1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. ゲスト回『浅草演芸ホール、気..
2025-09-05 40:36

ゲスト回『浅草演芸ホール、気ままに楽しむ。』

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ゲストをお招きして、オススメの回を視聴いただき、お話を聞きました。


放送回:「浅草・演芸場 人生は笑いとともに」(2022年7月15日)


ゲスト:野中さん

「サチとヒロのお悩み相談室」

https://open.spotify.com/show/13HXrskUvnNZ5pzQzM373F?si=3799ad38086340bf


「読書酒紀」

https://x.com/OfVoice59929


「トーク動画野中(青木滉一郎【尺八奏者】@AK_hogaku_channelより)」

https://www.youtube.com/watch?v=o-sbvNP9ORg&list=PLOa3bhwFah9ZqfAyMhTKFLj9qQbd11MXK


サマリー

今回のエピソードでは、浅草演芸ホールに密着したドキュメンタリーについて語り、落語の魅力や多様性、観客の楽しみ方に焦点を当てています。ゲストの野中さんと共に、演芸場の雰囲気やさまざまな芸人とのインタビューを通じて、観客がどのように楽しむのかを探ります。 また、寄席の魅力についても言及されており、特に桂蓮司の活躍や落語の進行について深く掘り下げています。寄席の「流れ」と「雰囲気」を感じながら、時には特定の演者を目当てに訪れる楽しさも強調されています。 さらに、浅草演芸ホールの魅力や伝統的な落語の楽しみ方についても語られ、落語家たちの覚悟や技術、お客さんとの関係性が強調されています。日常的な寄せの重要性についても触れられています。 ポッドキャスト『浅草演芸ホール、気ままに楽しむ。』では、読書主義とお悩み相談室の2つの番組について語り、お悩み相談室のユニークなスタンスやキャラクターが紹介されています。

浅草演芸ホールの魅力
真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某、公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、浅草演芸場、人生は笑いとともに、ということで、2022年7月15日の放送会になっています。
タイトルの通り、浅草にある演芸ホールで、3日間密着したという、けっこうけうな会になっているんですけれども、
まさに死にせの演芸場で、落語が3日間、本当に連続して披露されている、
そんなところに集うファンの方々、お客さんだったりとか、まさに寄生に出ている落語家さんたちにも、インタビューをするということができた会になっています。
今回、いつもであれば、ここで山口さんに振るんですが、今回はゲスト会ということで、この方に来ていただいております。
野中と申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
野中さんが来ちゃいましたね。
そんな遊泳陣じゃないと思うんですけど。
普段ね、ポッドキャストもやられていて、元々はね、我々ポッドキャスト繋がりというか、言ったら友人でいろいろ話してて、
夜な夜なコロナ禍の時とかね、オンラインで深夜までオタクしゃべりをしてた中ですよね。
勉強会といったガンダムトークを延々にしていたみたいな。
目打ってましたけど。
ガンダムは文学であるみたいなね。
そういう話を。
無理矢理してましたけど。
間違ってないですから。
その流れで、野中さんもポッドキャストを始められているという形なんですね。
そうです。
本田さんがポッドキャストやってるって話をお聞きして、いろいろ聞かせていただいて、これはすごいなと、ぜひやらねばということで、私も始めたみたいな。
ありがたいです、本当に。
本当に師匠と呼んでおります。
普段はどんな仕事をしてるんでしたっけ?
あんまり細かく言っちゃダメみたいなので、ざっくりですけど地方公務員をやってます。
ついに公務員の人が。
でも正直言うと公務員とポッドキャストってかなり縁同位というか。
そうですよね。
聞いてる人はいますけど、やってる人はあんまり見たことないので。
ポッドキャストって僕なんかも会社員やっててやってますし、別に本業がどうこうっていうところは、ある意味そんなに別にあけっぴろげにしなくてもやれるっていうのが良さなんですけど、
本当にそんなポッドキャスターであり公務員でもある野中さんがね、今回見ていただいたのが浅草縁起状の回ということで。
今回は結構我々が是非野中さんはこれだなっていう勝手なチョイスで是非見てくださいとお願いしたんですけど、どうでした実際見てみて。
いやたまらなかったですね。
たまらなかった本当に。
知ってたのかなと思ってびっくりしちゃったんですけど、育成は全然いくんですよそれなりに。
そうなんだ。
多分それなりにそんなにしょっちゅう行ってるとかじゃないんですけど、必ず3回は行ってるかなぐらいな感じ。
結構行ってますねそれ。
本当に今月とかすごいこの番組のオファーいただいたからなんですけど、熱が入っちゃって今月も4回行ってます。
めっちゃ行ってた。
楽しくてですね。
予選に行くとやっぱ楽しいんですか。
そうですそうです。
なんで予選もともとすごい好きな空間で、あそこに行くと笑えるしっていう気楽な時間を過ごしつつもすごく贅沢なゲームを見れるっていう、いい時間を過ごせる場所だっていう感覚があって。
なんで予選について喋りたいなみたいな欲求は常にどっかであって、なんかそれがこうバチッと読み当てられたというかお二人に。
いやいやいやちょうど良かったですけどね、なんか僕らもなんか好きそうだなっていう、なんかなんとなくの。
いやすごいなと思いました。
当たりはついてたんですけど。
いやそうですね。
やっぱり野中さんだからこそ、ちょっとその解像度がやっぱり高いっていうことなんで。
今回の回。
分かんないですけど。
もちろんこの回僕らもポッドキャストで、実際に当時放送された時に見て感想喋るっていうのはやってはいるんですけど。
それも聞いてきました。
本当ですかありがとうございます。
寄席と色物の重要性
正直そんなに僕も山田さんもすごい詳しいわけでもないので、なかなか素人考えの見方だったりとか。
もしくは結構ねあれからまた2年ぐらい経っているので、その時代の隔たりみたいなのもある中で、なんか野中さんはどういうふうに見えてるかなっていうのもお聞きしたいんですけど。
なんかこうファーストインプレッション的なところで言えば何かありますか。
そうですね。なんか最初に見た感覚で言うと浅草園芸場とかああいう寄せって言われるところの舞台裏みたいなのって意外と結構youtubeとかで見れたりするんですよ。
そうなんですね。
意外と師匠、新宇治とかになられてる方が寄せ案内とか言って、中から見る寄せってこんな感じ、こんな人がいるよ、こんなタイムスケジュールで回ってるよっていう解説してくれる動画って結構あって。
いいですね。
なんですけど、なんかドキュメント72時間っていう切り口で撮ると、なんかこう寄せってすごいぞみたいな感じじゃなくて、そういう番組って寄せってこんないいところみたいな気合が入ってるんですよ。
来てほしいですからね。
そうそう、当然そうそう。中ではこんなことがあってこんなすごいんだみたいなのがよくあるんですけど、72時間だとやっぱこういろんな人が来ててわちゃわちゃやってて、でも経歴も背景も、なんか思ってることも全然違うんだけど、なんかこう一個の空間に集まってるっていう、なんかこう寄せの逆に寄せっぽさがちゃんと出てるなっていうのが見た時の感想。
なんかこれ思うんですよ、寄せていくとですね、なんかこうなんて言うんですかね、このイメージですよ、この話しかが見たいみたいな。
でもそうですね。
なんかあるじゃないですか。
目玉のみたいな。
でも行ってみるとですね、やっぱこう禅座さんが出てきて、そこからまた落語が続いてって、途中で今回だと大神倶楽の方いらっしゃいましたけど、色物さんっていうね、落語じゃなくて大道芸とか芸っていうものですよね、あと漫才とかあったりとかして、なんかこうですね、いろんな人がごちゃごちゃやってて、でなんかこうこれを見に行くって感じで見に行くとなんかそれ以外のところがあまりにも多くて。
なるほど。
そうなんですよ。だから本当にわちゃわちゃしたのを見に行くぐらいの気持ちが本当はいいと自分は思っていて。
だから演劇とか映画みたいにこれを見に行くみたいな感じで行くというよりは、もう本当にいろんな順番で、それこそ落語ですらないというかそのままであるので、もう一個のその余生に楽しみに行くっていうふわっとした方がより気楽で楽しめるんですね。
そう、なんか多分最初にインタビュー受けてた経営者の方みたいなのがいらっしゃって、でその時に話してたのがなんかこういろんな感じでざっくりざっくばらんでとにかく笑えて楽しいみたいな。
言ってましたね。
そういう話をしてて、あれは結構自分は余生の本質とまでは行かないけど、あれは一個の大事な見方だなと思ってて。
それは面白い。僕逆にその独演会とか行ったことあるんですよ。
はいはいはい、自分も何回か行ったことあります。
で、独演会とかだと逆に本当にこの人のこの芸を見るみたいなので、1時間2時間ぐらい結構その方の話し方さんの世界に没入していく感覚がすごい良かったんですけど、今の野中さんの話ってそれとはもういい意味で別にもう全く真逆っていうか、なんかそういう感じありますよね。
そうなんですよ。で、結局3時間4時間ぐらい昼と夜の分がだいたいあるんですけど、そこでその3時間4時間の間に10人とか15人ぐらいの芸人さん入れ替わり立ち替わりどんどん出てら入って出ては入ってって繰り返して、なんかこう本当に15分ぐらいサッてやってパッて帰っちゃうんですよ。
で、なんか一番大取りの人、それこそ独演会やるみたいなすごい上手い人が一番最後に30分やったりとか長めにやったりとかっていうのはあるんですけど、それ以外も基本オンタイムでもスパスパスパスパスんでいく。そのテンポ感を楽しむ場だと思うんですね。
いろんな人が入れ替わり立ち替わり出てきて、なんか面白いことをひたすらやっていくっていう。で、来てる人もなんか別にこうなんていうんですか、なんかこの人を見に来たいって人もいれば逆にこうふんわり見に来てる人もいるし、なんかそういうこうなんか全員バラバラな感じがいいと思うんですよ、設定。
なるほどなあ。なんか72時間でそのなんか多分断片だけは見えてたかなと思ってて、なんかそれこそ本当に皆さんなんかこう気楽に楽しんでる感じがお客さんの方の印象って結構そういうのが多かったし、もちろん途中いろいろな目玉みたいなものがあってそこに思いを馳せるみたいなのはあったと思うんですけど、
とはいえなんか全体のお客さんの感想としてはなんかこう緩やかに楽しむっていうのがあったりとか、なんかそのあんまりね、他のいわゆる伝統芸能みたいなものよりは何かその格式高さみたいなのがないのが印象的だったんですけど、それは今の野中さんの言ってくれたようなそのテンポ感とかリズム感によるものの鑑賞体験だったりもするんですかね。
そうで多分あのドキュメントなので、やっぱこう寄せの子を昼の部全部見るとかじゃないですか、あれ行ってみるとわかるんですけど、実はですね多分あんまり注目されてなかったけど色物さんってめちゃくちゃ大事なんですよ。
実際あの大土芸というかやられてるお子さんがいてね、今から帰ってお子さん迎えに行かなきゃみたいな。 あれ超かっこよかったですよね、終わった後にじゃあこれからちょっと子供迎えに行くんでみたいな感じで去って行く足早な感じもプロだなと思って。
あれこそ芸人だなと思いましたけどね逆にね。 あれはかっこよかったですけど、色物さんってなんかあの多分色物って言葉自体あんまり今ポジティブな意味で使われないじゃないですか、なんかこうちょっと代わり種の人みたいなイメージだと思うんですけど、寄せにおける色物さんっていうのは一応赤字で書かれてるんですよね名前が。
名札みたいなのが出演票みたいなのが出てくるんですけど、その木札のところに赤字で色が書いてある人が色物さんっていう扱いで、この人たちが落語の合間合間に挟まるんですよね、大体2回か3回挟まるんですけど。
色物ってもしかしてそういうこと?赤色で書かれてるから色物ってことなんですか? そうなんですよ。だから全然こうネガティブな意味では実はないんですよね、その華やかさを演出するためみたいなことを元々言われてるんですよ色物って。
なるほど。 ただと言いつつ、寄せの歴史とか調べていくとやっぱり色物さんっていうのはなかなか落語のちょっと階に置かれちゃうとかっていうそういう話もあったりするんですけど、ただですね実際に寄せに行くとわかるんですけど落語ってやっぱ頭使うんですよ聞いてると意外と。
確かにそうですよね、お話を聞いて想像しないといけないですけどね。 そう、情景を想像して思い浮かべながら見て笑うっていうことをするので結構疲れていくんですよね、ずっと聞いてると。で、ちょっと頭疲れてきたなって時に色物さんが来るんですよ、もう配置が絶妙でいつも。
寄席の流れを楽しむ
なるほど。 で、もうなんかこんなこと言っちゃあれですけど本当にしょうもない漫才とかやってくれるんですよ。もう頭なんて何にも使わないみたいな、もうなんかただダンス踊ってますみたいな時とかもあるんですけど。そういうのを聞いてちょっとこうふーって一息ついた時にまた落語が始まるから集中できるんですよねまた。
なるほど。 だから寄せって本当にこう流れなんですよすごく。で、その一連の流れを作っていって最後大鳥がドーンって締めていくっていうのがなんかこう気持ちいいんですよね。で、そのテンポ感を楽しむのがまさに寄せだと思ってて。
そうだから、なんかその一連の流れ含めてなんとなくぼんやり楽しむ。だからここがいいとかじゃないんですよね。みんなでちょっとずつ作り上げてお客さんも含めて雰囲気を作り上げてって最後なんかこう一つの形になるってまさにライブみたいなもので。あれはだからでもそのなんかこう断片がちゃんと72時間としてドキュメントとして提示されてたかなーって思うのでそこはすごく良かったなと。
そうですね。72時間としてはやっぱりそのフラットに物を撮っていくから、もちろんその話の盛り上がりとかはある程度着目して編集はするんでしょうけど、もちろんねそれこそそのドン長が開いて自分で開けてっていう前座さんから始まって、色物さんというかそういうことをやってる方もいるし、
二つ目真打ち登場みたいな流れはすごいよくわかったし、それを楽しむお客さん側の話っていうのもなんか結構出ていて、結構ねこれ72時間界隈では割と特殊だなと思うんですよね。
言われてますよね。 言われてますよね。 結構裏側もより描くっていうことになっているので。 なんか王道ドキュメンタリーみたいな話もされてますよね。 そうそうそう。王道ドキュメンタリーだなと思うんですけど。
それこそ桂蓮司さんがまさに注目されてて。 蓮司さんね。 蓮司さんが出てきて、一応最後の締めも蓮司さんで終わるみたいな形になってましたけど。
いやー蓮司さん良かったなー久々に見たけどやっぱり良かったなーって感じなんですけど。 いやーいい雰囲気でしたね。 そのね前座で、まだ本当に入りたての当時その時だったんで、自分でドンチを開けて自分でカセットを流してから入っていって。
その後も楽屋のお茶準備したりとか座布団引いたりとかっていうのをすごいやって、結構蓮司さんに密着した3日間だったなと思うんですけど。どうでした野中さんは?
前座さんから落語を見るってすごくこう言い方が合ってるかわかんないですけど正しいと思うんですよ。なぜなら朝から晩までその朝の工業から昼延ぶとか夜延ぶとかって間でずーっといるのって前座さんだけなんですよね。 なるほどね。
蓮司さんも来たらパッて一席あってまたスッと行っちゃうんですよ次の工業に。なのでずーっとこういるっていうことが描けないんですよね。その話し方に注目しちゃう。 だから前座さんに注目するっていうのが多分唯一の余生を定点的に見る方法で。だからあの落語の漫画とか読むとだいたい前座が主人公のことが多いですね。
そうまあもちろんこう2つ目を主人公にする場合もあるんですけど2つ目さんも結局こうやったら次のとこ行っちゃうので。だから余生という場を描こうとすると前座さんから描かなきゃいけないし、でその蓮司さんのキャラクターもねなんかこういいじゃないですか高校生の時から弟子入りしてちょっと何考えてるかわかんないとかよく言われるみたいなことを言いつつでもこうしくしくトラックをやってる。
なんか芸の道に入ってもうちょっと格好決まってるんですみたいなあの感じははいいなって思いながら見てますね。
いやーなんか僕は結構あれはなんかこう野中さんに似た雰囲気を感じるんですけど。全然野中さんが元気持ってあのこう無理になりますとかって言ってるわけじゃないと思うんですけど、なんて言うんだろうなその、まあこれ絶対やっぱり落語好きなんだろうなっていうのもわかるし。
それに向けたなんかひた向きな思いみたいなところもすごいあの短いところで伝わってきたんで、なんかこう共感するとかあったりするのかなーとか思いながらだったんですけどどうですか。
いいですよ、いやだから弟子入りしたいんですよね、いまだに実は。いやあのやりたいんですよその出待ちとか1回ぐらい人生でやってみたくて、なんか1回目絶対断られるらしいんですけど、あれね1回そので要は師匠を決めてその師匠がこうやった後にその園芸場とかの前でこう出待ちして、で弟子にしてくださいってやるっていう。
寄席の魅力と体験
なるほど。
あれをいいなって思いますね。
えっとその弟子にしてくださいをやりたいですか、それとも本当に弟子になりたいんですか。
どっちもあるんですけど、まあでもこう現実の生活を考えると邪魔をしてくるんですが、いやあれをやれる勇気っていうのがあるのが芸人さんを本当に自分は尊敬してるところですね。
やっぱ人生がもう人生を賭けるんですよ、途中で真打ちの就命された方とか言ってましたけど、もう人生を賭けて今まで積み上げてきたものとかも一旦もう全部なしにして、もう年下のねなんかこう前座さんとかにこうさらにその下っ端になるみたいな、そういうことも厭わずに芸の道に行くっていうのは本当に芸人という生き方ですよねまさに。
あれはやっぱりもう尊敬しかないなって思います。
そうです、だからそのサラリーマン17年やってから入門したっていう芸人さんも出てましたけど、濱塚さんが。
あれ最高でしたよね、このままだと課長になっちゃうやばいって言って、芸人になったんですみたいなすごい。
そこ僕も響きましたちょっと。
すごいですよあれ、やばいこのままだと課長になっちゃうってすごい技だなと思って。
これでいいのか俺はこのままでってことですもんね。
いいですよね。
もうここ行くなら、引くならここしかないんじゃないかっていうので、濱塚さん世界に飛び込むわけですけど、そこからやってもう50歳で真打ちについに昇格っていう日にちょうど焦点が当たるっていう素晴らしいあれでしたけど。
一度きりの人生だからって言われたらしいよね。あれは本当にいいなって思いました。
で、そういう感じで見てた時に、さっきの寄せの良さみたいな誰でも行ってごちゃ混ぜみたいな時に、真打ち執命を取り上げるの、自分ちょっと真打ち執命って言ったことないんですけど、いつか行きたいなと思ってるんですけど、
真打ち執命の会を取り上げるっていうことと寄せってちょっと違うんじゃないかなっていうのも実はちょっと見てた時思って。
え、どういうことですか。
真打ち執命ってまさにその人を見に来るんですよ、みんな。さっきの話だと。
だから目玉ですよね。
そうそうそう。でもさっき言った通り寄せて目玉の人を見に行くと一瞬で終わっちゃったりするんですよ。だから本当は寄せにフラッと行くっていうのと真打ち執命ってのは実はだいぶずれてる。両方側面があるよっていう意味では正しいんですけど。
だからあれなんですよ、たぶんこれはちょっとわかんないですけど、今落語って結構人にスポットを当てて紹介されてる芸能だと思ってて、まあどの芸能もそうなんですけど。
最近そんな感じしますよね。
この人がすごいとか、この人を見に来ましょうみなさんみたいな、それこそその人の読演会やったりするわけですけど、でもそれと普段の寄せってちょっと違くて、だからそこがちょっとずれてるっていうのはあるのかなって思って。
ITの会社員の女性社員さん来たじゃないですか。
お客さんで来てた方。
お客さんで、この人のこと応援してるんですみたいな、真打ちになったんで今日は来てましたみたいな方いらっしゃったと思うんですけど、あの時に言ってて、なるほどなって思ったのは目が合う気がするみたいな。
ありました。
完全にこうアイドルの押し勝つみたいになっていて。
まあだからその要素も含まれている、そんな楽しみ方もできるってことなんですよね。
そうそうそうそう、そうなんですよ。だからあれだけじゃないよっていうのは、ちょっとこう見てるとなんか混ざるかなっていうのはなんか思ったっていう。
企画に物言いとるんですか。
そう思いました。そうなんですよ。でもああいうモチベーションが今すごく落語を見に来る人たちにあるっていうのもわかるし、自分もこの人見に行きたいって言って見に行く時ももちろんあるので。
でもそれだけじゃない女性の見方っていうのもあるよっていうのは、なんかこのラジオを聞いて、あの番組見てくださった方にはぜひ知っていただきたいなって思いますね。
それでも本当にまさしくそうで、やっぱり結局今回もその真打ち、正真みたいなところが目玉にあるので、やっぱりわかりやすいじゃないですか。
そうなんですよ。時間もありましたね、尺もあるから。
尺の中でここ、そういうなんかちょっと特別な回もあったりして、そこに思い寄せる人たちっていうのもあるし、そういう見方の方が現代の、たぶん我々ってなんとなくね、それこそ推し勝つみたいな、わかんないですけど卒業ライブとかそういうのに近いような感じで、
自分もだから見ててわかるなっていう結節点があったりはしたんですけど、寄せはそれだけじゃないよと。
そうなんです。
それ以外で描かれていた日々の、まさしくレンジさんが毎日寝座でやってる、あそこから始まるそのわちゃわちゃ感の、でもそれが日常のリズムというか寄せに行く人にとってはそれが日常のリズムとして楽しいみたいなところも良さとしてあるよっていうのは、これなかなか体感した人じゃないと伝わんないというか。
そうなんですよ。だから本当に一回行ってほしいなってやっぱ思うんですよね。
もう本当に目当ての人がいてそれを見に行くぐらいでもいいと思うんですけど、なんかやっぱこう一瞬で終わっちゃうので、そこを目当てにしちゃうとがっかりしちゃったりするともったいないから、でもなんでもいいから一回行ってみてほしいなって思うんですよね。
なんか自分はですね、大学のすぐそばにまさにもう行っちゃっていいかなと思うんですけど、池袋園芸場があって、大学の帰りとかに寄ってたんですよ。
そんなじゃあ大学生の時から結構落語は興味あって、寄せに行くみたいな。 行ってたんですよね。友達誘ったりとかして夜のブーム見たりしてたんですけど、なんかやっぱね、池袋園芸場はちょっと特殊ってかなり特殊なんですけど、どこの寄せもやっぱ多分皆さん思うと思うとちょっと入りづらいと思うんですよね。
まあそうですね、やっぱなんか行くってこう強く心に覚悟しないとなんかいけない感じありますよね、最初一回は。 やっぱこう和風で格式高くて、なんか上りとか立ってて、なんか全体的になんかこう木みたいな感じじゃないですか。
伝統芸能っぽさがねあるんですよね。 そうだからそのハードルをぜひいろんな人に超えてほしくて、超えるとさっき言ったあのわちゃわちゃが見れるんですよ。で予備知識なんて何にも本当にいらないと思ってて、なんかあるじゃないですか、話し知らないとダメなんですかとか多分皆さん思うと思うんですけど、本当にいらないと思います。
それで知識がないとわからないような話をする方は予選には基本いないと思っていいと思う。もうそのいろんな単語とか言葉遣いとかって全然価値観も含めて今と違うんですけど、その落語の舞台になっている話とかっていうのは。
浅草演芸ホールの魅力
だけどそれはなんかでもそことは全然関係なく人間って本質的にこんな面白いとこがあるよねっていうのが、なんかこう落語なんですよ。だからそれを表現するその演者さん、芸人さんたちっていうのは絶対にそこを外してこないから、やっぱり何の知識もいらないし、で疲れてきたら色物さん出てくるし。
で、いったって3,000円4,000円ぐらいなので一興業、昼の舞台系とかでも。だから全然正直安いと思うし、っていうので1回行くとその、なんかあの空気感が味わえるし味わってほしいなって思いますね。
そうですね、あのやっぱりなんか聞いてても、やっぱりそのいわゆる興業的なものの中でもちょっと特殊というか、もしかしたら今のその現代のお笑いというか漫才とかのお笑い劇場とかも近いのかもしれないですけど、あんまりなんかそのどっちかというと興業って普通非現実ですよね。
そうですね。 まあそれこそ歌舞伎とかもこの演目があってみたいな、まあそれこそなんか格式がちょっとやっぱり高いというか、あの事前知識も必要そうとか、あとその自分もその相撲とかすごい好きなんですけど、そこもやっぱりなんか事前情報というか知識もある程度必要だし、しかもその別に毎日やってるわけじゃなくてその非日常なんですよね。
ちょっとしたあのこの1年間のうちにこの期間だけあることによって、なんかお祭りムードみたいになるんですけど、あのやっぱ寄せってなんか結構その池袋の駅前にあってみたいなとか、で毎日やってて昼と夜とやっててみたいな、そのなんか飾らなさってたりですかね。
日常にあるリズムっていうところが、だから72時間が今回成り立ったんだなってことですよね。 いや、そうだと思います。本当にそうだと思います。 だってね、そのバンっていう興行があるスタイルだったとしたら、それやってないとき本当密着の意味なさすぎそうなんだけど。
だからこの人がいないと意味ないとかになるわけですよ、下手すると。でもそんなこともないから成り立つんですよね、あの72時間が。 だから今回で言えば、園芸ホールのまあ72時間で当たり前なんですけど、その場所そのものが主人公になっているので、それが成り立つのは寄せの形式であるということなのか。
まさにそうだと思います。それが落語とか寄せっていうものが大衆芸能っていうふうに自分たちを常に目打ってるというか、誰が来てもいいし、いつ来てもいいし、どんな感じで楽しんでもらっても構わない。笑わせられないのは芸人が悪いっていう覚悟で皆さんやられてるんですよ、やっぱ見てると。あれは痺れますよ、やっぱり。
うわーそれめっちゃ野中さん好きそうだなーこういうの。
過去の回で本野さん達も言われてましたけど、その本当に覚悟がある芸を何事もなくやるのが日常のリズムですよこれがっていうふうにやるのが粋なんですよね。
粋ですね。
本当にすごい芸なんですよやっぱり。いろんな人がいるんですよね。一言一個覚えてる人もいるし、逆にちょっと変えてくる人もいるし、アレンジしてきたりするんですよ。
とかなんかこうなんか後ろで物音が鳴ったらなんかこう後ろの奴がうるせーなーとかっていう話をしたりとかして笑いに変える人とかもいらっしゃったりとかして、いろんな工夫と、だってもう話としてはもう数が決まってるので、何なら何回も繰り返されてる話だったりもするんですよ。
まあそうですよね。
でもそれをその話知ってるよって人が聞いても笑えるところまで仕上げなきゃいけないっていう、もうなんか芸の極致みたいなことを多分やってるけど、なんかしょうもない話で一席お付き合いお願いいたしますくらいな感じでこうなんか低い腰で入ってきて、でふわふわ喋って終わっていく。でそれがまたこう次から次へと出てくるっていう、あんな贅沢な時間はない。
まあそうですよね。本当なんかそこは芸のもちろん技術とかもあると思うし、人としての愛嬌というか出てた話し家さんたち全員愛嬌ありましたもんね。
あれはもう。
遅れてくるとかそういうのも含めて。
やりましたね。いいんじゃないですかタイムカードないしとか言ってね。
そんなね、その受け答えもそうなんだよな。あれもなんかやっぱ意気な返し方でしたよね。
いや意気ですよねそうなんです。あの飾らないちょっとかわいらしい感じ。
かわいらしい感じね。
でなんかよく言われるのはどれだけ話がうまくとも愛嬌がなかったら落語が勤まらないっていうの。
ああそうでしょうね。
言われる。だからお客さんの前にふっと座った時にお客さんがちょっと顔が似合ってなるぐらいの感じで皆さんこうやられる。
でもそこでなんかこうすごい悲しい話をする人もいるんですよね。
で逆にもう爆笑話をする人もいてでもみんな愛嬌がある。でその愛嬌も作ってるんですよやっぱり芸として。
ああこうどんどんどんどん滲み出るようになっていくんですよね多分ね。
磨いていかないと生き残れない世界。
なるほど。えーなんかあのやっぱちょっとレンジさんどうなったんだろうってすごい気になっていて。
なんか最近も出られてましたよね。
そうネットで調べたらやっぱりねもう今2025年なんでついにレンジさんもやっぱり4年目ぐらいになってきていて。
そろそろ2つ目ですね。
そうそろそろ2つ目って感じなんですよ。なんかねちょっと今だからこそちょっとレンジさんをあえてあえてって言い方も変ですけどやっぱどんな感じに仕上がってるのか本当に実際に見てみたいなみたいなのもあるんですけどね。
そうですねでもこれがあれなんですよ2つ目からが大変なんですよ芸人さんは。これはもう本当にあの前座から2つ目って昔はすっごい投入もんだったんですけど今って結構芸人さんの数が多いので前座から2つ目って意外と慣れる。
そこはすでに癖。
もちろんそうじゃないよっていう話もあるのでちょっとあの耳聞いただけなんですけど。だけどそうで問題は2つ目になってから急に仕事がなくなるみたいな。
あーなるほど。
よくあるって言いますね。でもそこでそこで仕事を取ってくる芸があるか田舎で生き残れるかどうか。
なるほどな。そうかじゃあ2つ目になってからなったらすごい良いっていうことではなくそこからがまた勝負の場というかね厳しい世界がまた幕を開けるわけなんですね。
だから前座さんと真打ちだと本当にまあこんなこと言うのあれですけど芸の質が違うなって聞いてると思います。
なるほど。
もう真打ちになった人はもう俺が落語を背負うぐらいな感じでこうやるんですよどしっと構えてて。で2つ目はこれから俺の落語を作っていくみたいな感じでいろいろ試していくんですよね見ていくと。
ある意味もがいてもいるわけですよね。
そう前座さんは頑張って話を覚えるみたいな感じなんですよ。
とりあえずそこがね最初の一つの到達点なんで。
そうそうそう。でこれがこうねだんだん上手くなっていく過程とかをyoutubeで見れたりもするんですよ意外と。こういうのを見るとまたこうすごいなと。もう芸と共に生きているみたいな。もうすごいみたいな。
そこも好きそうだなやっぱり。
自分のこううねっぷしーって言っても白痴ですけど、もうこれ一つで生きていくんだっていうのがもうどんどんどんどん染みていくんですよね。新討ちになってきゃ。
で新討ちになってからもここまたこの奥深さがまた増していくわけですよ。新討ちや新討ちの。もう上手いとか下手とか言ってる場合じゃないって言われるんですね。新討ちになると。
もうお前がその演目をやっている意味が大事なんだみたいな。この人がこの演目をやるでもみんながもう圧倒されちゃうみたいな。その領域までたどり着く新討ちの方とかの落語とかを取りで聞くともう痺れる。
えーじゃあやっぱりってまた話が戻ってっちゃうんですけど、あの72時間の中で新討ち昇進っていうのも結構大きな物語ではあるんですね。やっぱりだから。
新討ち昇進の重要性
だからあんなに師匠たちがずらって横に並んで真ん中に二人がこういて。もうすごいわけですよ。もう本当にすごい人がこうずらって並ぶってあれは一回見たいんですけど。でもそれは話し家さんの人生の話で。
なるほどね。
それと寄せって場所はまたちょっと違う。てかそういう違う瞬間の方が基本なんだよってそこに支えられて新討ちが出てくるんですよ。
いやだからやっぱめちゃめちゃ深い。てか人生だなやっぱり。
そういや思います。本当にあそこには詰まってると思いますね。なんかその苦労があってなんか挫折もあって。でも這い上がんなきゃいけなくて。でも覚悟決めちゃったから逃げらんなくてとかいろいろやって、最後新討ちになってからがまた長いみたいな。
そうですよね。ある意味。
生涯現役でやってくるんですよな。
だからそれでもやっぱりその芸は続いていくし、でまたその非日常だけじゃなくて日常としての寄せも続いていくし。
で2つ目も前座も新討ちもその日常の寄せで磨かれていくんですよ。どんどんどんどん。お客さんが2人とか3人でも全力で芸をしてどうにかこの3人を笑わせようって言ってそれがまたこう肥やしになっていったりする。
なるほどね。だからやっぱり結構あれですよね野中さんは結構その指定関係やその芸の道を極めるみたいなことにすごい興味あるって感じですもんね。
本当にそれが人生なのではって本当は思ってます。
やべえななんかやっぱ僕落語何回聞いた時もあの話面白いなみたいな。教授する側の意識がなんか全く最後まで抜けなかったですけど、野中さんはもうなんかこれぞ極める人の道っていう見え方があったんですね。
だから覚えたりしてましたよそれこそ。好きに中学とかかななんか。 そうなんだ。
やろうとして覚えようとして。だからジュゲームとかね当然覚えるわけですけど、ジュゲーム、ジュゲーム、五行のすり切れ、かいざりすいきょのすいぎょうまつ、ふうらいまつ、うらいまつ、くうねるところにすむところ、やぶらこうじのぶらこうじ、ぱいぱぱいぱのしゅうりんがのしゅうりんがのぐいりだい、ぐいりだいのぽんぽこぽぽぴのぽんぽこなのちょうきゅうめのちょうすけですね。
いやー僕日本語で遊ぶ以来久々に聞いた気がするんだけど。 本当にもういいなって思う。でもまたそれとね自分の人生がビシッとはまるかっていうとまた違うんですけど、だけど本当に尊敬してますね。
なんかちょっと宣伝じゃないですけど、NHKオンデマンドでこの72時間見れるじゃないですか。 はい。 プロフェッショナルってあの番組があるんですけど。 ありますね。 あれであの柳屋一之助さんっていう、間違えた瞬風邸一之助さんっていう方がいる。 おーはいはい。有名な方ですね。
すごい有名な、商店も出てる方なんですけど、この方のプロフェッショナルがあってこれを見ていただくといかにシビアな世界かがよく、もう本当死にそうになりながら講座を駆け回っている一之助師匠が見れてですね。でなんかずっと古典落語っていうのをずっとやられてた方なんですけど、そのプロフェッショナルでは新作落語を初めて作るっていうその完全に現代風にアレンジした新しい落語を作るっていう挑戦をするんですよ。
はいはい。 もう本当に死にそうな顔をしながらなんかガチャレを考えててですね。なんてかっこいいんだと。 いいですね。
あれはあの、72時間のやつを見てこうゆるい雰囲気を楽しんでいただいた後にあのプロフェッショナルを見るとですね、すごいこうあのサウナみたいになります。 マジか、いやもうそれ絶対見ます。
マスサウナの冷水みたいな感じになるので。 あれは整うのでオススメです。 整いました。
じゃあそんな感じですかね。 いやー楽しいですね。 じゃあちょっと最後にあの告知などあればぜひお願いします。
ポッドキャスト番組の紹介
ありがとうございます。えっとですね、ポッドキャスト番組を2つやっておりまして、1つが読書主義という番組をやっております。これ大学の後輩と一緒にやってるんですけど、なんか毎回こうテーマを決めて、そのテーマについての本を3冊読んできて、それについて語るっていう番組なんですが、これはですね、自分にとっては修行の番組でして、
毎月3冊読まなきゃいけないテーマについての本を見つけなきゃいけない、かつそれを面白く話にまとめ上げなきゃいけないっていう、なんか自分にとっての創作みたいなもので、修行としてみなしてやってる。
でから、めっちゃ長いし正直硬いんですけど、自分にとっては修行だと思ってやってるっていう番組を1個やってます。で、もう1個が、これ全然テイストが違って、さちとひろのお悩み相談室という番組で、この前本田さんにもゲストに出ていただいて、たぶんこの番組がアップされる頃ぐらいにアップしようかなと思ってるんですけど、本田さんのゲスト回。
そうしようかなと思ってるんですけど、一応さちさんっていう自分の相方がいて、その2人でいただいたお便りについてお悩み相談に答えていくんですが、ポイントは2人ともあんまりお悩みに興味がないっていうのがポイントでして、答えたり答えなかったりという心情で。
なのでそのお便りをちょっとひねた見方で見たりとか、全然違う脱線をしたりとかして、どうにかこうにか面白く調理していくという番組をやっております。
こちらはさちさんのキャラクターが本当に魅力的で、もう私はもう前座みたいな感じでチャカチャカしてるんですけど、ぜひさちさんの魅力を広げたいなと思ってやっている番組ですので、よかったらフォローと聞いていただけるとありがたいなというふうに思っております。
ということで今回は野中さんにお越しいただきました。ありがとうございました。
野中 ありがとうございました。
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