癇癪のメカニズム
皆さんこんにちは。
マシュマロ改保育士の白石あすなです。
名前を変更しておりますので、
どうぞこれからは、この白石あすなをよろしくお願いします。
今日はですね、寒舌についてお話ししていきたいと思います。
子育ての中で避けて通れないのが、この寒舌という壁なんですね。
で、我が家の長男も寒舌ありまして、
気に入らないことがあれば突然泣き喚いたりとか、
床に寝転んで動かなくなったりとか、
あとは、長男は壁とか床とかにおでこぶつけたりとかする、
という姿もあったんですね。
泣いてばかりいて、どうしてこんなに怒るのかなとか、
私の関わり方間違っているのかなとか、
こうやって泣き喚いたらどうやって対応したらいいのかなって、
思うママさんいると思うんですね。
私自身、この保育士として15年やっていて、
知識があったとて、長男の寒舌には、
ちょっと心配な行動もあったので、何度も心が揺れました。
今もね、自己主張が強くてですね、
結構暴れ回ってますねとか、
騒いでます。規制上げてますね。
なので、ぜひママたちにここで知っておいてほしいことがあるので、
この配信を最後まで聞いてくださると嬉しいです。
このチャンネルは、保育士歴15年以上であり、
地平すべっことらむ賞の3歳の男の子と、
やんちゃな1歳の男の子を育てている私が、
子育てに苦手意識のあるママに向けて、
育児が楽しくなるヒントや、
気持ちが前向きになれるようなメッセージをお届けしています。
1つでも参考になることがあれば嬉しいです。
まず、感触がどういったものかというのをお伝えしますね。
感触っていうのは、お子さんが困ってるよとか、
助けてほしいとか、甘えたいというサインだったりするんですね。
それが、自分の感情に対してどうしたらいいのかわからない状況が、
感触として表出してるんですね。
自分はこうしたかったけど、こうできなかった。
気持ちがグルグルして泣き叫んだりとか、
地面に寝転がって暴れたりとか、
時には若いの長男のように自分を傷つけてしまう、
っていう行動になってしまうんですね。
でもこれは成長の過程で現れるものだったりするんですね。
ちょっとメカニズムのことをお話しすると、
人間の脳には前頭前夜っていう感情をコントロールする部分があるそうなんですね。
これは、なんと、思春期を迎えるまではずっと未熟なんですって。
思春期までって長いですよね。
つまり、長男の年齢、だいたい自己なんでしょ、
いやいや期を経て自己主張が強くなってくる、
3、4歳の時期のお子さんはまだまだコントロールをするっていう機能が幼いんですね。
なのでうまく感情を整理できないのも当然のことだし、
言葉でうまく伝える、自分の今の気持ちはこうしてこうして、
ああしたかったから今怒ってるんですとか、
そういったことはなかなか難しいことなんですね。
さらに子どもが自分の気持ちを明確に言葉にできるようになるには、
さっきも言ったようにだいぶコントロールの機能も未熟なので時間がかかるんですね。
発達には個人差はあるんですけれども、
4歳頃から少しずつ気持ちを言葉で表現する力が育ってきます。
例えば、悲しいとか悔しいとか嬉しいなど、
こうやって気持ちと言葉が結びついてくる、単語が出てくるのもこの4歳ぐらいの時期なんですね。
でもこれが会話の中とか、自分でこう伝える、スムーズに伝えるっていうようになるには、
5、6歳以降とも言われているそうです。
なので3歳前後の結構ピークかな、感触の、
という時は気持ちをうまく伝えられなくても仕方がないというか自然なことなんですね。
癇癪の対応と予防
若いの自閉スペクトラム症の長男は最近、感触気味なのかななんですけど、
延々悲しいって言うようになったんですね。
例えばテレビ消すよって言ったら、うーん悲しいとかちょっと言えるようになってきたんですね。
やっぱり今年4歳になるので、少しずつそこが結びついているのかなっていう様子があります。
ここからは子供が感触を起こした時の対応だったり、
感触が落ち着いた時にこう関わってほしいっていうことだったりとか、
日頃できる予防対策ですね、についてお伝えをしたいと思います。
1つ目に感触の最中の対応なんですけれども、
まず、ママの気持ちを落ち着けてください。
もうね、泣いて喚いてるとイライラしちゃうし、
もうなんでそんなに泣いてんのよとか、
泣いてばっか言ってじゃわからないでしょって言いたくなる気持ちすごくわかるんですけど、
お子さんの感触と対立することは避けていただきたいと思います。
さらなる感触を促す場合があるので、そこはグッとこらえてください。
あとはお子さんの安全を確保してください。
暴れたりすると周りにある壁とか物とかにぶつかってしまうこともあるので、
移動させたり、物次第をどかしたりしてください。
感触は無理に止めようとせず状況を見守ってください。
本人に触ったりとか、落ち着いて欲しくて背中トントンしたりとか、
抱っこしたりとかすると余計にヒートアップすることもあるんですね。
そこの見極めは本当に難しいんですけど、
なんか拒否られたら、もうそっと手を離してそばで見守ってあげてください。
これこれして嫌だったねとか辛かったねとか、
共感をする言葉を短めに伝えてください。
感情と言葉の関連
そうするとだんだんと泣きが弱まったりするので、
泣き止むまでしばらく待ってあげてください。
落ち着いた後の関わりですね。
本人自身も感触が落ち着かないと言葉って入らないんですね。
とか親の関わりが入らないので、
落ち着いた時には言葉が分かったりとか、
子さんの年齢が高い場合、5歳とか4歳5歳ぐらいの時は、
なんで怒っちゃったのかなとか、
一つずつ感情を紐解いていくということをしてあげてください。
一緒に言葉に出してとか、質問したりとかすることで、
お子さんの気持ちもだんだん整理されていって落ち着いていきます。
落ち着いたところで、
じゃあ次はどうしたらいいかなっていうのを一緒に考えてみてください。
まだまだお子さんが話せない場合、
言葉にするのが難しいっていう場合は、
ママが何々君はこうしたかったのかなとか、
いろいろ言葉をかけながら気持ちを代弁していってあげてください。
最後ですね、日常的にできるこの感触の予防だったり工夫なんですけれども、
一つが、今日の予定、これからの予定だったり、
行動を切り替える場面は事前に予告をしていくことが大切です。
癇癪の予防と対応
見通しがつくと安心するんですね、お子さんは、子供は。
例えば、お出かけする時に、
今日は公園に、1番公園に行きます。
2番公園から家に帰ります。
3番お家でご飯を食べます、みたいな感じで、
今日のスケジュールを一通り伝えるのもいいですし、
その場面の切り替えの時に、あと5分したら、5分が開かないか、
タイマーとかでこのビビビって音が鳴ったら、
今日おもちゃをしまいにしてお家に帰りますとか、
そういった予告をしてあげることで、見通しが立って安心できる子もいます。
そういったことをして、観察の予防をしていくのも一つの手です。
あとは、どっちにするって選択肢をお子さんに提示して、
決めてもらう、お子さんに決めてもらうっていうことも有効かなって思います。
何でかっていうと、人に決められると、
それじゃないのにっていう納得感が得られなくて、
気持ちがワーってなってしまうこともあるんですね。
でも、自分でお子さんが選ぶことで、
自分が決めたことっていうことで、
納得して感触が起きなかったり、感触が小さかったりすることもあるんですね。
なので、お子さんに小さな選択肢を与えるっていうのも一つ工夫になるかなって思います。
あとは、落ち着いて行動できたときは、しっかり褒めてあげてください。
これ、成功体験になって、自分の中で自信になっていくんですね。
それを経験していくことで、同じシーンになったときに、
お子さんがだんだんと自分で、
今はこれが嫌だったんだみたいな感じで、
ママにこれ嫌って言えるようになったりとか、
だんだんと成長していくんですね。
なので、しっかり褒めてあげてください。
最終的に私がママにお願いしたいことは、
お子さんがまだ言葉で言えない気持ちを、
代わりに言葉にしてあげることですね。
例えば、嫌だったんだねとか、悲しかったのかな、
思い通りにならなくて、
嫌だったね、悔しかったねっていうことを、
感情を代弁してあげることで、
お子さん自身も、
あ、僕は今嫌だったんだとか、
僕は今この感情は悲しかったんだって、
お子さんなりに気持ちを整理して、
気づいていけるっていう力がついていくので、
もし余裕があれば、
ママもお子さんの気持ちを
言葉にして伝えてあげてください。
保育園でもこれね、実践していることで、
泣いてる子に対してそれ悲しかったねとか、
鬼ごっこで捕まっちゃって悔しかったねとか、
そういった行為、行動と気持ちを
言葉で結びつけるという関わりをしていっています。
こんなお願いをしつつ、
育児の中では毎回そんな風に
うまく余裕を持って接するのは
とても難しいことだと、
私も痛いほど感じています。
本当に難しいですよね。
ママ自身が疲れていたりとか、
心に余白?余裕がない時も、
あるんですよ、毎日毎日。
わかります。
そんな時は無理に言葉をかけず、
ただそばにいるだけでもいいですし、
視線を合わせてあげるっていうだけでも
大丈夫なので、
言葉かけができなかったとしても、
ママはそばにいるよっていうことで、
そういった形で安心感を伝えて
いっていただければなって思います。
最後に、寒食が起きていても、
それは決して育て方の問題ではありません。
子供が自分の気持ちを学んでいく
大切な家庭プロセスなんですね。
ママの毎日の関わりの中で
少しずつでいいので、
気持ちを言葉にして代弁してあげる、
共感をしてあげるということを
していってあげてください。
大前提にどうかママ自身が
自分のことを自分で
よしよししてあげてください。
自分をいたわって優しくしてあげてくださいね。
では、長くなりましたが、
最後まで聞いていただきありがとうございました。
今日もママが笑顔で過ごせますように。
白石あすなでした。
ではまた。