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2025-10-21 12:59

フィールドレコーディングは究極の耳トレ!

フィールドレコーディング(野外録音)は究極の耳トレ!になります。ポイントは言葉なき背景音を言語化すること。
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サマリー

フィールドレコーディングを通じて、環境音を録音し、その音を再生することで耳のトレーニングを行う方法が詳しく説明されています。このプロセスにより、普段聴いていない音を新たな視点で認識し、聞く力を高めることが可能になると述べられています。

フィールドレコーディングの導入
皆さんこんにちは、小松でございます。 今ね、ちょっと朝で、あの少しね、10分ぐらいちょっと移動の最中に撮っておりましてね。
今日はね、あの録音するというか、耳トレと録音みたいな話をね、ちょっとしてみたいと思うんですけど、 この聞いていらっしゃる皆さんの中で、
環境音を録音して、それで実際に自分の耳でその音を再生したとか、聞いたことのある方っていらっしゃいますかね。
あんまりいないのかもしれないですけど、それがね、明らかに耳トレになるんですよね。 ものすごい効果なんですよね、これね。
今の録音というかね、収録は歩きながらやっているので、 マイクもね、あのiPadのマイクってまあそれほど高性能ではないんですけど、
結構聞こえるでしょう、割と周りのあの交通音がね。 ここはカラスの池のあたりなので、結構いろいろな交通音が聞こえると思うんですけど、
自分でね、聞く音楽とかね、そういうのもあるけれども、環境音ってなかなか聞いたことないと思うんですよね。
それで聞いてみると、割とね、すごい発見なんですよね。
いや録音するだけでね、なんていうのかな、あの普段人間の耳で感じるような音世界じゃなくて、
なんかいろんな音をね、機械の耳っていうのは平等にとっちゃうんですよ。 人間でね、注射選択して自動的に感覚というか音の情報を間引いて認知してるんで、
全部聞いていないんですよね。耳には入ったり脳には入ってるけど。 それに比べてですね、
このマイクね、マイクという機械、機械の耳って言ってますけど、それはね、すごい何でも拾っちゃうんですよね。
だからね、初めて録音した音を聞くと、まるで虫眼鏡で、
虫とかね、砂とかそういうのを拡大して感じるみたいな、そういう効果があるんですよね。
なのでね、その感覚っていうのをね、やっぱり一度味わうととてもいいなぁというふうに思うんですね。 耳トレっていう僕のメソッドをね、
確立してますけど、それはね、音を聞こうとか、遠くの音を聞こうとか、近くの音を聞こうとかね、そういう感じで促したりしてますけど、
それは自分の何か注意のスイッチを、いろいろな工夫によってね、無意識でそのスイッチは動いているので、
それをね、変えていくようなメソッドというかやり方みたいなのを集大成で作っててですね、それを耳トレっていう書籍で広げてるんですけど、
録音ワークショップの実施
まあそういうその自分の意思とかそういうもの、あるいは認知機能とかっていうことじゃなくって、機械がね、実際にこう
作動して、それで周りの音をですね、客観的に捉えていくっていうのは、すごいね、発見なんですよ。
まあそれが発見してどうなるかっていうのはね、やっぱなんかこう、言語化はある程度はできることはあるかもしれないですけど、まだまだ未知の世界ですし、
これがね、あの今日、明日、あさっての、
なんか徳とかね、それでも頭が良くなるとか、そういうもんでもないんですよね。
だから特にね、そんなに需要はないんですよ。
需要はないけれども、一回知ったらですね、すごい耳トレだなっていうふうに思うんですよね、録音するっていう行為は。
それであのうちのゼミでよくやってるのはですね、皆さんがというかね、学生が撮ってきた録音がいろいろあると思うんですけど、
それをですね、聞いてですね、聞いて、それで分かち合いというか、どんな感じだったかっていうのを伝え合うワークショップね、録音ワークショップやってるんですよ。
でね、なんていうのかな、録音した音、環境音を録音したらですね、
わかりやすい音だと言葉にできるんですよ、車の音とか人の声とかね、音楽とか電車の音とかね、バスの音とかね、音のサインとかっていうのはわかりやすいけど、
なんかね、もわーっと周りに漂ってるような音ね、今ふわーっと音聞こえたと思うんだけど、これね、視覚情報がないとわからないですよね。
あれですね、発掘調査してますね、新しい建物を建てるから、そのために京都市内は発掘しなくちゃならないんですよね、埋蔵文化財がたくさんあるので、
そのシュワーっていうその作業音なんですよね、それは視覚的にはわかるけれども、実際ね、やっていくとというか、音だけ聞くとさっぱりわからないじゃないですか。
で、背景でなんかね、認識不能な音もたくさんあるし、なんかその同じ車の音でも遠くからの音とか、建物で隠れた時の音とか、近い音とかっていうのは言語化がすごい難しいじゃないですか、それをね、あえてね、言語化するっていうワークショップなんですよ。
まあこんな風に音を録音してきて、こんな音が聞こえますよ、こんな風なやり方で録音しましたとかね、そういう風に録音してきた人は発表するんですけど、それに対して一人一人ね、感想を言い合うんですよね。
で、これね、めちゃくちゃ頭使うワークショップで、これね、複数でやるとすごく面白いんだけど、あの、なんていうのかな、普段聞いてない音がすごくリアルに聞こえてくるっていう、そこがね、ポイントなんですね。
ただね、スマホとか、こういう今撮ってるiPadのマイクだとダメなんですよね。やっぱりね、そういうのは録音機というか、割と高性能、1万円前後であるんですけど、それを使って録音すると。
で、録音した音はね、学生はミックスとかマスタリングの技術を持っている人もいるので、ちょっと音、声音を整えたり、ノイズをね、若干鳴らしたり、除去したりするっていうのもあるんですけどね。それをやって、それでいいスピーカーで聞くんですよ。これがポイントですね。
普通のね、多分あの普段、家庭用で使っているスピーカーでは、まあそこそこしか音はね、収録というかわからないんだけど、あのね、やっぱすごくいいスピーカーがあるんですよ。あの、音の再現性の高い。まあそれもそんなに高くないかな。
1台が5、6万円だから、10万円もあったらある程度いけますよね。で、そういうものを使って、あの、まあ聞くとですね、音の奥行きみたいなものが出るんですよね。
あとあの音色の違いとか、響き方の違いとか、なんとも言えない音のそのリアルな状態っていうのがですね、そのいいスピーカー使うとやっぱり出てくるっていうことなんですよね。それすごくね、本当歴然と音が違うし、あとね、あのオーディオインタフェースっていうのがあるんですよ。
大抵今って収録した音ってデジタルで記録されているので、まあそこから結局スピーカーに音の信号を届けるためにはアナログにしなくてはならないんですよね。
で、それをね、デジタルアナログコンバーター、DAコンバーターって言うんですけど、まあそれをね、かまさない状態でやっちゃうと音があんまり良くないんですよね。
簡単に言うと、ヘッドホンがあるじゃないですか。ヘッドホンとかイヤホンとか。それで今はどうなんだろう、ステレオミニピンで聴いてる方ほとんどいないと思うんですけどね、ブルートゥースとか無線で飛ばして聴いていらっしゃるでしょ。
スピーカーとかイヤホンとかね。それで有線、有線でですね、有線っていうのはコードっていうね、コード実際の線。有線でオーディオインターフェースつなげて、それでミキサーつなげてですね、それでスピーカーつなげると、いやすさまじく音が良いっていうか、魔法みたいに音がリアルになるんですよね。
それで聴くと、やっぱりね、いろんな言語化がしやすくなるというか、やっぱり音の情報量を増やしていくと、やっぱり脳では音の情報量を消すというか、逆言ってるじゃないですか。それを機械でもって音の粒とかね、細やかさとかキメとかテクスチャーみたいなものをどんどんどんどん広げるというか、情報量を増やしていくようなやり方にするとね。
フィールドレコーディングの将来
これがまたすごい音に酔うぐらいかな。それを1分ぐらいあんまりやるとちょっと脳がパンクするので、一応ね、1分ぐらいみんなで分かち合ってですね。そして言語化するとね、もう本当にみんなね、いろんな言葉をね、紡ぎ出す状態になりますし、
で、しかもね、その音っていうのが、録音していた本人もすごい音に対してびっくりするんですよね。だからね、そういうワークショップっていうのが大学で実はやってるんですけど、奥深いですよね。
それやったらね、めちゃくちゃ疲れる。時間がかかるし疲れるしヘロヘロになるんですよね。いやー、面白いけどヘロヘロになるってわかりますかね。それをやって、何度も何度もやることによってですね、どんどん言語化で磨かれますよね。学生の音への表現力、結局言語で分節化するってことになるから。
で、しかも撮ってる人もそうだし、聴いてる人にもね、やっぱフレームがどんどん変わってくるというか、聴覚的フレームが変わるわけなので、そこのね、分かち合いはすごく時間かかりますよね。ただかけるだけのね、価値はあるというか。
うーん、10人とか5人とかでやるんですけど、いやーすごい、本当に3時間とか4時間だから2コマぐらいかかるかなぁ。まあみんな疲れるんですけどね。いやそれやると、まあそんじゃそこらのね、耳トレの状態とは違う次元の耳トレがね、出てくるので、そこをね、ちょっと、あの、今日は、まあ体験するの、なかなかそういう機会ないんですけど、いいなという感じですね。
まあ将来的にはね、そういうワークショップも、まあリアルなところでできたらいいかなと思うんですけど、まあそれでもやっぱり特集です。これはね、まあまあ大学のゼミらしい、そういう感じで、まあどんどんね、そのフィールドレコーディングの良さをね、皆さんと共にですね、広げていきたいなと思っておりますので、よろしかったらまたね、僕もそういう小説を、今、あのちょっと準備してます。あの、はい、ヤマハから出る予定なんですけどね。
ちょっと来年ぐらいかな、来年の中頃から秋ぐらいに多分出すと思うんですけど、まあそんな感じで、フィールドレコーディングと耳トレの関係について今日はね、お伝えいたしました。
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