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2021-07-27 22:01

#07-6 『MOTHER』後のLUNA SEA~終幕までを振り返る

名盤ラジオ『MOTHER』LUNA SEA(1994年)の最終回。アルバム『MOTHER』を作り上げたLUNA SEAのその後について、『STYLE』(1996年)や活動休止、1998年の『SHINE』、2000年の『LUNACY』からの終幕までを振り返っています。


『MOTHER』LUNA SEA

01.Loveless

02.Rosier

03.Face To Face

04.Civilize

05.Genesis Of Mind ~夢の彼方へ~

06.Aurora

07.In Future

08.Fake

09.True Blue

10.Mother


《CD&配信情報》

●Amazon

https://amzn.to/3z0pi65


●Spotify

https://open.spotify.com/album/3SyCeupAce56jzn0GjG5gM?si=X12AWaP3Squ9L-qreazZtw&dl_branch=1


●Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/mother/1444179208



■『名盤ラジオ』とは?

3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:02
名盤ラジオ、前回からの続き。
名盤ラジオ、LUNA SEAのアルバムMOTHERを取り上げて話をしています。
10曲話してきましたけど、もうラブレスから始まって、MOTHERで終わるっていう。
で、真ん中にはジェニシス・オブ・マインドとかもありつつ、
2曲目がロジアで、最後から2曲目がトゥルーブルーっていう、むちゃくちゃ構成がすごい。
これなんか、構成も今見るとすごい左右対称的な感じの作りになってますね。
ラブレスとMOTHERが対応してて、ロジアとトゥルーブルーが対応してて、フェイクとフェイス・トゥ・フェイスが対応してて。
確かにね。
真ん中にジェニシス・オブ・マインドがあって。
で、アップテンポなアッパーなシビライズとインフューチャーがあって。
真ん中にジェニシス・オブ・マインドとオーロラがあって。
うん、ほんとバランスがいい。
確かに確かに。
すごいなんか、本当に対称になってないですか、これ。改めて見ると。
でもこれが本当にそのアルバムの美学っていうか、
ルナシーのアルバムの型はもうここで作られたっていう。
マザーで完成してしまったルナシーを次はどう言ったらいいんだろうみたいな。
そうですね。
試行錯誤というか、見えるのがスタイルですよね。
タイトルのスタイルっていうのもなんか感じさせるものがあるというか、自分たちのとはなんだみたいな感じの。
そうそうそうそう。
でもやっぱりスタイルのその後っていうのはなかなか難しかったんだろうなっていう。
結果的にもそうなってますけど。
本当そうですね。
マザーを作って、もうこの後ないだろうっていうところからスタイルを作り上げて。
本来ない、もうマザーで完成してしまったのに、本来ないその先に踏み出したのがスタイルみたいな。
そうですね。
そこまでいけてしまったんだっていう。
そっから先はある意味リセットされてまたっていう感じですね。
そうですね。だからリセットする必要はあったんですよね。
あった。
このままではもうこれ以上はいけないなっていう行き詰まりではあるよね、スタイルは。
たぶんこのやり方としてはもう一番いけるところまで行ったっていう感じですね。
行けるところまでのさらにその一歩先まで行ってみせた。
そうですね。
でもここで頭打ちではあるから、あとはもうソロをやって国が大きくなってっていう感じですね。
03:06
ちょっと方法論を変えてみるっていう。
まあそうだよなとは思うんですけどね。
そうですね。
それしかないもんなっていう。
活動休止はスキゾーが言い出したっていうことですけど、賛成派がりゅういち。
反対してたのがJとC。
いのらんは中立か。
そうですね。
Jはだいぶ反対してたっていうのは有名ですけど。
Jはすごいバンドの人だから、やっぱりバンド一丸となってこっちに行こうよみたいなことだったと思う。
アプローチとしてそうですよね。
課題は感じてたと思いますけど。
バンド一丸でここを越えていこうっていう。
たぶん杉蔵とかはもうここが大きくならないとバンドは大きくならないみたいな考え方だったと思うんだけどね。
いざ97年ソロ活動期間が始まっていろいろやるわけですけど、
JはJでめちゃくちゃ実りのある1年だったと思うんですけどね。
その後のルナシーみたいなところに話が行くとまた長くなりますけど。
そうですね。
個々の音楽性が見えてみたいな。
個々のところとかがありますからね。
リュウイチの飛躍というか、実はものすごい国民的歌手を抱えてたんだなみたいな。
ルナシーって結構音楽的にやってることはマニアックじゃないですか。
でもこんだけ売れたっていうのはリュウイチのポピュラリティというか、そこのバランスだったんだなっていうのがソロ活動でちょっと思いました。
見えてしまったというか。
リュウイチって当時の男性ソロアーティストの日本記録とか作ってる。
アルバムの売り上げが。
300万枚とか売ってるから。
すごいね。
珍しいよね。バンド外れたらバンドより3倍ぐらい売れちゃったみたいな感じで。
確かに。
それはバンドは足枷になってたんじゃないのみたいな。
これちょっとパワーバランスがおかしくなったっていうのは。
それまでのバンドでいくと本当に5分の1っていうか、
権限とかいろんなのも本当に5分の1っていうバンドだったから、なおさら本当そうですよね。
いざその枠を外してみたら、ちょっと企画外入力。
すごい歌手だったんだなっていう。
06:01
で、いざ戻ってみたら、そこがすごい強く出ちゃったっていう。
社員なんだと思うんですけど。
強く出ましたね。だいぶやっぱり変わりましたよね。社員のとこから。
社員はそうですね。
河村職が強くなった。
そうだね。河村職。
98年にアルバム社員、シングルとしてはStorm社員、i4u出してのアルバム社員。
Stormもね、曲はかっこいいけど、ボーカルひっくり返っちゃったもんねみたいな。
ボーカルめちゃくちゃマイルドですよね。
確かにあれっていう感じはありましたね。
歌い方はあえてやってるんですかね、あれ。なっちゃってるんですかね。
割と復活後?復活後になって、隆一がインタビューで、すごいコントロールできるようになってきたみたいに言ってたから。
やっぱその頃はコントロールできなかったんだね。
なるほど。
確かにだいぶ、最近というか、河村職は薄れてますよね。
それをちょっと、河村職をちょっと強く出したりとか、
コントロールができるようになって。
そうそう、すごい引っ込めたりとか、できてるなっていう感じがするけど、
当時はすごい出ちゃったんだろうなっていう。
結構時期によってスタイルが変わってるもんね、隆一って。
その活動をして、いきなりアルバム作り始めちゃったんで、
なんかやっぱ少しライブやっとけばよかったな、みたいなのは言ってましたね、誰か。
でも、スタイルが変わって、
アルバム作り始めちゃったんですよね。
アルバム作り始めちゃったんですけど、
その活動をして、
アルバム作り始めちゃったんで、
その後のシャインのツアーでの、
ストームの歌い方とかってまた違ったりしますからね。
結構ライブ版だとかっこいいんですよね。
歌い方も変わってて。
低い落ち着いた感じで歌って。
なのでやっぱり取り戻す場は、もしかしたら必要だったのかも。
で、シャインを作り、色々ライブアルバムのNever Sold Outとか、
10周年の記念ライブのCapacity 無限大とかやったりとかして、
またアルバムを作るわけですけど、
それが終幕前最後のルナシーですね。
というか、
それがもう一つの、
もう一つのステータスがあるんですね。
アルバムを作るわけですけど、それが終幕前最後のルナシーですね。
カパシティー無限大もね、やった当時は日本の歴史最大でしょ?
そうですね、10万人。
10日後ぐらいにグレイに抜かれる。
そうそうそう。しかも20万人って倍回数だよね。
09:04
倍回数。
当時あれでしたっけ、ステージが崩れちゃった。
そうですね。
ヘリコプターで飛んできて。
当時結構ワイドショーとかでやってたもんね。
やってましたね、やってました。崩れて。
俺、キャパシティー無限大は行ってるんだけどさ。
僕も行きました。
うわ、マジでぶっ壊れてるよ、みたいな。
すごい。結構どれぐらいの距離で見れたんですか?
いやー、見えない見えない。
めっちゃ遠かったな。
後ろの方だともう本当に見えないですよね。
全部平らじゃん、あれって。
そうそうそうそう。
全然見えないんだよね。
画面見るしかないですよね。
そう、画面見るしかない。
でもヘリコプターのところすごい興奮しましたよね。
入場でしょ?
入場。マジか。
入場。どっから来るんだ、みたいになってて。
いや、なんかヘリコプター飛んできたけど、みたいな。
なんかこうカウントダウンみたいな映像が流れてて。
そうそうそうそう。
で、こうパッて最後飛んでるヘリが映って。
え、もしや、あれか。
そうそうそうそう。
あの飛んでるヘリ?みたいな。
確かに遠くから来てるみたいな。
そうそうそう。
あれはめちゃくちゃ盛り上がったよね。
痺れましたね、あれ。
で、こう歩いてって、その客席というかファンがいるところ歩いてって、ステージ登って、そこでこうエンジンを組むっていう。
あー、そこで組むんだ。
いつも裏でやってるやつ。
裏でやってるやつ。
それが1999年ですもんね。
すごい、99年か。
この年はだから音源の発売は、まあライブアルバムは出てますけど他にはせず、グレートの対バンとかして。
グレートの対バン。
そうですね、12月23日に東京ドームで。
えー、そんなのあったっけ。
ありましたね、僕行ってないですけど。なんかありましたね。
で、大晦日にZepp Tokyoでスタートアップギグっていうやつやってて、僕はこれに行ってるんですけど。
これはめちゃくちゃ良いライブでしたね。
あれめちゃくちゃ良いよね。
これは本当に良かったですね。
スタートアップギグめちゃくちゃ良いなって思ったもんね。
これめちゃくちゃ近くて、本当にびっくりしましたね。
それまで東京ドームとか横浜スタジアムとか、さっきのキャパシティ無限大もそうですけど、めっちゃやっぱ遠いわけですよね。
豆粒みたいな次元で見てたんですけど、これは本当にもう手を伸ばせば届くっていうか。
本当にそこにいるよっていうか。
もうまさに。で、1曲目WISHで始まり。
12:03
あーそうだ、最初WISHから始まるんだね。
そうですね。
これはもう特別ライブなので、いわゆるいつものライブの流れ。
ドラムソロがあってとかっていう感じでもなく、わりとギュッてしてる感じだったんで。
それもまた良い感じだったなっていう。
ライブハウスなんで良いライブでしたね、本当にこれ。
で、その後Gravity Tonightリリースして、アルバムルナシヒを出すと。
ここら辺になると本当にまた深みがさらに増してっていう感じになってますよね。
このアルバムルナシヒはめちゃくちゃ好きですね、僕は。
赤いやつ。
赤いやつ。
赤いやついいよね。CYのやつね。
このCYのルナシヒはいつかやりたいですけど。
ここでセルフタイトル、ルナシヒっていうのは、なんかあれだよね。
集大成的なものを感じつつ、原点回帰も感じつつ、ちょっと意味深なところも感じつつ。
これロゴがちょっと違いますね。
そうなんですよね。
この時だけか、この時とその後のベストアルバムとかもちょっと違うロゴで。
この頃ちょっと変えてきてますよね。
このくらいになるとビジュアル系っていうのがマーケットとして確立されて。
だから本人たちも逆にちょっとまた違う路線というか。
大したことないバンドもビジュアル系でくくられて売れちゃって。
そこと一緒にされるのは嫌だみたいな。
そうですね。
この頃とか杉澤とかは結構完全にすっぴんでステージに出てたり、
すごいそういうビジュアル系のくくりを嫌がってたり。
そうですね。
嫌がってましたね。
深夜とかもすっごいシンプルなドラムセットに変わってたりしてましたね。
今までも要塞みたいなやつだったのが。
ですね。
ルナシー出してツアーやって、最後ラブソングシングル出して、
で終幕発表して東京ドームツーレイズやって終幕するというところでしたね。
ファイナルアクト。
ファイナルアクト行ったなぁ懐かしいですね。
ファイナルアクトは一緒に行ったんだっけ。
確かに一緒に行ったかな。
15:00
いいライブでしたね。
いいライブだったよね。
ちょっとその時は本当にもう残念だなと思ってたけど。
でもこの頃はもうあれだよね、このムーブメントが終わっていくんだなっていう。
そうですね。
ですね。
AXの解散もあり、ヒデがいなくなったりっていうのもあり、
そのビジュアル系みたいな呼び方がちょっと逆にしたようなニュアンスを含んでた頃でもあると思うんですけど。
そうですね。
でも本当に一つの時代を自ら閉じたっていうような。
そうですね。
時代を作って、時代を終わらせたというか。
終幕っていう呼び方もかっこいいですよね。
ちょっとその後も村氏は復活、リブートしていくわけですけど、
ちょっとそこまで行くと話が広がりすぎるんで、ここでは終幕までっていうことで。
まず一旦。
そうですね。
一回この回はここまでにしたいなと思います。
そうですね。
いやあらためて、村氏の最初からマザーを中心にして終幕まで話してきましたけど。
だいぶ行っちゃったね。
行っちゃいましたね。
マザー、マザー。
結構。
でもやっぱ本当にマザーは分岐点っていうか、もうここで確立してっていう。
あらためてそうだなっていう。
すごいですよね。
よくこの時期にこれ作ったなっていう。
いやあ、驚異的だと思いますよね、本当。
なんかあらためて聞いてみて、すごい勢いがあるっていうのは思ったしね。
結構なんか、村氏のイメージ的にプログレッシブな構成力とか構築力が目立ったアルバムなイメージがあったんですけど。
結構あらためて聞いてみると、すごい勢いがあるなっていう。
ロック的な勢いと、バンドが急成長していく勢いというか。
結構早い曲多いし。
確かに確かに。
失踪感は?
失踪感が全体的にある。
ありますよね。
本当聞いてて一瞬で終わっちゃったみたいな。
いやあ、これは本当にすごい名盤というか、日本のロック史に残る金字塔ですね。
間違いなくそうですね、これは。
これが与えた影響力はめちゃくちゃものすごいと思います。
ほんとそうですね。
なんかもうビジュアル系とはこういうものだ。
18:00
教科書もいきなり出来上がっちゃったみたいな感じです。
それは音とかもそうだし、バンドの振る舞いというか見た目もそうですけど。
クリーントーンのアルペジオとリード・ギターの組み合わせみたいな。
そういう様式も結構それで出来上がった感がありますよね。
突っ込みの頃がないもんね。
完成度が高すぎて。
バンドの在り方として完成度が高すぎて、突っ込みようがないっていう。
完璧な。
まだ本当にいいアルバムですね。
ルナシーはまた別のアルバムも今後やっていきましょう。
スタイルは語りたいし当然。
あと何よりリブート後もいいアルバム作ってますよ。
ということで、ルナシーはいろいろ語りだすと止まらないというところですが、
今回はマザーを取り上げて話してきましたと。
また別のアルバムでもやっていきたいと思いますが、
マザーはとりあえず以上でございます。
ではでは次のアルバムですね。
次はマザーは僕がチョイスしているので、
次は順番でいくとエヌゾーさんですね。
エヌゾーが選ぶ次の1枚ということで、
その流れに沿ってルナシーのスタイルを。
その流れでいくんですね。
伝統。伝統発通ですね。
固みかけますね。
でもマザー聞いてるとスタイルいきたくなりますよね。
いやもうそうですね。
すごいスタイルしたいってなったもんね。
それは確かに。
スタイル聞きたいですね。
でもさっきからマザーの話はいっぱいしてきて、
その流れでこれの後にもう何もないっていう中でスタイルを作り上げたっていう話は散々出てきましたけど、
その流れで改めてスタイルについて向き合うっていうのは面白いですよね。
確かに。
実感そのマザーで完成してしまった人間の到達する究極の領域に行ってしまったこのルナシーというバンドが、
さらにその一歩先に行ったっていう、
それを到達するのを実現できたアルバムとしてのスタイルというか。
改めてスタイルがどんなものだったかっていうところでちょっと楽しみですね。
21:04
はい。
次回は引き続きルナシースタイルということで、
続いていくアルバムになるわけですけど、
スタイルを取り上げていきたいと思いますので、
皆さんもルナシー改めて聞いてみてはいかがでしょうかというところですね。
では、今回は7枚目のアルバムとしてルナシーマザーを取り上げて話してきましたが、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします。
ありがとうございました。
さよなら、さよなら、さよなら。
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