三泥ヶ池の紹介
おはようございます。小松正史です。 今日はですね、
京都の中でも秘境というか、もうここ行くとすごいなっていう、その場所をね、ちょっと紹介したいと思います。
それはですね、えっと、三泥ヶ池っていうとこなんですね。 あの三泥ヶ池ってね、あの漢字で言うと、深いっていう字と泥という字と池と書いて、
三泥ヶ池って言うんですけど、三泥ヶ池という人もいるんですけどね。 これは京都市の北区の上釜にありまして、周囲がだいたい1キロから1.5キロぐらいなんですね。
で、面積はね、割と少ないんですよ。9ヘクタールぐらいある小さな池なんですけど、これがですね、恐るべき歴史自然的な価値があるんですね。
これ、簡単に言うとですね、植生がすごいんですよね。 氷河期からの、いろいろな種類のですね、多様な動植物がですね、今でも生息してまして、
京野菜の純菜っていう、とろっとした食べ物があるんですけどね。 よくおつゆとか汁物に入ってるんですけど、そのものもこの三泥ヶ池で採れるというふうに言われています。
三ツガシワとか純菜とかヒメコウホネとかね、カキツバタみたいな、そんな本当に希少な水性植物がいるんですよ。
この場所はですね、フィールドワーク行ったんですね。先週の土曜日なんですけど、社会実践実習という、学外のフィールドワークで、すごく面白い場所っていうのがあってですね。
それでいろいろ探している中で、ちょっとこの三泥ヶ池行こうかなというふうな感じで計画したんですね。
実は京都聖火大学から三泥ヶ池までは歩いて20分ぐらいの、もうなんかこの学内とね、すごい近いところにあるっていう、そういうすごく便利なところなんですけど、ここの場所、入るところっていうのが意外と少ないんですよね。
これあまり知られてないというか、正確に言うと知らされてない。逆に言うと、その生態を守るためにあまりオープンにしていないっていうのが実情なんですね。
フィールドワークの経験
だからむやみにたくさんの人が入られると、今みたいな水性のすごく重要な貴重なものがたくさんあるので、汚染されるわけですよね。
人が入ると。なのでそういうのを抑えるためにほとんど知らされてないというところなんですよね。
入る場所はね、ちょっとあんまり言いたくないなっていうかね。ここだけでね、ボイシーとか音声聞いてる方それほど多くないので伝えると、ここの池の地図を貼っときますけども、公園があるんですよね。すぐ南側に。
公園のところの道路をですね、行くと一番端っこの方ね、道路と池の端っこのところに入り口があるんですね。その入り口は開いていないんですよ。自分で開けるっていうような入り口があって、そこを開けるともうすごい、ほんの10秒か15秒ぐらいでですね、ジブリの千と千尋の神隠しみたいな感じですよ。
別世界に行ったっていうね。そこに行くと、池が目の前にあったりとか、植生がすごいですね。もう原生林というか、ここ雰囲気全く違うっていうことをね、一目瞭然、一耳瞭然でね、分かる場所なんですよね。
で、歩いていくと地面がですね、アップダウンして、しかもあの、えっと、踏み心地っていうのかな、あの歩き心地も変わってきてですね。もう、ふわふわしたね、落ち葉の上を歩いているところもあれば、まあ落ち葉がなくってね、すごく、あの、なんていうかな、音がないっていうか、地面なんだけど、土なんだけど音がないようなね、場所もありますし。
で、近くに道路が一応あの、通ってるんですけど、道路の雰囲気、人工的な感覚がなくなってくるんですね。まあ遠くでなんか、普通のこう、俗世界があるなっていう、すごく稀な場所というか、そうなんですよね。
それで音も、んーと、まあ、自然の音で、えっと、池にはですね、まあ、鳥とかですね、あとカモがいるので、そのカモがプチャッ、プチャプチャっていうような音もあるし、あとね、その土曜日行った時にね、突然ヘビが、最近ヘビって見ないですよね、あの、ね、農薬とか、あの、自然のね、あの、ま、破壊ということで、植生がね、なくなってきて、ね、それで、えっと、
ほとんど見れなくなったんですけど、それがですね、池入った瞬間の入り口のところの木のところで、ブラーンとね、ぶら下がっていてですね、もう昼寝してたのかな、なんかすごい気持ち悪そうにブラブラしてましてですね、もう初めてヘビ見たっていう留学生もいたので、キャーとかマーとかって言ってましたけど、
まあ、すごい、あの、いい場所なんですよね。で、そこを歩いていくと、あの、すごく植生もすごくて、自然のね、あの、植物もすごい、あの、今ってあの、僕の大好きな、あの、ミツバツツジっていうね、ちょっと紫色、品のいい紫色のね、あの、小さな花が咲いてるんですけど、それも見れますし、
うん、もう音も吸収してる感じね、もう嫌な都市のノイズがシュッと吸収してる。でもちょっと歩くとね、あの、普通にコンビニもあるし、えっと、ドラッグストアもあるしっていう場所なんですけど、すごい、ちょっと行くだけでフェーズが変わるっていうの、あの、同じレイヤー、生きてるレイヤーなんだけど、そこに足を踏み入れると瞬間で変わるっていう場所ですね。
あまり知られてないし、知られるとちょっと良くないなっていう場所なので、ここでひっそりお伝えするんですけど、もし行く場合は、あの地下鉄の北山駅があるんですけどね、そこから歩いて、北の方に歩いていって、それで、えっと、公園があるんですけど、そこの辺りから奥に入っていくっていうね、あまり詳しいこと言わない方がいいかもしれない。ここら辺でとどめておきましょうかね。
鉄バクテリアの存在
でも知っている人は知っているところでですね、すっごくね、これ写真貼っておきますけど、鉄バクテリアっていうのがね、実はあるんですね。これがね、あの、三戸川池のもう一つの特徴なんですけど、これはね、鉄酸化細菌の存在があるんですね。
この鉄バクテリアっていうのは、池の泥とか水中に生息する微生物なんですね。それで鉄分を酸化させてエネルギーを得るね、細菌で。で、三戸川池のような、あんまり栄養がないね、貧栄養っていうのかね、貧栄養と読むのかな。
それで有機物の分解がめちゃくちゃ遅い環境では、いろいろな植物とか生物が死ぬんだけども、その残骸が堆積するんですよ、下の方に。で、その中で鉄バクテリアが活発に活動しているっていうことなんですね。
で、これ何でわかるかというとですね、池とか泥水の表面なんですね。表面に虹色とか湯膜状の薄い膜が現れるんですよ。これは間違いなく鉄バクテリアの活動によって生成されたものなので、鉄分を酸化する過程で生じる副産物が見れるんですけど。
これ一瞬見るとですね、あ、汚いなとかね、なんか石油が捨てられてるのかね、油がね、よく鉄とかそういうのを使った後で湯膜みたいなものが出るじゃないですか。あれかなと思って汚いなというふうに思ってる感じがあるんですけど、実はそうじゃなくて、それはもう本当に生命の循環を支える重要な役割としての分解した後のね、
綺麗な残骸と言うんですかね。そういうところなので、これは多様な生物がいるなっていうようなその指標にもなっている、なり得るわけなんですね。なのでね、一昨日なんかは結構ね、光がね、すごくサンサンと照っていてですね、それで表面がやっぱね、虹色になるんですよ。ものすごく綺麗というか、何とも言えないよね。
なんか、生命の循環というか、純度の高い環境の中にいるよっていうような、そういうところなんですよね。だからね、入ってみて、音もね、スーッと消えていくし、今っていうね、現代のね、2025年か、そこにいる我々なんだけど、なんかやっぱね、太鼓の昔の空気感にスーッとね、吸引力がね、
あの、向きられるような、めちゃくちゃいい場所やなっていう、もう京都はもうめちゃくちゃ多い、今はね、あのインバウンドでね、ある一点は多いんだけど、植生とか見るとすっごいやっぱね、いいところたくさんあるので、ミドロ外景、興味があったらまた探してみてください。