日本におけるコンサルタントのイメージ
日本と海外では、コンサルタントやデジタルコンテンツ販売に対する世間一般のイメージが全然違っています。
例えば、日本だと、コンサルタントですと言ったり、コンテンツ販売をやっていますと言ったら、
普通の人たちは、大抵拒否反応を示すというか、何かうさんくさいね、怪しいね、みたいなふうに言うと思います。
友達にコンサルやっていると言ったら、怪しい、みたいなふうに言われたりしたこともあるので、
世界一般のイメージがそういうふうになっているわけですね、日本では。
海外はどうかというと、もちろん一部そういうふうに思っている人もいるでしょうけども、
別にコンサルタントとかデジタルプロダクトの販売とか、そういったもの自体が怪しい、うさんくさいというイメージはないわけですね。
これはなぜそうなったかという話ですけど、アメリカはちゃんとした人たちがそういうことをやっているからですね。
コンサルタントとかって基本的にエリートなわけですよ。
それこそマッキンゼイとかボストンコンサルティングとかね、そういうところのコンサルタントですって聞いたら、
もう一流でエリートみたいな、そういうイメージがあるじゃないですか。
もちろん日本にもそういうコンサルティング会社があって、そういうところの人は一流っていう、
どっちかというとエリートみたいなふうに思われがちですけど、コンサルタントっていう肩書きだけ聞いたら、
どこどこの会社で働いてますかということを言わずに肩書きとかだけを言うと、
多分ネガティブな反応をされると思うんですよね。
だから、いかに今までそういう悪いイメージを作ってきたのかということですね。
何でそういうふうに怪しい、うさんくさいとかと思われるかというと、今までそういうイメージを世間に広めてきたからですよ。
デジタルプロダクトを販売する人たちが悪さをしてきて、
だからそういうコンテンツとか情報商材とかはもう悪だみたいなふうに思っている人が多いわけですね。
例えばアメリカとか海外でも普通に同じようにデジタルプロダクトの販売はされてますけど、
そういうイメージはないわけですよ。
ちゃんとした人たちがずっとそれを販売してきたから。コンサルタントも同じですよね。
特にこのネットの世界というのはいろんな人たちがアクセスするから、広がりやすいわけですね、そういう情報が。
ネットで活動する人たちがそういうものを悪用しているわけですよ。
お金と一緒で、お金そのものに善悪はないわけですね。
業界の健全化の必要性
良い人が手にすれば良いお金の使い方をするし、悪い人が手にすれば悪いお金の使い方をするというだけの話なので、
お金に良い悪いもないわけですよ。
コンサルとか、それこそコンテンツとかも同じで、
良い人がやれば正しい使い方をできる、世の中の役に立つ、貢献することはできるけども、
悪い人が使うと逆にその世の中に悪い影響を広げてしまうと。
日本の場合は残念ながら前者なわけですね。後者か。
悪い影響を広げてしまうというふうに使ってしまったわけですよ。
金儲けの手段みたいな感じでやってしまった。
特に例えば企業塾とかに入ると、
型書きを付けられるじゃないですか。何ちゃらコンサルタントとか、
今だったら何ちゃらの専門家とかね、っていうのを型書きを付けられますよね。
その、やってる本人が騙す意図はある、なしに関わらず、
ほぼ素人なわけですね。素人な人が一応型書きだけ、
何ちゃらコンサルタントみたいな型書きを使うわけですよ。
素人だからクライアントに結果を出させることができないわけですね。
でも高額なフィーをもらってるから、
結果として詐欺みたいな感じになってしまうみたいな。
そういうことが起こってるわけですね。
ある程度経験を積んで、これならクライアントに成果を出させることができるなとか、
もしくは最初は安い金額から始めて、
そんなに結果を出させることができなくても、
納得してもらえるぐらいのものを提供できる。
であれば詐欺だっていう印象は持たれないと思うんですけど、
あからさまに提供物と金額の釣り合いが取れてない。
金額の方が高くて、提供物とか得られる成果みたいなものが小さすぎるから、
詐欺だっていう風になるわけですね。
そういうものを教えてるわけですよ。
とにかく高額で売れみたいな感じでね。
でコンサルタントとかっていうのは基本的にやっぱりね、
昔は知らないですけど、今はやっぱり現場経験がある人間じゃないとダメだと思うんですね。
情報だけ与えるなんていうのはもうネット調べればわかるし、
AIに聞けばわかるから。
よくまあ例えばフレームワークとかあるじゃないですか。
なんかスウォット分析とかね。
そんな理論なんか別にネットに書いてあるわけですよ。
でそれどうやって使うのって話じゃないですか。
机上での理論だけ知っててもそれを使いこなせなければ意味ないし、
やっぱ現場経験があるからこそこういう時はこういう風にした方がいいとかっていう引き出しが増えるわけですよね。
それを現場経験がない人間が知識だけ与えてもしょうがないし、
あと先見性みたいなものが必要だから、
今こういう風にやってるけどこのままいったらこうなるよっていう。
先を読む力みたいなものもないと厳しいので、
だからそういったものっていうのはこの現場の勘で身につくわけですよ。
どんなにリサーチしてもね、それがその現場の勘みたいなものがないと、
まあこう間違ってしまったりとかね、
いう可能性が高くなるわけだから。
もちろん現場の勘があるから100%正しい、
そういう予想ができるわけではないけども、
やっぱりそういったものっていうのはプレイヤーだからこそね、
わかるみたいなところがやっぱりあるんで、
やっぱりその現場経験はある程度積むっていうのが大事なんですけど、
そういう現場経験一切なしに、
いわゆる肩書きだけで、
なんちゃらコンサルタントみたいなことを言ってる人が増える。
そういう人を量産してるわけですよ、企業塾とかが。
なんちゃらコンサルタントでやれみたいな感じでね。
結果として高額で売って、
価値を提供できずに詐欺だみたいな話になってしまうわけですね。
だからそれはもう、先人たちがそういうことをやってきたから、
世間一般に対してマイナスなイメージを持たれてしまうっていうね。
ちゃんとした人たちがちゃんとやってきたら、
そんなイメージは持たれないですか。
さっきの肩書きの話、これ以前もしたんですけど、
肩書きなんかはっきり言ってどうでもいいんですよ。
なんちゃらコンサルタントですとか言わなくても、
自分の発信内容とか見てたら、
何やってる人なのか、何が強い人なのかってわかるわけですよ。
逆にそのなんとかの専門家ですとかってね、
肩書きをつけたとしても発信内容は全然その専門性がないとか、
関係のない話ばっかりしてたら、
専門家って思ってもらえないから。
だからみんなその形っていうかね、
表面的なものばっかりをすごく意識しますけど、
なんちゃらの専門家ですって言って、
その専門分野に関して何の話もしないとか、
それ専門家って呼べるんですかって話じゃないですか。
これもまた以前話しましたけど、
専門性なんてそんなコロコロ変わるもんじゃないんですよ。
それこそ大学で何年かも研究して、
もう本当にその分野のことを全て知り尽くしてるみたいな、
そういうレベルになって初めて専門家って呼んでいいものであって、
そんなちょっとポッドでの人がちょっとかじったぐらいで、
専門家とかってね、
基本は呼ばないじゃないですか。
ちょっとやってる人だから専門家ではないし、
そもそもその専門分野がコロコロ変わること自体がおかしいから。
なんかね、この間まで見てた肩書きと違う肩書きになってるみたいな人って結構いるじゃないですか。
そういうものじゃないから、肩書きじゃないんですよ。
肩書きなんか、僕ずっと肩書きなしでやってたし、
今は一応コンテンツクリエイターみたいな立場でやってますけど、
別にそれを何かこう、前面に押し出してやってるわけじゃないから、
僕の発信とかで活動見てたら、
この人コンテンツ販売強いんだなとかっていうのはわかるわけですよ。
だったらそんなにいちいち言わなくてもいいしね。
そういう変な肩書きをつける人が増えれば増えるほど、
その職業に対するイメージが悪くなってしまうわけですね。
だから逆にそういう肩書きをつけない方が良かったりっていうケースもあるわけですよ。
コンサルタントですって言った時点で、
あ、うさんくさって思ってる人がいる。
うさんくさいって思ったら買わないじゃないですか。
だったらそういう風に逆に言わない方が良かったりとかね、
するケースもあるわけだから。
でもやっぱりそういったマイナスなイメージを払拭していく必要があるっていうか、
ってことを僕たちはしていかないといけないと思うんですよ。
怪我された部分を綺麗にしていかないといけないっていうね。
やっぱりちゃんと真面目にやってる人もたくさんいるわけだから、
そういう人たちが芝寄せを食うことになるというか、
大変な思いをすることになるっていうのはあまり良くないんで。
だからそういう業界の健全化じゃないですけど、
改善みたいなところもやっていかないといけないしね。
そういう風にしていかないと、
本当にその業界のイメージが悪くなったら自分の売り上げも落ちますから。
だからちゃんとそういう風にね、
自分って個人っていうレベル、自分が儲かればいいみたいな考え方じゃなくて、
もっと広い視点で、高い抽象度で考えてやってった方がいいんですよ。
プラットフォーム販売も一緒ですよね。
そういう自分がプラットフォームの印象を悪くするようなことやってたら、
ユーザーが離れていくじゃないですか。
だからプラットフォームにむしろ貢献してあげるみたいなぐらいの感じでやらないと、
プラットフォームを汚すようなことをしたら最終的にその割を食うのは自分なわけですよ。
だからそういう視点でやっていかないといけないんですけど、
残念ながら日本の先人たちはそういう人が少なかったっていうね。
だからアメリカと日本ではコンサルタントとかデジタルコンテンツ販売っていうものに対するイメージが全然違うという話です。