爪噛みの理解
皆さんこんにちは、保育士の白石あすなです。
今回は子どもの爪噛みについて、
なんで爪噛みをしてしまうのかだったり、
親としてどうやって関わったり、見守ったりしたらいいのかなっていうことを
私なりにお話をしていきたいと思います。
興味のある方は最後まで聞いてくださると嬉しいです。
このチャンネルは保育士歴15年以上であり、
スペクトラム賞の3歳の男の子とやんちゃな1歳の男の子を育てている私が、
子育てに苦手意識のあるママたちに向けて、
保育士と母親の両方の目線で見た子育てのことや、
自分らしい生き方を模索する中で学んだことなどについてお話をしています。
何か一つでも参考になることがあれば嬉しいです。
はい、今回お話しする子どもの爪噛みなんですけれども、
お子さんを育てているママたちはふと気づくとですね、
お子さんが爪噛んでるとか、このまま癖になっちゃうのかなとか、
どうしたらやめてくれるんだろうって心配になると思うんですね。
で、うちのもうすぐ4歳になる自閉スペクトラム賞を持っている長男は、
よく爪を噛んでいたんですね。
で、2歳過ぎくらいかな、気づいたらね、もうやっていて、
で、ひどい時はささくれとかも噛んでむいちゃう、
あと指先もちょっと赤くなってしまうっていう感じで、
少しね、過度な爪噛みをしていたんですね。
で、それが最近になって、ほとんど爪噛み見られなくなったんですよ。
で、久しぶりに手の指の爪切りをしたんですね。
なんか私はちょっと嬉しくなってちょきちょきしながら、
ウキウキしてたんですけれども。
で、実は私も子供の頃ね、結構爪噛み族だったんですよ。
たぶんね、中学入るくらい?中2かな?
それくらいまでね、ほんと爪切りいらない人だったんですよね。
ちょっとお恥ずかしいんですけれども。
で、中学生の時はバレー部3年やってたんですけど、
バレー部だと爪短い方がいいんですね。
ボールを指で扱うので。
で、なんですけど、たまたまちょっと爪が伸びてたんですよね。
で、保健室に爪切りを借りに行ったら、
その様子を見ていた保健室の先生が、
あなた爪切り下手くそねって言われたんですよ。
別に今思うとそんなこと言わなくてもいいのになって思うんですけど、
確かに爪切りをですね、今まで使ってきてなかったので、
あ、そっかやってなかった爪切りと思ってたんですけど。
まあこれ余談なんですけどね。
だからこそ私も爪を噛むお子さんの心情というか、
長男の気持ちでもね、なんとなくわかるんですね。
で、これってなんか爪を噛む理由としては、
安心できる方法
なんかちょっと緊張してしまったりとか、
なんか不安とか寂しいっていうね、
心の現れなんじゃないかなって思うんですね。
爪噛みって単なる癖じゃなくて、
無意識にそういった不安とか緊張を緩めるためのもの、
安心したいっていうことが爪噛みとして現れているんですよね。
だから私も父に、
あさな爪って言われたり、
爪噛んでるよって言われてたんですけど、
なかなかやめられなかったんですよね。
逆にストレスになってしまって、
もうガリガリガリガリ噛んでしまってたんですけども、
なんかそんな経験もあって、
長男に対しては無理に爪やめなとか、
そういった声かけではなくて、
なんか他のことに気持ちを向けるような声かけをしていました。
例えば、一緒にパズルしようとか、
一緒にゴロゴロしようとか、
お気に入りのジュニアクッションがあるんですよ。
三日月型の。
ずっと手放せなくて、
それが心の拠り所になっているのでいいんですけど、
三日月型のクッションを見せながら、
長男くんこれで一緒にゴロゴロしようよとか、
あとは一緒に座って、
手を持ちながら、
マッサージしながらテレビを一緒に見たり、
YouTubeを一緒に見たりとか、
そういった触れ合いながら、
一緒に安心できるように過ごしていました。
もし今お子さんの爪噛みに悩んでいるママがいたら、
無理にやめさせなきゃって思いすぎなくて大丈夫です。
まずはお子さんが今どんな気持ちなんだろうって、
ちょっと観察してみてほしいんですね。
爪を噛んでしまう場面だったりとか、
幼稚園で、保育園でとか、
行事の練習があったりとか、
あとはご兄弟が生まれて、
ちょっと相手してあげられてないなっていう瞬間だったりとか、
あとは季節の変わり目って心がざわざわするんですよね。
それだけでも爪噛みの頻度が高くなってしまったりとかするので、
そういった時はスキンシープをとったりとか、
一緒に遊ぶ時間とか過ごす時間を意識的に作って、
心の緊張とか不安とかを柔らかくしてあげる、
そういった関わりをしてほしいなって思います。
やめさせるではなくて、どうすれば安心できるのかなっていう視点で
見守ってもらえればいいかなって思います。
我が家の場合はですね、長男は先ほどもお伝えしたように、
授乳クッションが安心する拠り所だったりとか、
私はぬいぐるみとかタオルでしたね、小さい時は。
それをギュッと持ってたりとか、
タオルの端っこ噛み噛みしたりとかして安心していました。
噛んじゃダメっていうと、噛むこと自体がダメっていう否定とか、
余計に不安を煽ってしまうかもしれないので、
そういったお気に入りのグッズがない場合は、
ママの優しい声がけで大丈夫だよとか、
これやってみようかとか、指先を使う遊びに誘ってもらうといいのかなって思います。
すぐにはもしかしたら効果が出ないかもしれないんですけれども、
我が家の長男みたいに1年とか2年とか、
私も小さい頃、年長さんの時のもんで爪噛んでたんですけど、
中学ぐらいまでやってたのでね、
こんだけ長くかかっても、大人になったら噛まなくなるので、
ちょっとね、長い目で見てもらえればいいかなって思います。
爪噛み以外にも子供の困った行動とか気になる行動って、
何かしら必ず理由があると思うんですね。
その行動の理由を優しく見守ってもらったりとか、
どうしたら安心できるんだろうとか、
その行動の原因をなんとなく観察してもらって、
これかな、どうかなっていうのを試行錯誤しながら、
また優しく寄り添ってもらえたらいいかなって思います。
爪噛みについてお話しさせていただきました。
何か参考になりましたでしょうか?
爪噛み自体をダメだよとかやっちゃいけないよっていうのではなくて、
安心できる他の方法を見つけてもらって、
お子さんと一緒に穏やかに過ごすとか、
スキンシップをとって過ごすっていうのがいいのかなって私は思います。
最後まで聞いてくださりありがとうございました。
ママが少しでも笑顔で過ごせますように。
白石あすなでした。
ではまた。