アブノーマライズは2012年に。
なるほど。すごいたまたまの出会いでしたね。そこは。
なぜかっていう感じですね。
まあでもそういうタイミングみたいなのってありますからね。なんか急に来るみたいな。
なんか急に突然第三の目が開く的なことはあるかもしれない。
いやでもその出会いはでかいですよね。急に来たその出会いはめちゃくちゃ引き付けられるっていうか。
その曲との出会いはなんか大きかったですね。
恋愛みたいなもんじゃないですか。
まあそうですよね。ずっと気になってたけど。
ずっと気になってたんだけど。
確かにね。
まあでも別にみたいな感想たちのあるきっかけでね。急にもう気づいちゃって。その気持ちに。
自分に刺さるとこを見ちゃったみたいな。
あ、こんな優しくされたみたいな。
キュンってなっちゃったみたいな。
キュンって。
かもしれないですね。
すべてがよく見えてきちゃう。
そっからもうこの人、キュンってなっちゃったみたいな。
なるほど。
バンド好きになるはそういうのに近いとこあると思うな。
理想的ですよねそれはある意味。好きになるのに。
ひでっくんはどんな感じですか?凛として知ると。
凛として知ると、自分もNゾーさんが何年、5、6年、10年接してたというか、気になってるけどチラッと聞いたりするものの、みたいなので今に至ってる感じではありましたね。
なるほど。存在は気になりつつ。
もちろん知ってたし、すごいなって思いつつ。
よくわかんないなみたいな。
そう、よくわかんないなっていうのはありつつ。
でもなんで聞いてないんだろうっていう感じでは確かにあって。
要素的にめちゃくちゃ好きな要素だらけなんですよ。どう考えても。
だし実際そうなんですよね、要素的に。
でもやっぱり難しかったんだと思う。難しいんだ。
複雑すぎて、1個の曲の中であまりにも要素が多すぎて、消化しきれなくて、消化不良になっちゃってたのかなっていうか。
めっちゃわかるね、それは。
多分そういうことなんだと思う。
自分も結構状態一緒ですけど、存在というか結構気になりつつ。
たまに聞くんだけど。
たまに聞く、ほんとそう。
気になるから。
気になるし、えんずおさんもいろいろツイートしてたりするから。
そうやって聞いたりするんだけど。難しいですね、やっぱ。
それがちゃんと聞いて、次にここでこれが来るみたいなのがわかってきた時の超気持ちいいみたいな感じが。
それがね、ルールと同じなんですよ。
すごい近いと思う、ほんとそうですね。
確かに確かに。わかる気持ちよさみたいな。
やっとその次元に入ってきたなって感じはありますね。
来るぞ来るぞみたいなね。
TOOLという我々が声をなく愛しているアメリカのバンドですね。
ほんとTOOLを好きになる時の感じに近いかもしれないですね。
めちゃくちゃ同じですね。
TOOLもブラッジ最初聞いた時全く意味不明だと思ってました。
何だこれってか。全くわかんないっていうところから始まって。
でもそのパッと聞いた段階で、これすごいと。めちゃくちゃすごいですよこの曲って。
それがわかっちゃうってことは自分の中でもその器ができちゃってて、
自分のその器の範囲内の曲だから全部理解できちゃってるんですよね。
パッと聞いた段階で俺これわかんないんだけど引っかかるんだけど、
でもわかんないっていうのは自分の器より大きい曲なんですよ。
大きい音楽性を持ってる曲ありアーティストなんですよ。
自分の器より大きいんですよ。それを理解していく作業というか、
自分の器を広げていく作業なんですよ。それを聞いていくっていうのは。
なのでそれが理解できたのであれば自分の器がでっかくなるし、
自分の価値観を広げてくれたアーティストなので、それは一生ものになってしまうよねっていう。
それがもうまさにシュールもそうだし、凛としてしぐれもそうだなっていう。
でも今回まさにそういう感じでしたね。この回やるにあたって色々聞き、
このプレイリストめっちゃ聞いてる過程がまさにそれっていうか。
なんかだんだんわかってきたみたいなところがあったんですけど。
でもそれと同時に凛としてしぐれってまあまあ人気じゃないですか。
それもまたすごいなっていうのも思ったんですよね。
これみんなわかってんだみたいな。こんな複雑な。
僕ら、僕とかヒデックも今言ってたみたいに、
いやむずって。これなんかもう一回聞いただけじゃ全然わからんってなるようなのをみんなすごい聞いて。
チャートアクション的にもある程度しっかりあるんだと思いますし。
っていうのがすごいなっていうのも思いましたね。みんなすげえって。
それを兼ね備えてんだよね。
まさにそこがTKの天才性なんだと思うんですよね。
音でもなくぶっ飛んでることやっててこんな理解不能なっていう。
僕ら言うたら同年代なんですよ。
しぐれのメンバーと。
多分ルーツ同じなんですよ。全く。
ルナシーとかXとかそこでしょっていう。
そこからその後に辿ってる音楽性も多分一緒なんですよ。
言ったら食ってるもの一緒なんですよ。この人たちって。
ニルバーナ好きでしょとかレディオヘッド好きでしょとか。
その後の音楽的好みの変遷って多分ほぼほぼ同じだと思うんですよね。
なのでめちゃくちゃ理解できる部分があるんですけど、
でもそこからはみ出すこんなの俺からは出てこないとか、
俺は理解できないっていうぶっ飛んじゃってる部分。
そこの理解できる部分と理解できない部分のどっちもあるよねっていうのが。
それがまさにこのすげーぶっ飛んで理解できないことやってんのに、
チャートアクション的にはちゃんと受け入れられてしまってる。
デイポップ的に受け入れられてしまってる。そこの両方兼ね備えてるっていう。
これがまさしくTKの音楽性、そこの異常性であり天才性ですよね。
いやー確かに。
もともとTKって多分ビーズとかなんですよね。ルーツが。
なるほど。
だからすっごいポップなとこから入ってるんですよ。歌謡曲とか好きだしみたいな。
全然普通のとこから入ってるんですよこの人。
なので万人に受け入れられるメロディーセンスがあるんですよね。
なるほどなるほど。
でそっからこのロックの複雑な何やらのマニアックなそっちもすっげーオタクなんですよ同時にこの人は。
TKは音楽オタクなんですよね。
音楽オタクであるルナシーの杉蔵がこいつはめっちゃオタクなんだよねっていうぐらいオタクなんですよ。
やばいっすねそれは。
この両方兼ね備えてるのがやっぱりTKの音楽性であって、それがまんまりんとしてしぐれの音楽性になってて。
音楽やってる奴が好むとんがってる部分、マニアックな部分とかっていうのを持ちつつ、結構万人にも受け入れられてしまう一般性というか普遍性とかを用いてしまってる。
そこの両方兼ね備えてるってなかなかないですよねっていう。
そこ両立してるのめちゃくちゃすごいと思いますね。
それを一番とんがった状態で用いているのがすごいんですよ。
いやーすげーなー。
今回10曲選んでっていうことなんで、そろそろ1曲ずつ曲の方に入っていきますか。
本題のおすすめプレイリストというか。
そうですね、おすすめ曲たちを。
これはちなみに順番にも意味があるって感じですか?
一応10曲という中でライブの流れ想定ですかね。
なるほど、そういう想定で来たってことですね。
いろんなパターンがある中で。
じゃあそれはそのつもりで。
ライブでこういう流れで来たら結構綺麗じゃないですかみたいな。
熱いぞっていう。
一応そこを意識した感じのプレイリストですね。
言われてみればでもそういう感じかもっていう。
今散々このプレイリストを聞き込んできた私としてはすごい風に落ちましたね。
もはや多分僕と秀木くん的にはもうこのアルバムみたいな感じの。
アルバムになってる。
10曲と曲の間の。
秀木くんとしてはこういうアルバムの。
そうなってほしいっていう感じの選び方ですね。
ひとつの物語を語るというか流れがあるようにした感じですね。
この曲の次はこれが来るっていうのもそれで覚えちゃってるから。
ほんとそうです。
じゃあ1曲目からいきますか。
1曲目がスーパーソニックオーロラリーですね。
これは現状最新アルバムの1曲目なんですけど。
そうなんですね。最新アルバムの1曲目なんです。
2023年に出てるやつって感じですよね。
ですね。
これもうなんかタイトルかっこよくないですか。
スーパーソニックオーロラリーってかっこよくないですか。
かっこいいかっこいい。
スーパーソニックオーロラリー。
これはアルバム名がラストオーロラリーだから、そのアルバムもタイトル曲っぽい。
象徴みたいな感じだと思うんですけど。
でもなんかそういう存在の曲っぽい雰囲気は感じますけどね、聴いてて。
主役感があるっていうか。
主役感あるじゃないですかね。
あるなー確かに。
1曲目感もあるなーっていう。これで始まるのすごいしっくりくるというか。
これアルバムの1曲目ってことですよね。
そうですね。
これで始まるのを聴きまくってるから、これが1曲目って擦り込まれてるところもあるかもしれないけど。
確かに確かに。プレイリストの1曲目ってことですね。
流すとこれ流れてくるからね。
でもかっこいいですね。この入り方からして。
結構アップテンポでキャッチーで。
凛としてしぐれの中でもわかりやすい曲だと思うんですけど。
その中でもやっぱりスケール感があるというか、壮大な広がりがある中で。
ラストオロラリーっていうアルバムのスケールの大きさを表す曲でもあるし。
これが1曲目であることで、その後の続く曲のスケール感も増すかなというところで。
これ1曲目で来たらいいんじゃないみたいな。
なんか広がりあるじゃないですか。
ありますね。
このジャケットの映像とめっちゃ合うんですよね。
雰囲気っていうか。
オーロラの感じですよね。
オーロラの感じが感じますね。広がり。
やっぱり凛としてしぐれの一つの大きな魅力として、
ベースのミヨコ。
345って書くんですけど。
やっぱりミヨコのボーカルはやっぱり大きい曲だと思うんで。
すごいですよね。
なんていうんですか。すごい。
飛び道具がありすぎるっていうか。
確かに。
すごいよね。空中に飛び交いまくってて。
飛び交いまくってる。
あらゆるものが。
TKのボーカルもまず、すごいハイトーンボイスが上記を一視してると思うんで。
ですね。
それにとどまらずというか。
そこにもう一個こんな強力な武器が備わってるバンドって強すぎるなっていうか。
ここがもう一つ大きな武器で。
男女の。
男女のツインボーカルっていう。
デュエットで。
男女のツインボーカルで、常に掛け合いじゃないですか。
そうですね。
デュエットといえ、常にあちばちで戦ってるじゃないですか。
TKのボーカルが。
そこのやっぱテンション感ですよね。
もうお互いがお互いをぶっ殺してやるぞみたいな。
いや、ほんとだ。
ひりひりしたテンションがずっと張り詰めてるっていうのが。
そっちがそう来るならこっちはさらにその上を行くぞみたいな感じの。
被せて被せて被せてみたいな。
それがやっぱりこのバンドの大きな魅力だと思うんですけど。
特にこの曲はそのミヨコのボーカルがトリガーになって一気に行くじゃないですか。
最初TKが入って。
そっからミヨコが一気に入ってくるじゃないですか。
叩け!曲を!っていう。
それがトリガーになって曲全体が動き始めるんですよね。
あのダイナミズムがめちゃくちゃ好きで。
これだよね。凛としてしぐれっていうのが。
すごく見えやすい曲だと思うんで。
一曲目にいいんじゃないかなと。
なるほど。
これにハマらなかったらもうこのバンドにはまらないんじゃないかなっていう。
リトマススキンス的な。
一曲目からまずここで古いにかけられる。
ちょっとでもなんかかっこいいとかなんか引っかかるものがあれば
聴いていけばどっかには引っかかりますよと思いますし。
そうですね。
ボーカルの掛け合いがやっぱかっこいいんですけど
その中でも交わるところがたまにある。
これもゲームは終わらせてみたいな。
ハモリーがあるっていう。
ハモリーになってたりとかするところが逆にグッとくるっていうか。
結構他の曲も聴いてて思ったけどハモリーのところって珍しくない?
意外とないよね。
あんまりないなと思ってこの曲は。
ないない。
それも繰り出してくるんだっていうところで。
あそこかっこいいっていうか逆にめっちゃアクセントになってるよね。
馴染むところは馴染むんだっていう。ちゃんと。
そういうのが全部表現されてる曲だと思うんですよね。この一曲で。
TKのボーカルとミヨコのボーカルがバチバチにやり合ってるのもあるし。
で今タクが言ったようにハモる部分。
強調して曲を盛り上げるっていうそういうところもあるし。
でその後にそのミヨコのボーカルに合わせてTKがシャウトするじゃないですか。
そのかっこよさもあるし。
誰にも見えない自分っていうミヨコのボーカルとTKがシャウトを重なる部分の
あそこで血がたぎるめちゃくちゃエモーショナルな部分とっていう
凛としてしぐれのボーカルスタイルの魅力の全部が一曲に入ってると思うので。
これを一曲目に選ばせていただきましたと。
あとこの曲もそうですけど、なんか曲の終わりが結構すごいことになるのが割と多いなっていう印象もありますけど。
結局なんか盛り上がっていって全部とんでもないことになっていくんですよね。
凛としてしぐれって。
そうですよね。
ドラムは失踪し始めて、ボーカルはもうブチ切れ寸前みたいな感じになって。
でギターが炸裂してみたいな。
エーサーブリブリいっててみたいな。
やっぱそこなんですよ。凛としてしぐれの魅力ってもうエクストリームなんですよ。
トゥーマッチにトゥーマッチを重ねていくんですよ。
それがエモーショナルであって、ロックの儚さとか美しさとかと同時に暴力性とか狂気を同時に鳴らすじゃないですかこのバンドって。
このバンドほどそれを同時に鳴らせる音楽ってあるんかと思う。
前世紀のXくらいですよね。これ出来てるので。
あれに匹敵する破壊力と美しさ儚さがあると思うんで。
そこがやっぱり凛としてしぐれの魅力なんですよね。
凄い。
冷静を保とうとしててもだんだんブチ切れていくっていう。
確かに確かに確かに。
それがロックだよねっていう。
血管切れないかなって若干心配になる。
何本か血管切れてますよね。
多々ありますよねそういうパート。
あるあるある。
おいおいおい。
大丈夫か。
本当に大丈夫かっていう。
凄いよね。
でも血管切れてこそのロックじゃないですか。
そうですね。
アッってなる。
それがロックだよね。
限界を超えてきたなっていうのは本当にもうね。
常に限界を超えてくるんですよね。
そこにどうしても惹かれてしまうという。
確かにそれを見せられて聞かされればやっぱり惹きつけられるっていうところなんですよね。
こっちが心配しちゃうほどのパフォーマンスを見せられるとね。
確かに心が動くところありますよね。
ですよね。
いやーすごい1曲目。
やばい1曲目。
リンとしてシグレ自体がロックバンドのマニアックなところとすごいポピュラーなところと持ち合わせてるバンドだと思うんですけど。
スーパーソニックオーロラリーはそれが感的にすごい見えやすい曲かなと思いますので。
これを1曲目に聴いてみるといいんじゃないですかね。
素晴らしい入りで。