1. 名盤ラジオ
  2. #22-2 なぜ『狂った太陽』はBU..
2022-05-11 47:01

#22-2 なぜ『狂った太陽』はBUCK-TICKの詞曲でターニングポイントだったのか?

『狂った太陽』/BUCK-TICK(1991年)特集の2回目。今井寿の作曲、櫻井敦司の作詞、なぜこのアルバムがBUCK-TICKのターニングポイントとなったのか。そして1曲目「スピード」から5曲目「エンジェル フィッシュ」までについて語っています。

(※1.5倍速再生推奨)


『狂った太陽』/BUCK-TICK

1 スピード

2 MACHINE

3 MY FUNNY VALENTINE

4 変身 [REBORN]

5 エンジェル フィッシュ

6 JUPITER

7 さくら

8 Brain,Whisper,Head,Hate is noise

9 MAD

10 地下室のメロディー

11 太陽ニ殺サレタ


《CD&配信情報》

●Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/B00006HBOC/


●Spotify

https://open.spotify.com/album/3ydi670RFjdOr0HviqlAvB?si=Zx8N6_gUQxW5Qlbyff8LGw


●Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/kurutta-taiyo/211489575



■『名盤ラジオ』とは?


3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。


00:02
名盤ラジオ、前回からの続き。
名盤ラジオ、BUCK-TICKの狂った太陽について話をしております。
前回、第1回目でしたけど、この狂った太陽を作るまでのBUCK-TICKについてのいろいろ話してみましたけど、
ひでっくんが結構理解が深まったというところで。
そうですね。私は全然BUCK-TICK初心者なので、だいぶBUCK-TICKってどんなバンドっていうところから、
このアルバムがどういう立ち位置なのかとか、その辺がちょっと全然わかってなかったんですけど、
前回のトークでBUCK-TICKは割と確立したアルバムなんですかね。
ルナシーで言ったら、マザー的な。
そうですね。ルナシーで言ったらマザーっていう感じですよね、えんずほさん。
だと思います。
そうですね。本当にBUCK-TICKのアルバムっていう型が出来上がったみたいな、そういう感じなのかなっていうことなんですけど、
この狂った太陽が1991年の2月21日、BUCK-TICKの6枚目のアルバムとしてリリースされてるというところなんですけど、
1991年ですよね、このアルバム。この91年っていうといろいろあった年ですけど、ロック界で言うと。
この頃出たアルバムだと?
まず日本で言うと、ジェラシーが91年7月なんで、ジェラシーが出る5ヶ月前。
あと、インディーズのルナシー、インディーズ版のルナシー、これの2ヶ月前。
あのルナシーの2ヶ月前なんだ。
そういうタイミングですね。
なんかすごいな。それ聞くとすごいな。その時にこれ出来てたんだね、このアルバム。
そういうことですね。
なんかもっと全然、最近のアルバムな感じがしてた。
あんまりいつ頃出たアルバムっていう。そんな当時に出てたとするとなんかすごいな。
だってね、そのジェラシーとかインディーズのルナシーの頃にバックチェック6枚目ですかっていう。
で、この結構、あーなるほどね。あんまりその辺を意識せず聞いてたから、もっと全然最近の曲だと思ってた。
結構先行ってるよね。
相当先行ってるね、これ。
全然なんかその、やっぱね、ビジュアル系のブームが来る前にもうスタイルが確立されてしまってるから。
03:05
ルナシーのインディーズのアレより前でこのクオリティのものを作ってるって、いやすごい先進的だわ。
ちなみに1991年っていうのは、この銘板ラジオでも何度も触れてますけど、いろいろ世界見ても銘板が出てる都市で。
有名なのがネバーバインド、ニルバーナの。
あとレッチリのブラッドシュガーセックスマジックが出てたりとか。
あとその他いろいろ。
その他いろいろ。
スマパンもギッシュでデビューしてたりとか。
すごいですね。
この年はすごいですよね。
すごいですね。
なんか全然負けてないんじゃないですか、その辺なんていうか。
今聞き返すと。
日本でもこんなことやってる人たちいたんだって感じ。
勉強になるわ。
そういうタイミングで出てるアルバムなんですけど、本当に時系列でファクティックの作品聞いてくと、ここからが本当に違うなっていうのは並べて聞くとわかるなっていう感じなんですけど。
本人たちも結構ここがターニングポイントだっていうのは、いろいろインタビューでも言ってるみたいで。
その辺いろいろ読んでいくと、曲の作り方とかレコーディングの仕方とかいろいろやっぱ変わってるみたいなんですよね。
それがもう本当に作品にもそのまま出てるっていうところで。
わかりやすく言うと、爆竹の曲って今井がほぼ作曲してっていうのはそれまでも変わってないんですけど。
ただそれまでは今井がコード進行を持ってきて、スタジオでみんなでこのコード進行でって言って、みんなでアレンジしてっていう。
それが主なスタイルだったらしいですよね。すごいわかるじゃないですか、僕らもバンドやってたんで。
普通のバンドというか。
っていうスタイルでやってたんですけど、この狂った太陽からは今井が家で結構しっかりしたデモテープを作れるようになって。
なるほど。
それでもう曲ごと結構完成させて持ってくるんで。
結構完成したところを割とバンドでじゃあやってみようかって言って。
そうだね。
だからもう今井が突き詰めた世界っていうのが割とそのまま形になってるっていうか。
なるほど。
こういうことできるんだみたいな心境地が開けたっていうか。
06:01
なるほどね。
っていうのがもう本当にそのまま作品になんか現れてるっていうか。
なるほど、それは面白いですね。
なんかわかる気がしますよね、それ。
やっぱり今井が今井の世界観をバシッと表現したのがそのまま爆竹のスタイルとして確立されたっていうか。
そうですね。それがなんか手法としてできるようになったっていうか。
なるほどね。
まあそういう感じするもんね、音からもね。
そうですね。
いわゆるバンドサウンド的ではないというか。
そうですね。
バンドがやってるんだけどバンドサウンドじゃないみたいなのは、そういう作り方の変化があってこそかなっていう感じ。
そうですね。
それが一番わかりやすい気がしますね。
そうだな、確かにそんな感じだな。
あとは桜井あっちゃんがその詩の部分でもより自分の内面を出すようになったみたいな。
この辺からかな。
なるほど。
それもやっぱり曲に与えた影響みたいなのは大きいかなってところですよね。
それまではそんなに書いてないというか、今井が詩も作って。
割とその前のタブーとか悪の花とかも桜井がやっぱ書いてはいるけど、自分的にはちょっと作ってたみたいな部分があったんじゃないかな。
それが殻を破ったみたいな。
本当に言いたかったことを入れ始めたというか。
作られたものじゃなくてもっと自分の内面を出すっていうか、多分そういう方向に舵を切ったみたいなところだと思うし。
それもわかるなって感じなんだよね。やっぱ並べて聞くと。
やっぱりメッセージ性みたいなのがちょっと変わってきてるっていう。
よりドロドロした部分が出てきたみたいな。
そうですね。パーソナルな部分が書くようになったっていう感じがしますね。
そのきっかけみたいなところでいくと、ちょうど桜井さんのお母さんが亡くなって、この少し前に。
それでこのアルバムの中のジュピターと桜がそれぞれお母さんについて書かれてる内容だったりするんだけど、そういうのも結構大きなきっかけにはなってるのかなっていうところですよね。
ここは大きいだろうなって感じがしますね。
なので、そういう曲の部分と詩の部分でそれぞれアプローチが変わったっていうのが聞いて変わったなっていう感じ。
09:06
桜井、子供はなんか…
そうそう。
アクター合唱。
アクター合唱でしたっけ?
そうそう。
なんかそういう詩を書いたりとか文学的なセンスというか、なんですかね、そういう…
やっぱなんかあるんですかね。
なんかあったんですかね。
あったり。
あったんですかね。それが開花したアルバムがこのアルバムで、やっぱもともとそういうセンスみたいなものが、そういう素質があったってことなんですね。
それってすごいなーって。なんかDNA的な部分だとしたら本当にすごいですよね。
すごいですよね。
いやー。
DNA的な部分だったらやっぱもともとなんかそういう本当にそういう素質があったんだよね。
あー、そうっすよね。
それがそういう作詞っていうところにこう、そういうのをやるっていうところにハマったわけだよね。
そうですね。
そうそうそうそう。
それがこう、最初はなんていうか、やらされてたかはわかんないけど。
ちょっと埋もれてた感じ。
埋もれてた感じが開花してて、もともと多分だからそういう素質があったんだろうっていう。
それが子供にも受け継がれてる。
ね、すごいよね。
日本をさ、日本を代表するロックバンドのボーカリストで、息子は芥川翔作家っていう。
いや、なんかすごいっすよね。
すごいっすよね。
できすぎだろうって感じしますけど。
またその完璧な人生があって。
確かに。
すごいよね。
それであの顔。
あのルックスっていう。
できすぎだろうってですかね、この圧倒的。
圧倒的な感じ。
やるべき人がやったというか、なるべくしてなったのか。
なるべくして。
あんまりそんなに主張するタイプじゃないけど。
そうなんですよね。最初ドラマーだったんですよね。
そのボーカルをやるっていう。
ボーカルやりたいって感じじゃなかったってことですよね。
いやでもその。
やりたかった感じもあるんですかね。
前任者が辞めてっていうところではすごいアピールしたらしいですよね。
自分がやるって。
そこ結構。
じゃあなんかやれるチャンスがあるならやりたかったっていう。
結構そこは強固にアピールしたらしい。
そうなんですね。
俺がやるっていう。
なるほど。まずやっぱ好きだったんですね。
そういう。
なんかあったんでしょうね。
あとなんで逆にドラムやろうと思ってたのかっていうのもそれで気になりますけど。
12:05
むしろそっちが気になりますよね。
そっちが気になりますよね。そんなにボーカルやりたいって主張するぐらいだったらなぜドラム最初にやってたんだろう。
だってあのルックスでドラムってありえねえじゃん。
でも絶対ボーカルやったほうがいいだろうなって感じですよね。
だってねえ氷室に言われてたんだっけ。
あーその話ありますよね。
お前は面がいいからボーカルやれみたいな。
すごいですねそれも。
そのレベルでやりとりがあるってのもすごいな。
そのレベルのそのやりとりなかなかですね。
ちなみに氷室もその桜井舞と同じ高校なんですよね。
高校同じなんだっけか。
高校同じみたいですね。
でもねえ高校だな。
とんでもないですよね。
すごい。年代はちょっと離れてるんですかね。
確かねえ氷室のほうが6校上ぐらいだった気がする。
じゃあ直接その高校時代に関わりがあってもいいじゃないか。
氷室なんて高校の頃とか相当怖かったらしいか。
怖いでしょ。
ちなみに話ついでにあれだけど、秀は桜井舞の2校上。
あ、そうなんだ。
みたいですね。
あ、そうなの。
年上なんだって感じですよね。
え、じゃあ吉木も上なのか。
そうですね。
そうだよね。1校違いだもんね秀と。
あ、吉木は同い年か。
だから秀も1校上か。
なるほど。
吉木65年生まれだとしたら同い年っぽいですね。
そう考えると同い年で2年ぐらい早くデビューしてるってことだよね。
そうだね。
爆竹はね。
爆竹の方がだからすんなり行って、Xみたいな蘇大ゴミバンドとか言われずに。
まあまあわからなくもないよな当時の音楽性を考えると。
まあそうですね。
爆竹多少なんかアイドルっぽさというか、売れるバンドっぽさもあったもんね当時はね。
そのメジャーから声かかりやすさはありますね。
ボーイとかもあるって考えると。
確かに確かに。
ちゃんとこうポップさというかキャッチーさはありますもんね。
そうだね。
アイルキルユーとか言ってる人たちはまたちょっと異常に早いとかないからね。
あとは狂った太陽でいくと、
この狂った太陽に限らずですけど、爆竹のジャケットはデザイン坂口健さんが手掛けてるというところもまた特徴かなと思いますけど、
15:11
この坂口健さんはルナシーのいろんなアルバムもデザインしてると。
なるほど。
ロックをデザインする男坂口健。
ロックをデザインする男。
この方はね、いろいろ調べれば調べるほどすごいなっていう人ですけど、爆竹は多分もう初期からやってて、
多分その繋がりとかでルナシー紹介してとかっていう感じなのかな。
あったりするのかもね。
でもなんかジャケットのテイストとかすごい似てると思う。
いやールナシーのイメージからやってるんで、全部。
多分2000年のグラビティとかトゥナイツとかのあのシリーズは毛色が結構違いますけど、あれはやってないっぽいんだよね。
それ以外の。
スタイルとかもまたやってる。
スタイルもそう。
いや似てるもんだってやっぱ系統すごい。似てる似てる。
坂口健さんはいまいとすごい仲良いみたいで、ルナシーのメンバーだとJと仲良いって確か言ってましたね。
まあなんかわかる気がするなっていう。
Jのソロのデザインとかも初期の頃のやつやってますからね。
そうなんだね。
まあだからこの界隈のデザインって言ったらこの人みたいな。
その辺のなんか繋がりというか飲み仲間っぷりも僕ら的にはすごい良いエピソードだなって感じですけどね。
飲み仲間?
バクチクと言ったらね、もう酒すごいからね。
結構なんかもうこの界隈の人たちはすごい飲むっていうイメージはあるけど、バクチクはなんかもうすごいらしいからねみんな。
いろんなとこでよくなんか言われてるけど、相当飲むっていう。
長いって言うよね。
長いって。
長い、相当飲むって。
昼ぐらいまで飲んでるらしい。
翌日の昼?
夜終わって。
すごいなそれ。
夕方から翌日の昼ぐらいまでね。
よくわかんないですよね。
それはすごいな。
しかも黙って飲んでるみたいなさ。
どういうことなんですかね。
黙って飲んでるって。
どんちゃん騒ぎするわけでもなく。
静かに飲んでる。
どんちゃん騒ぎじゃないパターン。
淡々と、淡々と喋って。
しんみり飲んでる。
多分ボソボソ喋ってるんじゃないか。
ボソボソ。
18:00
でもすごい量飲むらしいけどね。
いや、その時間飲んでたらだってもう1時間に1本だとしても何本飲むの?ビールで。
でもいろいろ飲みエピソードはあるし。
あの、ひでがもともとそのソロ活動をやるきっかけになったと言ってもいい。
あのマスのフローズンバグの。
はいはい。
あのコンピレーションのダンスツーノイズ4。
これにもともとひでが参加するきっかけを作ったのもバクチクのイマイシサシなんで。
へー。
これをイマイから飲み屋で紹介されて。
で、ひでがその場にいたジェイ・イノランも、じゃあ一緒にやろうぜって言って。
あー、なるほど。
っていう、そういう飲み屋つながりで始まってるんで。
これもイマイが誘わなければ。
なるほど。
ひでのソロもどうなってたかっていう感じだったりしますけど。
まあまあ、デザインもいいですよね。
狂った太陽が。ジャケットの。
めっちゃかっこいいっすね、これは。
このイマイもどうなってんだろうね。
そうっすね。どうなってるんすかね、これ。
改造人間みたいになってる。
おもしろいっすよね、これ。
メンバー一人一人が。
これは5人映ってる。
映ってるところだね。
この独眼流。
改造人間。
なんでしょうね、これは。
この顔。
なんか漫画のキャラクターみたいだよね、これがね。
いやー、あっちゃんの目つきもすごいけど。
力強い。
まあこの狂った太陽、1曲ずつ見ていきますかね、じゃあ。
そうですね。
ここからはじゃあ。
まあいろいろ背景とこのアルバムについては理解が深まったというところで。
そうですね。
本題。
はい。
いきますけど、まず1曲目がスピード。
これは先行シングルにもなってる曲ですけど。
なかなか前回でもちょっと話してた悪の花っていうタイトルとかもそうですけど、なかなか挑戦的なタイトルですよね。
これはどうなんすか、この位置づけ的には。
ファンからすると。
自分はもうこれいきなり聞いたから、こういう感じなのか、これが異色なのか、それもちょっとよくわかってなかったですけど。
21:05
結構異色な感じの曲で来たってことですか。
音の流れ的には、なんつーの、以前の。
ポップ路線の、もともとやってたポップ路線を踏襲した感じではある。
そうですね。
曲調的にはキラキラしてるし、ポップだし。
バクチックは良い意味で歌謡曲っぽい要素は常にあるんで、それが結構前面に出てるかなってとこだけど。
そのすごいポップな曲調なんだけど、スピードって。
あれがあった後にスピードって。
それは挑戦的ですね、若干。
全然その辺の流れとか背景を全然わかってなかったから、今それがそういうことかっていうのは。
悪の花って来て、次スピードって。
お前全然反省してねえじゃねえかって。
お前よって。
そういうことか。
何を知らなければ別にね、スピード。
スピードを上げてって言ってるしね。
そうそう、スピードを上げてって言ってるし。
別にね、普通のポップで。
それそういうことか。
スピードを上げていくぜっていう普通にポップな曲なんだけど。
加速するっていうよりもなんか、
そうそう。
買い人的な感じじゃないですか。
そのね、それを知ってると、挑戦的というか、挑発的というか。
すごい。
すげえ、そういうことか。
やべえ。
やばいですね。
やべえ奴らだよ。
それはやばいですね。
しかもこの最初のAメロの髪砕いての前。
ここ歌詞だとバツバツバツバツってなってるんですけど。
これが定罪を逆回転させてるっていう。
これだから普通に聞いてて何言ってんだかわかんない部分だと思うんですけど。
これ定罪を逆回転させてるっていう。
定罪って言ってるの?逆回転。
ライブだと普通に定罪って言ってるんですけど。
わざわざね、そういうの入れたりとか。
なるほど。
ひと手間かけてわざわざ。
まあまあね。
挑発的ですよね。
いやすげえな。
え、これは歌詞はこれ誰が書いてるんですか。
これ桜井。
24:02
桜井がこれを、なるほど。
世間への挑戦的な感じというか。
まあそういうバンドだよねっていう。
そうですね。
貧困防止じゃないですね。
まさにいつでも頭ギリギリっていう。
そこがやっぱ魅力だよね。
結構今衝撃的かもしれないですね。
こんなポップな曲でそんなヤバいメッセージ性だったって全然わかってなかったですね。
すごいですよね。
この曲はそうか、いいっすね。
このポップな曲にそんだけ攻めてたっていうか、なんて言うんですかね。
そうね。それでサビが女の子男の子だからね。
なるほどね。
痺れた体すぐ泣きになるさ。
もうダメだよっていうか。
そんな歌歌っちゃダメだよっていう歌ですよね。
こんななんていうかすごいですね。このポップな感じで。
でもこのポップな感じはいいよね、そのサウンドとして。
純粋に曲としていいよね。
そうですね。
そのサウンドと真逆のメッセージというか歌詞というか。
しかもそれも今一見なんていうか全然ポップな歌詞に見えるよね。
本当に何も知らなければ。
なるほどな。
何も知らずに聴いてたからめっちゃポップな曲だと思ってました。
平和な。なんていうか。
なるほどね。
やっぱりそういうすごいポップな一見平和なものにすごい毒を混ぜるっていう。
そのセンスがやっぱ好きだよなっていう。
そうですね。
これは好きになりましたね。ちょっとそれを聴いてより。
90年代のああいうバンドたちがやってそうな感じですよね。
そういう曲に毒を入れるっていう。
毒を入れるね。まさに。
それでもこれ91年ですからね。
なるほどね。
そう考えるとすごい最先端っていうか。
なんかその頃のブームに乗ったっていうよりは。
同時期にやってるなっていう感じですけど。
スピードってそういうことだったか。
それは全然。
ウケるよね。本当にわかんない形でそういうの入れるのって。
今気づいた。完全に。
27:01
なるほどね。すごいわ。
感心するわ。
いいね。
はい。次が2曲目。マシーン。
これも最高にかっこいいですよね。
これかっこいいですね。最初っからもう。
これは本当に超大好きだな。
このキメの部分はすごい。
かっこいいですね。
ヘビーなリフで。
ってのがかっこいいんだけど。
そこがまた爆竹だよなっていう。
確かに。
そこの辺をギターの弾き分け的にはどっちがどっちを弾いてるんですか?
ジャーって。
でも考えてるのはイマイなんじゃねえかなって。
たぶんそんな感じがしますよね。
イマイがテテテテテテテってやる感じなんですか?ライブとか。
なんかその辺の。
どっちなんだろう?ちゃんとライブのやつ見てないけど。
そんなにかっちり分かれてないっていうか。
結構どっちもどっちもやるっていう感じだから。
なるほどなるほど。
意外とこのフレーズは欲しのだったんだとかもあるし。
やっぱりイマイかみたいなのもあるし。
そうですね。
だいたいリードっぽいとか単音系のリードっぽいフレーズとかはイマイがやることはやっぱり多いなって思いますけど。
バッキング系で印象に残ってるのは割と両方あり得るなって感じかな。
このイントロは確かにいいっすね。
かっこいいよね。
バンドのアレンジすごいかっこいいっすね。
これ初めて弾いた時にこの歌の声の低さにびっくりしましたね。
これすごくないですか?なかなか。
あんまりここまで低いのないなって。
低いね、確かに。
低いよね。
しかもそれでずっといくっていう。
オクターブ低いもんね、これね。
しかも結構な曲調としては歌入ったところから割とポップなんだけど、歌のトーンが低いからなんか。
そうですね。
またそれもいいっすね。
すごいあれなんだよね、ダークなのにポップなみたいなさ。
すごいポップなのをあんな低いキーで歌うとそういうことになるというか。
それがなかなか他にないなっていう。
なるほど。
これ高い音程で歌ったらもう全然ただの爽やかなポップの曲になっちゃう。
30:02
そうね。なんかこのマシーンって30周年バージョンがあるみたいなんですけど、それはね、割と。
爽やかになってる?
爽やかではないけど、割と最初から普通に歌ってたかな。
じゃあなんかそのキーを上げたりとか。
キーっていうか歌い方っていうか、多分音程、音としては同じなのかな。
キーも変わってんのかな。ちょっとそこまでわかんないけど。
割と普通の歌い方になってて。
なんかそのバージョンも、それはそれで大人のかっこよさはあるけど、オリジナルのこの張り詰め方はやっぱすごいなっていうのは。
聴き比べると実感しますね。
なんかすごいな。そういうギャップとか、その辺がいいっすね。
このオリジナル版はすごい緊張感あるよね。
そうですね。
ヒリヒリしてるよね。
こういう曲調、アップテンポの曲調でこういう声の低いままいくのはなかなかないからな。
結構低いやつで言うと、自分が思い浮かぶのとかはルナシイのレインのAメロとかはすごい低いままいくけど、あれはああいう曲調だから。
ポップな曲調ですっごい低いままで歌うって、新しいっていうか、新しいっていう言い方がいいのかわかんないですけど。
しかもだいぶずっとそれでいくじゃん。
だいぶいくね。
それがすごいよね。サビもなんかそれでいくからね。
うわーなんかすごい。またこれもちょっと、改めて今気づいて、ちょっと好きになったなこれ。
そうか、そういうところを聞けばいいんだね。
聞きどころだな。
お曲はかっこいいよね。全部。サウンドもそうだし。
タカタカタカタカタ。
その辺の何か刻みが常に入ってるところがマシーンっぽいよね。
ぽいぽいぽい。タカタカタカタカタカタカターターター。その後のタラララララララララララララララー、それはなんかまあ、バンドっぽいよね。
ね、うん。その辺はもうなんか粘りっぽいなって。
そこは今井が弾くイメージになってた
今井っぽいよね
今井のギターっぽい
なんかちょっと調子が外れたようなさ
なるほど
一見なんか
調子が外れたようなっていう
なるほど
あの感じなんですね今井のギター
今井のギター
今井の
なんか外れたような今回
33:02
ちょっとそうなんですよね
でこれ間奏の後にすごい歌が
歌い方が変わるじゃないですか
それがすごいかっこいいですよね
前半溜めて溜めて
やってるからその分すごいなんか
後半でオクターブ上がる感じで
そうですね
そっちが多分本来のキーなんだよね
そうですね
あの辺もなんかキメがかっこいいですよね
かっこいいね
かっこいいね
フワユーって
ここでもスピードが全てって言ってますもんね
確かに
いやーこれかっこいいな
そんな1,2曲目があって3曲目が
My Funny Valentine
この曲はなんかこのアルバム聴いてて
結構お気に入り曲でしたね
この中では
なるほど
これまたなんかマニアックになったよね
マニアックな感じですね
怪しい感じですよね
怪しい感じで
怪しい感じがすごい好きでしたねこれ
こういう感じの曲は今まであんまりなかった感じなんですか
これはあんまなかったかな
近いというかこういう雰囲気を感じる曲は
あったけどここまでではないっていうか
だからやっぱこの曲とかはすごい象徴的な曲だなっていうのはあるかな
結構なんか耳残ったな
これのBメロを歌ってるのは
あのファルセットで歌ってるのは
いまいかな多分
あそうなんだ
結構コーラス的ななんていうか
歌も歌うんだね
いまいはあれで歌うからね
俺意外だな
いまい久しは本当に特殊な声してますよね
いまいの歌は味があるよね
味がありますね
びっくりする声してるから
ひでえが言ってたもんねだって
なんだっけあのひでえと杉蔵と
はいはいはい
雑誌の対談かなんかで
この3人でボーカルにするなら誰みたいな
はいはいはい
ひでえがいまいくんみたいな
変な声してるもんねみたいな
でいまいがひゃひゃひゃひゃみたいな
ひゃひゃひゃひゃ出た
ひゃひゃひゃひゃって
いまい久しのインタビューでの笑い声が
全部ひゃひゃひゃひゃっていう
あれはなんかお決まりなんですかね
36:02
ひゃひゃひゃひゃって笑うんでしょうね
本当に本当にそう
ひゃひゃひゃひゃって笑ってそうだもんね
あの文字に起こされた笑いがひゃひゃひゃひゃ
いやー
この曲サビはサビでこうなんかちょっと
ちょっとこう開けた感じになる
めっちゃやたらキャッチーになる
なるよね
まあなんかそれが爆竹だなっていう
そこからまた一気にこう戻るじゃん
なんか急に急にシュンとしちゃうっていうかな
急にシュンって
すごいマニアックなことやってるんだけど
メロディーすごい昭和歌謡的というか
昭和歌謡的な感じですね
なんか日本人のメロディーなんだよね
そこがやっぱ特徴ですよね爆竹の
やっぱメロディーでグッとくるんですよね
だからマニアックで終わらないっていうか
やっぱメロディーすごいいいなどの曲も
マイファニーバレンタイン
後にマイファッキンバレンタインっていう曲も
ありますけど
作るんですけど
そうなの
それはまあその例のテルミンが前面に出てる
すごい曲が
そうなの
衝撃的な
衝撃的だよねあれね
なかなか衝撃でしたね
テルミンが前面に出てくる
めちゃくちゃかっこいいってなるんだけど
めちゃくちゃすごい
いやーあれはちょっとびっくりしましたね
それはちょっと確認しないと
それはまたおいおいということで
3曲目がマイファニーバレンタインで
次4曲目が変身リボーン
これはほしの作曲
これはそうなんだ
これは割と激しめなやつですけど
これはなんかタブーとか悪の花
この1枚前2枚前とかに入ってそうな雰囲気だなっていうのが印象ですかね
そうですねタブーっぽいよね
あの辺に入ってそうな感じかな
ほしのもいい曲だよ
ひれき君的にはこの辺の曲はどうですか
これもそうだね
これもなんかさっきのマイファニーバレンタインと
なんていうのかな
同じ感じで
結構この不思議な雰囲気っていうか
39:01
なんて言ったらいいんだろう
なんか独特な雰囲気を出してる曲で
このアルバムのイメージ
この3,4曲はこういう感じのバンドなんだなっていう印象を受けた
最初の1,2曲は
シンプルにキャッチーだしかっこいい感じなんだけど
この3曲目あたりの雰囲気が
味わい深くて好きだなって感じ
でこれもそれに続いて
多少こっちの方がロックっぽいけど
そうですね
やっぱ怪しい雰囲気はある
怪しい雰囲気っていうか
感想のあたりとかちょっとマニアックな感じになるしね
そうだね
なんかちょっと狂った感じっていうか
この辺の雰囲気は結構好きだなって感じですね
星野が作曲なんだよね
こういう感じの曲割と作る感じなんですか
その辺がちょっとよくわかんない
星野作曲の曲だとこういう感じねって感じなのか
意外にこういうのもやるんだみたいな
星野作曲は自分の印象では割と
一言で言うとすごいオールラウンダーな感じではあるんだけど
その中でいくとやっぱバラード系は強いなっていうのはある
そうだねそういう印象だよね
どっちかって言うとバラード系のイメージですね
いい曲というか
いい曲だねって普通にいい曲だね
やっぱ星野代表曲で言うとバラード系多かったりするんで
なるほどね
その辺はそうだけど
でも意外と結構アップテンポな曲を書かせても味があるっていう
そうですね
それもあるんだよね
これはだからもうまさにそのパターン
なるほどね
だからすごいねいろいろ順応するっていうか
このアルバムのここにこういう曲欲しいよなっていうのが
ちゃんと書ける人っていうか
なるほどね
どっちもいけるっていうか何でもいけるっていうか
何でもそれなりにやっちゃう人っていうか
できちゃう人っていうか
なんかそういう感じがするな
なるほどね
面白いよね
それで星野曲が続くんですけど
5曲目がエンジェルフィッシュ
これもそうなの?
これもだいぶ雰囲気違うけど
3,4,5がこの3つともなんかいいな
42:01
何だろうな
確かにここ3,4,5でだいぶ
そう
1回深みにいくっていうか
そうそう
この3つがだからそういう印象なんだよね
そうですね
怪しいっていう
怪しいっていうね
このアルバムの深みを増してる感じはあるな
これもなかなかすごい曲だよね
この曲もすごいね
あんまロックバンドっぽくないっていうか
これも結構耳に残ったな
なんか独特で
独特だよね
なんかこのアルバムの印象的な感じの3,4,5も
ちょっとまとってる雰囲気は似てるなっていう感じがしますね
そうですね
だいぶマニアック寄りな感じですよね
マニアック寄りですよね
バクチクは結構妖艶な雰囲気も特徴だと思うんですけど
これがこの辺にすごい出てますよね
まさに桜八市のダークで怪しいっていう妖艶っていう
ですね
なんかちょっと想像してたバクチクのイメージがこの辺かなっていう感じがあるんですよね
3,4,5のこの辺の
なんかそんな感じのイメージですね
スピードとかはちょっとこう想像してたのとは
だいぶポップだなって思った印象があったので
なるほど
割とじゃあマニアックな印象が
なんとなくねそういう印象があったね
なるほどね
見た目ダークだもんな
確かに
だいぶ独特な曲だよねこれ確かに
すごいよね
結構スルメソングな気がするな
なかなか歌い方もすごいよね
サビの方とか
サビのところね
これを星野が書いてるっていうところもなかなか
そうだね
意外
そんなにもともとすごいイメージがあったわけじゃないね
この辺がだからなんか興味深いよね
どういう過程でこれを星野が作ってるのかっていうところが
なんか興味深くて
例えば今回のアルバムこうだからって言って
そういうのを聞いて
ああそうなんだと思って
アルバムのコンセプトにね
それでじゃあ俺はその中でこういう曲を作ろうかなって言って
これを作ってるんだとしたら
めちゃくちゃすげえなって思うんです
そうだねそれはそれですごい
めちゃくちゃ順応するやんっていう
なるほどここでこのテイストの曲が欲しいわけだ
45:03
じゃあって
じゃあこういうの作りましょうか
じゃあこんな感じかなって
だとしたらめっちゃすごいね
でもねなんか想像するとそんな感じするんだよな
そうだとするとすごいぞ
そうじゃなくてもすごいけどね
そうじゃなくてもそれはそれで
全体でこうやりたいことやって出てきたのがこれだったらもう
確かに
それはそれでこう
逆にすごいわって
逆にすごいよねそれもそれで
確かに
どっちにしてもすごいよね
どっちにしてもすごい
なんか全然そのなんていうか
すごいなんかちょこっとこう
パタズナップ的な感じで入ってるわけじゃないね
じゃないジョージハリスン的にいるから
ですね
いやなんかこれはすごい
存在感しっかり
欲しいのはすごいんだよね
しっかりあるしなんかこれなかったらないで結構
寂しい感じになっちゃう気もするな
だからその辺は本当にバンドっていうか
さくらいまいが確かにすごいんだけど
それだけではないっていうところはやっぱこういうところにもあるような
そうですね
そこはバンドであることのなんか面白さっていうか
だよなっていうのは思いますね
そうですね
はいという5曲目まで来ましたけど
1回ここで切って残りの曲は次回という感じで
次回へ続きます
47:01

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