたり
練習したりする時の姿を見ている人が気持ちが悪くなるんですよ 辛くなって
見てるだけなので まあ要するに自分だったら辛いなぁみたいな感じだけど それがあまりにも辛すぎて見てて辛くなって気持ちが悪くなっちゃうんですよ
見てるのが気持ち悪いというか見てる姿は実は本当に美しくてボリボリするんだけど 気分が悪くなる
体調悪くなるみたいな なるほど だからあまり除けないんだけどまた相当しばらく経って開けるとやっと早くなって
どんどんどんどんどんどんどんどん ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ
それすごいですね きっとまだ150とかじゃないのみたいな
27:00
それってすごい、ヨスキーがね、自分のインタビューでそういうこと言ってるんだけど、
ゆっくりのところから始めていくんだよっていう、どんどん早くしていくんだよって言ってますけど、
なんか津田さんの口からそれを聞くとすごい生々しいですね。
生々しいですね。そこはほら、ほんにあっさり言っちゃうけど、それがどれだけ見てる人からすると信じられないかっていう。
生々しくね、楽器かじってると、なんかそれがどれだけかっていうのが分かっちゃいます。
分かるでしょ。すごくないよね、ある意味。
もうそんなんやってらんねーよってなっちゃいます。
それをやってるから知っちゃう。あ、すごいなーって思いますね。
すごいですね。そういうとこなんでしょうね。
なんかやっぱその基礎練習の重要性みたいなのを、あれですかね、ピアノ幼少期からこう、ひたすらやったりもしてたから、
認識としてもともと持ってたりもしたんですかね。
それは絶対あるとは思うけど、でもなんか、どうしても僕はね、全てがすごく吉木らしいと思っちゃうんですよ。そういう姿勢もね。
レコーディングで、ボーカルレコーディングが終わった後でそれをセレクトしているとか、
あるいは自分の声をナレーションというかちょっとセリフみたいな、そういう役に入っている時とか、
そういうどんな時でもみんな一緒なんですよ。何もおろそかにしない。
何もおろそかにしない。全部一番最初から本当に丁寧にやっていくっていう。
チョルっていうことはしないです。
でもそれがただ真面目な人だっていうんじゃなくて、たぶんそれは一つは自分の限界まで、もう自分に対して一番負荷を与えるんですよ、あの人。
自分ができる限界までやれば、たぶん道が開けると思っている節がある。それが一つと。
それから、あとは自分に対して厳しいことを言う自分っていうのは、なんかそれをやらなきゃいけない自分と別の自分みたいな
ところがあって、もう一回もう命令したからもうお前はやれってやらされてるぐらい、
なんかそのなんていうかな、まあ要するに逃げ道立ってるっていう。もう決めたからもうやらなきゃいけないんだよって言って、やってる自分は大変なんだけどっていう。
自分で自分にそれを命令してるんだったら、それをすっぽかしちゃえばいいじゃんと思うんだけど、もう決めたことは絶対みたいな。
面白いんです。なんか。で、そのやらなきゃいけないことをやってる本人は無邪気っていうか、子供のようにただしょうがないからやるんだよねみたいに、なんていうかな、聞け迫るとかじゃなかったりするんですよ。
結局、もうやるんだって決めるときにはたぶん鬼のように厳しい自分が自分に向かって言うんだけども、もう命令されたらあとは自分は淡々とやるときは少年のようにただただやってる。
30:10
そういうところが面白いですね。
なんかものすごいボクサーの、ボクサー自身とトレーナーとの両方のその善覚が一人にあるみたいな感じしますね。
そこだね。
やっぱり。
そんな感じかもしれない。
なるほどね。
なるほどね。
これやれってのも、トレーナーも自分なんだけど、それやるのも俺なんだけどみたいな。
そうそう、そういう感じ。
これ大変なんだけどなぁとか思いながらやってそうな。
やってるとき何考えてるんですかね、ずっとひたすらこう、ひたすらズッタンズッタンってときには。
なんか考えてるんですかね、それとも本当にこうなんだろう、無心に、無になってるのか。
あのー、多分無心の方だとボク思ってて。
もう本当に入り込んで。
あのー、っていうのかな。
ボクなんかね、そういうふうに自分にストイックに自分に負荷を与えながらやらせるみたいな、もう一人のヨシキをやらせるみたいなヨシキっていうのは、
そういう地道なことをものすごい積み上げるのがあの人好きなんだけど、それって逆に走るときのためじゃないかなって思うわけ。
逆に走るっていうのはもう本能的にいきなり誰も考えてないところにいきなりぶっ飛んで行っちゃったりするときあるじゃん、ロケットの時に。
それをできるのはもう本当に嘘みたいに真面目に淡々とやることができてる人だから、
で、飛べるんじゃないかなっていう。
だから、ほら、無観客ライブっていうのをもう成し遂げるとか、やっぱりそのなんていうのかな、最近だったらザ・ラーツ・ロクサーズっていうのを実現して、
あのステージをね、約1ヶ月ぐらいで一気に形にするみたいな、なんかそのカジマの馬鹿力みたいなのを発揮してすごいことやることが多いけど、ヨシキって。
それをやれるのは、その反対、真逆のことを、真逆の局地みたいなことをやってる自分の蓄積があるから、できるようにするんですよね。
なるほど。
それがなきゃぶっ飛べないというか。
そこでこう、雨に溜めて。
反動というか。
やっぱそれだけの土台がないとぶっ飛んだことはできないですもんね、何事も。
そうだね、足を引っ張られちゃうんだろうね、ちゃんとやっておかないと。
33:02
で、それを積んでおかないと足を引っ張られるから諦めなきゃいけないかもしれないじゃん。無理かもみたいな。
なるほど、なるほど、なるほど。
あー、なるほど。
で、そんなヨシキを見ていたらやっぱり影響を受けたり、そこから学んだりするんじゃないですかって、もし誰かに僕聞かれたら、
いや、俺は俺で、俺の生き方があって、俺はものすごい自分の人生を自分で作ってるから、ないと思うって一瞬言いながら、
あ、確かにめっちゃ影響を受けてるっていうような気がするのね。
やっぱり僕が25、6歳の時に、本当に数年違いの天才ヨシキを見続けて、その凄さを目の当たりにしたらどこかで影響されると思うんだけど、
もともと似てるところがあるから、もともと思ってるのかもしれないけど、影響されてるとしたら、今僕が言ったヨシキの、
ずっと地道にやっておいて、いざっていう時に行き来に飛ぶっていうのは、僕も自分でそういう側面あると思う。
僕の場合は、そこまで自分にストイックに頑張るっていうことをヨシキの世には全然できてないと思うんだけど、年月だけはずっとやってるの。
要するに自分が何も変わらずに大きな夢に向かってやるっていうのを、僕本当に50年ぐらいずっと何も変わらずやり続けてるんですよ。
で、その年月で積み重ねたものは揺るぎない地震があるんだけど、全然焦って慌てないでずっと今までゆっくりやってて、
これは僕何か自分がいきなり飛び跳ねる時のためにずっとやってるって自分で分かってますね。
だからヨシキリズムが僕も影響を受けてるんじゃないかなと思うんですよ。
やっぱいざという時に準備ができてないというところですよね。力を出せるように。
あとはドラムの話でいくと、最初の方にもありましたけど、ワンバスかツーバスかっていうあたりは最近のヨシキのドラムっていうところでは欠かせない話かと思いますけど、
この話どうしようかな。
まあワンバスにした理由っていうのはドラムマガジンの中でもヨシキの口から語られてましたけど、
実際どうなんですかね。津田さんが最初にワンバスのヨシキの今回のこのセットを見たのって会見の時とかですか?ラストロックスターズの。
あれが最初なんだっけ?
僕ら普通の僕らが見た時は多分あの会見であのティザーのラストロックスターズと再コラボの映像を出た時にあれワンバスになってるみたいなそんな感じだったよね。
ティザー映像で初めて見た記憶が自分はありましたね。
36:02
それでPV的な映像の中でワンバスなんだって感じだったよね。
だったんですけど、どういう印象を持たれたのかっていう。
僕おかしいのかな。何も気にしなかったんですね。ああそうなんだみたいな。
いまだにみんな大詐欺してるのに僕は自分がなんでそれに別に気にしなかったのか自分でわかんないんですよ。
これは最近の謎ですね。いまだに確かにそうなんだけど、別に僕は何かヨシキのことよく知ってるから、あのヨシキだからわかるわかるっていう感じでもなく、
ああそうなんだぐらいなんですよね。それの理由は自分でわかんないんです。
これは職業病かもしれない。ヨシキがよっちゃんがこれなんだって決めたら、もう全部そういうもんなんだ。何も疑いなくそうなんだって。
特に大事なことを決定したときに職業病って変だな。人間関係でもうできてしまってるものなのかなって思いますね。
よく僕ヨシキのことを絶対的に信じてるってよく言うんですけど、そういうことかもしれないんですけど、何も疑いを持ってないところが僕はあってね、ヨシキっていう人間。
だからびっくりするほどみんなと違って、なるほど今回はマスねっていう。
それぐらいの大胆だぐらいの。
もちろんすごく意味があるんだなと思うけど、なんかこう特別な感じがないんですよね。
それは例えば髪の毛の感じを変えたり、例えば切ったとか、それとか帽子をかぶってるとか、そういうのも全部、
なんかそういう見た瞬間に、ああ今回そうねみたいな、なんかそれは僕がちょっと変わってんだと思う。
僕がおかしいっていうのかな、もっと驚いたり理由を知りたくなる方が正しいと思う。
それは僕のなんか、もうそうなっちゃってるのかもしれない、僕自身。
ワンバスの理由、僕ら名番ラジオでラストロックスターズのライブ見た後の感想のところとかでは、
世界への挑戦っていうところで、世界の音楽トレンドに合わせた、そういう変化なのかなっていう。
ある種見た目の部分も含めてみたいなところ。
今の時代でいくと、そのツーバスの洋裁みたいなセットとかは結構古めかしく見えちゃうんじゃないかとか、
そういったところとかもあって、今回そういうセットにしたんじゃないかみたいな話もしてたんですけど。
そういうところはどうですかね。
そんな感じもするよね、確かに。
39:00
あとはなんか僕はその叩くドラムの方向性みたいなのが、
タンスクタンスクタカタコタコタカタコタカみたいなのをドラムソロでやってたけど、
基本そういうのをやらない音楽スタイルなんだみたいなものが視覚的に伝わりやすいみたいなのがあるのかなって思ってますね。
確かに視覚的に伝わりやすいというところはありますね、確かに。
あとはなんか、あの人ほらすごい自分の塊で自分っていうのがゆるぐなく個性含めてめっちゃあるからこそ、
逆に自分と何かをやる相手のことをすごく大切にするし、ちゃんと見てるんですよね。バランスを取るっていうか。
だからやっぱりザ・ダンストロークスターズって他の3人が素晴らしいアーティストだからその系すべき。
そういうバランスもあるのかなって。
3人とやるから単なるXジャパンの吉木じゃないんだっていうね。
そういうのもどっかで真相心であるいは意図的に出てるのかなっていう。
それは確かになんか言われてみると、確かに。
あのツーバスのセットでバーンって吉木が映ると、Xのライブを一瞬見てるみたいな。
そうそうそうそう。そういうのをわざと違う感じにしてるのかな。
それはある種のリスペクトみたいなところかもしれないですね。
俺が勝手に考えちゃってるからわからないんだけど。
いやでもすごいちょっと納得できたんですね。
でもツーバスに戻そうかなみたいな。
戻そうかなって言って早速もうね。
やっぱツーバスかなみたいな。
そんなに深く考えてないと気分的にちょっと。
結局ね結局。
今回とりあえずワンバスでやってみようぐらいの感じで。
やっぱ自分が自分のその芯が強くあるから。
そこはどっちでもいいって言ったらあれだけど。
そういう感じなんじゃないですかねっていうのは思ったけどね。
どっち別にワンバスだろうがツーバスだろうが、
吉木のドラムは吉木のドラムだなってわかっちゃうし。
そうですね。
でも実際ワンバスの吉木のライブの見て秀木くんはどうでした?
思いのほか印象が変わらなかったっていうのが結構あったんですよね。
変わらないよね。
変わらなかったです。
やっぱ吉木のドラムだなってなんか。
そうなんですよ。
すごい思ったもんね。
めちゃくちゃ思いましたね。
全然本質は全く変わってないなっていう感じだし。
Aペダル使ってたから実質的にはツーバスのセットと同じような音は出せるし。
本当だからタムが少ないとかぐらいな違いかもしれないですけどね。
タムが少ないのはやりづらいみたいな言ってたよね。
俺タムが少ない方がびっくりした。
そうですよね。そこなんかすごい。
あれはすごいと思ったのは一番吉木が嫌がることを自分でやってるなって最初は思った。
42:07
嫌がるって言ったらあれだけど。
なるほど。
分かる。だって本当にものすごくセッティングとか細かくて。
ちょっとずれただけでずれちゃうからものすごく細かいんですよ、あの人セッティングとか。
すごいですよね、タム。
だから今までの手の動きでこうなるっていうところにないっていうのが。
そうですね。それはめちゃくちゃあると思いますね。
ただ僕が隣でいつも見ていた頃とそれから再結成してからかな。
特にマジソン・スクエアガーデンあたりから、つまりまた首の手術があった上でのマジソン・スクエアガーデンの以降の吉木を見ていて
僕はそのタム中心の動きがスネア中心に変わったのがものすごい印象的だったんですよ。
なるほど。それはでも確かにあると思う。
あれがなんかすごい僕の中では変化を感じたんですよ。
やっぱりこう表情をつけるのに基本ライドとかハットとかやるとスネアとキックで刻むっていうのと
表情を出すおかずとかでっていうときにタムワークだったんだよ。元々やっぱ。
カダカダカダカダカダカダカ。
だけど、こうスネアだったらダダダン、ダンカダンカダンカダンカダカダンカダン、パラディドとかでやりながらやるじゃない。
あの人が。あの吉木に変わったっていうのが僕びっくりして。
それが新しい吉木なんだっていうのを僕が2014年とかで感じてたんですよ。
してたんですよね。はいはいはいはい。
だから、それからするとタムが減るのが納得できるんだけど。
なるほど。
進化っていうか、新しいヨシキ。
ただ、場面が変わるっていうのは、一番嫌う人だったはずなのに、なぜそれができたんだろうっていう。
あー、なるほど。
本人的にも結構新しいチャレンジっていうか、新規っていうか、みたいな感じのところがあるんですかね。
いや、確かに。
ヨシキのドラム見てて、サイレントジェラシーでもダリアでもそうですけど、やっぱタムでの表情づけっていうのがすごい印象に残るというか、これがヨシキだっていう印象があったから、
そこをごそっとそぎ落とすっていうのは、どういうあれなんだろうっていうのは、最近のあれ見てると思いますよね。
だから、ザ・ラスト・ロクスターズであれをやってるっていうのは意図的にね、アレンジが違うからと思うわけで、
例えば、あのセットでいきなりアート・オブ・ライフの最初の部分を叩くっていうのは。
45:02
できないですよね。
タタタン、タタン、タタン、タタン、タタン、タタン、タタン、タタン、タタン。
はいはいはい。
だから、そのドラムアレンジとかを根こずり変えてるってことなんで。
それやっぱバンドごとというかグループごとの音楽性というか、そこを考えてのことなんですかね。
なんかそうとしか思えないし、僕がそのタイミングとそのコルセットを取ってるっていうのが、そしたら引っかかるんですよね。
ああ、言ってますもんね。
だから首に負担が少ないドラムの叩き方と今のセットに関係があるのかどうか、この不意なことは言えないですけど、推測にね。
関係ないとは思えなくなっちゃう。でも何も言わない。
なるほど。ムズムズするみたいな。
そこを秀樹くん的には実際こう叩いてる意図として首の負荷のかかりとかっていうのはどうなの?
ラストロックスターズはその、やっぱ早い曲はあんまないんですよね。
で、吉木はやっぱ早い曲になるともうこうなるじゃないですか。
これやっぱめちゃくちゃ首に負担かかるんですけど、そこは四つ打ちの曲とかがやっぱり多かったりとかっていう意味でいくと、
首への負担はそんなに、早い曲ほどはないからまあ通れるって判断したかは何も別にそこまで考えてないかもしれないですけどね。
そのセットの違いとか、スタイルの違いみたいなところではどうなんだろう。
ハムが多いから首に負荷がかかるってこともそんなにないかなっていうところは。
そこはたぶん叩き方で調整できるというか、負担は減らせるところではあるよね。
やっぱ一番負担かかるの早い曲だと思うんですよ、どう考えても。
ズッタンズクタンズッタンズクタンってやるともう絶対こう。
そうそう。それをやらずに叩くこともできるとは思うんですけど。
そうですね。まあそれをこうやってスタスタスタスタスタスタってやっちゃえばまあできるんですけど、たぶんそれはやらないじゃないですか。
ムチって言ってたもんね。
そうですね。ムチのように体をこうしならす。
そのテンポでそのリズムを叩くとやっぱそうなっちゃうんでしょうね。
そうですね。
あと確かにそのドラマって結構やっぱりそのタムとかが置かれてる場所めちゃくちゃやっぱ重要だと思うから確かに。
津田さんおっしゃってたみたいにタム1個に変えてっていうところは結構チャレンジっていうか今まで慣れてたところを変えるっていう。
48:11
結構影響ありますよね。
やっぱ目つぶっても大体みんな叩けると思うんですよね。大体この辺にこれがあるからっていう風に大体なるから。
でもういつもの癖でここにこういう風に動けばここにシンバルがあるっていうのを変えるっていうの。
なかなかの。
俺が鍵盤弾く時に今回はちょっとこの3つのオッケーないんで言ってられたら。
オッケーないよ。そうですね。
うちらのギタリストで言えばね、1弦と3弦と6弦しかありませんよみたいな。
2弦なしで。
2弦今回はなしですね。
それやれって言われたらふざけんなよってなるし。
そうですね。
そういうことをやってるってことですもんね。
そうですね。
今回の相当練習してたんですかね、そしたら。
でもなんかやっぱ本、ドラムマガジン見てたらドラムから離れてたっていう認識は本人的にないって言ってた。
ないって言ってたよね。
それがまたすごいこう。
それちょっとおおって思ったね。
そう、おおって思った。すごい。
勝手にこっちではね、久々にドラムをとかって思ってたけど。
ね、勝手に久々にドラムみたいな勝手に思ってたんだけど。
勝手に思ってただけだったんだって。
そんな全然もうね、失礼な話だったというかもう。
表に見えなければね、ファンは見てる側はそう思ってしまうから。
本人はもう。
自然なんだけど。
本人はやってるっていう。
日常の中にも多分届けてるし。
いやーでもなんか改めて。
すごい嬉しかったね。
やっぱドラマーなんだってすごい当たり前なんだけど。
うん。
思ったな、ドラムマガジン。
そこがなんか嬉しいんですよね。
嬉しい。めちゃくちゃ嬉しい。
やっぱロックバンドのXを好きな人間としてはやっぱそこがすごい嬉しいというか。
そうそうそうそう。
やっぱロック、ロックバンドじゃんっていうか。
ロックバンドの人じゃんっていうのがね、嬉しいですよね。
そうですね。
僕、吉木との運命的な相性を感じるところがあって。
もともと吉木というね、アーティストというか芸術家というか音楽家というか、
彼の才能を僕は知ってしまったわけじゃん、1988年の2月頃に。
で、その彼の才能っていうのはやっぱハイウェイ・ドヴェンのように、
ゼロから名曲を生むことができる才能。
これは僕は名曲オタクだから気づくことができたし、
それでバラードとかピアノで表現する吉木の表現することができる、
51:04
そういう名曲性に関して僕は少なからず力になれたと思うわけ。
もう一方で僕ね、ドラムオタクなんですよ、自分が叩かないのに。
ドラムオタクって本当に好きなんですよ。
それは僕のこと知ってる人間はみんな知ってて、ドラム好きなんですよ。
本当に。
バランス悪いぐらいに特別に目的がなくただバンドスタイルの何かを見てるときって、
ドラムばっかり見ちゃうっていう。
なるほど。
とにかくドラムが好きで、
で、自分は最近自分のクレジットにピアノ、パーカッションって入れるぐらい、
リズム感もあるしパーカッションはできるから最近パーカッションって入れるぐらいリズムはあるので、
ドラムも叩いて、趣味で叩いてたことあるんだけど、
もちろん自分の中の限界を感じてドラムスはやらなかったです。
やらなかったけど、ドラムスを見てるのが好きなんですよ。叩いて。
あと音を研究したり。
今だったらある種、あまり打ち込みっていう言い方好きじゃないんだけど、
最近は音がね、いわゆる本当に実際に録音された音でやってるんで、
今の時代の作り方っていうのはサンプリングなんで、
だから昔の打ち込みとはまだ違う。
本当の音を並べていくみたいなのもあるんだけど、
とにかくドラムを、そういうソフトウェアを使ってドラムを構築するみたいなのもやらせたら止まんなくなるんですよ。
凝り出して。
しかも僕が自分で全部そういうソフトウェアを使って構築したドラムとかを、
やっぱり音楽好きな人に聞かせると結構好きになってもらえるんですよね。
ドラムが好きすぎて僕が。
そのぐらいドラム好きなんで、そんな僕が吉木のドラムを生で実際リハーサルって、
さっき言ったやつ個人練は辛いけど、バンドリハーサルとかで見れるようになったら、
もうずっと見てるわけですよ。好きで。
それで僕は、やっぱり制作ディレクターとして、
5人のことを平等に全部を見てっていう立場でいなきゃいけないから、
吉木だけに堪えられないように気をつけてはいたんだけど、
実際に演奏ってなるとき、まず僕は自分はサウモノは実際自分が弾かないし、
全くわかんないっていう、欠落してるんですよ、ギターが。
全くギターとかサウモノが欠落してるので、
それもまた鍵盤とドラムと吉木に重なっちゃうんだけど、
だから若干興味が薄いので、ドラムばっかり見ちゃうんですね。
そうすると吉木のドラムばっかり見るわけですよ。
で、あのドラムでしょ。
みんなで何となく合わせようぜとかって言ってるときに、
わからないようにそーっと何となく吉木のハイハットのそばに何となくいて、
ずーっとガン見しちゃう。
54:01
そんなもう至近距離からガン見しちゃう。
ハイハットの横くらい。
なんかね、ハイハットのちょっと向こう側から吉木を斜めに見るのが好きで、
そういう俺の中でフェチがあってね。
いいっすね、いいっすね、そのフェチ。
それをそこから見れるのね、もう。
星か津田さんかみたいな感じじゃないですか、その角度からも。
なんか僕の中でいろんな決まりがあって、
星ちゃん左、僕は右とかってなんかあるんですよ、なんかわからないけど。
で、吉木のドラムは僕ハット側からちょっと見るっていう、
なんかあるんですよ。
なるほど。
フェチズームですね、フェチズームですね。
いやーめっちゃそこから見たいっすね。
めちゃくちゃそこから見たいっすね。
すごいですよ、それをやってるときに、
もうドラム叩き続ける吉木をじっと見つめてるとね、
もう幸せになるんですよ。
ドラム叩くんですね。
めちゃくちゃうらやましい、めちゃくちゃうらやましいですね。
しかもあの吉木のドラムって、別もなく花があるじゃないですか。
もう見てて美しいというか、
それはそのXのライブに初めて自分が行ったときに、
僕はやっぱギターだしヒデがものすごく好きで、
で、そのヒデが今そこに目の前に、お前の目の前にいるんだぞって思いながらも、
やっぱ吉木をすごい見ちゃって。
ほんでもなく花があるんですよね、あの人のドラムの叩く姿って。
いや、今お前ヒデそこにいるのに吉木見てていいのかとか思っちゃうんですけど、
でも吉木に目が行っちゃうんですよ。
それをなんか間近で見れてる津田さんはなんかすげえうらやましいと思っちゃいます。
たぶん本当に叩いてる姿の花として本当に世界一じゃないですか。
他にあんだけ花ある人いないですよね。
世界一っていうのはもう人類史上。
人類、そうですね。
いや本当にマジでこれ思うもん。
人類史上で一番花あるよ、あの人のドラムって。
もうたぶんジョン・ボーナムもイース・ムーンもかなわないと思うぐらい。
いや、僕上回ってると思いますよ、普通にもう。
これぐらい思うぐらいかっこいいんですよね。
それをこのハイハット側からこう。
この視点距離から見れば本当にうらやましいですね。
めちゃくちゃうらやましいですね、これは。
ドームとかみたいにね、わりと広いステージになってからは、
その位置で見るのはごく自然になってたんですよ、気がついたら。
だからそっちのほうが後なのに、その時に僕はそこでその位置で見てると、
僕の後ろにクリスタルピアノがあるから。
はいはい。
導線としてクリスタルピアノのものなんか確認するときには、
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こっちに来るわけじゃん。
またちょっと位置だけ変えて、今度はピアノを弾いてるヨシを見守るっていう。
スタンスをすぐ変えられるから。
いいにかなってるんだけど。
最初からハットのほうから見てたからその理由は謎なんですけど。
僕のね、美学ではそこから見るのが好きだったっていう。
で、あとこれレコーディングになると最も僕の大事な仕事になるわけですよ。
僕の役割とか使命。
で、レコーディングになると一切そういう場所から見たりする喜びとかそういうのと全く違う場所に入っちゃうんですよ。
それはいい音で録るのとベストなプレイを生き取りしなきゃいけないっていう緊張感で。
やっぱり体力に限界があるからベストなプレイを録るのはものすごい集中力が必要で、
生き取りに失敗したら僕の責任なんですよね。
なるほど、なるほど。
とてつもない重圧と緊張感の中でレコーディングをすると。
なると僕はコントロールルームの方にいて、一振りみたいなそういうレコーディングエンジニアの確認をしながら、
で、僕にはレコーディングエンジニアに全部任せればいいかって言うと全然そうじゃなくて、
その譜面を吉木の譜面と自分で作った譜面の両方を並べて、
それで吉木が叩いてるときにどこに今いて、それが次にどうなるのかを全部俯瞰しながら、
僕が全部を把握してなかったらエンジニアが迷ってしまうんですよね。
だからそれを全部コントロールする役として目を光らせなきゃいけないから、
尋常じゃないんですよ、必要なエネルギーが。
しかもその先に一番大事な仕事があって、吉木が全力で叩いたプレイに対して今のどうだったっていう質問に、
あそことここが惜しかったって言わなきゃいけないから、
そのときにもう俺は音楽の耳は相当なんだけど、それをもう完全なフルの状態にして、
完璧な耳で聴いてるんですよ。
で、ベストかどうか、問題があるとしたらどういうところに問題があるのかを、
本人の限りに目をダンボンにして聴かなきゃいけないっていう。
いやいやいやいや、俺そこ質問コーナーでちょっと聞きたかった部分がある。
吉木のプレイをなんかジャッジしなきゃいけないわけですよね。
これを、どういう、やっぱ吉木がいいと言ったらいいとしてたのか、
やっぱ津田さんがそこをジャッジしてたのかっていう。
そこは、だって吉木がいいと言ったらいいという人だったら、吉木はその人に頼まないですよ。
なるほどなるほどなるほど。
そこでいろんな会話が生まれるんですけどね。
それは別でいいですよ、ゆっくり話して、別のところで話していいんだけど。
でも今、だいぶエンディングがわかったのね。
1:00:01
すごい、ほんとに命を受け真剣勝負の仕事ですね。
なるほどなるほど。
一番大事なね、僕のね。
ただ、一個役得があるとすると、全部レコーディングが終わった後に、
吉木ちゃんが帰るわけですよ、お疲れ様ですって。
いいの撮れてよかったって。
当然吉木もコントロールで何回も聞くしね、ちゃんと確認して。
で、撮れたやつを、エンジニアと二人きりになってからまた大音量で聞くんですよ。
なるほど。
もうね、他の音とかいらない。一応デモの音とか用意はしたんだけど、
今回のインタビューでもね、頭で鳴ってるからいらないっていうように。
僕もそうだけど、ほんといらないんですよ、全然音を。
で、その大音量でレコーディングしたやつを聞いてる時のこの快感というか幸せ。
音もすんごくいいんで、やっぱり。
そうですね、スタジオの音ですよね、大音量で。
聞くんですよ。
もうね、芸術なんですよ、やっぱりそのね。
それはあれですか、ドラムの音だけを聞くって。
ドラムだった音だけ。
それめちゃくちゃ聞きたいっすね、めちゃくちゃたまんない。
なるほど。
それがものすごいアメリカのトップクラスのスタジオのコントロールホームで大音量で聞くんですよ、ラージスピーカーで。
もうキックなんて花火。一回踏んだだけでバーンみたいな。
それでドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコドコ大音量で聞くんですよ。
それめちゃくちゃいいな。
スタジオの大音量の音って全然違いますもんね。
いや、音がいいから全然うるさくないし痛くない。
音はでかいんだけど痛くないですよね。
その音でプレイだけを聞けるってなんてうらやましいんだって。
いや、そうですよね。
その幸せで締めくくらないと身が持たないぐらいね、レコーディングの会話は大変なんだけど。
あー、なるほどなるほど。
ちょっとお聞きしたいんですけど、途中で止めたりとかするんですか?
吉木のプレイを。
それはないですよ。
それは絶対しないです。
あー、なるほど。
あれだけのドラムを叩く吉木よりも先回りして今のがダメだって100%自信を持って止められる人なんて
多分世の中にいないですよ。
なるほどなるほど。
一回それは信じていこう。
でもちょっと気になるところがあるって言って、じゃあ聞こうかって言った時に確かにあそこ気になってたかもって言って、
いやだけど聞いて確認して確かにそうだね。
じゃあどういう風なの?って言った時にやっぱり音楽的な耳と専門知識があるから、
ここはこうだけどこっちは少し後になってるじゃんって言えなきゃいけないんですよ。
1:03:02
なるほど。
いやーめちゃくちゃ面白いな。
その辺はまた別の回でもっていうところですかね。
だいぶドラママガジン、ドラマ吉木について話してきましたけど、
イデックンなんか話したいないこと大丈夫ですか?
いいですか話してもらっていいですか。
どうぞ。
吉木さんってドラムのチューニングとか音ってどれくらいこだわりっていうか、
音の面でこだわりって持たれてたのか、その辺どうだったのかなっていうのがちょっと気になって。
もちろんこだわりはすごいけど、僕の知ってるのって本当にある時期なんですよ。
だから最近は全然わかんないですよ。
これ最初に言っておかないと、知ったふりって大嫌いなんで、
1992年ぐらいまで。
もっと正確に言うともうドラムを、
ハードグライブの出張プロデューサーの時はドラム撮れてたから、
やっぱり1991年までになっちゃうんだけど、
ヴィンス・ガットマンが登場したのが大きかったです。
ドラマのレコーディングでヴィンス。
ヴィンスかな?ヴィンス・ガットマン。
これはリッチブリーンの紹介で登場したドラムテクニシャンなんだけど、
前例トップクラスのね。
背の高さよりも高い機材を3つぐらい持ってくるんですよ。
要塞のようなね。
要塞のような。
それをドラムの横にセッティングしてどんどんいろいろと繋いでいくんですけど、
ドラムとかも、ドラムのスネアとかそういうのを入れてる。
まあトラックで来るんですけども。
膨大に持ってるわけですよね。
そこから選んでいくと。
地道に一個一個鳴らして選んでいくんだけど。
まずはスネアとかキックとか要するにドラムってやっぱり
物がどういう音をするのかが全てだから
そこを選ぶところから始めて、選んだやつをまた今度はチューニングしたりとか。
まずビン・スカットマンが全米トップの人なんで素晴らしい音に仕上げた後で
実際叩いてよしきがそれに対してね。
もう少しこういう感じにしたりとかってやるんだけど。
ドラムって結局そこからまたレコーディングするマイキングで音も変わるし。
またいろんな楽器との兼ね合いでミックスで変わるしっていろんな糧で変えることができるから
可能性はいろいろ無限にあるんだけどね。
その中から、要するにみんなで作っておくわけですよ。
よしきがいい、ビン・スカットマン、ジブリーンで作ってくるんだけど
その連携プレイがやっぱりジェラシーの時成功しましたよね。
いい音になった。
1:06:01
僕はアートブライフの鳥音も好きだった。
あとスタンディングセックスのドラム音が一番好きなんだけど最終的なミックスとしてはね。
あの音が一番好きなことですね。
僕個人としては。
だからなんかすごくいい音を取れたなって嬉しかったんですが
そういう経験を元にして今度は僕がもう辞めた後って都米するじゃないですか。
そうすると今度はやっぱりアメリカの上から数えて何番目みたいなスタジオを買っちゃうわけですから
そうするとそのスタジオで自分のドラムをどういう風に取るかっていうのは自分の思うのを徹底的にできるわけですよね。
マイクとかはもう全部セッティングしたままにできるわけですから。
そこからどうやって吉木が理想の音を作っていったのかを僕完全にタッチしてるんで分からないんですよ。
吉木のことだからそこから相当やったんだと思うんですよね。
で、当然こだわりの強い人だし自分の理想系あると思うんだけどそのために色々やって
今に至ると。そうした時に僕が大絶賛したのはやっぱりザ・ラスト・ロックスターズのザ・ラスト・ロックスターズっていう曲のパリーツミックスのあのキック。
あのキックに吉木の理学が多分集約されてるんだけど、あんなにいいキックって僕はなかなかないと思うんですよ。
凄い言い言だと思って。あの音だから成り立つ。
はいはいはい。
あのキック4つダンダンダンダンダンダンダンダン。あれはあの音だから成り立つっていうのが今の本当に本場のアメリカのひとつの素晴らしい音で、後はいらないものは全部消してしまうっていう、
今の時代らしいサウンドプロダクションになってるんだけど、
あれはあのキックだからですよね。
あそこまで届いたんだってのが僕のなんか 聞いていて嬉しかった
尊敬すべきところ?
つまり長くなったけどもちろんこだわりは すごいでしょっていう答えで終わるって本当は
いやーめちゃくちゃ面白いですね
面白いよかったー
面白いですねー
いやめちゃくちゃ面白いです
音の部分ってあんまなかなか聞けることないっていうか
フレー面すごい色々言われるじゃないですか
ツーバス側とかすごい高層のグレートとか
音質とかっていうところって今までそんなに 聞ける機会なかったそうなんですか?
いやーもう面白いなーくっそー
僕ツイッターに書いたんだけど今回のやっぱり
リズム&ドラムアプローチの記事を読んでね
一番思ったのはやっぱり吉木自身が音楽なんだなと
あの人本当にあの人自身が音楽になっちゃってるんで今
1:09:02
芸術家素晴らしい歴史残る芸術家みんなそれぞれ
その人がそのものになるっていうのが結論なんですけど
吉木自身が音楽だからドラムを叩くときは 吉木自身がドラムになってるわけですよね
だからその無知のようにもう一番大きい音を出すとか
その自分のその生きている今までの人生で
自分自身をそのままドラムにするという
それが多分意味があることなんだと
機械みたいにただすら叩くんじゃないっていうのは
全部吉木が音楽だからっていう言葉に集約されると僕思ったんですよね
なるほど
実際に僕はその本当にこれも91年までの限定の話になっちゃうけど
やっぱり吉木のそのドラムの速いテンポの曲で好きだったのは
ツッタンクタンツッタンクタンツッタンクタン
ドカドカドカドカドカっていうそのツッタンとコタンっていうのは
やっぱりねグルーヴがちゃんと変化してるんですよね
歌ってるというか要するに機械で打ち込んでしまったら
全部均一になっちゃうんだけど
1、2、3、4、2、2、3、4っていうこの2小節間で綺麗にこう揺れてるんですよ
はいはいはいはい
なるほど
あーはいはいはいはい
要するにサレンジェらしいのサビで歌うとしたら
ワン、ツー、スリー、フォー、タラン、タン、タタン、タラン、タラン、タラン、タラン
この間にタカトコタカトコタカトコタカタンタンスカタンツンタンタカトコタカトコタン
それは歌ってるわけですから
テンポもあるいは力も音量も全部が綺麗に波になってるんですよ
なるほどなるほどそうですね
わかるわかる
あれがこう聴いてる人に響くというか
だからもう曲とドラムが一つになって聴く人に心を動かすようになってるから
様式にしてみればもうテクニックも大事だけどそれを超えてるっていうのは当たり前の話で
音楽を届けたいので
はいはいはいはいはい
曲と一緒になってるわけですよね
他なんかまさに弾かれる部分というか
ものすごく入ってくる部分ですよね
音楽的っていうのはすごい
やっぱねもっと早く叩く人とかもっとテクニカルに叩く人はいるけど
4月ほど心には入ってこないっていうのは
やっぱ生身のドラマーがいなくならないっていうのは絶対そこはあると思うんですよね
同じものを打ち込みでスッタンとグタンスッタンとグタンって
同じ譜面で打ち込んで作っても
絶対同じ感じにならないんですよね
1:12:00
やっぱ微妙な本当に
なんかねちょっとしたずれとか音量のやっぱ違いとかが
やっぱそこ重要だと思うんですよねめちゃくちゃ
そこがやっぱり歌ってるってことなんでしょ
ハイハットとか刻むとかそれも本当にこう
なんだろうな音量のちょっとした差とかが逆にっていうか
均一に叩けた方が上手いみたいな考え方もあるのかもしれないですけど
なんかちょっとそうじゃないなんだろうな
そこじゃないんだよっていうか
歌うドラムっていうかやっぱそこはありますね
感情ですよね
感情そうですね感情が乗っけられてるっていうところは結構
感情が乗っかってるドラムが叩ける人はやっぱめちゃくちゃ好きですね
ヨシキもドラムマガジンの中でやっぱ自分が乗ることって言ってましたもんね
あーそうそうそうそうそれ重要
自分が感動できないものに他人が感動できるわけないって
そこの感情を自分がその乗ることのために基礎の一番その部分がなきゃそこは乗れないっていう
この思いを伝えきれないですからねやっぱりそこで基礎がちゃんとできない
でやっぱその感情が乗っかってるからこそ
この一発のシンバルとバスドラをドーンって叩くところの音量が他のところでほんのちょっとだけ大きくなってるとか
そういう違いでこう曲の表情が全然変わってくるかなっていう
そこはやっぱ聴いてる方にはちゃんと伝わってくるよねってことだもんね
伝わりますねそこがだからマシーンで作るとやっぱそこって冷淡に聞こえちゃうんですよね
そうするとなんかちょっと伝わらなくなっちゃうなっていうのは絶対あるんですよね
だからなんか自分はだから本当音量バラバラだったりブレブレだったり
テンポとかもなんか食い気味だったりとかも立ってるとかがあった方がなんかむしろいいっていうふうにちょっと思っちゃってるところがあって
メタリカのラーズとか本当そこがもう近いなっていうかななんですかね
感情を乗っかってるなっていうのがわかるから吉木と気が合うだろうなっていうのがすごくわかる
僕ライナーノーツに書きましたけどねジェラシーの
やっぱり忘れられないのは聖日清のドラムのレコーディングで
これ本当にもう散々ねアートブライフのレコーディングっていう修羅場をちゃんと乗り越えた後で
割と最後の方にね聖日清のドラムを撮ることになって
アートブライフの後なんですか?聖日清の?
ほんとにそれをくぐり抜けた後であるスタジオで撮ったんですよね
1:15:05
その最初のテイクをじゃあ撮ろうかって撮り始めて1曲終わった時に俺号泣したんですよ本当に感動して
ドラムのそのバラードのドラムだけでねそこに全てが入ったんですよ吉木の気持ちというか
僕は僕で本当に辛いレコーディングだったけどあの首のね辛いね吉木が首を痛めたところから始まって
辛いレコーディングだったけどとうとう聖日清のドラムを撮ることができたっていうのと
もう歌ってるんですよドラムが
僕は聖日清大好きだったから生まれて最初にピアノを弾いた頃から好きだったから
ドラムのファーストテイクが終わった瞬間に泣いてしまって吉木に
あのね最高だった泣いちゃったもうこれでいいよって言って吉木が分かった
じゃあもう1回だけ叩いていいって言ってテイク2だけテイク2なんだけどテイク2だけ撮って終わるなんていうのは
多分普通だったらありえないぐらいにね追求する人なんだよ
1回だけするもんね
それぐらいにそのファーストテイクで僕が泣いたっていうのは吉木もやっぱり分かったと思うんですよ
すごいドラム叩けたっていうだからそういうねなんか
本当にドラムだけで泣けるしそのドラムを撮るっていうのを
一緒にコントロールホームでやって最高のものを撮るっていうそういうね
不思議な作業をほぼやり終えたんだと思った時の感動がねもう未だに忘れられないですね
あとはそういう吉木のドラムが好きでしょうがないっていうのもあるんですけどね
バラードのドラムであんなに感情こもって激しく叩けてるって
それもまたもういないんじゃないかなっていういないですね本当にそれは
セイエニシングいいですよね
いいっすねめちゃくちゃいいっすよね
いいっすよね
そこまで全部のねそれはタイちゃんのベースだってね
ヒデちゃんだってコタちゃんだってトシくんだってみんなが
本当にこれ以上ないっていうのを全部ちゃんとレコーディングした音源だから
ブルーブラッドとかゼラシーだとかアートプロライフだとか僕が関わったその3つで言えばね
未だに古くならないし色んな人に世界中の人に聞いてもらえるわけで
そこに込めたものがね伝わってくんだなと思うとやっぱりレコーディングって素晴らしいと思うし
そういうレコーディングをしたやっぱりメンバーがすごいなと思うんですね
セイエニシングってエンドレスレインをもう一回再現しようとしたみたいな
でもうまくいかなかったみたいなそんなことをヨシキ自身が言ってるというか
1:18:07
ファン的にもエンドレスレインがすごいあれで
セイエニシングってあんま人気高くないのかなと思うんですけど
個人的にはめちゃくちゃ好きなんですけど
僕は全然そう思わないですねセイエニシングを初めて聞いた時にまた超えたのっていう
上下比べるもんじゃないけどなんでこんな新境地で全く違うアプローチで作れるの
作曲をする自分からするとエンドレスレインという曲があって
このセイエニシングを生み出した時にアプローチが違うんですよ
サビのどういうメロディーとポーズの関係で胸を打つかっていうのが全く違うんですよ
だからすごいなと思ったんですけどね、あれをする時に
面白いですよ本当になんでこんなに超えていくんだろうと思ったの
なるほどなるほど
ただセイエニシングに何かがあるとするならば
セイエニシングのレコーディングを含めたジェラシーのレコーディング自体がね
本当にやっぱり時間との戦いだったっていうのもあるからね
なるほどなるほど
最後までこだわって果たして本当に全部ができたのかどうかは
様式にしか分からないんですけど
はいはいはいはい
だから時間的な問題で何かが様式の中で残ってるのかどうかは分からないけれど
そういう意味では時間の制約っていう壁があったんですよね
はいはいはいはい
だけど僕はそういう制約とその壁があったんだけど
エンディングの最後の方にずっとどんどん変化していく
すごく不思議な音が入ってたりする
あのエンディングの最後の方でいつも泣いちゃうんですよね
うーんはいはいはいはい
その未来に何かが繋がっていく感じ、バトンタッチしていく感じを受けてて
どうもあの曲は先があるみたいな気になっちゃうんですね、最後まで
何かに続いていくみたいな
はい
分かるな
いやー面白いなー
やっぱりいいね、この3人と話してると音楽が分かってるから話が楽しいです
いやいやいや
セイエニシングはまた別で話したいですね
そうだね、確かにね
いろいろセイエニシングが話したいこといっぱいあるんだけど
それはこっちのセリフですよというかな
めちゃくちゃ面白いですね
止まんなくなって
すごい
いやー面白いですね
達成していきますからね
お時間もということで
あーそうですね、確かに
今回はドラム、マガジン、表紙、様式ということで
1:21:02
ドラマ様式いろいろ話してきましたけど
こんな感じで音楽酒場、テーマを決めて
僕ら銘板ラジオ3人と津田さんでいろいろ話していくっていうのを
これからもやってきますんで
引き続きよろしくお願いしますという感じです
はい、じゃあまた次回やっていきますので
よろしくお願いします
ありがとうございました
ありがとうございました
銘板ラジオ
01:21:50

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