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2024-04-16 12:45

最近読んで心に残った本

人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなく、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。
夜と霧/ヴィクトール•E•フランクル
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はい、皆様おはようございます。
このラジオでは、片付けコンサルタントのまっちゃんが、今の暮らしをめでる食べの片付け、シンプルライフ、日々の学びについて、ほぼ毎朝10分ゆるーくお話をしていきます。
はい、皆様おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。
今日はですね、前回のぐだぐだ回で、本当は話そうとしてた、ヴィクトール・フランクルさんの「夜と霧」っていう本を読んでのことをね、ちょっとお話ししようかなと思います。
読んだことある方も多分いらっしゃると思いますし、すごい有名やから。前回もちょっとお話ししたんですけど、ナチスの強制収容所のお話なんですね。
はい、なのでちょっとそういう話苦手だなーって人は、ポジット閉じていただけたらなと思うんですけど。
でもね、あの、なんだろう、すっごい暗い話じゃないんですし、こういう話から目を逸らしてても、ずどーんってなってる時は聞かない方がいいかもしれないですけど、そんな暗い話じゃないんですよね。
それを読んで、改めて、人が幸せだなーとか感じたりとか、人生にやりがいがあるなーとか、ワクワクするなーって感じるのは、効率の追求とか、お金があるとかないとかじゃないんだなーって改めて思ったんですよね。
この話は、ベクトル・フランクルさん、精神科医の方が、強制収容所に精神科医じゃなくて、普通に一人の人間として入って、収容される初期の人間とか自分の精神の動きと、
実際に収容されてからの変化と、開放されてからの変化っていうのを、なるべくなるべく自分の感情は置いといて、人間がどうやってこう、そういう現実を受け止めて、どうやって精神が変化していくのかっていうのを、なるべく客観的に書いてるんですよね。
このフランクルさんは実際は、90代過ぎまで生きているので、実際にその開放されて、その後精神科医としてすごいご活躍されているところまで、描かれているので、ハッピーエンドっちゃハッピーエンドなんですけれども、
それを読んで私がすごい思ったのがですね、案外この本暗くないなっていうのが一番最初の印象だったんですよね。
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タイトルが夜と霧だから、ナチスの話だからね、すごい暗い話ですっごい残酷なこと書かれてるかなと思ったんですけど、残酷な描写はいっぱいあるんですけど、
それよりも、そこまでひどい状況に置かれた人間たちが、人間性を失わずに、そんな人間性を失った方が楽になる、精神を狂った方が楽になるような恐ろしい状況下の中でも、人間性を失わずに、
かつその中で演劇、演劇だったかな、とりあえず人間が無駄として扱ってもいいような異色獣に入らない音楽とかアートとか、そういったものに喜びを少しでも見出そうとしている人間たちが収容所の中でいたっていうことが、私はすごく感動したんですよね。
フランクルさんも多分感動したし、そういう人間を見て思うことがあったから、まとめてると思うんですけど、私はそんな人間が強制収容所の中で暮らしている人たちの中でいたんだっていうことがすごくびっくりしたんですよね。
だって今日のご飯もないかもしれないし、体が食べれないから病気らしい、家族も何してるかわからないし、一つ失敗したら、よくわからないことで大罰を受けたりとか殺されたりとか、すごい恐ろしい言葉に出すのにもね、恐ろしいような状況の中で音楽を楽しんだりとか、
景色を見て美しいって思うんだ、人間はってすごく感動したんですよね。そう。
なんかそういうのって省いていったりするのかなって、人間がね、生きていく中で、それを省いていって最終的に動物みたいなさ、生きるか死ぬかみたいな極限状態に人間って行くのかなと思ったんですけど、
人間が人間であるべき、そういう、効率の追求ではない、そういうところが失われない人がいて、かつ、その中で生き残っていった人は、
なんていうんですかね、肉体的に強い人じゃなくて、精神的にすごく考えるような、人間としてどの子のっていうか、深く考えるような人たち、精神性が高い人たちの方が生き残っていったっていうことがすごく、
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フランクルさんも驚きでまとめてましたし、私もちょっとそれはすごく驚いたんですよね。
だってそんな、ね、身体的にしんどい、精神科でも多分しんどいと思うんですけど、状態で生き残るのってどっちかというとね、身体的に強い人なのかなと思ったんですけど、
強制的に労働されるような場所だから。
そうじゃなくて、あの、絶望をしながらも、何かに希望を持ち続けて、どんな状況かでも、自分の本分、なんで生きてるのかっていう本分を作って見つけて、
その中でも、人の役に立とうとしたりとか、自分も苦しいのに人にね、自分も食べれないのにパンを与えたりとか、
そう、監視員のポジションの人でも、少しでも人の助けたりとか、人の役に立とうとしようと振る舞いをしてた人とか、人間性を最後まで失わなかった人。
絶対的に多分動物っぽい精神まで行った方が楽なんですけど、それでも失わなかった人たちの方が長く生きたりとか、最後の最後に、こう、精神的に苦しまずに、
亡くなっていった人たちがいるっていう記載が書いてあって、すごく私はね感動したんですよね。
なんかアンデフランクを子供の時に読んだりとか、小高女セイラを読んで、ちょっと同じ感覚を得たんですけど、
どんな環境、それがどれだけ想像もできないんですけど、強制収容所のようなひどい自分に選択肢が一切ないような環境下、
与えられた環境下でいかに振る舞うかっていう、人間としての最後の自由だけは奪えない。
人間としての最後の自由だけは奪えないってその本に書いてあって、本当にそうだなって思ったんですよね。
今朝からちょっと重い話して申し訳ないんですけど、
でもあの、今ね皆さんが自分が望んだ環境にいるのかいないのかわからないんですけど、
まあでも100%自分が望んだ環境じゃないなと思っている方がほとんどだと思うんですよね。
でも今その自分が当たられた環境でいかに振る舞うかっていう人間としての最後の自由だけは、
強制収容所まで連れてかれても奪えないんだって実際に体験した人が言ってるのは、
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ものすごく勇気がもらえることだなって思ったんですよ。
その人たちと比べて、自分たちの方がどれだけ楽かっていうことを私は言いたいんじゃなくて、
やっぱり精神の自由、人間としての最後の自由だけは、自分でどうにかできるんだっていうのは、
すっごい勇気がもらえるし、変えられるんだっていうね。
すごい嬉しかったんですよね。希望が持てたんですよ、その本を読んだ時に。
と同時にですね、それだけ辛い思いをしてた人が、
そのドイツの時代にね、昔のナチスの時代にいたのに、周りの人はなんで助けなかったんだろうっていう思いも、
その本を読んだ時に思ったんですけど、
強制収容所って普通の、強制収容所に入れられてた障害者とかヨダヤ人の人たちのエリアと、
普通のそれ以外の人たちが住んでたエリアって、本当に目と鼻の先で、すぐ見えるようなところに住んでたんですよね。
それでもなんで誰も声を上げなかったんだろうとか、助けなかったんだろうとか、思わなかっただろうかって読みながら思ってたんですけど、
でも今の私も一緒だなと思って。
戦争が世界中で起きてるのに、やれることはやろうと思ってるんですけど、
確かに止めれてないよなって思ったのも、ちょっとその本を読んで思いました。
ちょっといろいろ考えさせられたけど、読んで人生で読んでよかった本ベスト3ぐらいに入った。
タイトルを見てひるんでる人、私みたいにひるんでる人は、ぜひ読んでほしいなと思ったので、
今日はちょっと紹介しました。
暗いんですけど暗くない、人間として生きていくことにすごく喜びを見出せるというか、誇りを感じるような本でした。
最近読んでる虫とゴリラ、ゴリラと虫、虫とゴリラについて話してる本でも書いてあったんですけど、
人間が人間であるべく定義の一つとして、そういった無駄なことを人間として、生物として繁殖をする以外の、
ゴリラとか虫からしたらなんでそんなことに時間を費やすねみたいな、
その無駄なところ、音楽を楽しんだりとか、ちょっと時間ゴロゴロしたりとか、
そういったところに楽しみを見出したりとか、人生の喜びを見出すから、人間なんだって最近すごく思うので。
やっぱりね、ワクワク感は効率の追求だけではない。片付けもそうですよ。片付けも物の選び方も、
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効率の追求だけでは、私たちは達成感とか幸せな感じとかを得られないってことはね。
いろんな方の片付けとか、私もずっと片付けを考えてて、すごく最近思うことなので、
それもちょっと合わせてお伝えしました。
ぜひ読んでみてください。
ビクトルフランクルの夜と霧っていうお話です。
はい、ではここまで聞いてくださってありがとうございました。
また次回のポッドキャストでお会いしましょう。
ではでは。
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