1. 名盤ラジオ
  2. #81-4 人生?スマパン『メロン..
2025-11-09 1:04:11

#81-4 人生?スマパン『メロンコリー』を総括!~ロゴスとパトスを音楽で表現!

スマッシング・パンプキンズ『メロンコリーそして終りのない悲しみ』特集④(最終回)!Disc2後半曲&2枚組アルバムを総括!長かった夜は終わり、そして人生は続いていく。(※1.5倍速再生推奨)■武道館ライブ感想回スマパン武道館ライブ感想回!~まさかあの曲が!最高セトリで振り返る!【名盤ラジオ 番外編#90】https://youtu.be/9cnASXf8AzQ※前回まではこちら『メロンコリーそして終りのない悲しみ』特集!~絶頂期スマパンが語る2枚組の物語とは?【名盤ラジオ #81-1】https://youtu.be/KFKcZtNcaSs『メロンコリー』Disc1の楽曲をひも解く!~没入する世界観!進行する物語【名盤ラジオ #81-2】https://youtu.be/C9Jw4NyY4P0『メロンコリー』2枚組の必然性とは!?~Disc2の個性が映す、ビリー・コーガンの核心部分?【名盤ラジオ #81-3】https://youtu.be/FMW1he1FMOM※『Siamese Dream』特集スマパン『Siamese Dream』特集!崖っぷちビリー・コーガン、起死回生作!【名盤ラジオ #78-1】https://youtu.be/yxA482_lvFoスマパンサウンドの秘密とは!?『Siamese Dream』序盤曲を語る!【名盤ラジオ #78-2】https://youtu.be/i2MwrcEJj3g個性光る『Siamese Dream』中盤曲!~ジェームス・イハの貢献度?ビリー・コーガンとの相性は?【名盤ラジオ #78-3】https://youtu.be/PX-G70V82Ykスマパン『Siamese Dream』総括回!~ビリー・コーガンよ、ずっと●●でいてくれ…【名盤ラジオ #78-4】https://youtu.be/dRE9ddHJ5Eo※スマパン好きな曲ランキングBEST5!選曲理由&バンドの魅力を語る!【名盤ラジオ 番外編#63】https://youtu.be/CWXf7Mah19E※『Machina/The Machines of God』特集「スマパン」デビュー当時のロックシーン&各アルバムと駆け抜けた90年代を語る【名盤ラジオ #21-1】https://youtu.be/GZp5q_lAxCgなぜスマパンを聴くとキュンとするのか?ジェームス・イハら各メンバーの貢献度は?【名盤ラジオ #21-2】https://youtu.be/kItqSCMrWDU哀愁と切なさが増したスマパンの集大成!当時の不安定さを表してたアルバム終盤?【名盤ラジオ #21-3】https://youtu.be/kItqSCMrWDU過小評価された名盤『マシーナ』総括~スマパン再結成とビリー・コーガンについて【名盤ラジオ #21-4】https://youtu.be/KosQe4h_wtQ『Mellon Collie and the Infinite Sadness』The Smashing PumpkinsDisc 1.Dawn to Dusk 1.Mellon Collie and the Infinite Sadness2.Tonight, Tonight3.Jellybelly4.Zero5.Here Is No Why6.Bullet with Butterfly Wings7.To Forgive8.Fuck You (An Ode to No One)9.Love10.Cupid de Locke11.Galapogos12.Muzzle13.Porcelina of the Vast Oceans14.Take Me DownDisc 2.Twilight to Starlight 1.Where Boys Fear to Tread2.Bodies3.Thirty-Three4.In the Arms of Sleep5.19796.Tales of a Scorched Earth7.Thru the Eyes of Ruby8.Stumbleine9.X.Y.U10.We Only Come Out at Night11.Beautiful12.Lily (My One and Only)13.By Starlight14. Farewell and Goodnight《CD&配信情報》●Amazonhttps://amzn.to/461o10K●Spotifyhttps://open.spotify.com/intl-ja/album/4bPT6Q8ppaSNppk1kbEbLl?si=UMRkVoatSQ-vonTQ0ejktw●Apple Musichttps://music.apple.com/jp/album/mellon-collie-and-the-infinite-sadness-2012-remastered/721224313--------------------名盤ラジオ、本チャンネルはこちらhttps://www.youtube.com/channel/UCLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ◎名盤ラジオ メンバーシップ◎↓こちらの動画および概要欄にて詳細ご説明しています。https://youtu.be/8cODTrEK29I▼メンバー限定動画はこちらhttps://www.youtube.com/playlist?list=UUMOLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ▼ご参加はこちらからhttps://www.youtube.com/channel/UCLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ/join--------------------◎X(旧Twitter)名盤ラジオ https://twitter.com/meibanradioエヌゾー https://twitter.com/Nineinch7empestヒデキ https://twitter.com/hidekeenanタクヤ https://twitter.com/takuyameiban--------------------#スマパン #TheSmashingPumpkins #名盤ラジオ■『名盤ラジオ』とは?3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながら語っていく番組です。※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

サマリー

ポッドキャストでは、スマッシング・パンプキンズのアルバム『メロンコリー』について、曲の解釈や演奏の特徴を深く探求します。特に、ドラムやギターのアプローチが曲に与える影響について話し合われ、ビリー・コーガンの役割が際立つ印象を受けます。第81-4回のポッドキャストでは、アルバム『メロンコリー』の振り幅や音楽表現の多様性について考察し、ロゴスとパトスの要素が音楽でどのように表現されているかを探りつつ、各曲について深掘りします。また、アルバムのテーマとして「人生」に焦点を当て、音楽の中でのロゴスとパトス、二律背反の概念を探求し、その深い内容とメンバーの個性を浮き彫りにします。このエピソードでは、アルバム『メロンコリー』の音楽的表現やビリー・コーガンの自己表現の欲求を探り、来日公演の期待感やファンとの交流の重要性についても触れられています。

ミュージシャンの解釈
名盤ラジオ、前回からの続き
名盤ラジオ、スマッシングパンプキンズの
メロンコリー、そして終わりのない悲しみ特集をやっております。
たくやです。今回もよろしくお願いします。
こんにちは、こんばんは。えぬぞうと申します。
こんばんは、きゅんとしてぴできことひできです。
よろしくお願いします。
今回は、メロンコリー2枚目の途中、前回6曲目の
Tales of Us Coached to Earthまで話したので、続きやっていきたいと思います。
やっていきましょう。
やっていきましょう。
次が7曲目のThrough the Eyes of Rubyですね。
こっからですね。なかなかのここで長尺曲来ましたね。
これはなかなかここに来て、7分以上ありますね。
長いですよね。後半曲の中で結構山場っていう感じの。
山場だね。
ちょうど中間だし、そしてこれがまたいいよね、この曲。
これ、なんつーか、1枚目の方だとやっぱポルセリーナ
of the Bad Oceansの長い曲あるじゃないですか。
あれと結構なんていうか。
わかる。
長尺曲的な感じじゃない?これ結構。
わかるわかる。めっちゃ結構キャラ似てるよね。
そう、あれ的な位置づけでありつつ、なんかちょっと向こうはオーシャンみたいな海の雰囲気でありつつ、
こっちはなんかちょっとルビーみたいなさ、なんか炎みたいな感じのね、なんかちょっと大変になってる感あるなっていうのは。
あー。
結構力強いなっていう感じだ、こっちの曲とか。
っていうところとあとは、なんかね、ドラムのなんか、あのー、癖みたいなのがすごいしっくりくるっていうか。
このドラム秀樹くん好きそうですよね。
めっちゃそうなんですよ、まさに。もう本当に。
これ、ここでこう来て欲しいっていうのがなんかこう、つばり来るみたいななんていうか、
めっちゃ自分の癖にしっくりはまるみたいな感じのところがあって、
これ自分が叩いたんじゃないかくらいな。
うーん。
タタタタン、タタタタン、タタタタンみたいな。
タタタタンみたいな。
なんかそのね、ほんと。
あれ秀樹が好きだよねみたいな。
これだからそうなんですよ、気が合うなーみたいなめちゃくちゃ。
気が合うなー。
そりゃ合うよなー。
気が。
お前がなー。
大好きだからっていうところ。
お前が地道園に影響を受けてるからなー。
地道園も大好きだからそうなんですけどね。
いやーこれほんとに。
このなんだろう、ドラムに関する考え方みたいな。
ブローチの考え方みたいなの。
完全に同意みたいな、なんていうか。
解釈一致みたいな。
解釈一致みたいな、もう完全にそういう感じの。
あたかも自分が叩いてるんじゃないかという。
おこがましい。
そんなことを言うのはおこがましいあれですけど、
それぐらい自分の趣味に刺さるっていう感じですね。
当然こんなにうまくは叩けないけどねっていうところですけど。
なんかその解釈一致感ってやっぱギターにもあるくないですか。
たくやさん。
すごい、なんかヘビーな音を鳴らしながら、
なんかメロディアスなオブリガードが入ってくるじゃないですかみたいな。
めっちゃありますよね。
2分50秒ぐらいから、
っていうこの。
いやー、そうですよねこの、なんか単音ギターの
10秒くらいからの 「テーレレレレー」っていうこの
いやーそうですよねこの なんか単音ギターの
「テーレレレレー」みたいな そうそうそうそう
あれとかたまらんすね
「テーレレレレー」 歌の後ろで
ボーカルのメロディに絡みついてくるギターの この単音フレーズみたいな
ギターソロではないんだけど そのボーカルに絡みついてくるんですよね
ソロの音がみたいな
それがこの曲の盛り上がりを 演出してくるみたいな
これも解釈一致ですよみんな みたいな感じがありますよね
いやこれだよって これやりてんだよなっていうのを
ボーカルに絡みついてくるギターの そのね
単音フレーズですよ それめっちゃ好きなのわかりますね
ボーカルからすると邪魔なんですけど
なんかギター歌ってきたなー みたいな感じするんですけど
それが気持ちいいんですよ っていうことですよね
歌ってくるね 後ろで歌ってくるギター
このなんか1分次の ふわふわしたAメロの
アルペジオな感じとかも めちゃくちゃ好きですけどね
あー
この辺も
フェイザーがかかったような アルペジオだね
フェイザーがポイントですよね
回転系の そうそうそう
その辺とかをなんかすごい集中して 聴いてるとめちゃくちゃなんか
この曲は本当なんか 演奏に集中して聴く曲ですね
あーそうですね 本当にそうだね
そんなにすごい勢い一変等でもないから
ちゃんと聴くっていう
長い曲ですしね
その中でいろいろ展開するじゃないですか
いろいろ聴きどころありますよね 各パート
いやーこれすごいな
これもあのライブ映像を見たんですけど
めちゃくちゃかっこよくて
これもねすごいちゃんとやってて
あの4人の演奏がすごいちゃんとやってて
ちゃんとやっててって面白い
なんか変に崩したりとかしてなくて
しっかりちゃんと 忠実に結構ちゃんとやってるんですよね
再現っていうか音源の
あれこれポルセリーナもちゃんとやってたんだっけ
そうそうあれもすごい忠実にやっててかっこよくて
この曲もそうだった
でビリー・コーガンとジェームス・イーハーが
ソロを続けて交互にやったりして
その辺も見どころで
割となんかそういう感じでやるんだみたいな
で結構ねジェームス・イーハーもさっき言ってた単音フレーズとか
歌の後ろだから当然かもしれないけど
結構目立つというか見どころがあって
でビリー・コーガンはビリー・コーガンでしっかり目立つんで
その辺のバンドとしてのかっこよさがやっぱあったんで
曲の技術的側面
結構この曲のライブ映像とかは探してみる価値あるんじゃないかなって
思ったりしましたね
なかなかこれはこの真ん中ら辺にあってね2枚目の
すごい大曲ですね
そっからアルバム続いて1曲目がスタンブレイン
なんか急に寂しい感じですよね
これは本当にもうアコースティックな
そうだねこれはもうなんかアンティーク家具みたいな感じの味わい深さが
やべーアンティーク家具ですよねもうね
もはやそんな感じのこの味わい深さじゃないですかこれ
そうだね味わい深さが
アンティーク家具って素晴らしいね
これ絶妙だ
君の表現素晴らしいねアンティーク家具だよな本当
これそうですね
いやー
大きなノッポの古時計じゃないですか
って感じですよね
家に置いておきたいね1個ぐらい
こんなに壮大な曲の後に急にこれが来るっていう
やっぱ相打ち的だなって思うんですよ
物語的な押し引きというか波じゃないんですよね2枚目は
ライブパフォーマンスの影響
1枚目はそういうストーリーだったと思うんですけど
やっぱ2枚目はなんかガクガクしてるよねっていう
ガクガクしてる
まさにそう
そのどちらもがビリー・コーガンなんだよねっていう
これだってビリー・コーガンしかやってねーだろこの曲
お前がギター弾いてお前が歌ってるだけだろって
バンドじゃないもんねこれね
これも完全にそうですね
こういうのでダーシーが嫌になっちゃうんですね
お前がやってるだけだろつって
出た出たって
私はイーハートやるよつってね
何を
お前がやってるだろ
私はイーハートやるけどねつってね
でもいい曲だよねすごく
こんなくだらねーこと話してますけどすごいやっぱ
めちゃくちゃいい曲だしなんなら泣いてしまう曲だよね
次が9曲目
XYU
ほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほら
ほら言ってるでしょもうずっともう情緒不安定
情緒不安定なんですよもう
これもうさっきまでの話を聞いて
イントロ聴くともうちょっとビク ビクしちゃいますね
もう納得いくじゃないですか ああそういう2枚目はそういうこと
なんだと
ああ僕機嫌損ねちゃったみたいな そうそうそう
ぶん殴ったと思ったら優しくなった と思ったらまたぶん殴ってくる
みたいな話なんですよ
これはね
情緒不安定の最たる曲じゃないですか 最たるところきたなって感じですね
これは本当に
いやまあでもすごいですけどね この曲のテンポチェンジの感じ
とか
すごいすごい
めちゃくちゃすごいよね曲として はなんかバンドの演奏的にも難しい
と思うんだけどこんだけレコーディング とかやってんのかわかんないですけ
ガブンバーみたいなね
なんですかこれ
これでなんか途中とかすごいこう めっちゃテンポめっちゃ落ちてきて
みたいな
そうだね
この辺もクリック使ってないかね
ドゥンドゥンドゥンドゥンドゥン となりますもんね
これだからもう完全に生演奏っていう クリック無しでしょこれ全編的に
一発撮りなのかなすごいいつ
一発撮りやった方がよくないですか こういうのは
じゃないと無理ですよね逆にこれ
あんまりなんかねすっくり込まない 方がいい確かに感じですよね
そうなるとなんかつまんなくなっちゃうよね
そうそう
ここでテンポ落としてみたいな
そのテンポ落とすのをクリックに合わせてやるみたいになると
なんだよみたいになっちゃうじゃないですか
それほんとなんだよ
そうですね
じゃあテンポをプログラムしようみたいな
そうそう
ガッカリだ
それはやばい
ガッカリだなってなるじゃないですか
それはガッカリだ
僕はもう地道なのさ
このサジ加減で落としてくれよみたいな
そうそう
この曲ですよね
完全にテンポ落ちきって1回止まった後の
4分18秒あたりのところで
有名なソラ耳があるんですよね
この
エビビワアイスサバチョコレートスイカー
これすごい大好きなソラ耳の
すごくないですかこれ
エビビワアイスサバチョコレートスイカ
エビビワアイスサバチョコレートスイカー
エビビワアイスサバチョコレートスイカー
あそこで映像止まるしね
そう完全に止まったところで
エビビワアイスサバチョコレートスイカー
スイカでめちゃくちゃ
あのスイカが一切
スイカー
スイカ
スイカ
スイカ
スイカ
スイカ
スイカ
スイカ
これここすごい
あのスイカの言い方まじ凄いですからね
めっちゃねソラ耳の映像見たかったんだけど
もうないんですよねどこにもっていうか
めっちゃ当時なんかこれ、見て衝撃的だったんですよね、これ。
エビビュアアイスサバチョコレートスイカ。
全く意味がないもんね。
全く意味がない。なんか買い物に、確か女の子が行かされてて、
で、なんかエビビュアアイスサバチョコレートスイカを買い物袋に入れるみたいな。
マサイ、スイカ!
エビビュアアイスサバチョコレートスイカ!
で、そんなブチ切れちゃったんだって話ですよね。
めちゃくちゃブチ切れてる。
俺の曲はもうその印象めちゃくちゃ強すぎる。
ブチ切れてますね。
ブチ切れソングですね。
アウトロのギターもフヨロローフヨロローってなってて。
そうですね。左側でぶっ壊れてますね。
すごいことになってますね。
壊れるならば壊れる。壊れるとこまで行こうっていう。
その壊れ感がやっぱロックだと思うし、そこにロックを感じるんですよね。
ロックでありファンクでありっていう。
その振り切れ方がやっぱすごいんですよね。
そこにグッと来るよねっていうのはやっぱあったなっていうのは感じるんですよね、当時聴いてて。
これはやっぱ海外だなというか、日本のロックバンドでそこまで振り切れてないんですよね。
振り幅の大きさ
そこまで振り切れたものを聴いたことなかったんですよね、日本のロックバンドで。
やっぱ海外のロックバンドってここまで行くんだと。
サワダのスイカだのっていうのをここまで……
ああああああサイカーってなっちゃうんだみたいな。
この振り切れ方のすごさっていうのは海外すごいなって感じたのはありますよね。
なんかハードコアいっぺんとんなバンドがそういうことをやるのはなんかわかるんですけど、スマパってそうじゃないじゃないですか。やっぱ物語、美しい物語を語るバンドだし、メランコリーとかノスタルジーとかイノセンスを語るバンドなんですけど、そういうバンドが振り切れるとここまで行っちゃうんだと。
あれあれあれ、スイカーってなっちゃうんだみたいな。そのなんか両極端な感じがやっぱすげーな。洋楽ってすごいなーって表現の振り幅の広さというか、そこにやっぱ感動したなっていうのはありますよね。
すごいですね。バンド単位でグランジみたいな、極端位でそれを見せてくるってすごいですよね。なんていうか、静かなところから激しいところみたいな。この振り幅の大きさで言うとほんとに一番すごいんじゃないですか。
振り幅の大きさですよね。徹底するとか徹底するっていう。
サーティースリーとかやってたバンドがこの曲なんだよね。
やるとは思わないじゃないですか。こんな急に来るとは思わないっていう。それをやっちゃうっていう。そこにロックの自由さを感じたし、表現って自由なんだっていう。何やってもいいんだみたいなのを感じましたしね。
振り幅大きければ大きいほど弾かれちゃいますよねっていうのはありますし。それが日本のロックバンドに感じなかった魅力なんですよ。こういうのが。
日本のロックバンドってやっぱりどうしても完成度高かったりするんですけど、振り幅の大きさという点ではやっぱり海外に及んでなかったかもしれないよねっていうのは感じます。個人的にはですけど。
アルバムの流れと曲の解釈
そういう意味ですごい惹かれた。このアルバムに惹かれた理由の一つではありますね。このXYUは。
そして、次が10曲目。
We Only Come Out At Nightは。
これもその振り幅なんですよ。これとかも良くないですか?どうでも。
これ、アルバムの中で一旦CMですみたいな感じがありますよね。
これ、iPhoneのCMかなんかで使われてましたよね、最近。
マジで?
最近、多分去年か一昨年だったか。確かこれiPhoneのCMに使われてて、スマパン使われてるって思った曲確かあったんですよ。
マジで?
今更っていうか、今これなんだみたいな感じだった気がする。
勘違いだったらごめんなさいなんですけど、確かそうだった気すんだよな。
だから、なおさらアルバムの中で一旦CMですみたいな感じがめっちゃすんだよね、これ。
ちょっとここでCM入りましたみたいな。
なるほどね。
でもこの曲、なかなかね。
夜寝て歩いてる感じのね。
いいよね、そういうなんとも言えない雰囲気。
アルバム流のその流れ的には、もうこれって別にいいと思うんですよ。
飛ばしてもいいと思うし、なんか急にダラッとしたの来たなみたいな。
なんか緩くなったなみたいな。テンション的には緩くなったなっていう曲だと思うんですけど。
でも聴いてみるとやっぱいい曲じゃないですか。
すごいグッとくるメロディーがあり、グッとくる音が鳴っててっていう。
そういうのを入れてくるとこが憎いですよねっていう。
憎い、本当に。いいっすよね、これも。
これもその振り幅というか、こんなに緩急つけてくるんだっていう。
そうですね。
これがなかなかできないんだよなー。
でもこの曲はわりとなんか、ちょっとひとつスイッチ的な曲になってるのかなっていうのも感じましたけどね。
割とこっからラストに向けて行きますよみたいな。
ちょっとこう、さっきまでの躁鬱状態からちょっと覚醒して、締めくくりに向けて本気出してきたみたいな。
だからもうこれそうだね。レム睡眠とノンレム睡眠みたいなのがいろいろ繰り返してきて。
整ってきたみたいな。
整ってきて、いよいよ最後、覚醒に向けての。
あー、なるほどなるほど。
夜明けに向けてのなんかこう。
あー、なるほどね。
うん。そういう感じがあるかも。
ちょっとあの睡眠のグラフが浮かんだわ。
あのグラフだよね、完全に。
上下してる感じのね。
深い眠りのときとレム睡眠とノンレム睡眠のこの、あれだよね、そのサイクルで、だからやっぱり睡眠の夜だよ、これ。
確かに、夜だね。
で、起きるのに近づくともう上の方に。
そうそう。だんだんあのグラフがさ、上の方行ってくるからね。
うん。
なるほど。
その、波がね。
そうだね。
言われてみればちょっと。
さっきドッカル局で、にょういがとか言ってたもん。
一回起きたんだね。
一回起きた、あれ、覚醒、一回ちょっと起きちゃった。
だんだんさ、波の幅がこう短くなってるでしょ。
幅がね、そういうことだね。
さっきはだいぶ結構深い眠り、3局ぐらい深い眠りに行ってから上がってみたいな。
確かに。
それがこう、明け方に向けてね、波のあれが短くなってくるんですよ、感覚が。
緩やかになってくよね。
ね、それがこう、まさにじゃんこれ。
まさに。
そういう、うわ、すご。
あっ。
夢の中ってことだね、だから。
夢の中ですね。
この2枚目は。
なるほど、面白いな、そういう解釈も。
ぐるっと終わってくな、みたいな感じですね。
そうそうそうそう。
ぐるっと朝を動かす。
ハイドル閉まらないんだ、みたいな。
ふわふわー、よく寝たー、みたいな。
ふわふわー、ふわふわーって。
まあその10局目あり、次11局目がビューティフル。
うんうん。
これももうだいぶね。
これもだいぶドリーミーな。
ドリーミーだね、めちゃくちゃドリーミーですよね。
この曲って、ビリー・コーガンとダーシーのデュエットですよね。
あー。
たぶんこれ、このボーカルって。
ちょっと確かに、声が入ってますね。
左側から聞こえてるのがダーシーだよね、この、なんていうかチョイハスキーみたいな。
なんかね、そうやって聞くとすごい味わい深い曲だなっていう。
その2人のデュエットってなかなかね。
ダーシーの歌声が聞けるって感じで聞くと、結構聞きどころが出てくるというか。
結構前編歌ってるよね。
ダーシーなんか何もやんねーからな、あいつらな。
ようやくなんかやったな、みたいな。
ここでちょっと、存在感が。
やっとなんか歌いましたね、みたいな。
だらだらしやがってな、あいつらよ。
やる気のね、令和の若者みたいな感じじゃないですか、もう。
だらしやがってっつってね。
私バイトですから、みたいなね。やる気ないんすよね、みたいな。
このビューティフルはね、ミディアムな感じで。
ダーシーのボーカルも楽しめますよ、という曲ですね。
夢の中だな。
ふわふわっとね。
やっぱメロディーは綺麗だし、雰囲気はいいし、
これを流しながら寝たいなって感じしますよね。
気持ちよく眠りにつけそうだなっていう。
で、そこから12曲目がリリィ、My One and Only。
クライマックスへのアプローチ
また一旦CMデースみたいな感じですね。
これもわりと近い感じの。
もうそうだね。
なんか2曲前のWe Only Come Out At Nightと、また同じ曲きたなーみたいな。
だいぶかぶるよね、この曲。
って思うよね、ちょっと慣れてないとっていうか。
いやもなー、この感じが嫌なんですよ、もう。
ドゥン、ダドゥン、ドゥン、ダッダドゥン、なんかダラッとするじゃないですか。
もうこれ、こんな曲入れなくていいじゃねーかみたいな。
これだってもはやバンドサウンドではないからね。
なんで入れたんだこれみたいな思うよね。
いやまあこれがね、そこでこういうのが入ってくることで、奥深さが。
奥深さあるんすかね。
このドラム結構、
このドラムが?
これをね、叩ける地味、なかなかすごいなっていうか、
あのジェリーベリーみたいな、あんだけすごいプレイをしておきながら、
こういう曲ではこういうドラムも叩けるっていう、
なんて言ったらいいんすかね。
こんな退屈なことをやっちゃうんだみたいな。
いやいやいやいや。
こんな、なんて言うんですかね、繊細なドラムって言ったらいいんすかね。
繊細っていうかなんか、おもちゃのドラムみたいな感じ。
曲に寄り添ったドラムだと思うんですよね。
エゴ一切ないじゃないですか。
こういうダラッとした曲ならこういうリズムだろうみたいな。
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとやってるみたいな。
そういうこともできるんだっていう。
できるんだっていうところがね、さすがジミーっていう。
こんなことできるジミーすごいなって。
まあここはなんか、3曲こういう世界が続くなっていうところ。
CM2個挟んでるからね。
だいぶ眠りが浅くなってるなみたいな。
だいぶ朝が近づいてきてる感はあるよね。
そうだね。
そういうところからの13曲目がBy Starlight。
ここはまあね、曲順的なところとタイトル的なところでもね、
ディスク2のタイトルがTwilight to Starlightだから、
ここでStarlightって曲名に入ってるってことはクライマックスですねみたいな感覚ありますけど。
これこそもうほんとなんかもうすぐ長い夜が明けるなっていう感じの。
その時間帯の雰囲気がすごいよく出てるなっていう。
これはまあそしてかなり名曲ですよね。
すごくいいんだよな。
なんかやっぱじっくり聴くとすごく染みる。
めっちゃ染みるね。めちゃくちゃ染みるねこの曲も。
すごい切ないんですよね。
いやー切ないですね。
これなんかドラムとかギターの音がめっちゃこもった音になってるじゃないですか。
そこがまたこうねボーカルを際立たせるっていうか。
その感じがすごいうまく作ってるなっていうか。
めちゃくちゃアナログサウンドですもんね楽器はね。
そうなんですよね。めっちゃアナログな。
それによってほんとボーカルがめちゃくちゃ際立ってるなっていう感じがする。
ボーカルのビリーの声がなんかすごい気立って聞こえるっていうか。
確かに。
歌を際立たせたいからそういう。
そういうことだと思いますよ。
確かに。他の曲に比べてもなんかその傾向があるというか際立ってる気がするもんね。
俺もほんとそんな感じがする。
歌聴かせたいなっていう感じではあったかもしれない。
なかなか歌詞も切ないんだよな。
死んだ目って。死んだ目、君も同じなのかなって。
デッドアイズ。
デッドアイズですよ。
すごいですね。死んだ目、君も同じなのかなってすごいですね。
そうっすよ。
長かった夜。
そうそう。結構クライマックス感がね。
クライマックス感ある。
終わりの方とかサウンドもちょっとリッチになってくるし。
いろんな音加わってきますからね。
タイトル的にもバイスターライトっていう。
もうなんかいよいよ大詰めに来たなっていう感じしますもんね。
特別感あるタイトルつけてきてる。
クライマックス感あるな。
クライマックスだし、しっかりそれに見合った名曲だなっていう感じっすね。
これ終わりがなんかフェードアウトで終わってくるじゃないですか。
それもなんかバイスターライトだなって感じがして。
なるほど。
宇宙の空間に消えていくみたいな。
そこにグッとくるというか。
確かに。
ジャカジャンって終わるんじゃないんですよ。
ふわーっと拡散していくみたいな。
確かに。
その感じがやっぱなんかね。
確かに。
ロマンティシズムありますよねっていう感じ。
確かに。大事ですね。
徐々にこうしらんでいく。
夜明けに向けて。
音楽における曖昧さ
微妙にこう白くなりつつあって星がこう。
それで消えていくんですよね。
スーッとこう。
ジャジャーンって区切っちゃうと。
いや、そうじゃないんだよと。
そうじゃない、そう。
夜明けってそうじゃないもんっていう。
そうそうそう。あの曖昧な感じ。
そうですね。境目が曖昧な。
すごい、それを。
ここが区切りだっていうものがないっていうか。
ある種その永遠との境目というか。
ここから先は悠久の彼方なんですよね。
その永遠の時間の流れに至るみたいな。
そういうロマンですよね。
それがこのフェードアウトに表現されてるというか。
すごい。
夜が明けていってしらんでいくこの曖昧な感じですよね。
それがこのフェードアウトで表現されているのかなって感じで。
いよいよこの長い夜を語ってたんですけど、その夜も終わっていくよというか。
いやー、首が戻そうになりますね。
夜明けが来るよというのがもう次の曲じゃないですか。
この曲のフェードアウトから最後の曲に。
いよいよ最後のフェアウェル&グッドナイト。
これに繋がっていくっていう。
タイトル見たらもうそうじゃないですか。
マスター・ナイトからフェアウェル&グッドナイトになるのであれば、
フェアウェル&グッドナイト。
無限の彼方ですね。
この夜は終わるんですよ。
この夜は終わるんですけど、でもこの夜は永遠なんですよという。
この二律廃波を同時に表現するというか。
確かに。
そうなんだよな。
ここのロマンティシズムじゃないですか。
この夜は終わるんだけど、でもこの夜がずっと永遠に続いて欲しいっていう。
それを謳うのがスマファンなんだよなっていう感じするよね。
むちゃくちゃすごい。
フェアウェル&グッドナイトなんですもんね。
さよなら、おやすみ。
ひできくんがよく言うアレですよね。
うわーこれだ。
今度じゃフェアウェル&グッドナイトひできですっていう。
フェアウェル&グッドナイトをリッドしてぴできですみたいな。
やばい。
これは本当にエンドロール的な曲ですけど。
この曲でもまたジェームスイハー出てきますよね。
出てくるし、これは作曲もビリー・コーガンというジェームスイハーの強作になってるし、
これはみんな変わる変わるボーカルを取ってるよね。
そうなんですよね。
これまさかのジミー・チェンバレンも歌ってるって。
ジミー・チェンバレンも歌ってるの?
そうなんですよ。ジミー歌ってるんですよ。超レア曲っていうか。
ジミーが歌ってる曲、激レア曲なんですね。
しかも結構2番に入ったあたりのところで結構歌ってて。
これジミー・チェンバレンか。
ジミー・チェンですよこれ。
なんか聞き慣れない声だなみたいな。
これ、全ジミーファンが驚くとともに割と想像通りの声だなみたいな感じの。
イメージ通りの声だなみたいな。
割といかついやつが無理して優しい声出してるみたいな。
それがめちゃくちゃ想像できるっていう。
1番がビリー・コーガンとジェームス・ヒカで歌ってる。
2番がジミー・チェンバレンとダーシーで歌ってるんですよね。
熱いよね、なんかその感じ。
熱い熱い。
みんなが出てくるっていう最後に。
熱い。
なんか戦隊モノの最終回みたいな。
これで終わるからもう、レッドもブルーもピンクもブラックも全面に出てこいよみたいな。
めっちゃ最終回感があるわ。
最終回っていうね、本当にこれ。
しかも最後の最後の最後でもう、アルバムの始まりのピアノとちょっとリンリンクしてるさ。
この…そこ…
それがちょっと憎いよね、もう。
憎すぎる。
それ伏線回収してくるかここで。
それで締めるんだって。
しかもさ、最後はもうそのピアノになるけどさ、この曲の途中でなんかちょっと片鱗見せるじゃん。
チラ見せしてくるんだよな。
チラ見せ途中途中してきてるよね、これ。
してきてるよね、なんか。
してきてる。
親って。
そうそうそう。
親って思わせるんだよね。
チラ見せしながら来るんだよ、これ。
ちょろっと入れてみてね、匂わせて。
ん?って。
そうそう。
ん?って。
なんかって。
で、だんだんほらって。
めっちゃ匂わせしてくるからな、これ。
あれすごいよね。
すごい。
まあでもこれでね、アルバム締めくくりですけど、
1枚目と2枚目のこの14曲目それぞれがジェームス違反色が出てるっていうね、ここですけど。
ここになると顔を出してくるという。
そうだね。
まあ逆に言うとというか、最後に追いやられてるというか。
っていう感じもありますけどね。
それぞれ13曲目がやっぱ本編ラスト的な感じで、
14曲目はもうカーテンコールみたいな感じだから。
本編からは外れたところにいるみたいな。
まあ捉え方もできるのかなみたいな感じですけど。
まあでも、昔のビリー・コーガンだったらそれすら入れてないと思うし。
まあこうやって全員でボーカル撮るみたいなのはやっぱバンドの状態を表してるんだろうなっていう感じがしますよね。
状態の良さが出てますね。確かに。
状態の良さが。
っていう締めくくりですけど、2枚目14曲、トータル28曲、話してきましたか。
28曲語り切りましたね。
まんこり、そして終わりのない悲しみ。
どうですか一通り話して。
感無量ですね。
なかなかね。
なかなか対策。
途中、やっぱ2枚組の必然みたいな話もありましたし、1枚目と2枚目の違いみたいな。
めちゃくちゃ深かったっすね。
音も含めてすごく解像度が上がったなって感じが。
めちゃくちゃ上がりましたね。
一番解像度が上がってるんじゃないですか。日本の中で。
我々がこのアルバムに対して本当に。
でもこれはビリー・コーガンもすごく具体的なストーリーがこのアルバムにあるわけではなく、
人生そのものをコンセプトにしているみたいな話らしいんですよね。
なので何か明確な特定のテーマっていうよりはもう人生っていうすごく広いものをテーマにしてるっていう。
そういう意味でのコンセプトアルバムっていうところなんですけど。
それをこの1枚目のダウン・トゥ・ダスク、トワイライト・トゥ・スターライト、2枚目。
で、夜明けのところから最後、星明かりへっていう。
要は夜から夜へっていうところの1日っていうことなんだと思うんですけど。
それがその1日であり人生であるみたいなことなんだと思うんですよね。
で、そこで語ってる1日が日常の1日に過ぎないかもしれないけど、
それはなんか特別なことではなく繰り返していくものだみたいな。
で、それが1日、一晩、そして人間の一生であるみたいな。
そういうすごい壮大であり普遍的であり、だけど日常みたいな。
そういう世界観を感じるんですよね。
で、それがまた1枚目と2枚目で二面性みたいなところにもなってて。
それもすごく納得感あるし。
やばい名作だね、これは。
いやー、深い。深いよね。
深いよね。めちゃくちゃ。
めちゃくちゃ深いし。
それでいて、このタイトルが終わりのない悲しみだけど。
アルバムのテーマとキャラクター
だけどなんかやっぱりその中にも一筋の希望があるっていうのは感じ取れるし。
それってやっぱ、アルバム象徴するのが1枚目の1、2曲目だとすると、
トゥナイトトゥナイトで人生は変えられるとか、今夜不可能が可能になるとかって歌ってるように。
そういう日常的なものの中にすごくミラクルが実はあるみたいなことだったりとか。
それは誰にだって、あなたにだって私にだって起こり得るんだよみたいな。
そういうのも伝えてるのかなーみたいなのも感じるんで、すごく深いし勇気づけられるアルバムだなって思いますね。
すごいなんだろうね。すごいね。めちゃくちゃ。
どうですか、秀木さん的には。
なんかめちゃくちゃこう、こうやって語ってきて腑に落ちたというかね。
語ることによって作品に向き合うことにもなりますし、
ちゃんと向き合うならば改造度上がりますよねってのもありますしね。
明らかに理解度が増したというか、本当により一層このアルバムが好きになったっていう感じですね。
それぞれの曲のキャラクターもそうだし、曲のキャラクターがすごく認識ついたっていうのもあるし、
1枚目と2枚目のキャラというかコンセプトの違いみたいなところも理解深まったし。
途中出てましたけど、やっぱり2枚目とかになると結構やっぱりとっちらかってる感というか、また同じような曲きたなみたいなのも正直感じてたんですけど。
それも含めてのそのディスクのキャラクターだなみたいなのも、思うと納得感が出てくる、不思議と出てくるっていうところもあるんで。
この辺もやっぱりすごく理解深まった部分が大きいなって気がしてますね。
やっぱ曲数多いんで捉えどころが難しいというか。
そこはあると思うんだよね。
だいぶいい道しるべになったんじゃないかなって気はしてるし、少なくとも自分はめちゃくちゃ理解がちゃんと捉えられるようになった感がありますね。
ありますあります。ここまで一緒に聴いてくださってる方々は同じような気持ちになってるんじゃないかなっていう気が。
だいぶこのアルバムに対しての向き合い方が、だいぶ変わってんじゃないかなって気がしますね。
遠藤さん的にはいかがですか?
そうですね。改めて向き合ってみて、一人の人間が抱えるものってそんな秩序だってないんですよっていうのを表現しちゃったアルバムかなっていうのを感じますね。
1枚目はすごく物語を語ってるし秩序だってるんですけど、2枚目はもうなんかとっちらかってるじゃないですかみたいな。
でもそれが人間なんだよって感じするんですよね。
なんか矛盾を同時に抱え込めるのが人間なんですよ。
ロゴスとパトスと二律背反を同時に抱え込めちゃうのが人間なんですよ。
それをこの2枚組のアルバムで音楽として表現しちゃったのがこのアルバムなんですよね。
ともすれば完成度を求めるならば分けた方がいいんですよこれって。
1枚目と2枚目で。2枚作としてやった方がいいんですけど、それを1個の作品として表現したのがすごいなと。
やっぱカオスなんですよね。
どっちの面もあるぞって。
どっちの面もある。物語を語りたい。秩序を立てて物語を語りたいっていうのもそうだし、でもそこにはハマらないよねって。
ロックってそれじゃないじゃないですかみたいな。
それを同時に表現するにはもう2枚組にするしかなかったし。
それがやっぱビリー・コーガンのこの時期のクリエイティビティの爆発というか。
もう一気にやるしかなかったんだっていう。
それがこのメロンコリーという表現というか作品、一つの作品に爆裂しちゃったなというか、クリエイティビティ爆裂しちゃったなと。
ここで自分を表現するしかなかったんだなっていうのを感じますね。
多分もっと上手くやろうと思ったら上手くやれたと思うんですよビリー・コーガンって。
アルバムごとにちゃんと表現するみたいな。
もっとわかりやすく表現しようと思ったらできたと思うんですけど、
でもそれをしなかったっていうか、できなかったところがやっぱこのメロンコリーというアルバムの愛おしいところなんですよ。
すごい人間臭いじゃないですか。何かすごい秩序だって説明したいと思ってるんだけど、そこに留まらない何かがあるんだよっていうのをアルバム聞くと感じると思うんですよね。この2枚組アルバム。
ちゃんと説明立てて言いたいんだけど、でもそこには収まらない衝動があるんだよ俺にはっていうの。
人間の本質と表現
それがもう溢れちゃってるなっていう。そこにやっぱバンドのメンバーがこうして音を鳴らしてるというか、ジミー・チェンバレンにしてもジェームズ以外にしても、そこにこうしてその曲を提供してると思うし音を鳴らしてると思うし、
ダーシーはわかんないですけど、私はイーハとやりてえだけなんだよっていう。
でもビリー・コーガンがそこまでめちゃくちゃ突き詰めなかったみたいなところは、バンドの状態がすごい良かったからっていうのもあるかもしれないですね。
ある程度任せられたんだろうなっていうのもあるし。
そこの余白を残したというか。
そこ任せた方が面白いなっていうビリー・コーガンのジャッジメントもあったと思うんですよ。
そこは俺が違うよって言えたと思うんですけど、それはあえてやらなかったというか。
その方が面白いなと。表現として。
その辺のバランスがすごい良かったアルバムじゃないかなと思うんですよね。
そうですね。
本当そこの絶妙なバランスで成り立っているからこそ本当に歴史的な名バンドとして誕生したんだろうなみたいな。
それをちゃんと売れるものとして提供できるスマバンのバンドとしてのポテンシャルもあると思うし、
ビリー・コーガンのミュージシャンシップというか、そういうのも感じますよね。
いやーすごい。すごいですね。
いやー本当にすごいですね。
このアルバムに限らないですけど、やっぱり90年代に発表されたロックの名盤って個人のパーソナルな表現したいものっていうか、
そのアーティスティックな表現したいものと、それがちゃんと売れちゃうみたいな。
状況的なものが両立しちゃってたっていうのはすごいですよね。
そんなスマパンが間もなくもう来日しますからね。
そこでこのメロンコリーからもいろいろやるでしょうけど、楽しみですね。
何やるかなぁ。
ここで28曲話したものがもう来るとめちゃくちゃ絵が浮かびますよね。
うん。
もういろいろ。
ねー。
そうっすよ。もう、冗談だなーとか白米だなーとか。
お茶の水の駅がーとか。
いろんな絵が浮かぶんじゃないですか。
長い物語だったなー。思い返せば。
いろいろな話をしてますね。そう考えると。
いろいろ。いろんなことがあったなーって。
ここにいろいろあった。
走馬灯のように。
走馬灯のように。
それが人生ですよ。
うーん。いやー。
長い物語を語るだけの強度があったんですよね。この時期のBD公開にはね。
そうですねー。
うーん。
いやいやー。
俺を語らずにはいられないと。
うん。
あー。
すごいことですよね。これを作り切ったのも。
うん。ほんとすごいと思いますし。
うん。
テーマ的にもすごいいろんなものが内包されてると思うし、それを音楽的にもいろんなテレンテクダをローして聞かせようとしてくるじゃないですか。
うーん。
そこがやっぱ面白いんですよね。
うーん。
なんか分かってほしいみたいな。
うーん。
分からせたいみたいなのがあるのが愛おしいというか。
確かに。
うん。
なんか突き放してないんですよね。
うーん。
ついてこれるやつだけついてこれればいいよっていうわけではないんですよね。
うーん。
そこに留まってないんですよね。ビリー・コーガンのその自己承認欲求が。
あははは。
もっと分かんない人にも分かってほしいみたいな。
あははは。
ぐらいなんか膨れ上がっちゃってるんですよね。その自意識が。
うん。
そこが愛おしいと思うし。
うん。
音楽的にテレン手札を漏して引き込もうとしているところがやっぱりこれだけ売れた要因だと思うし。
うーん。
分かるだけ分かるやつだけ分かりゃいいやって突き放してたらこんな売れてないと思うんですよね。
うーん。
そこでちゃんと引き込もうと。あらゆる人を引き込もうと。引き込みたいと。
あははは。
このビリー・コーガンの自意識の恐ろしさというか。
あははは。
分かってほしい。
分かってほしい。自分を分かってほしいっていう。それが表現欲求としてはやっぱり尊いものなんだと思うんですよね。
あらゆるジャンルの表現欲求としてはそれは絶対あるでしょうっていう。
それを何か従前に表現して得たこの作品というのはやっぱり尊いものだなって感じますよね。
そうですね。
来日公演の期待
いやー。ということでね。この大作。メロンコリーそして終わりのない悲しみ。メロンコリー&The Infinite Sadness。語ってきましたか。
はい。まだね。本当に物足りないっていう方もいるかと思いますけどね。まだ語り足りない。
次回はこう、これデラックス版もありますから。ディスク5枚踏みの。
すごいよね。どんどん入れるのよっていう。
全92曲のデラックス版でまたお会いしましょう。
これのそのアウトテイクとか入らなかった曲とかも入ってるでしょ。
そうそう。あれもなかなかね。
Tonight Tonightのオーケストラなし版とか入ってる。結構なかなか面白いですよね。あれとかも。
あと逆にオーケストラだけ版とかも入ってる。
Tonight Tonightの。
そう。そういうのとか入ってるんですよ。なかなか面白い。
全92曲ありますけど。
物足りない人はね。そういうのに手を出してもらえれば。
物足りない人はそちらをぜひ。
それを語りたいと言うならば、コミュニティに入ってもいただいて、
メーカーのコミュニティに入っていただいて、我々と存分に語り合えたらいいなと。
そういうことですね。
そうですね。
ファブリックにはやりません。そんなものはね。
1週間くらいかかっちゃうんだよね。
ディープに語りたいと言うならばね。コミュニティに入っていただいて。
これはもう宣伝ですけども。
金を払ってね。俺たちと語り合ってくれと。ということですよ。
ライブもありますからね。そういうのも含めて楽しんでいければという感じですね。
お祭りですよ。
お祭りですよね。
来日するんですから。
これを聞いてる人で行かないなんて奴はいないよね。
でしょうね。
お前行かないの?みたいな話ですね。
ズマファンが来日するのにお前行かないの?みたいな。
お前何がファンなの?みたいな感じですよね。
圧をかけるパワハラですね。
これは良くない。
じゃあそういうことで、またライブ行った感想とかもきっと話してほしいですが。
やりますから。やるよね、たぶんね。
きっと。
きっときっと。
なのでね、ぜひその辺も楽しみにしてもらえればと思います。
では今回はメロンコリー特集、最後までありがとうございました。
ありがとうございました。
長い時間お疲れ様でした。
01:04:11

コメント

スクロール