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  2. #231 青春をシシに賭けて
2025-07-17 27:38

#231 青春をシシに賭けて

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『シシになる。』出版記念イベントの報告。

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サマリー

ポッドキャストでは、気候変動や予言の影響、富川氏の新刊『詩詞になる』に関するトークイベント、そして青春の終わりについての議論が展開されています。収録後には、参加者の反響やトークイベントの成功について話し合われ、充実した内容となっています。エピソードでは、青春の終わりと獅子踊りの融合について語られ、いくつかの著書や体験が紹介されています。特に、富川氏と内越氏の社会的な背景が交差する点が強調され、さまざまな視点から地域文化の楽しさが語られます。本エピソードでは、富川氏の著書についての詳細な分析と、文化事業とビール事業のライバル関係について話されています。著作の中で言及されるパーソナルヒストリーや青春ストーリーの重要性が強調されています。

気候と予言の影響
スピーカー 2
こんばんは、ささきゅーです。 こんばんは、みやもとです。
スピーカー 1
メディアヌップは、歴史や民族やメディアに関する話題を取り上げるポッドキャストです。
スピーカー 2
はい、お願いします。
スピーカー 1
真面目に2回連続ぐらいで言ったんじゃないか。
スピーカー 2
忘れず、忘れずやっていきたいですね。
スピーカー 1
忘れずにやっていきたいと思うんですけども。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
いやー、なんかね、今日はね、暑さが落ち着いて。
うん。
一瞬ね、こう楽な日なんですけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
最近どうですか、みやもとさんは。
スピーカー 2
あの、こないだ収録した後の7月5日は、
それこそなんなく、何事もなく、
平和に、はい、過ごせましたし。
今なんかそれで言うと、
やっぱ岩手の方もすごい今年暑くて、
なんか大変ですね。
なんか本当に気温みたいなの、本当にやばいなって思います。
スピーカー 1
そうね、今一瞬涼しいって言ってたけど、
もう今週末ぐらいから35度。
あとは関東中部っていうか群馬とかの方だと39度とか40度とかですかね。
スピーカー 2
そうですね。
あとはなんか梅雨っていう梅雨もなんか入ってない感じがして、
なんか田んぼがすごい、水の状況が、
なんか今年はでも雪が去年すごい十分あったみたいで、
なので僕の地域のあたりは水不足みたいなのはそんなに心配されてはないんですけど、
でもなんか梅雨っていう感じもなくて、
なんか変な感じしますね。
スピーカー 1
あれ今、僕だいぶね、今時間差で気づいたんですけど、
7月5日何の件言ってるんだろうと思って。
あの予言の件を言ってる訳ですね。
スピーカー 2
予言の件、あれ7月5日でしたっけ。
それすら定かじゃないぐらいになってるけど。
そうですそうです。
スピーカー 1
7月の5日だ。
あの5日じゃなくて、7月の5日だみたいな説はありますけど、
それを置いといたとして、
あれですね、それが話題として口をついてすっと出てくるぐらいには、
結構ドキドキしてたってことですね、みょんさんは。
スピーカー 2
水、大量の水を買って備えてましたけど、全然大丈夫ですね。
スピーカー 1
そうなんだ。
僕全然何もしてなかった。
当日も忘れてたぐらいだけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でもね、なんかその噂によって、
その旅行客が減ったとかなんとか。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
実際の話もあったって聞いたから。
思った以上に影響力があったんですね。
ですよね。
スピーカー 2
しかも時間が4時とか、朝方の時間だったから、
僕の周りのその友人で、本当に真剣に捉えてた人は、すごい寝不足でしたよ、みんな日中。
スピーカー 1
マジで。
やっぱりすごいね、こう、メディア環境というか、
スピーカー 2
メディア環境もあるのかな、あとその年齢もあるんだと思うな。
スピーカー 1
僕その99年を過ごしてきたんで、
そんなことあるわけないよ、みたいな。
そういうのがあるんだけど。
人生で1回目の大予言だと、ちょっとそれぐらいドキドキするのあるかもしれない。
スピーカー 2
ですよね、確かに5日節があるからね、まだあれですけど。
そんな感じ、備えながら、変な天気だなと思いながら過ごしてます。
トークイベントの内容
スピーカー 2
ささきおりさんはどうですか?
スピーカー 1
先週はね、近所の旅の本屋のまどっていうところで、
富川さんの新刊の「詩詞になる」ってトークイベントがあって、
そこに一緒に出演して、お話をしてきて、
これがね、すごい偉い、個人的には面白かったんですよ。
スピーカー 2
なんかすごい前のメディアの中でも聞いてた話で、
すごい楽しそうなイベントになりそうだなと思って聞いてたので、
なんか気になってました、すごい。
スピーカー 1
富川さん20箇所ぐらい本屋でトークイベントやるんだけど、
個人的には一番面白い回にしようと思って、
スピーカー 2
そうですよね、意気込みとしてそうですよね。
スピーカー 1
意気込みとしてそれぐらい望んだんですけどね。
よかったですよ。
自分で言うのもよかったですけど。
一応、どんな内容だったか説明すると、
一応、本の内容としては、「詩詞になる」っていうタイトルだから、
東濃の詩詞踊りっていう共同芸能の話だとか、
あるいはそれが東濃物語の序文と119話に載っていることから、
東濃物語に関するお話なんかが、
プレゼンテーションとしては多くなるんですよね。
富川さんのお話の主題だから。
でも、僕ちょっと違う読み方をしてあげたいというか、
来てくれた読者のためというか、
イベントに来てくれた人のために、
違う読み解き方をしたいなと思ったのは、
あれはこう、青春のしっぽ。
青春のしっぽっていうのは終わりっていう意味だよね。
青春のしっぽを捕まえた、
ドキュメンタリーだっていう風な見方をちょっとしたかったんですよ。
なぜなら、詩詞踊りって見たことある人ほとんどいないし、
東濃物語読んだことある人もほとんどいないと思うし、
いないと思うからアイフォンが価値あるんだと思うんだけど、
でも、青春って全員が経験してるから、
そのイベントに来てる人とかこれから本を読む人に、
全員にピンとくるのって、
その青春の終わりの捕まえた、
それを捕まえたドキュメンタリーであるっていうことを説明した方がいいと思って。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そう、それであの例えで持ってったのは、
上村直美の青春を山に駆けてとか、
僕この本好きすぎて、
メディアヌープでもね、青春を皿に駆けてっていうタイトルのエピソードがあるぐらいなんだけど。
スピーカー 2
ありましたね。
スピーカー 1
青春を山に駆けてとか、
あとは小澤誠二の僕の音楽武者修行とか、
なんていうかな、
日本にいて、何不自由ない暮らしをしている若者が、
もう8000メートル級の山々に登りに行くとか、
あと言葉の通じないフランスに行って、
識者コンクールに出ていくとか、
なんかそういう話の一番有名な、
1960年代から70年代ぐらいまでの名著と呼ばれる本があるんですけど、
旅の本屋だから、
そういうね、旅の本にふさわしい本をちょっと例えに持っていって、
これに連なる最新のというかね、話としてその本紹介して、
富川さんにとってはその未知なる場所っていうのが、
山でもフランスでもなくて、
日本の田舎の郷土芸能に入り込んでいくってことだった。
現代のモラトリアムの期間の長い若者にとっての、
その最後の青春の尻尾を捕まえる場としてそういうものがあってみたいな、
そういう話でちょっと盛り上げていって、
参加者との反響
スピーカー 2
はいはい、なるほど。
スピーカー 1
普段しゃべらないような、
富川さんのパーソナルな私生活の話とかもどんどん盛り下げていったりなんかして、
みたいな話をしたんですけど、
そしたらちょうど最後で、
地球の歩き方の創業者、編集長かな、
元かな、
その方がいらっしゃってて、
その方がね、
すいません、今パッと。
日本旅行作家協会っていうところの常任理事さんなんですけども、
藤岡さんっていうんですけども、
その方がイベント終了後に声をかけてくれて、
佐々木さん、まさに僕もそういう読み方をしてね、
この本面白いと思ったんだって。
世代的にね、僕よりもさらに15とか20上だと思うんですけども、
世代的に上村直美とか、
小澤誠二とかの本とかのね、
そういう旅行の本が好きで、
そういう旅行作家協会とかやってる人だから、
まさにそういう話で、
このお店でそういう話を聞けてよかったっていう風に言ってくれて、
狙いを100%受け止めてくれる参加者が、
何しろ旅行作家協会の理事ですか?
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
地球の歩き方の中のメンバーがいて、
僕の狙いが100%ハマって、
あ、よかったと。
よかったと。
もう役目は果たした。
スピーカー 2
へー、いいっすね。
なんかね、終わった後の回も、
たまたまその富川さんとその次の日にお会いする予定があって、
富川さんからもすごい良い回だったって聞いて、
具体的な内容まだ聞けてなかったんですけど、
その後の打ち上げもすごい楽しかったって言ってました。
スピーカー 1
打ち上げはね、トウノ資料持ち込み会って言って、
トウノに関する新資料を発見したら、
それを持ち込んで、それを魚に飲むっていう定期会合があるんですけど、
定期のやつなんですね。
その定期会合、3ヶ月に1編ぐらいあるんだけど、
その定期会合をそのイベントの打ち上げにぶつけて、
今回ね、一番それで面白かったのはね、
1972年のアンアン。
ファッション雑誌のアンアンね。
アンアンって、アンノン族って言われた、
アンアンとノンノっていう二大女性ファッション誌があって、
現代の若者風俗の研究とかでも必ず、
あと社会学の研究とかも必ず出てくるアンノン族って2つの雑誌、
アンアンとノンノなんだけど、
そのアンアンの方にノンノが特集された語があって、
スピーカー 2
へー、そんなあるんですね。
スピーカー 1
そう、そのね、それをみんなで鑑賞しながら、
酒を飲むっていう会なんだけど、
例えばね、なんつったらいいんだろうな。
スピーカー 2
めっちゃ気になる。
スピーカー 1
ファッションブランドに鬱陶いから、
すっごいトンチン感のこと言ってたら恐縮なんですけど、
スピーカー 2
ゴディバの広告の横にマガリアンがあるとか、
スピーカー 1
カルティエの、トンチンかなと思うんですよ、
ノンノにカルティエ出ないと思うんだけど、
その当時の女性向けの時計ブランドがわかんないから、
カルティエって今言ってるんだけど、
カルティエの広告の横でおばあさんが昔話をしてるとか、
それをなんていうかな、
しかも地方の横行く時のファッションとかが、
もう結構ファッションナブルでかっこいいんだよ、
スピーカー 2
かわいいかっこいいとか。
スピーカー 1
今で言うと、東野にいると、
田中美希ってアイドルが、
リスペクト&オマージュでやる古いファッションあるじゃないですか、
ああいう格好した人たちがハイブランドの広告とともに、
一面の雑誌になってるっていう、
めちゃくちゃ面白いわけ。
スピーカー 2
東野単体の特集なんですか?
スピーカー 1
森岡花巻東野なんだけど、東野は多めだね。
スピーカー 2
すごいそうなんですね。
スピーカー 1
1972年だから、
いわゆるディスカバージャパンブームっていうかね、
日本の隅々まで旅行しようっていうことを、
JR、国鉄ですよね、その時から。
そのキャンペーンを仕掛けた時で、
いろんな本とか旅行雑誌とかテレビラジオなんかが、
そういう地域の特集なんかをやってた、
もう花盛りの頃なんだけど、
その中でも、
あんあんで東野が特集されたっていうのは結構、
画期的なっていうか、
日本のファッション紙に田舎のあれが出てくるっていう、
有名な号なんだけど、
知らなかった。
スピーカー 2
めちゃくちゃ面白かったな。
スピーカー 1
それ持ち込んでみて、とかね。
そんなのやってましたけどね。
スピーカー 2
はいはい。
青春の書籍と経験
スピーカー 2
さすきりさんがトークイベントの前に参考資料っていうか、
これらの本を補助戦にトークイベントに臨みますっていう、
あれはディスコードに貼っていただいてたんですけど。
スピーカー 1
あ、貼ってましたね。
なんかピンとくる本ありました?
スピーカー 2
いや、でもそれを見た時に、
青春を山に駆けてが載ってるなとか、
でももちろん赤坂先生の本とかは、
いやまあそうなんだなって。
スピーカー 1
赤坂載世の東北風学ね。
一応あれ何で持ってたかというと、
その青春の尻尾って話した時に、
赤坂載世先生が山形に引っ越して、
あの東北風学って本の最初のエッセイ書き始めたのは、
39歳ぐらいの時で、
富川さんが獅子になるを書いたのは、
37歳の時に書いて、38歳の時に出した。
僕が僕らのネクロマンシーを書いたのは、
36歳の時に書いて、38歳の時に出したのかな。
だいたいなんかね、
あと柳田邦は34歳の時に東能に旅して、
35歳の時に東能物語を出したみたいな。
この30代後半の青春の終わりの、
なんかそういう話で出した。
青春の終わりにみんな東能に来て、
思うことみたいな。
そういうテーマだったんだけど、
獅子踊りの関係性
スピーカー 1
そこまではね、あそこで喋れたっけかな。
あそこは喋ったような気がするよね。
スピーカー 2
動物になって生きてみたは、
そうですね、それこそ獅子をかぶってみたいなことというか。
スピーカー 1
そう、獅子になるっていう本のタイトルだから、
それに対応して、
確かにそうですね。
これね、翻訳はね、Being a Beastっていうタイトルで、
動物になって生きてみたっていうやつなんですけども、
これはね、
なんていうのかな、このノンフィクション作家っていうか、
例えば、穴熊の気持ちになるっていう時に、
だいたいカメラマンだったら、
カメラ持って、
キャンプ張って、
茂みに身を隠しながら、
穴熊の生態を朝昼晩、ずっと写真に撮るみたいなことをするっていうのをイメージするじゃないですか。
そうじゃなくて、動物になって生きてみたっていうのは、
本当に穴掘って、穴熊と同じ質を作って、
耳水を食べて生き延びるっていう暮らしを本当にするんですよ。
食べ物まで。
スピーカー 2
食べ物まで。
スピーカー 1
動物が食べるものを食べる。
はい。
ですよ。
で、最後、人間に戻って文章を書く。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
ですよ。動物になってる間は動物になってるんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
ほんとですね。
とみかんさんよくやっぱり夏はもう獅子になってるっていうけど。
スピーカー 1
これ、おびぶんがね、とてつもなく変態で、
ありえないほど文章がうまいっていうのがあるんですよね。
はい。
そうなんです。やっぱり人間って動物になったことないから、
動物になったときの感覚って、過去の文章からね、
なんかこう、習えないっていうか。
スピーカー 2
はいはいはい。そっか、そうっすね。
スピーカー 1
独自の感覚、寛容区に頼らない感覚で文章を書いていかなきゃいけないから。
うーん。
で、それがちゃんとすごいできてて、
このね、動物になって生きてみた名前、著者、チャールズ・ウィスターかな。
ウィスター?フィスター?なんだろう。
あ、フォスター。
フォスターだ。チャールズ・フォスター。
はい。
これね、面白いですよ。
スピーカー 2
へー。
すごい。
スピーカー 1
気になる。
狐となってネズミを追いかけ、人間と動物との境界を越境しようと試みた。奇妙にして胸を打つ解策。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
これはね、ただ単にこの本が面白いってことだけを言いたくて。
タイトルが似てるからね。
はい。
スピーカー 2
獅子になると。
いや、めちゃくちゃあと気になってるのがこのヤンキーと地元。
スピーカー 1
あ、ヤンキーと地元ね。
スピーカー 2
ちょっと毛色が違う。関連性が一見ちょっと分からないっていうか。
スピーカー 1
これは内越雅之さんっていうジャーナリストが沖縄に10年以上入り込んで、暴走族の若者。
沖縄っていうと成人式で派手な格好をして暴走をする若者とか、成人式の映像とかで見ると思うんですけども。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
アイカルチャーがエロく残っている中に、その暴走族の中に本当に入り込んで暮らしてっていうか。
社会学者だから最終的にはそれを文章にしたりするし、その立場を隠しているわけじゃないんだけど。
本当に10年入り込んで、その人たちの考えていることみたいなものを擦り合った人なんだけど。
はい。
富川さんが10年間獅子踊りの団体に入り込んで、
イタザワ獅子踊りのピアス4つ開けた佐々木慎一郎さんと仲良くなっていく過程っていうのは、
内越さんが沖縄で暴走族と仲良くなっていった過程にある種近いものがあるというか。
はいはいはい。
地域文化の多様性
スピーカー 1
しかもアウトサイダーじゃないんだよ。本当に暴走族になっているんだよね。
暴走族になっていると言ってもいいと思うな。
はい。
というような感じで本当に踊り手になっていって、現に今もそうで今も描いているみたいな。
内越さんはちょっと亡くなっちゃったんだけど。
はい。
まあそれでね、ちょっとそのヤンキーと地元というか。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
あとこれなんで俺、だんだんイベントの話全部話してるみたいになってるけど。
なんでこの話したかというと、
例えば東京にいて、ちっちゃな独立系書店のトークイベントに来られる方が、
富川さんの話だけをもし聞いて、獅子踊りを学んだら、
きっととってもアートで、とっても内面的で、
大阪な、
異界に触れられる神秘の芸能みたいに受け取ると思うんだけど。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
それやってる人って、
遠のに数人で、
基本的には、
踊って汗かいて楽しい、
ビール飲もう、ジギスカン食べよう、
明日またじゃーねっていう、
そういう楽しさもまたあるし。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そういうものの、
それはヤンキーって言葉でまとめたわけじゃないんだけど、
そういうものの両面性みたいなものを、
話したほうがいいだろうと思って。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
それで、どうやってしんちろさんと仲良くなったのかとか、
お酒の飲めない富川さんがどうやって酒に付き合ってるのかとか。
いや、ほんとですよね。
そんな話をするために一冊置いといたんですよね。
スピーカー 2
あー、なるほどな、確かに。
ほんと地元感ってやっぱすごい強いですもんね。
郷土芸能団体のイメージはやっぱり、
どっちかっていうと僕もそういうイメージがあるから。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なるほど。
その面を伝えるっていいですね。
スピーカー 1
やっぱりなんかあの、
あれ宮本さんが編集に関わってたかわかんないけど、
あの遠のめぐりとろげのポッドキャスト16エピソードあるじゃないですか。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
去年作ったやつ。
はい。
なんかあれ聞き返したんですよね。
聞き返して、
それぞれみんなが師匠と異様なんて言ってるかって言ったら、
やっぱ全員違うこと言ってて。
うん。
ある人は豊作祈願だって言ってる。
うん。
ある人は神が見える祈りだって。
はいはい。
信仰だって言ってる。
うん。
で、ある人は単にかっこいいからやってて楽しいお祭りだって。
うん。
まあ田植えと同じで、
みんなで集まってやって解散して終わりだっていう。
はいはいはい、そうですね。
で、富川さんはなんかその、
内なる野生を見つけるツールだみたいな。
うん。
みんな言ってることが違うんだけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
その言ってることは違う。
みんな思ってるものをぶつけて鏡のようになってるってことはあるんだけど。
うん。
ちょっとそういう鏡性というか。
はい。
いろんな多面的なんだよってことをちょっとね、
言いたかったみたいな。
スピーカー 2
へー、なるほどな。
はいはい。
そこは気になる。
この本自体もすごい気になります。
他の本がすごい気になりますね。
スピーカー 1
あの名著しか置いてないから。
ははは。
スピーカー 2
すごいいいですね。
スピーカー 1
あとこの広田良平さんのネット怪談の民族学。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
これは民族学、
なんか今民族学っていうかその、
そういうものに関心を持ってる人の、
まあその共同芸能の手がかりにそういう実践してる、
富川さんみたいな人と、
別にネット上に発生する怪談。
うん。
例えば掲示板とかツイッターとかブログとか。
はい。
YouTubeとか。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それもまた現代同時進行、
現在起こってることだと思うんで。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
その両極端な例として持ってきたんですけど、
まあこれもね、名著ですね。
スピーカー 2
へー、ネット怪談の民族学。
うん。
そうなんだ。
スピーカー 1
みたいな話をね、
あの、してたんですけど。
はい。
いや、無限にできるわ、こういう。
ははは。
だからすごい楽しかった。
ははは。
スピーカー 2
へー、いいですね。
いや、すごい参加したかったです。
確かにこの富川さんの本を、
ただまあどう読むかっていうか、
そうですよね。
最初僕もすごく気になっていたっていうか、
富川さんの党の出の起きた出来事とか、
富川さんが感じていることが、
すごい1冊の本にまとまったときに、
例えばこれを富川さんが知らない人が、
どういう理由で手に取るとか、
あと何を面白がって読む本になるんだろう、
みたいなことは、
僕は全然想像できなかった。
多分僕が富川さんのことを見すぎて、
本の内容をあまり分かって、
もちろん編集とかにも携わってないから、
制作途中で全然分かってないっていうのもあったんですけど、
なんかすごいそれが、
そうですね、
理解できていないような感覚だったんですけど、
でもなんか改めで、
佐々木さんの見方とかを聞いたりとか、
あと今出来上がってからの皆さんの感想を聞いていると、
やっぱりそういうところが面白いんだ、
みたいなすごい発見というか、
いいなあと思いますね。
スピーカー 1
だからその、
多分編集段階でカットされた、
未然の可能性というか、
そういうものの方を喋ったんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
どちらかというとね、
四肢踊り中心の方になると思うんですけど、
他のこともあるじゃないですか。
そうですよね。
例えば、
チラッと書いてあるけど、
まだ東の物語も何も知らない時に、
富川さんの著作分析
スピーカー 1
VR東の物語をやって、
大失敗した話とか、
あれ超面白いと思うんですよ。
そうですよね。
東京の代理店出身の人が、
地元のカルチャーを何も理解せずに、
まさに文化の登用をやって怒られるっていう。
あれもうちょっとね、
序盤にあると、
序盤にというか、
もうちょっとたっぷり私服を裂いていると、
その青春ストーリーというか、
ストーリーとしては、
大失敗を濃厚に書いた方がいいと思うんだけど、
ただね、
富川さんの個人詩っていう本じゃないから、
スピーカー 2
そうですね。
確かに、それとはまた違いますからね。
スピーカー 1
スッと行くんだけどね。
あと絶対書かせないというか、
あの本の中からカットされているのは、
結婚と別れ。
かなり踏み込んだパーソナルヒストリーなんで、
あの話の中になくてもいいじゃんと、
死死になるというテーマの上では、
なくてもいいと思うんですけど、
その精神を山にかけてっていう観点から言うと、
絶対あった方がいい話だと思うんだけど、
それもカットされている。
あとはね、ライバルの話がある。
ライバルって師匠通りとしてのライバルは、
佐々木真一郎さんが出てくるんだけど、
あれってある意味でシャドウ、
自分の影みたいなものであるけど、
自分のダブル、
写し身でもあるみたいな感じで出てくると思うんですけど、
僕ね、もう一人ライバルいると思うんですよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
それがビール系をやっているプロジェクトの一人。
そうですね。
スピーカー 2
富川さん、気にしている時やりましたからね。
意識している時やりましたからね。
スピーカー 1
それがもう一人のライバルであり、
シャドウであり、ダブルだと思うんだよね。
同じ時に東雲に来て、
片方は文化事業をやる。
片方はビールっていうあれをやると。
どっちも10年かけて、
うよ曲折ありながら、
全然ジャンル違いなのに、
オフィス、もう散歩でオフィスみたいなところで、
実はお互いちょこちょこ意識してるみたいな。
ああいうのは絶対パーソナルヒストリー欠かせないキャラクターだと思うんだけど、
それをカットされてるんだよね。
ライバル関係の考察
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あと、2回目の結婚も書いてないのもあったと思うんだけど。
スピーカー 2
そうですよね、パートナーとの出会い。
スピーカー 1
そうそう。
でもね、言えば言うほどね、
いや、これって富川さん個人に興味ある人しか読まない本になるじゃんってことになると思うので、
それが良かったと言いたいわけじゃないんだけど、
もしこの本を出しに、
フルバージョンというかさ、
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
ディレクターズカットを作るんであれば、
佐々木ディレクターとしてはですね、
今言ったものを全部入れた、
精神を頭脳にかけてっていうバージョンをリトールしたいと。
いい物語ですね、本当に。
しかもさ、それが終わっちゃったらダメなんだよ。
最後何かもっと困ったことに出会ってるとか、
もっと大きな困難に挑戦してるってところで終わりたいんだけど、
一応あの本だとシシーのことをある程度理解して終わるみたいになってるから、
なんかこう、簡潔感があるんだけど、
大きなショックで終わりたいよね、一巻は。
スピーカー 2
そうですよね、なんか続きがあるのかないのか別としてありそうみたいな。
そうですよね。
なるほどな、いいですね、面白い。
スピーカー 1
俺がなんでこんなに熱心に言ってるかっていうと、
僕らのネクロマンシーって本が、フィクションでそれをやってる本だから。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
ほぼ同じ世代っていうか、本出版時点で同じ世代ね。
とびかさんと僕結構年違うんだけど、
本出版時点の年齢で言えば同じ時点のものの本として、
こういう見方もできるし、こうしたら僕的には面白いんだけどなみたいな。
スピーカー 2
はいはいはい。
いいですね、いや確かにな。
そうですね、だからとびかさんのイベントももうそれぐらいなので、
それが3回目だったんですかね、たぶんノマドさんでのイベント。
スピーカー 1
正確に言うと、東野でやったやつと一ノ倉でやったやつと、
スピーカー 2
そうだそうだ。
スピーカー 1
B&Bのやつと、ふっさでやったやつ。
ごめんなさい、僕ふっさ、細野ハロウィンの街って言ってたけど間違えてました。
ふっさが大瀧英一の街で、ふっさからちょっと行ったところの狭山が細野ハロウィンの街でした。
細野ハウスの街。
スピーカー 2
はいはい、いや調べてみました。
ふっさもすごい楽しそうでしたね、なんかいい街そう。
スピーカー 1
ふっさ、アメリカでしょ?すごいいいよね。
スピーカー 2
すごい楽しそうでした、それこそとびかさんの写真とか見てて。
いいなあ。
スピーカー 1
その後西尾一久保の、あ、違うその後じゃないか、でノマド会って、でその後、その後ちょっと覚えてないわ、なんかまだまだあるんだよね。
スピーカー 2
そうですね、まだまだありますね。今度はブックナードさん森岡の書店でやったり、そうですね京都でもやったりしますね。楽しみ。
スピーカー 1
いやいやいや、そうなんですよ。
スピーカー 2
いやいいですね、なんかその一つの本を中心に、またなんかそれ以外の本とかそれ以外の知識とか、
それ以外のもののこう合わせてその一つの本を読み解くっていうことのなんか改めて面白さっていうか、みたいなのをすごいなんかこう感じました。
さきれさんのお話から。
スピーカー 1
いや僕今年の秋本出るんで、俺これ自分でやろうと思ってこれを。
スピーカー 2
いいですね、自分で作った本を。
スピーカー 1
そうそうまあ9人のね、僕含めた9人のアンソロジーだから。
スピーカー 2
ああそっかそっか。
スピーカー 1
そうそう、いろんな著者を紹介するのに関連する本を並べてそこから語っていくみたいなことは、著者分できるんで、ちょっとやろうかなって気してきました。
スピーカー 2
はいはい、いや楽しみですそれも。
スピーカー 1
というわけでまあだいたい今回こんな感じなんですけども、今西尾一久保の本屋、旅の本屋ノマドではですね、
あと私の本ですね、僕らのネクロマンシーの文庫版が並べてディスプレイされておりますので、お近くの方はですね、是非両方お買い求めいただければありがたいです。
はい、というわけで今週ここまでにしたいと思います。
それではまた来週お会いしましょう。
おやすみなさい。
スピーカー 2
おやすみなさい。
27:38

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