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名盤ラジオ、前回からの続き。
はい、では、前回までニルバーナ・カート・コバーンについてや、
ネバーマインドが作られるまでっていうところで話をしてきましたが、
ここからは、ネバーマインドの1曲ずつ話をしていきたいと思います。
まずは、1曲目がSmells Like Teen Spiritですね。
これはもう、ネバーマインドやニルバーナといえばっていう曲ですけど。
そうですね。
まずこれが1曲目と。
もうこれ知らない人はいないですからね。
Smells Like Teen Spirit。
あーなんだろう。この後20年近くを決定づけた曲というか。
そうですよね。
もうこの曲はなんか大きすぎて、どう話していいのかっていう。
感はありますけど。
なんかすごい思ったのは、この曲はもうめちゃくちゃいろんなところで語られてて、
で、この曲がもうある種全てを変えたみたいなのは、いわゆるこう史実として知ってますけど。
で、実際自分とかリアルタイムで聞いてるわけでもないし、
特に現地とかに当然いるわけでもないので、
実際のそのリアルタイムの空気感とか、本当にどんな感じだったのかなっていうのは結構気になったんですよね。
どういう感じで流行ってったのかね。
ラジオですごいヘビーロテされたりってことだよね。
その辺がね、どうだったのか。
この時期ってだから、80年代でMTBができて、
で、マイケル・ジャクソンが前世だろうし、
ロックとしても商業的な、割と作られたロックというか、
そういうのが蔓延してた中で、
スメルズってすごいシンプルというか、
シンプルですよね。
直球でね、パンクでロックでドカーンといくっていう。
それがすごい斬新で響いたんだろうなっていう。
なんかこのアルバム作るときに、
ラジオでよく聞こえやすいように中音域の音を集めて作ってるみたいな、
なんかそんな感じの話を。
なるほどね。その辺はかなり戦略的な感じで。
戦略的な売れるための作も撮ってた。
やっぱ売れるぞっていうのはあったんだろうなと思う。
あったでしょうね。
より広く届けるぞっていう感じの。
この曲自体は、ネバーマインドからのリードシングルみたいな感じで、
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91年の9月10日にシングルとしてはリリースされてる形なので、
アルバムよりは2週間早い感じの先行シングルみたいですね。
ちょっと気になったんで調べてみたんですけど、
リリースされてから2ヶ月後の11月23日に、
アメリカのビルボードのオルタネイティブソングスのチャートの1位になってるみたいで。
2ヶ月後に、これはオルタネイティブのチャートみたいですけど、1位になってると。
シングルが1位になってる。
多分全米のオルタネイティブ以外のチャートだと最高6位みたいですけどね。
この辺は英語のWikipediaとかを見て調べたんですけど、
ネバーマインド自体も9月24日リリースですけど、
1月になってビルボード1位になってるみたいですね。
なので、なんかチャートの動きだけを見てると、
このアルバム自体トータルでめちゃくちゃ売れてるアルバムだと思いますけど、
そんなにその発売すぐに全米1位とかになってるわけではないっぽいですね。
じわじわ来た感じっていうかね。
そうですね。じわじわラジオですごい来て、若者中心に来て、
どんどん全米チャートとかも登ってってっていう、
そういう感じだったんじゃないかなっていうところなんですよね。
まあまあ出た当初はね、無名の新人バンドの。
無名のバンドの1新譜が出たっていう話ですもんね。
でもやっぱこれ、カートの歌、売れた容易ほんと何なんすよね。
その時の音楽シーンに急にパッとこれが来て、
ちょうどハマったっていう感じがあるんですかね。
まあ普通にかっこいいし。
まあ普通に、シンプルにかっこいいですよね。
シンプルにかっこいいし。
なんかやっぱカートコバンの歌もいいというか、
これなんか真似して歌おうと思っても全然こういう風に歌えないんですよね。
カートの曲作る能力もそうだし、歌唱力っていうか、そこもやっぱすごいなっていう。
結構なんかカートコバンってすごいぶっきらぼうな感じがするけど、
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実はボーカルのスキルは高かったみたいな。
それはほんとそうですね。
なんていうか、同じことを他の人がやってもこうなんないじゃないですか、なかなか。
そこがすごいなって感じですね。
元々の声質もかっこいい、声質のかっこよさもあるんだけど、
ダブルで合わせる時もちゃんと音程を合わせられるっていう。
そうですね。
このスキルもちゃんとあるし。
そうそう、ボーカルとしてのスキルはちゃんとしてたんだなって。
ちゃんとしてますよね。
それはほんとそうですね。
やっぱシャウトする感じもすごくかっこいいし。
デイブ・グロールのドラム・テクもそうだろうし。
ドラムもこれすごいですね。
シンプルな感じなんですけど、結構独特っていうか、
なんて言ったらいいんですかね。
この曲以外であんまこういうドラムってないんですよね。
結構唯一無二な感じのドラム意外としてて、
サビの部分というか、ジャンジャジャ、ジャジャジャっていう、
その裏のドラムは結構独特ですね。シンプルなんですけどね。
あれ、思いつくかって言うとなかなか思いつかない感じ。
この曲のイントロもすごいシンプルというか、
誰でも思いつきそうで思いつかないというかね。
そうなんですよ。ほんとにシンプルなんだけど、
思いつくかって言うと意外と思いつきそうで思いつかない。
このギターリフはもう世界一有名なギターリフと言ってもいいぐらいのあれですけど、
やってみるとめちゃくちゃシンプルですもんね。
ニュアンスを出せるかって言うとそれはあれですけど、
やってるプレイとしてはめちゃくちゃシンプルなんで。
でもドラムで言うと、イントロのところからドラムがまず入ってくると思うんですけど、
タルスタタルスタタルスタタンって。
あれがまずかっこいい。
かっこいいかっこいい。あれかっこいいよ。
かっこいいしシンプルにめちゃくちゃシンプルに聞こえるし実際もシンプルなんだけど、
なんだけどね思いつくかって言うとね、あれもなかなか意外と普通じゃないんですよね。
さすがですよこれ。
まあでもこの曲改めてすごいちゃんと何回も聴きましたけど、
やっぱめちゃくちゃかっこいいですね。
なんか結構それまでも聴いてたんで、なんかじっくり聴くことそんなに最近なかったんですけど、
まあわかる。
改めて聴くとすげえかっこいいなって。
これはすごい曲だわっていう。
なんかもうまとってる空気感がすごい。
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ただならぬものを持ってる曲だなって改めて思いましたね。
なんかこの曲はアルバム収録のかなり最終段階で書かれた曲らしいですね。
そうなんだ。
らしいですね。
この曲があるとないとではだいぶアルバムの印象が異なったというか。
この曲なかったらネバーマインド自体もここまでのものになってないんじゃないかなっていう。
なってない。
もうこの曲ありきな感じはありますね、正直。
これあのSmells Like Teen Spiritのタイトルの由来とかって知ってたりします?
あれでしょう、性関材。
そうそうそうそう。
性関材なんですね。
そうですね。
当時のカートのガールフレンドであるガールズバンドのドラマーのトビー・ベイルっていう人がそのTeen Spiritっていう性関材を使ってて。
で、その同じバンドの別の人がカートの部屋で付き合ってるのをちょっとからかう意味でカートSmells Like Teen Spiritって。
そのカートはそのTeen Spiritの匂いがするよねみたいな落書きをしたのをカートがそのまま気に入ってそのSmells Like Teen Spiritの部分だけ使ったみたいなのがなんか逸話として残っていて。
で、カート自身はそのTeen Spiritっていうのが性関材だと知ったのは曲がヒットして数ヶ月後だったみたいっていう。
これは本当かわかんないですけど。
まあ面白いですよね。
なんかその曲調というかその曲のメッセージとかからするとそのTeen Spiritっていうのがまあ文字通りのその10代の気持ちみたいな部分で、なんか捉えてもすごいしっくりくるなっていう感じだけど、
まあ実はそういう商品であったみたいな。で、それをまあ知らなかったっていうのもさらに面白い話だなっていうところだし、まあなんかカートらしいなっていう感じもあるし。
この曲を作った段階ではあれなんだ。カートコバーは10代のスピリットの匂いがするのがかっこいいと。
そうですね。
10代の匂いがする俺かっこいい。
まあそういうことですよね。
そう捉えてたとこですね。カートスメル10代って。
そうですよね。そういう落書きがあって、なんかそのフレーズ面白いなって。
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売れてからあれか、じゃあ。
商品名だったんかいって。
こいつだったらかってこう、背に取りながら。
それでこの曲嫌いになったんですかね。
この曲嫌ってんの?この曲を嫌ってんの?カートコバーって。
そういう話はすごいありましたね。
カートは、まあやっぱり売れたからっていう。
まあまあ、そうだろうな。
このアルバムをあんまり繰り返すことがないみたいな感じのこと言ってましたね。
アルバム自体もそうだし、特にこの曲ですよね。やっぱりめちゃくちゃなんか。
まあね、そうか。性関材だったっていう事実を知ってしまったから。
そうですね。まあでもそこはまあわかる気はしますよね。
そういうある程度目指してたところはあったんだろうけど、
それ以上にまつり上げられてっていう感じになっちゃったし、
で、まあもうみんなこれを期待するっていうところで、
ライブでもすごい仕方なくこの曲やってたらしいですからね。
どう見てもひねくれもんだしね。
そんな売れすぎた曲、もうやんねーってなりますよね。
売れすぎてみんなからやってやってって言われて、やるぞって感じでもないですからね。
なんかカッコ悪いみたいな人だもんね。
その辺ほんとレディオヘッドのクリープとかにも似てるなっていう感じありますよね。
あー同じだね、確かに。
クリープもだいぶ封印してましたからね。
最近は割とやってるんだけど。
そこはね、もう丸くなると。
でもクリープ解禁したのってあれじゃなかったっけ、サマーソニックじゃなかったっけ。
たぶんそうですね。
そうだよね、サマーソニックで解禁だったんですね。
それは結構狂気乱舞になりそう。
うん、あれはでもほんとに、もう行った人はみんなあれ、行った人はみんなあれで言うもんね。
ものすごい感性が。
まさかっていう。
まさかですよね、それだって事前に何も知らないわけですもんね、やるなんていうことも。
もうやらないもんだっていう、たぶん。
やらない前提で聞きに行ってるから。
なんかニルバーナも来日した時の後編で、スメルズ・ライク・ティーン・スピリットはやっぱ全然やんなかったんだけど、
最後のアンコールか何かでやって、狂気乱舞みたいな。
なんかね、契約上仕方なくやるけどみたいなのをあえて言ってたりとか。
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でもライブバージョンで残ってるやつめちゃくちゃ早かったりとか。
あー、そう、最初のジャンジャジャッジャンジャンジャンジャンジャンのギターがもう明らかに早かったり。
まあでもこの曲は本当に改めてすごいなって思いますし。
ビデオもかっこいいですよね、これは。
ビデオかっこいいね、あれはやっぱり。
これはシーンを作るなっていう雰囲気がもうあるよね、ビデオに。
なんかよくわかるチアガールみたいな。
学校と若者の革命みたいな。
この辺がやっぱりすごい象徴的なんだろうなっていう感じだし、
それをムーブメントっていうか反応が出る前にそれをやってるのがすごいよね。
だからある種狙ってやってる感じだし、
そういう若者に対して革命を起こすぞみたいな。
それがすごいなって思いますね。
このアルバムのジャケットもすごいよね。
ジャケットを語ってなかったけど、
このジャケットのアイディアってどっからどう出てくんだろうな。
確かに。
でもすごい印象的っていうか、
このアルバムジャケットもロックアルバムで世界で一番有名なぐらいのジャケットですよね。
ですね。これは有名だよね。
また例のごとくなんとなくこのアルバムの音にしっくりくるんだよね。
このジャケットが。
この水色っぽい色がもうなんかすでに。
この水色。
頭の中を支配するよね。
そう、支配する。
このイメージなんて面白い。
色は水色で出来上がってる。
それはなんか面白いよね。
次回へ続きます。