1. めでラジ
  2. #57 テーマにしてそうでしてな..
2021-03-16 56:39

#57 テーマにしてそうでしてなかったシンセサイザーの世界

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めでたいの個人サークル「多摩川沖300m海底」がM3 2021春にサークル参加します!
オリジナルMIDIキーボード「Jankey」や楽譜などを頒布する予定です。


お便り募集中!
Twitterで#めでラジ を付けてツイートするか、medetai@mail.lprz.xyzまでメールをお願いします。


本放送で出てきたワード

『KORG Kronos2』
コルグ社が販売している(していた?)激ヤバワークステーションシンセサイザーKronosシリーズの実質3代目です。
内部的にはLinux上にソフトウェアシンセを載せているような構成らしく、様々に複雑な処理や巨大音源の処理が可能となっています。
現在は製造は既に終了したようで、後継のNautilusというシリーズが販売されています。

『ワークステーションシンセサイザー』
そういえばワークステーションシンセサイザーについて説明していなかった気がしてきました。
MIDIデータの演奏・作成やオーディオファイルの読み込み・録音・再生・シーケンス演奏などが可能なシンセのことです。

『FMラジオ』
ラジオにはFM放送とAM放送がありますが、その大きな違いは音声信号の載せ方にあります。
AM放送では周波数は固定で振幅を変化させて音声信号を表現しているのに対して、FM放送では振幅を固定させて周波数を変調させることで音声信号を表現しています。
FM音源のシンセも、周波数の変化と音声波形を対応させることで独特の音色変化を作り出しています。

『ラジオにおけるPCM音源』
またの名をデジャヴといいます。

00:11
めでラジ第57回、私レギュラーパーソナリティのめでたいです。
レギュラーパーソナリティのひそやかです。よろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
いやー、もうだんだん春になってきて、
そうですね。
暖かい日も増えてきたんですけども。
うーん。
まあ春といえば、ひそやかさん何だと思います?
春、まあ新生活とか、そういうことですかね。
いいですね。爽やかに。
そう。
そう、まあ新生活とか、まあ4月だと花見とかいろいろあると思いますけども。
はいはい。
あの、まあ春といったらやっぱりあれですよ。何やともかく。
どれですか?
M3。
うーん、一番じゃないな。
もう一番といったらやっぱりM3なんだよな。
M3が一番なのかわからないけど、まあまあでも人によっては一番かもしれないですね。
まあ7月25日。
今年もまあこのままいけば開催するんじゃないかなというところですけども。
まあ非常に楽しみではありますね。
あの、まあ気泡の通り、私めでたいの、一応個人サークルの、
たまご大きさ300メートル海底というサークルで申し込んでまして、
一応まあ、なんて言いますか、当選したというところで配置されることが決定しました。
おめでとうございます。
リアルサークルの方ですね。
はいはい。
まあ一応スペース番号がG16ってちょっとこれだけだと自分でもどこかわかってないんですけど、
まあ詳細はおいおいお出ししますが、
ちょっと今まで散々濁しに濁してちょっと何を反扑するかって言ってなかった気がするんで、
本題に先立ってお伝えさせていただこうかと思っています。
はい。
今回M32021春でですね、
私めでたいが以前作ったキーボードをですね、
ヤンコピアノ配列のMIDIキーボード、
ヤンキーと付けたんですけど、
これの完成版と、あとキットを反扑しようと思っております。
素晴らしい。
ついにあのヤンキーが。
ついに日の目を見ることになりました。
我が家に基板だけ10枚ずっと積み重なれた状態で置いてあったんですけども。
03:02
今完成品およびキットとはありましたけど。
そうですね。一応、
キーボードなんですけども、もともとある状態としては基板とあとそれぞれのパーツという状態でありまして、
それを購入された方が自分で組み立てて、
思い思いのキーボードを作ってもらうというキットも反扑しようかと思ってまして、
ただそれだとちょっとハードルが高いというところもあるので、
一応完成品というか、私の方でいくつか作って持っていくのも用意しようかなと思っています。
じゃあもうヤンコ配列のキーボードをそのまま買うこともできるし、
それぞれのキーボードのパーツを買って自分の思い思いのヤンキーを作ることもできるということですね。
まとめ方が上手いですね。
そうですね。
そういう感じなんで、完成品の方はちょっと私の方で勝手に、
一応キースイッチとかいろいろキーキャップとかいろいろパターンはあるんですけど、
それは私の方で用意したやつで販売するというのが一つと、
そういうのは含めずに、そういうのは自分で好きなものを調達してくださいというキットが一種類と、
もしパーツが余れば、そういうキーキャップとかキースイッチとかそういうやつも付けて、
ただ自分で組み立ててくださいっていうパターンも一緒かなと思ってます。
画期的ですね。音源とかCDとかではなく、
もうハードウェア。
ミニキャンバーを、ハードウェアを。
そうですね。
それとあとちょっとした楽譜的なのも間に合えば出そうかなと思ってるんで。
何とは言わないですが。
なのでお時間のある方はぜひお越しいただければと思っております。
楽しみにしてます。
というわけでMIDI鍵盤の話があったんですけど、
MIDI鍵盤って言ってしまえば入力装置なわけですね。
それで例えばパソコンとか機材に繋いで機材側で音鳴らすことができても、
これ単体で何か音がビーってなるわけではないっていうところで。
要はコントローラーなわけだよね。
そう。
前、だいぶ前にチラッと言ったかもしれないんですけど、
うちにMIDIの音源モジュールはハードオフで買ったやつがあったんですよ。
ラジオで言ったかちょっと覚えてないけど。
ブログでは書いた気がしますね。
06:01
最近ちょっと私の方がOK曲とかを作ったりしてるところもあって、
いいやつを買わなあかんかなと思いまして、
買ってしまったんですよ。
買ってしまった。
KORG社の。
KORG社の何を買ったんですか。
ワークステーションシンセサイザー、Chronos IIを。
やば。
買ってしまいまして。
Chronos II。
高級機種と言っても差し支えないモンスターシンセですよ。
しかも88件モデルを。
88件。
一番デカいやつです。
やば。
今私の隣に鎮座してるんですけど。
あのマジでピアニスト、キーボーディストが買う一番強いくらいの
最強格の一つの機材と言っても過言ではない機材。
他にヤマハとかローランドとかからも強めのやつが出てるけど、
KORG社からはこれっていう感じ。
もちろん生ピアノの良い音も入ってるし、エレピエの良い音も入ってるし。
もちろんオルガンとかストリングスとかプラスとか、
あとシンセ系もたくさん入ってる。
いやもう、どうしちゃったんですか。
一応買ったっていうところには戦がありまして。
昔から好きなアーティストがいるんですよね。
割と打ち込みっぽくない曲。
ストリングスとかめちゃくちゃ使ってるような曲をやってる。
バンドというかアーティストで。
そこの作曲風景公開みたいな記事見たときに、
シンセ1本で作ってますと。
その人は確かクースセベルっていう、
今もう消滅しちゃったのがノーブランドのシンセだったんですけど、
それ1本で作ってますって話。
おーかっけーと思って、当時。
めでたい少年。
他のシンセ1本で。
そういう重厚な曲を作って。
あとは音ゲーの方、音楽ゲームの方の作曲家であるところの、
リュースさんっていう方がいるんですよ。
09:00
コナミの音ゲーに曲提供されてる。
その人も当時、コンポーサー募集みたいな、コンポーサーコンテストやりますみたいなのコナミがやったときに、
それを見て、こういうのがやってるんでじゃあ始めてみようって言ってシンセを買って、
そこで初めて作った曲を送ってそれが合格したっていう。
そういう逸話もあったりして、そういうのを聞いてて。
ハードシンセ1本持ってるってところに対する憧れがあったわけですよね。
だからせっかく買うなら、数万円で買えるエントリーモデルとかじゃなくて、
将来を見据えたい奴がいいなぁと思ってたところに、たまたま振りまっぷりというか、
そういうところで安く出品されてる方がいたんで、ちょっと縁があって購入するに至ったっていうところですね。
いやだって、クロノスってそれこそ日本人だと一番有名だな多分。
ヒーズン・マサヤキ、HZMとかが使ってるのを見たことあるし、
海外だとロバート・グラスパーとかが使ってるはずだし、
もうマジでキーボーディスト・ピアニスト御用達みたいな、超名機です。
超名機なんですよ。買ったはいいけど、割とやっちゃったなってずっと思ってて。
使いこなせねーなーって。
ピアノ弾きではないもんね。
ピアノ弾きではないですね。
しかもかなり、さっきモンスターシンセって話もあったけど、本当に何でもできるっていう一気で。
音作り的なことも結構いろいろできるから、買うみたいな話相談を受けたときに僕も言ったんだけど、
ピアノ奏者としてもオーバースペックだし、DTM側から見てもオーバースペックだし、
これをまともに扱える人、むしろこの世の中に存在しないから、もう行っちゃえばいいって言ったよね。
あまりに無責任な助言を受けて、そこに乗っかる形では言ったんだけども、
それでも今やっと各音を選択して、その音だけで鳴らすっていうところとか、
12:00
あとはどこのご家庭にもあるエクスプレッションペダルを接続して、
そこにボリューム割り当てて、オルガンとかストリングスとかをバーって長い音で鳴らしてる途中でボリューム変えられるようにしたりとか、
設定周りでちょっとずつ善用をつかもうとしてるっていうところですね。
ワークステーションシンセでたるところのシーケンサーの部分は全く手つかず、まだ。
最悪普通にパソコンともつなげてそっちにも音取り込めるんで、
実際のシーケンス的な部分はキュベースとかに任せて音だけ取るのでも悪くはないと思うんですけど、
今後善用解明するのに時間かかりそうだなぁと思ってます。
いやでもいい買い物と言えるんじゃないですか。
ここ最近ヒスヤカさんがあれ買ったこれ買ったで、八苦の勢いで散財してたんで。
ごぼう抜きされちゃったなぁ。
忘れちゃうけどヒスヤカさんはビブラフォン買ってるんで。
はぁ!?
ビブラフォンに比べたらよ。言うてもシンセですから。
リアルクソデカ楽器には勝てないです。
いやもう、僕のビブラフォンなんてあなたのクロノスとコントラバスでやっといい勝負ですよ。
こっち二つなんでな。
しかもコントラバス出されるとコントラバスもう十数年使ってますからね。
もう原価消却できてます。
でなんかシンセ買うにあたってふと気づいたんですけど、
このラジオって割とシンセの話自体は何回かしてたと思うんですけど、
シンセが何たるやってる話は一回もしてないなっていう。
確かに二人ともシンセの話、だいたい共通言語で話したってで、
本当はシンセってね、いろいろあるんだよね。ざっくり言うと。
シンセサイザーって一言で言っても、その中で枝分かれしていろいろあるので、
そのあたり今日は簡単に説明したいなと思ってます。
私が買ったこのクロノス2っていうのはいわゆるPCM方式っていうやつですかね。
シンセサイザーにいろいろ種類がある中のPCM方式ってやつで、
15:03
実際の音を、ピアノだったらピアノの音を録音して、その波形を取り込んでるシンセってことですね。
鍵盤を押せばピアノの音になるけど、それは事前に録音された波形を
シンセサイザーの中で多少加工してそれを鳴らしてるっていうことになるわけです。
だから一般の人がシンセって聞いたら、どういうのをイメージするんだろうな。
これが一番近いのかな。
サンプリングというか、もともとある音を再現するものって考えればいいんですかね。
正確に言うとサンプリング方式はまた別にあったりするんですよ。
だからPCMっていうのは波形自体を取り込んでて、その波形に対して加工ができるとか。
だから波形の音に対してエフェクトだったりフィルターとかをかけて、
自分の思い思いの音に変えたりできるっていうところがシンセサイザーたりゆえの部分。
そうだね、そのもの音も出せるけど、もうちょっと固い音にするとか、
ふわっとした音にするとかっていうことができる。
ただそれは全ては元の音があるっていう。
サンプリング方式だと本当に安く売ってる電子ピアノとかそういう感じになってくると思うんですけど、
本当にボタンで鍵盤を押したら録音された音がそのままボーンって出てくるだけっていう。
ボリュームぐらいは変えられるけど、そこの音色をいじったりとか、
そういう部分がないっていうのがサンプリング方式かなと思ってます。
だからそれが多分一番作り的には楽なのかな。
まあおそらく。
ちょっと設計の部分に関してはちょっと詳しくないんですけど、
そのボタンに対応させてその音を内部的に鳴らしてるだけなんて。
だからその安くなる、安く製造できる反面ちょっと、
こういう音が欲しいっていう要望に全部応えられるような音は出しづらいっていう。
このPCM方式はそこをいじれるし、
特に私が買ったこのChronos IIなんかかなり品質の高い音が出るんで、
18:02
いい音をさらに自分好みにできたりする反面、
そこの辺の音源そのもののクオリティとかにかなりお金がかかってしまってて、
いわゆるあんまり手が出しづらい価格帯になってしまってるっていう。
だってもう本物のピアノの音をほぼ分かんないもんね、聞いたら。
分かんない分かんない。
もう最初家でヘッドホン繋いで鳴らして、
分かんないな、なんだこのピアノと思って、すげえと思って。
今度弾きに行きたいわ。
してミキサー通してスピーカーに繋いで鳴らしたら、
もうダメだこれ、勝てねえと思って。
何に。
強え、勝てねえと思って。
これが多分、一般の方、TTMとかあんまり詳しくない方が思い描くシンセがこの辺かなっていう。
逆にそういう作曲とかやってるぜって人からしたら逆にいわゆるアナログシンセ的な方を思い浮かべる人が多分多いと。
いわゆる原産合成方式なんか言われてますが、それよりもモジュールシンセって言った方がわかりやすいのか。
いわゆる電気的な音がバーって鳴るようなやつですね。
そうですね。
あれは、モーグ社の最初のモジュールシンセが出て、それからどんどん進化していって現在に至ってるっていう感じだと思うんですけど。
あれは最初に加工元となる波形があって、それに対してフィルターをかけたりとかアンプかけたりとかで音を作っていくっていう感じですね。
実際の仕組み的には一番単純な仕組みとしてはオシレーター、フィルター、アンプリファイヤーとか3つから構成されてる。
いやーこれね最初はじんましんでますね。
もう講義聞いてるみたいな感じになりますよね。
シンセサイザーにはオシレーター、フィルター、アンプリファイヤーがあってそれぞれが順番に加工していくことで音が鳴るんですよ。
21:07
で、さらにLFOとかもあって。
アナフラキシショックが出てしまった。
いやでもね、怖くない怖くない。
とりあえず今回このオシレーター、フィルター、アンプリファイヤーだけで説明すると、
まずオシレーターっていうのは音色の波形を決めるっていうか波形を出すっていう装置ですね。
だからアナログ的な波形で言うとサイン波とか三角波とかノコギリ波、矩波みたいな。
オシロスコープで見た時にきれいな形になるやつって言うとすごい伝わる人にしか伝わんないみたいな。
これやっぱり目で見るのと音で聞くの両方やんないともうこの感覚がわからないよね。こういう音って知ってないと。
三角波だとポーンみたいなやつで、矩波だとパーンみたいな感じみたいな。
実際の我々の声とか楽器の音ってオシロスコープ的なものだから実際の波形の形で言うとぐじゃぐじゃなわけで。
そうですね。
ただ本当は純粋なサイン波、純粋な三角波って一回ゼロから立ち上がって急に落ちて立ち上がって落ちてみたいなとかの音ってこういう音っていうのがあるんだよね。純粋な波形の音。
だからイデアみたいなものをですね。理論上しか存在しない波形みたいなのがあってます。
そうそうそうそう。
で、その理想形が出る、まあ理想形をシミュレーションして出る音っていうのがあるんですね。
で、機種にもよりますけど6種類8種類とかがあって、それを元となるやつを選んで、それができたらそこに対して次にフィルターをかけていくわけですね、その波形に。
加工していくんですね、このせっかく作った純粋な音。
最初にチラッと言ったけど、原産方式っていうシンセサイザーだと、元の波形の音にフィルターをかけてどんどん削っていくんですね。
削る場合に、例えばこれもちょっと機械系の理系学生しかちょっとピンとこないかもしれないですけど、
24:01
ハイパスフィルター、ローパスフィルターっていうものがありまして、
ハイパスフィルターは高い周波数帯だけを通して低いやつは全部カットするっていう。
ローパスフィルターは逆ですね。低いものだけをパスして、高い周波数帯を切るっていう。
だからパスっていう言葉に惑わされるんだけど、実際には高域を削っていく音、低域を削っていくノブなんだよね。
そういうのを使って、例えばベースとかで使いたい音だったらハイの方、高い音の方を切って、低い音だけを残すようにしたりとか。
あとは、強い音が欲しいときはハイの方を多めにしたりするのかな。
その辺はちょっといじりながらやった方が作りやすいと思うんですけど。
そういう感じで、元の純粋な波形にフィルターをかけてどんどんその波形を歪めていくんですね。
そうすることで、純粋な音だと切れすぎるんですよ、波形が。
曲とかに使いづらいのをだんだん人間の声だったり楽器の声に近いような波形に近づけるっていうようなイメージで。
で、それをやって加工した音に最後、アンプリファイアー、音量調整をしていくっていうのが最後の手順ですね。
音量調整ってなんぞやって話なんですけど。
例えば弦楽器、バイオリンとかの音って、鳴らした瞬間にMAXの音がバーって出るわけじゃなくて、ちょっとワーンって鳴らす瞬間に若干クレッシェンドがかかるというか、上がっていくみたいな。
だから時間軸で見たときに、これも理系的な話なのかな。急にMAXの音量でそのままずっといくんじゃなくて、MAXの音量に行くまでの時間があるんだよね。
そうそう。本当に最初の純粋な波形だと最初から最後まで全く同じ音量で進むんだけど、それだとあまり機械的すぎるから、そういう音量調整の方をしてあげましょうっていうことですね。
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だから具体的には4箇所あって、立ち上がりのゼロから上がっていくところの時間を長くするか短くするかっていうのと、そこでMAXまで行ってから落ち着くまでの長さと、詳しいことは後で話すのでちょっと先行っちゃいますね。
落ち着いてる期間の長さ。というか落ち着く量かな。あと、鳴らし終わった後の残響的な音の長さ。っていう4種類があって。
例えばピアノとかだと、ピアノ鍵盤を押した瞬間にポーンって鳴って、そこから先はピアノ鍵盤をずっと押してても音は伸びないわけですよね。
だからMAXの音量がずっと鳴ってるわけじゃない。もう減衰していくのみなんだよね。
そう。で、減衰も残響的な音で残っていくから、線形でパーンって消えていくわけじゃなくて、パーンって消えていく。説明が難しい。そういうものなんですよ。
そういうものなんですって一番最悪な説明の仕方なんだけど。
ペダルを踏んでない場合に限るけど、緩やかな落ち方じゃなくて、割と早めな落ち方なんだよね。
逆にオルガンなんかは押してる間ずっと鳴り続けるから、MAXの音量がずっと持続するわけですよね。
そういう目指したい音の方向性によって実は音量のバランスとかも中でコロコロ変わってて、それをアンプリファイアーの部分で調整していくっていう。
いろいろあるんですよね。押した瞬間からMAX来て、離した瞬間に音がなくなってほしいやつとか、離してからちょっと残ってほしいのか、それがどのくらいの長さなのか。
それとも押してからフォーンって立ち上がってほしいのか。いろいろあるんだよね。
例えばメロディーに使う音だったら、押してすぐにMAXの音出た方がいいし、メロディーの内容にもよるけど、押してる間ずっと伸びてた方が使いやすかったり。
30:16
例えば伴奏でメロディーの裏で鳴ってるような音は、フワーって感じでだんだんフェードインしていくように入っていった方が雰囲気が出る場合もあったり。
もしくはギターの音みたいに、一番音の強い部分が一瞬だけあった後は残響として消えていくっていう音が欲しかったりとか。
そういうのに合わせて音量を作っていって、そうすると最終的に最初のオシレーターで鳴らした純正の波形が専用にカスタマイズされた波形となって出てくるっていうことですね。
どれをつまみをいじるとどういう変化が起こるって、今のは全部理論の話で、実際にこういう処理が行われてるっていう話だけど、それが実際に耳に聞いてどう変化するかっていうのを知っておくと、自分の好きな音が何でも作れるようになるということですね。
理論上は何でも作れるようになる。理論上はっていうところなんですけど。
そこは本当にシンセのいじり方の腕次第だったり、シンセの性能次第になってきてはしまうけど。
本当にシンセサイズするってことなんですよね。
合成するっていう。
今のが減算方式だけども、物によっては加算合成方式っていうものもありますよね。
波形をいくつか組み合わせて鳴らして、好きな音を作っていくっていう。
さっきのフィルターしてどんどん削っていってだったけど、波形と波形を足し合わせて作りたい音の波形を作っていくっていうものもある。
これはただ、よく説明とかだとパイプオルガンもこういう音でこういう感じで作ってますよみたいな。
いくつかのパイプの音を同時に鳴らして重厚な音を作ってますっていう話はあるけども。
ただシンセとしてはあまり減算方式ほどは見ないかなっていう感じですね。
あとはFM方式。
33:05
FMも難しいよな。いまだに理解してない。
FMは、ラジオのFMと全く一緒の意味って。
そうなんだ。
仕組みも一緒らしいんです。
正直そっちのFM自体もあんまりフルに理解してないから。
まだ勉強中なんですけど。
そのFMは、さっき減算方式の時に純粋な波形の音を鳴らすって話したと思うんですけど。
FMの場合は、波形の周波数をいじる。
だから周波数がバーって速いとビブラートみたいな効果が得られると思うんですけど。
ビブラートも言ってしまえばある種の音色変化じゃないですか。
そういう感じで、周波数を例えば、鳴らし始めは速くてだんだん遅くなっていって、
例えば鍵盤を離すとまた速くなるみたいな感じで、
波形を変調させることで音色を作っていくっていう。
やっぱり元の波形があって、
それの周波数、サイン波で言ったら横軸で見るとその間隔みたいなのを時間軸でガンガンいじっていくわけだ。
そう。
だから一般的にはどっちかっていうと温かみのある音っていうか金属的な音に強いとかって言われてたりします。
ただやっぱり世間的に見ても難しいらしくて、FM式のシンセで音作るのって。
波形の加算減算とかだと、だいたいどういじったらどういう音になるみたいなセオリーがあったりするけども。
イメージしやすいしね、なんとなく。
ただその周波数いじってだとどういう音が鳴るのか結構想像しづらかったり。
ちょっと今口で説明しても多分周波数速くしたらどういう音が出るんだみたいなのが分かりづらいと思うんで。
36:01
その辺の扱いづらさはあるけど独特の音が出るっていうところで、
結構いろんな隠れた層から人気を得てる方式ではないかなと思ってます。
だからFMは音作りが難しいからプリセットが結構多いイメージ。
これちょっと調べてて知ったんですけど、
FMだと周波数を速くしたり遅くしたりで音を作るから実装が楽らしいんですね。
だからあのガラ系の頃にガラ系で作曲するみたいな機能あったりしたときそこでFM音源使われてたこともあるっていう。
なんかそういう方式らしいですね。
でまぁアットシンセで、ウェーブテーブルとかもありますけど。
ウェーブテーブルはソフトシンセに多いイメージかな。
ウェーブテーブルは最初の減算方式の純粋な波形として出すっていうやつが最初からプログラムされた波形を出すことができるっていう。
例えば弦楽器の音をサンプリングした波形があってそれを加工したりできるんだけど、
一番最初に言ったPCM方式と違ってその1周期分しか用意されてないから、
完全なサンプリングとして音を出すっていうよりはそのサンプリングされた1周期分の音を元にオリジナルの音を作っていくみたいな。
これは難しいですけど、視覚的に見るとこういうことなんだっていうのが結構わかる。
特にソフトシンセなんかだと、FM方式だと波形がモニターみたいに表示されてたりするやつもありますよね。
そうですね。
プリセットでこういう波形がありますよっていうのを選べて、それに対して最初のフィルターとかアンプとかを重ねて音を作っていくっていう。
メルティブはやっぱりハードもあるんですね。でもやっぱり一番有名なのはセラムっていうソフトシンセですかね。
あとマッシブもそうですよね。
マッシブもそうかな。
割とソフトシンセだとウェブテーブル多いような気がする。
39:08
ソフトシンセで逆にPCMとかを見ない気がしますね。
そうだね。
そうなると完全にサンプラーとか使ったほうがやりやすい。
PCM結構あるけど、DAWに最初から入ってるやつとか、ああいうのをPCMって言えばPCMだし。
まあ、そうか。
一番有名なのはエクスパンド2とか。
この辺は有名じゃないですかね。
そこで各方式の有名なやつとか言っていけば。原産方式だとそれこそシンセワンっていう。
みんな大好きなフリーソフト。
みんな大好きシンセワン。
Macで使えなくなっちゃったんで、私は使えなくなってしまったんですけど。
悲しいな。
FMもなんか有名なやつあったけど、なんだったかな。
なんかあるよね。
ソフトシンセ。
FM音源シンセサイザー10世まとめ。
無料のやつでいいやつがあるんですよ。
ヤマハのMFM音源のやつで。
のモデリングで。
それこそNYネイティブインストゥルメントのFM8とかも。
そうですね。僕は今それ用途してて。
僕コンプリート持ってるんで、それがあったりしますね。
コンプリート持ってる人は、コンタクトとかリアクターとかだけではなく、こういうのも実は入ってますよっていう。
そうそう。
だから、なかなかと話してしまいましたが、シンセっていうだけでもこんだけあるから。
だから、曲作りにシンセは欠かせないとかっていう記事とかあっても、
じゃあ何買えばいいねんっていうのは結構迷ったりしますよね。
しかもソフトシンセ、今の聞いたら、
波形を対していろいろ計算するってことは、
いわゆるハードとハードのアナログシンセとパソコン上のソフトのシンセって音変わんねんじゃねーの?みたいな。
うん。
こと思われるかもしれないですけど、実はそうでもなかったり。
そうなんすよね。
理論上は、波形を出して加工して、だからパソコン上でやろうがアナログでやろうが変わんないんだけども、
42:01
こういう言い方するとアナログ独自の揺らぎというかもあったり。
結局機械も物理的なものだから、
本物のハードのシンセって気温によってチューニング狂ったりするらしいからね。
それこそシンセじゃなくて、私テレビ持ってるんですけど、
本当にチューニング必要なんですよ。
毎日同じ場所に立って、同じ場所に手をかざしても音変わるんですよ。
だってあれもう完全にアナログのシンセだもんね。
テレビに関してはどっちかというと人側の影響もありそうだけどね。
だからアナログシンセってデジタル楽器ではないんですよね、そういう意味だと。
だから、あるつまみのある位置になったときに、あるつまみのある位置になってあるボタンを押したときにこういう処理をするっていうやつだけだから、
例えば我々が同じ位置を押さえて同じ楽器を吹いても違う音が出ることがあるのと同じで、
実際には理論上全く同じ音が出るわけではない。
ただそこまでマックス、何回やっても同じ結果が出せるのがソフトシンセであり。
それが良いことか悪いことかは作りたい曲によると思うんですけどね。
そう。なんでシンセサイザーって面白いんですよね。
仕組み自体を見ていくのも面白いし、実際にそうやって使っていくのも面白いし、
曲作るのも、例えばシンセサイザー使わない曲ってかなり難しいと思うんですよね。
今この時代にアコースティックな音源とかだけで作るって言ってもあれですけど、
結局アコースティックな音源であってもロンリー音源っていうんだっけ、ロンリーサウンドだったりすると実質シンセみたいなところもありますからね。
45:03
シミュレーション音源ってもあって、世の中に良いベースの音が鳴ってるように思えて実は波形をパソコンの方で作ってるだけで、
だから加工とかしやすいし軽いし、だけどそこそこのクオリティのものを作るのは難しいっていうやつがあって、
そういうのも言ってしまえば、波形を作ってそこに対して処理を加えて音を出してるっていうシンセサイザーみたいなところもあるんで、
だから曲作るときにシンセは今後切っても切れない関係になっていってるし、将来的にはどうなんだろう。
たとえば、やっぱり最近分かりやすいところで言うと、バンドで、いわゆるバンドで、今までピアニストの人とかキャキーボードの人がシンセを置くことは普通に見えたけど、
ベーシストで持ち替えでシンセベースをやる人ってすごい増えたのよ、最近。
分かりやすいところで言うと、オフィシャルヒゲ団リズム。
あの人たちはベース、シンセサイザー、たとえばもう宿命って曲はサビはもうシンセベース。
それ以外は普通のギターの形のベースを弾いてて、ものすごい売れたアイラブって曲。
あれに関してはもう最初から最後までシンセベース。
そう、だからベースの奈良崎さんは大体ライブの時はもうベースとそばにシンセを置いてる。
キングヌームもそうだし、最近そういう人増えてて、ベースの持ち替えでシンセベースをやる人。
で、ベースっていわゆる弾いたら必ず減衰するわけじゃないですか。
そうですね、特にピッキングとかだと特に顕著だけど。
シンセベースって押した瞬間に音が立ち上がるし、そこからずっと同じ音量のところを出すことができるんですよね。
要はサスティンが無限なわけですよ。
48:00
そういうのが欲しい時に使ったりとか、あとはもうそれでしか出せないベース音を出したりとか、
そういうのでバンドマンのベーシストのシンセベースの使用率っていうのが最近増えてる気がします。
で、メジャーシーンにもそういう人が増えてる。
たぶん昔からいわゆる極者バンドとか言われるような人たちでいたかもだけど、それがもうだんだん市民権を得て、
というかむしろそういう人たちがどんどんメジャーシーンに上がっていってるっていうのは。
それを見てそういうことを始めてみようっていう人も増えますしね。
本当に持ち替えもベースに限らず、ギターも持ち替えとかがどんどん当たり前になっていくかもしれないですね。
かもね。
そうなっていくとクラシックのクラリネット持ち替えとかフルート持ち替えみたいな。
そういうところにまた戻っていく。先祖帰りしていってるかもしれない。
行ってしまえばフルートからピッコロに持ち帰るのも音域とか音域の変化が欲しいから。
だからそういうところに帰って行ってるのかわかんないけど、そういうのも面白い。
そのうちリード・ギター・ベースとかは別にソリストみたいな人が弾いてる。
どのバンドでも呼ばれれば最高のパフォーマンスをして帰ってくる人みたいな。
いいね、最高ね。
ジャズで飛び入りで入ってくる人みたいな。
そういうのが実際にMステとかであったらブチ上がりそうな気はするけど。
知らん奴が出てきたってツイッターで文句垂れられるのかな。
このバンド聴きたかったのに知らん人が出てきた。
ラッキーとか。
将来の音楽芯がどうなってるかわかんないですけど、音楽始めたい人はシンセやって損はないってことですね。
そんな感じですかね。
私もこのクロノス2で音楽芯殴り込みをかけていくか。
51:01
というわけで今回もご視聴ありがとうございました。
この番組がいいなと思ったら高評価、チャンネル登録。
そんなのないんで。YouTubeじゃないんで。
同じオチを前やってるのよ。
波形合成ですよ、これも。
違うよ違うよ。
PCでも音源みたいなこと言うなよ。
サンプルした音をまた使った。多少チャチをチューンナップ加えて使ったっていう。
別に悪くない終わり方だったよな。
何で逃げに行っちゃったんだよ。
あれいつもこんなんだったっけ?って毎回思っちゃう。
別にグッズリモで今回もありがとうございましたってよかったじゃん。
ちょっと57回もやってて、よくわかんないところに来ちゃってる。
次回以降はちゃんとして純粋な音でお届けできるようにします。
このラジオの感想はTwitterのハッシュタグメディラチェでぜひ呟いてください。
メディがきながらラジオがカタカナです。
ご意見ご感想はメールの方で募集しております。
メールアドレスはmedetai-mail.lprz.xyzです。
ひそやかメディ対それぞれの活動もよろしくお願いいたします。
ひそやかは今は特にありません。
特にありません。
いろいろ出してるんでそれを見てくださいっていうのと。
でも言っていいと思うんすかな。
来月あたりなんかあるかもしれないですね。
公開情報と非公開情報があるってことですね。
そちらも楽しみにしていただいて。
わたくしメディ対の方は最初にお伝えした通りM3の方がありますので。
そちらで自作キーボードの方を販売いたしますので。
興味のある方はぜひお越しください。
他は公開できるできないのでまだ途中って感じなんで。
できる状態になったら報告します。
さあ今回の曲なんですけども。
相変わらずオーブに各曲提供させていただいた曲を流すんですが。
今回はですね、オーブのVisual Orbにようこそっていう演劇作品。
オリジナルサウンドトラックを作ったんですけども。
未収録曲です。
未収録曲。
54:00
このサウンドトラックに含まれていません。
このサウンドトラックを作ってから、入稿してから、劇が公開されるまでに急遽作った曲です。
現場というか実際の公演では聴けたけれども、そこ以外では聴く機会がなかった曲っていう。
はい、本邦初公開です。
これはちょっとしたBGMで。
他のBGMって大体流れている間に派手なパフォーマンスをするための曲だったんですけども。
この曲は本当にBGM。
ちょっとした動作通力の鋭い女の子がいるんですけど、レイちゃんっていう女の子が推理をするときに流れるBGM。
ちょっとしたBGM。
ということで作った曲なんですけども、急ピッチで作った割には意外と気に入ってます。7拍子の曲です。
7拍子。
そうですね。変拍子の回もそのうちやりたいですね、そういう意味では。
確かに。
7拍子推理中の曲というところで。タイトルとかは?
もう推理です。
なるほど。ではそちらを聞いてお別れしたいと思います。
今回もご視聴いただきありがとうございました。
ここまでのお会いと私めでたいと密やかでお送りいたしました。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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