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名盤ラジオ、前回からの続き。
名盤ラジオ、LUNA SEAのアルバムスタイルを取り上げて話をしておりますが、
前回まで1曲目から最後の11曲目、セルグズまでを話をしてきましたので、今回はスタイルの総括解でございます。
いやー、11曲話してきましたけど、だいぶ1曲1曲濃い感じで話をしましたね。
いやー、今回濃かったですね。
そうですね。濃密が。
いやー、今までにも増して濃かったね。
いやー、それだけこのアルバムの深さがあるっていう。
そうだね。
なんか、今この2021年聞いてもすごいなと思います。完成度の高さとか。
ジャケットとの連動性が本当にすごい。
あの色しか浮かばないんですよね。黒と紫っぽい感じの。
いやー、世界観がちゃんと表現されてますよね。あのジャケットに。
基本ね、アルバムってやっぱりジャケットと連動して絵っていうか。
イメージがね。
紐づいてるのは、それはもうそうなんだけど、その紐づき方がもうこれすごいなっていう。
でももう中でも話出てましたけど、with love, forever and ever, selves。
このなんかもう最初と真ん中と最後の。
この3曲がやっぱもう軸としてあって。
そうですね。
その世界観がやっぱ相当強いんだろうなっていうのは、改めて思いましたね。
そこさえ決まれば。
そうですね。
結構改めてこう、曲並べてみると、なかなかこう、原曲者の流れみたいなのは意外と偏ってんなっていうのは思いますよね。
Jで言うと、2曲目、3曲目、4曲目。
で、6もそうですね、forever and ever。
ここで終わりですもんね。
そっか、それ以降Jの曲ないんだ。
ないですね。
それ以降は、あれか、杉蔵が続いて。
杉蔵、イノラン、そうですね。
99も杉蔵だから、7、8、9、10が杉蔵ですもんね。
そうだね。
すごいですね。なんかもう、意図してなのかたまたまなのかわかんないですけどね。完全に前半と後半で。
そうそうそう。
でもそういう意味では、イノラン2曲っていうのはちょっと少ない。
love youとselves。
それがなんか、アルバムのイメージっていうか、固まったイメージが、そういう構成のおかげで、あんまとっちらかった印象がないっていうか。
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確かに。
それがあるのかもしれないですね。
ガチっとしてるっていう、ちょっとあるのかもしれないですね。
ありますね。なんか行ったり来たりしない感じ。
そうそうそう。
それはありますね。
ちゃんとこう、第1部、第2部というか、なんていうか、ちゃんと出来上がってます。
確かにな。
確かに。
Gで第1部、with loveはもう本当にイントロというか、幕開け的な感じで。
そうですね。
で、Gから第1部始まりで、forever and ever 第1部 come みたいな。
確かに確かに。そこがJパートっていうか。
そう、第1部、Jパート come からの1999で。
次層パート入って。
第2部幕開けっていう。
確かにな。
ここから飛ばしていくぞ、みたいな感じ。
確かに確かに。いや本当そうだな。
イノランはそれぞれ1曲ずつ入ってて。
そうですね。それぞれ1曲ずつ。
ちょっと色取りを加えるっていうか、奪える感じですね。
そうですね。なるほど。
第2部の方はまあそうですね、勢いよく始まって、
インサイレンスでちょっと明るいイメージで終わりに向けていって、最後は静かに終わるって感じですね。
そうですね。宇宙的に。
宇宙的に。
ほんとすごい宇宙的だよな。
宇宙的ですね。
シングル曲はもうほんと固めてますからね、最後に。
これは意図してなのかどうかっていうところはありますけど。
3枚とも杉澤で。
普通のバンドだとこういうことしないもんね、なかなか。
ね、普通はまあ2曲目とか。
シングル曲を最後の方のところに3つ固めるって大体2曲目だよね。
そうそうそうそう。
これはでも、なんかやっぱりJは前のそのマザーでロージア、トゥルーブルーっていうところを出して、
結構なんかもうある種やりきった感みたいなところはあったんだろうなっていうところなんで、
そのメジャー系っていうよりはもうちょっとマニアックにやってみようっていう。
掘り下げてね、そう確かに。
感じはあったんだろうなって気はしますよね。
ハートとかはもうちょっと掘り下げて。
まあ螺旋とかもそうだね。
ちょっと余裕を感じるもんね。
余裕感じる。
これはもう一発当ててるからね。
そうチャレンジングをこう、余裕を持ってチャレンジングできてるし。
スギゾーがちょっとここで俺も当てなきゃって。
シンクル向けの曲を立て続ける。
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でもそういうのあったと思うんだよな本当に。
これは、このアルバムは結構スギゾー色強いんじゃないかなっていうのは。
強い、確かにそうですね。
やっぱJっていうよりスギゾー色ですよね、このアルバムは確かに。
ポータルの色がスギゾー色が強いかなって。
まあでも、Forever and Everは大きな存在感あるな。
それを改めて知りましたね。改めて確認したというか。
この曲があるからこそっていうところはやっぱあるな。
Forever and Everはちょっと別格だよね。
別格ですか。
これも本当に聴くときには準備が必要な曲ですよね。聴くぞって。
なんか曲始まるともうその時点でワーってくるもんな。
でもうワーってなるし。
で、間奏の部分でもすごいディープなところに入り込むし。
で、最後のサビでこうドゥーンと共に解き放たれるというかね。
いいっすね。幸せな10分間ですよ。
そうですね。Forever and Everは1位かな。
あるよね。難しいけどね。ランキング的にするの難しいけど。
ちょっと1個別次元なところにあるかな。
いやいやいや、スタイルは本当にすごい。改めて本当にすごいアルバムだなって。
すごいですね。
MOTHERで確立した究極の形とまた別の次元で。
そうですね。一歩先へ。
一歩その先に進んだというかね。
行き切ったって感じがする。
そうですね。
で、スタイル5っていう話になりますけど。
スタイル自体は4月22日にリリースされていて。
で、7月からそのツアーをやってるんですよね。
で、2回に分けてツアーやってるんで。
7月からやってるのと10月からやってるの。
で、2本ツアーやってて。
で、最後12月23日横浜スタジアム真冬の夜会をやって活動休止期間に入るというところがLUNA SEAの96年。
いやー。
まあでもこのアルバム作ったらもう変わりますね。この気持ちというか。
いやー。
わかった。
もう無理だわってなるよ。
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こうしていろいろ今話してきて、別に作ったわけじゃないんだけど話してていろいろ。
これはもう次は休むしかないわってなるよ。
ちょっと1回やめよって。
ちょっと止めよって。
1回もうこのままノンストップでこれを越えるものっていうのはちょっと。
これはもうできないよってなるよね。
ちょっとできないよってなりますよね。
なんかもう越える越えないとかっていう以外のその別の選択肢っていうのすら取れないっていうか。
なんか1回ちょっとリセットする時間が必要っていうのはわかる。
ですよね。
っていうところであれですけど、後々の話で出てきてるところだとその7月の全国ツアー始まるぐらいに割とその辺の話は出てたみたいですね。
来年も休止っていうところがその1回目の全国ツアー始まる段階である程度。
だからもうその後ツアーやってるときはずっとそういうもう前提っていうか。
これをちょっと区切りにっていう感じですね。
もう来年にはなんか別のことやってるっていう頭でやってたんだろうなってとこだし。
もう10月のその2回目のツアーとかになるともう多分留1とかはソロの準備とか始めてたりとか並行してっていう段階に来てたのかというとこですね。
まあでもその97年の活動休止に向けてっていうところは結構いろんなエピソードはもう出てますけど、杉蔵と留1がまあそういう意見で、Jと深夜がいわゆる反対派、イノランが中立みたいなところだと思いますけど。
中立ってなんだよ。
イノランらしいけど。
どっちやねんって。
どっちやねんお前って。
言われなかったんだろう。
確かに。
いやまあさすがにスタイルの後は行くところがなくなって、杉蔵とか留1の考えで行くとソロ活動をして、今度はこう個人個人をでかくするっていう。
そういうところで打開策を図ろうっていうところですよね。
Jとかはもう最後の最後までバンドとしてそれを乗り越えようっていう考えだったわけですけど。
どっちも分かるっちゃ分かるよね。だからそこは中立、そういうことか。
どっちも分かるっていう。
そういうことだな。
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ちょっと面白いなと思うのは、Jは前回マザーの回でもロージアのときに触れましたけど、ロージアを作る段階でスランプっていうか。
旅に出たとき。
旅に出た話がありましたけど。
それを経験してたからっていうところはあるのかなって、Jとしては。
でも彼はだからそれを一回打開してる経験があるっていう。
そうかもしれないですね。
なるほどね。
一回自分で行き詰まってるところを。
だからそういう経験を持ってして、バンドとしてもこれ乗り越えられるっていうなんとなくの感覚はもしかしたらあったのかもって気はするんだけど。
リュウイチとか杉澤はそういうところがなかったんだとしたら、一回ちょっと個人個人がっていう。
その辺の根本のってる部分は違ったのかもっていう。
やっぱりJはバンドだろっていうのはわかるよね。
そうですね。
バンドで乗り越えないでどうするんだみたいな。
それができないんなら意味ないじゃんみたいな風に考えてそうだし。
あと結構なんか面白いなと思ったのは、改めてそのこのことについて考えてたんですけど。
解散っていう選択肢はなかったのかなって。
確かにそこは面白いかもしれないですね。
今なんか当たり前のように話してて、ソロ活動派とそのまま行く派とかってあれですけど、解散派っていなかったのかなって。
確かにその時点ではいないよね。
なんかそれってすごいなって気はするんですよね。
それが偉いですよね。
たぶん誰一人解散は念頭になかっただろうし。
もう一歩先に行こうとはしてるってことですね。
その時点ではそうで。
そうなんすよね。だからこれスタイルで次難しいっていうのがみんな共通して思いつつ。
だけどいずれそれを超えるというか別のアプローチとか含めてまた何かできるっていうのは思ってるからやっぱ活動ケースとか。
そうですね。
そういう選択肢が出るわけだから。
どっちにしても杉澤隆一にしてもJシンヤにしても、その先のバンドの展開のための方法論が違うだけで、ルナシーを存続させるっていう目的は一致してるんだよね。
そうですね。
それなんか改めて面白いなって思ったんですよね。
確かに。
それすらなかったとしたら解散っていう選択肢になったと思うんですよね。
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解散はなかったんだろうな。
それが…。
もっとやれる、もっと模索したいっていうかね、あったんだろうね。
そうですよね。
もがいてでも先を探したいっていうかね。
それが本当その5人の絆とかもそうだし、その5人のストイックさとかも。
音楽への情熱みたいなところ。
ストイックだよね、本当ね。
真面目ですよね。
こんな真面目なバンドないと思う。
ないないない。本当そう気真面目な音楽に対して。
りゅういちとかね、あんな売れちゃったらもう昼なしやんなくても食っていけるしっていう。
確かに。
あるところでちゃんと戻ってきてるところがね。
そうですね。
偉いなっていう。歌い方あれになっちゃったけどっていう。
変わりましたよね。
でももしかしたらですけど、可能性を考えたんですけど。
ソロですごい売れたじゃないですか、そういう歌い方で。
その辺でそういうのも含めて売れたっていうことはそこに需要があるわけなんで。
あえてそれを取り込んでバンドとしてもやろうとしたみたいな。
失敗なんですけど、それは。
まあでもそれはあるにはあるんだろうなとは思うよね。
河村りゅういちで知ってくれた人をオルナシに取り込みたいっていう。
そのイメージもちゃんと残しつつうまく融合させようみたいな。
それはちょっと河村りゅういち感が強く出すぎちゃった。
強く出すぎたというか、出すことをもしかしたら目的にしてたのかとしたら
それがうまくミックスしなかったっていうか。
それ自体が失敗だったっていう可能性もあるのかなっていう。
でもそれは多分本人たちもわかってそうな気がするような。
あとあと。
その後は割と軌道修正というか。
そうだね。
そうそうそう。
やっぱあかんわこれってなったんだよね。
なったんだと思う。
多分Jとかにそう言われたんじゃないかな。
ほら見ろみたいな。
ちょっとちょっとないわーっつって。
でも確かTonightとかは結構もう本当声をからしてからあえてレコーディングしたとか。
そうだね。
そんな話もあったよね。
だからやっぱその辺はだいぶ気を使ってたんだろうなっていう。
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いやなかなか面白いですねあの5人は本当に。
そうですね。
面白いですね。
面白い。今でもやってるところがまたすごい。
そうですね。
今もやってますもんね。
ずっと長くやってほしいなって。
どうなんすか。スティーブ・リリー・ホワイトのプロデューサーどうでした。
その話。
クロス。
クロスいいアルバムですね。
クロスなんかあの発売の時のラジオのやつを聞いてすごいなんかそれで改めてなんかすごい聞きたくなって結構最近聞いてました。
だいぶなんだろうな。
いい全体として割となんていうかね柔らかい感じの。
音は本当にすごい柔らかいですよね。
粒が細かくて。かなりポップですよね全体。
ロック色は薄い感じかな。
杉蔵色はかなり強いんじゃないかな。
あんまりJっぽい。
まあそのスタイルでいうとこのGとかハートみたいな曲はない。少ないですよね。
多分イノラル色が強いんだと思うな。
確かあのスティーブ・リリー・ホワイトのがのきっかけイノランだから。
そうらしいですよね。
イノラン人脈で。
そうそうイノラン人脈だし、であのプロデューサー自体がJのフーファイターズとかさ。
はいはいはい。
割とそっち系の音楽生じゃんJって。
そういうの好きじゃないって言ってた。
なるほど。
だからそっちだからそうなったんですね。そっち要素あったりとか。
なるほど。
まあ元々U2とかプロデュースしてた人だから。
原曲のその方向性で言うとやっぱイノランとか合いますよね。
そうですね確かに。神話性はそっちの方が高いですよね。
そうそう。
次のアルバムが楽しみですね。
確かに。
あとはスタイル関連に戻りますけど、スタイル関連だとリワインドっていうビデオDVD出てますけど、あれはすごい良い作品ですよね。
リワインドってあれPV集だっけ?
リワインドはライブ映像とプラスドキュメンタリーみたいな。
基本は横浜スタジアムの冬の野外の映像を軸にしつつ、間にいろいろ入れてるっていう感じなので、
最初は冬の野外のwith loveとかから始まりって感じなんで、スタイルの頃のルナシーを感じるんだとしたら、これはすごく良い作品ですね。
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僕は高校時代とかこれめちゃくちゃずーっと見てました。
これは本当にその頃の。
スギ図をめっちゃ切れてるやつ?
スギ図を切れてるドキュメントのやつはたぶん別ですね。
僕もそれYouTubeで見ましたけど。
あれですよね。ライブ終わった後にめっちゃ切れてるやつですよね。
それなんか音が鳴らなかったとか。
クザイトラブル的な。
あれじゃない?SEの順番が違うと。
そう、SE。
マザーだっつったのかよ!みたいな。
それそれそれ。
ライブ全部終わった後にルナシーのライブってピアノのマザーがかかりますよね。
それで、何でしたっけもう一曲。マザーじゃないやつ。
なんだ、Believeかなんかかな。
なんだったかな、マザーじゃないやつ。ちょっと忘れちゃいましたけど。
スギ図的にはマザーをずっとエンドレスでリピートするのが嫌だったらしくて。
マザーの次に別のピアノの曲にしてほしかったっていうのを指示したんだけど。
なんかスタッフちょっと勘違いしちゃって。
その2曲目にやるやつだったやつをマザーより前にいきなり流しちゃって。
なるほど。
で、スギ図がめちゃくちゃ後で切れてるっていう。
マザーの次ってことだよ、みたいな。
わかんなかったらちゃんと確認しろよ、みたいな。
そうそう。
それは違うか、ペースか。
リワインドはすごいいいですね。カラスが映ってるジャケットのやつ。
そうだよね。
あれは本当に真冬の野外の感じを見れるんでいいと思いますし、すごい古い映像とかも入ってたりするんで。
活動休止前のルナシーの総集編みたいな意味合いもあるかなって。
なるほど。
これはいいですよね、ほんと。
ということで、スタイルもめちゃくちゃ語り尽くしましたけど。
語り尽くしましたね。また聞きたくなりましたよ、これは。
ほんとに。スタイルいいアルバムですよね。
いいアルバムですね。
いいですわ、もうほんとに。
ということで、スタイルはこの辺りにして、次のアルバムを決めて終わりにしたいと思いますけど。
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次は順番的にはひできくんですね。
そうですね。次はいろいろ考えたんですけれども、Xのブルーブラッドで行かせていただければと思います。
ルナシー2枚やって、X。
そろそろそこも行っておかないとというところですよね。
で、X行くんだったらやっぱブルーブラッドかなというところですよね。
そう。ちょっといろいろそこも悩んだんですけれども。いろんな説がありましたが。
そうですね。
やっぱりまずブルーブラッドに行かないといけないかなというところですね。
他に行きにくいっていうのもあるよね、ブルーブラッドに行っておかないと。
なるほど。
だし名盤だしね。
いいんじゃない?
いいでしょうか。
ブルーブラッドで行きましょう。
お願いします。
ということでルナシースタイルいろいろ語ってきましたが、次はXのブルーブラッドということでまた楽しみですね。
聞いてくれてる方も一緒に予習をしてもらえればと思います。
ではまた次回よろしくお願いします。ありがとうございました。
ありがとうございました。
明晩ラジオ。